めんごチャペの猫の目日記

日々の思い・風・山行き・・・気まぐれに・・・

槍ヶ岳3180m1日目/2017年7月14日

2017年07月21日 00時03分04秒 | 日本百名山

憧れの上高地 すべてが美しい 

 

 

    

2017年7月14日(金)

6名   2名

昭島駅南口6:30am→八王子IC→松本IC→上高地バスターミナル10:00→

河童橋10:20→明神館11:30→徳沢園12:40→横尾山荘泊14:15

 

数十年前 赤い屋根の帝国ホテルに滞在し 上高地を

散策する・・・一度も叶えられることは無かったけど・・・

チャペの憧れの地 

 

 

河童橋で最初の記念撮影   bea

 

新緑と 透きとおった水がゆるやかに流れる・・・上高地だ~

 

鶯がしきりに鳴いている まずは明神館を目指す

空気も透きとおっている 

 

 

 

 

明神岳が目の前に・・・迫力ある姿を現す

歓声を上げながら 絶景を楽しむアルコ隊

 

 

11:30 明神館で昼食 軽装で散策する姿も・・・

 

 

   

整備された 気持ち良い路を歩くこと1時間

 

徳沢園に到着 山小屋では無くホテルという感じ

芝生のキャンプ場や水場 トイレが整備されている

 

徳沢園から先は だんだん山道らしくなってくる

 

  

前穂高岳や北尾根の岩峰を見ながら進む

 

横尾山荘前の休憩処 

横尾大橋を渡り進むと 涸沢から穂高岳方面に・・・

14:15 真新しい横尾山荘 1日目の宿に到着

ピカピカに光る廊下 ゆったりしたベッド

お風呂が完備された山小屋 嬉しい~ 

 

 

17:30 バランスのとれた夕食 

北アルプスの山小屋は 押し並べて綺麗で

食事にも気遣いがある 

(それに比べ 南アルプスの山小屋は一部を除き かなり酷い 

仕方なく利用する登山者につけこんでいる)

20:30 清潔な布団にもぐり 目を閉じるが眠れない・・・

寝酒が過ぎて 明日の過酷な行程に支障が出るのも怖い 

 

 

 

 

 

 

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槍ヶ岳2日目/2017年7月15日

2017年07月21日 00時02分27秒 | 日本百名山

 雪渓の向うに 鋭い穂先を突き立てた槍ヶ岳が見えてきた

 

2017年7月15日(土)

6:10 ベッドもお風呂も広々とし 快適な横尾山荘を後に

いよいよ槍ヶ岳を目指す 過酷な雪渓の長丁場 楽しみながら歩けるか・・・

 

   

山荘前から蝶ヶ岳への道と分かれ ワサビ沢を進むと

木立の間から槍の穂先が見える 槍見河原で一休み

 

朝靄が立ち 絵葉書のような景色が続く・・・

 

穏やかな坂道を登り 木橋を渡って一ノ俣 に到着

 

吊橋を渡って二ノ俣あたりから

左に大きな屏風のような岩山が見える

大きさに圧倒される 見飽きない景色が続く

 

槍沢ロッジ手前で 景色を堪能しながら一息

 

8:00 上高地よりすべてトイレは有料 

 

槍沢ロッジのヘリポート横に望遠鏡が・・・

『槍が見えるよ』の札が 肉眼でも見えるよ

 

beaリーダー「上層部では女性二人は空身になってビレイをとります」

チャペ 「どんな所を通過するのかしら・・・」不安になる

 

雪渓も現れる

 

なだらかな登りが続き 大曲に・・・

 

   

    

可憐な高山植物が咲き乱れ 目も身体も和ませてくれる

 

12;50 坊主岩小屋

幡隆上人1828年7月20日

仏像三体を背負い槍の穂先に立った

槍ヶ岳開山の瞬間

 

雪渓は直登を避け 雪渓の幅を使って

ジグザグに登ってきた 楽に歩けて高度を稼ぐ

谷側の足にしっかり体重をのせ ストックをしっかり突く

山側に逃げると 急傾斜に見え怖くなるよ~

 

ふるふる 「登ったわね~すごい景色ね~」 

  

殺生ヒュッテを右に見て 最後の急登をジグザグに登って・・・

1500m・1000・500m("^ω^)・・・

 ペンキで書いてある 励みになるのか 酷なのか

この急登に残雪が多く危険なら ビレイをとると言ったのね

数日前の槍ヶ岳山荘のHPの写真は かなりの残雪だったわ

 

