創建1150周年、大山崎・離宮八幡宮で記念祭

2010-09-16 18:35:29 | 祭 carnival
京都府大山崎町大山崎の離宮八幡宮で15日、「創建1150周年記念祭」が営まれた。製油業界の関係者や地元住民ら約120人が参列し、中世に油座の拠点として栄えた歴史を振り返るとともに、今後の発展を祈願した。

 同八幡宮は859年、僧行教によって豊前国宇佐(大分県)の八幡神が勧請され創建されたと伝わる。嵯峨天皇の河陽(かや)離宮があったことから「離宮八幡宮」と呼ばれるようになったという。「創建1150年」に合わせ、昨年は本殿の屋根のふき替えや拝殿の増床工事が行われた。

 記念祭は供え物の油缶がずらりと並んだ本殿で、雅楽が奏でられる中、行われた。出席者は油を入れて火がともされた小皿を受け取り、正面に据えられた八足台に置き、厳かに献灯した。無病息災を願い、みこが釜で沸かした湯にササの葉を浸して振りまく湯立神楽の神事も行われた。

 津田定明宮司は工事に対する企業や個人の協賛に謝意を示し、「油商人発祥の地として、今後も国家の安康や国民の平穏を目指して務めを果たしたい」とあいさつした。



【 2010年09月16日 11時54分  京都新聞

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