森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

冬眠

2020-12-09 | 日記


 よいお天気が続いています。
 朝いちばんに外のドアを開けると、眩しい朝日と冷たい空気がピリッと顔にきます。
 ありがたいことに、今のところ森では雪が少なくて、大変助かっています。
 先週降った雪が今年の根雪になるのかな、と思いましたが、ほとんど解けてしまい 
 ました。
 とても森の12月とは思えない景色です。



 今年も木々に、天然のイルミネーションが点灯しました。
 この森にも、クリスマスとお正月がやってくるのです。
 コンちゃんもピーちゃんも、ときどき山越えてやってくるエゾシカのノンちゃんも
 大喜びしていることでしょう。
 
 ヒグマのドンちゃんは、もう冬眠しているようです。
 ドングリが不作の年は、冬眠時期が早いのです。
 食べものがないと、サッサと穴ぐらに潜って寝てしまいます。利口ですね。
 動物園のクマが冬眠しないのは、一年中餌を与えるからです。
 
 エゾリスのピーちゃんは、しっかり冬眠はしないものの、冬は巣穴の中で、うとうと
 しながらじっとしています。
 2週間に一度ぐらいお腹が空いて目が覚めて、貯蔵していた食べものを食べたらまた
 うとうとに入ります。
 みんな知恵がありますね。
 コンちゃんやノンちゃんは冬眠しません。なんとか食べものを見つけるのです。
 冬眠できたら楽なのに。

 人も、せめて雪の深い2カ月間だけでも冬眠できたらいいのに。
 目覚めた春がなんとも新鮮でしょうね。
 新しいライフスタイルが生まれます。
 目覚めなかったら、たいへんですけど。

 12月は時間のたつのが早いです。あれよあれよで終わってしまいます。
 今年こそ、ゆっくり小屋のお掃除したいです。


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