信州大学と読売新聞の連続市民講座 

《岳問のすすめ2017年信州の山に学ぶ》 

6月24日帝京科学大学・千住キャンパスで

日本アルプスの地形形成の講習を受けた

6万年前 日本アルプスは氷河が最も拡大した

その後 岩盤が侵食されカールやU字谷が形成され

氷河に運ばれた岩屑が堆積し モレーン(堆石堤)が作られる

登山者は 太古の氷河がもたらした 

北アルプスのゴツゴツした 独特の山容を見上げ 

形成後数万年を経たモレーンの上を何気に歩いている

天狗原は氷河公園となっている

 

14:40 槍ヶ岳の肩に着いた~ 

 

 

荷物を部屋に置き 槍の穂先を目指すアルコ隊  bea

 

槍の穂先で・・・魔法の写真 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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槍ヶ岳3・4日目/2017年7月16・17日

2017年07月21日 00時01分45秒 | 日本百名山

3080m チャペの槍ヶ岳最高峰 

 

お世話になった槍ヶ岳山荘

2017年7月16日(日)

昨夜も殆ど眠れない 何度も寝返りを打つ

二段ベッドの上は ゆっくり横になれる広さがあった

でもねぇ~鼾・歯ぎしり・・・何より寝酒が足りない・・・

明るくなった窓から 穂先の向こうがうっすらとピンク色に

昨夕の天気予報は 霧または雷雨だった ホッとする

 

再度穂先に向かう山タカシ 

 

今朝は一人で槍の穂先を往復した 山タカシ

 

5:30am朝食→6:30出発→天狗原分岐→大曲→槍沢ロッジ   bea

 

槍ヶ岳肩から望む 北アルプスの名峰

昨日 喘ぎ喘ぎ登った急斜面を一気に100m・・・500m・・・

と降って行く 振り返り 振り返り槍ヶ岳に別れを告げる

天狗原の分岐に降った頃 山頂は厚い雲に覆われ見えない

天狗原は積雪量が多く ピッケルが必要との情報 断念して下山

先日 山の地形講習会で教わった 天狗原のモレーンも雪の下

下から若者達がどんどん登ってくる 

外したアイゼンをザックの横にぶら下げている

すれ違い時に 対向者を傷つけたり 転倒して自分が負傷するかも・・・

ピッケルや ストック アイゼンなどは安全に収納してね 

 

ゴロゴロ岩の夏道を降ってきたが 最後は雪渓降りが続く 足には優しい   bea

ババ平手前で石に躓く 痛  左足指がブニュと厭な感触がした 

恐る恐る左足で立ってみる 痛いけど歩ける 骨折ではなかった

槍沢ロッジに着くとすぐ 雨がポツポツ落ちてきた

談話室でビールを飲みながら 15:00の入浴時間を待って汗を流す 

今 外にいる人は大粒の雨に打たれ大変・・・ 夜中も大雨が断続的に続く

世界中を巡って人生を謳歌している beaリーダーの 『経験編面白話』 で

就寝時間まで盛り上がる なぜか変なオバサンの話が多い

今夜も眠れない・・・寝返りを打つ 寝酒が足りない・・・

 

2017年7月17日(月)

槍沢ロッジ前で  bea

昨日痛めた足が痛いチャント歩けるか・・・心配顔のチャペ

 

6:10分槍沢ロッジ出発 足を負傷したチャペを気遣って

beaリーダーはゆっくりゆっくり歩いて・・・横尾山荘に到着 

長野県山岳警備隊の青年が 登山者を見守っている

チャペ 「一緒に写真撮らせて下さい」

青年 「ああ良いですよ」 気さくに応じてくれる

なんとなくお揃いっぽいシャツ

 

徳沢園のソフトクリーム400円

帰りは是非食べたいと思っていたソフトクリームGET

 

お酒をみんなで飲むシーンはよく目にするが 

ソフトクリームを全員で舐めている 珍しいシーン 

 

梓川沿いの 森の中をゆっくり下って 明神岳と前穂高が見えてきた

 

明神橋で最後の記念撮影  bea

日差しが強くなってきた 梓川の上だけは涼しい

 

昨夜の大雨も ここまで来ると透き通る美しい梓川になる

 

明神池300円はパスし 柵の外から眺める

 

嘉門次小屋の前の木の上で 

鶯が綺麗な声で何時までもさえずり

多くの人が寄ってきて カメラを向けても逃げない

鶯を目の前で見て感激  うすい緑色でホッソリしている

 

12:00 上高地ターミナル

突き指の痛い足を庇いながら なんとか自力で下山した

 

 

昨年企画された槍ヶ岳登山は 雨で流れ

今年 再度企画された山行に参加した

最初から槍の穂先に立つことは 高所恐怖症のチャペには

無理な事だったが 山と渓谷社の2011年版

日本百名山 登山ガイド(中)《槍ヶ岳》に

急崖だが 手スリ 足場ともしっかりしているので

慎重に登って行けば 初心者でも 充分登れるとある

モシカシテ チャペもと思ったが 目の前で槍の穂先を仰ぎ見て

とても気が進まない 本能が拒絶している 

槍の肩まで来られたことで充分満足 ここがチャペの頂上 

何度も 穂先に立たなくて良いか心配して下さったbeaリーダ

魔法を使って 穂先にあげて下さったKAI-KUNに

心より感謝申し上げます  

 

