森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

ドングリ異変

2023-10-14 | 日記


 秋が深まっています。
朝晩はまだ二桁気温ですが、来週からは10℃以下の一桁気温に
なりそうです。
やっとツタの紅葉が始まりました。
今年は暑い日が続いたせいか、全体的に紅葉が遅くなっています。
カエデ類が紅くなるのは、ずいぶん先のようです。



 この秋は、元気なキノコたちの姿がいつもの年より多く見られ、
外歩きの人に楽しみを加えてくれました。
そのキノコさんも、昨日あたりから急に少なくなりました。
もうそろそろ終わるのかと思うと、少し淋しくなります。
まあ、来年も間違いなく来てくれるのですから、それまでの
ことなのですが、最近の気象変動を考えるとちょっと不安に
なります。
しかしそれよりも、自分のほうは大丈夫なのか、もっと不安に
なります。



 この秋はなぜか、ドングリがたいへん少ないのです。
いつもの年なら今頃は、道いっぱい敷き詰めたようにドングリが
落ちているのですが、今年は道端に少々散らばっている程度です。
やはり初秋が暑かったせいなのか、ナラ枯れが酷かったせいなのか
よく分かりませんが、時々まだ熟していない青いままのドングリが
落ちているのを見ると、なにか人には感じられないものが作用して
いると思われます。
 
 先日のニュースでは、今年は知床の川にカラフトマスがまったく
きていないそうです。
これを食べて生きているヒグマが、川の中にまで潜って必死で探して
いる映像がでていましたが、やせ細った体がかわいそうになりました。
しかも、知床でも今年はドングリが大凶作だそうです。
ドングリを大量に食べて冬眠するヒグマにとっては、まさに
ダブルパンチです。
すでに、今年生まれた子グマの7割以上が死んでいるそうです。
 なにか不気味なものが、ヒタヒタと近づいているような気がして
なりません。

 新しい戦争が始まったから、さらに地球温暖化は加速されていく
のでしょう。
しかも、これをきっかけにさらに別な戦争が始まらないとも
かぎりません。
その火種は世界中でいくらでもあるのですから。
いやはや、やっとコロナが終わったと思ったら、今度は戦争ですか。
日本も台湾有事には参戦するといきまいていますから、第三次
世界大戦に発展しなければいいのですが。

 どうやら、今の秋を楽しむのがいちばん賢いようです。










 








 





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