店主が先生「まちゼミ」 開講へ研究会 長岡京 先進事例学ぶ

2013-09-02 00:38:09 | 習 learn
 京都府長岡京市の長岡中央商店街振興組合は29日、商店主が商品知識やノウハウを生かして消費者に講義する「まちゼミ」の研究会を同市開田の市立産業文化会館で開いた。商店街活性化策の一環で本年度中の開催を目指しており、参加者は先進事例である愛知県岡崎市の商店街関係者から取り組みを学んだ。

■顧客獲得、活性化へ

 まちゼミは岡崎市の商店街が2002年に始めた。各商店が消費者の生活上の困りごとや関心に応えるテーマで講義を開き、消費者とつながりをつくることで来店に結びつける。現在は全国の75地域で実践されている。京都府内では長岡京市が初めての事例となる。

 この日の研究会は「岡崎まちゼミの会」の松井洋一郎代表を講師に招き、書店や美容院、スーパーなどの店主や市商工会職員、市職員ら13人が参加した。

 松井代表は「まちゼミはお客の満足や幸せ、商店の新規客や売り上げの増加、街のにぎわいづくりの『三方よし』につながる」と強調。化粧品店によるメーキャップ教室や文具店による初心者向け万年筆の講座などの事例を挙げ、売り上げや固定客獲得につながるなどの成果を紹介した。

 同組合の中小路貴司理事長は「徐々に参加店舗を増やし、いずれは商店街の全店舗で展開して、各店舗にお客を呼び込みたい」と意気込みを話した。

【 2013年08月30日 08時30分 】


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