 

 

 

 

 

 

 

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一ノ倉沢散策/2017年7月5日

2017年07月06日 13時23分13秒 | 新潟県の山

谷川岳 一ノ倉沢 上部は雲がかかり幽玄なり 

 

 

 

以前から行って見たかった 一ノ倉沢(アルコの写真展を見て)

2017年7月5日(水)

12名    6名

昭島駅南口6:30am→圏央道入間IC→関越自動車道水上IC→

谷川岳ロープウエーベースプラザ9:03→マチガ沢出会10:12→

一ノ倉沢出会10:45→幽ノ沢11:50→湯テルメ谷川→水上IC→昭島駅南口

関東は昨夜まで 台風3号の影響で大雨が降り続いていた

活発な梅雨前線が刺激され 九州地方は豪雨に見舞われ甚大な被害が出た

 

台風一過の爽やかな一日とはならず

陽が差すも雨が降ったり 黒雲が垂れこめたり・・・

傘を差した りポンチョをかぶったり めまぐるしい

それでも 東京のような蒸し暑さはなく涼しい 

 

9:12 予定通り土合橋から出発・・・

  

湯桧曽川の湯吹の滝 土合橋の上から覗くと

 雨台風がもたらした水が 勢いよく流れ落ちている

 

9:15 西黒沢橋

やはり最初の橋は浸水しており 裸足になって渡れなくもないが

これから先の橋も もっと水量が多く渡れない危険性もあり

ここの地理に詳しいGABIBO会長の判断で 渓谷沿を回避し

一ちゃん 倉ちゃんの観光自動車が走る舗装道を歩くことに・・・

 

最初は渓谷を覗いたり 写真を撮ったりするが・・・

18名がバラバラになり 締まりのない行列になってしまった 

 

谷川岳で 尊い命を失った800名以上の若いクライマー達の名前が刻んである

(記録を取り始めた1931(昭和6年)から2012(平成24年)までに8005名)

 

 

谷川岳登山資料館からすぐ左側に 西黒尾根登山口が有る

急登で始まる上級者向けの登山道

 

ロープウエーベースプラザに止まっていた 《倉ちゃん》 

お客さんを乗せて下って行った ガイド付き500円 ガイド無しはタダ

 

10:12 晴れていれば一ノ倉が見えるハズ・・・

 

水上町HPより

 

    

マチガ沢から 一ノ倉沢出会に向かう林道の

左右には美しいブナ林が広がっている 

 

 

花の少ない林道で一際目を引く 

 

カーブを曲がると 巨大な岩壁が・・・

 

10:46 GABIBO会長が60年前に毎週のように通った一ノ倉沢で  サントさん

60年ぶりに会員と訪れ 当時のクライミングのルートなど熱心に説明 

 

  

想いの地で・・・  サントさん

 

目を転じると 白毛門や笠ガ岳方面が・・・

 

数々の小説の舞台となった一ノ倉沢でゆっくり昼食をし

日本三大岩場を何枚も写真に収め 幽ノ沢に向かう

 

 子や友人を失った 悲しみと無念のプレート が 何枚も埋め込まれている

「青いヘルメット 白いヘルメット いつの日か また会わん」

 

11:55 幽ノ沢ここも増水をしている

 

    

beaさんがバランスをとって飛び石を渡る

ここから引返し またブナ林を楽しみながら・・・

 

 写真を撮りながら歩くチャペは どんどん離されていく

 

 

旧清水越国道に積まれた石垣が 今も残っていた 

 

何万年も前からの贈り物 

 

《一ちゃん》 が観光客を乗せて登ってきた 

 

13:20 谷川岳山岳資料館 無料です

 

天才クライマー大島亮吉氏の書

1928年3月25日 雨の中 槍・穂高岳縦走に出かけたが 

天候が回復せず引き返す途中 突然スリップ

28歳の若さで雪の涸沢側に滑落死・・・

 

オーバーハングを鐙で越える 背筋が凍る写真が何枚も展示され

世界で最も登攀の困難な岩壁一つ 一ノ倉のようすが解る

 

往年の登山道具の数々や テント・衣類などが展示されている

まさに男の世界 今は女性のクライマーも多いけど・・・ 

 

 チャペは ピッケルよりもお花ダネモンネ・・・  

悲しい記録として ギネスブックに登録された場所だけど

チャレンジする精神に 心より敬意を表します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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