森は、暖かく雪の少ない穏やかな新年を迎えています。
しかし昨日能登の大地震があって「明けましておめでとう」などとは、
けして言えない状況です。
当地の方々はなんと気の毒なことでしょう。よりによって家族の
集まる元日に被災するとは。
しかし、この国に住んでいるからには、絶えず「明日は我が身」の
考えを持たなければならないのでしょうから、このところすっかり
弛緩してしまった自分の心身に、ある意味で警鐘を鳴らして
いただいたと思います。申し訳ありませんが。
それにしても、これほど明るいニュースのない年明けは珍しい
ですね。
マスメディアも困ってるらしく、各社共通であげているのが大谷君
と山本君の活躍だけです。
テニスの大坂なおみさんも復調のきざしがみえていますので、活躍
期待できそうですよ。
とにかく戦争が終わってくれなければ、この暗さからは抜け出せない
でしょう。
朝いちばんのニュースで、リアルタイムで人が殺されていく場面を
見せつけられるのですから、辛いことです。
しかし考えてみると、我々の世代は戦争は絶えず行われていた
わけです。
物心ついてから覚えてるだけでも、中東戦争、ベトナム戦争、
カンボジア、アフガン、湾岸、ごく最近まではクロアチア、ボスニア、
コソボ、等々切れなく続いています。
そして今のロシア・ウクライナ戦争、イスラエル・パレスチナ戦争
へと繋がっています。
これらすべての戦争に米ソが出兵、または加担しています。
この先もこの二国に中国が加わって各地で代理戦争が多発していくと
考えられます。
つまり人類の歴史は変わらないどころか、より分断化先鋭化していく
のでしょう。
新年早々こんな暗いことを考えるのは良くないのすが、どうしても
「明日は今日よりも良い日になる」とは思えません。
もしやご本人は「今日は明日よりも良い日になる」と言い間違えた
のではないのでしょうか。
それならまったく納得です。
さあ年が明けてしまえば、冬も残り二カ月たらずです。
こころもち日が長くなってきました。
つとめて明るく生きましょう。