森人 もりと

森では人も生きものも ゆっくり流れる時間を生きています

どこへいったやら

2019-07-13 | 日記


もうずう~っと雨、曇、雨、曇の日々です。「あれから太陽は どこへいったやら~🎵」なのです。
もともと北海道には梅雨はなかったのですが、温暖化やらでとうとうこの地にも梅雨という季節が
現れたのでしょうか。
北海道で梅雨を過ごすとなれば、八月下旬には秋の気配が漂うのだから、夏の盛りは実質一か月も
ないことになります。なんと寂しいことでしょう。野菜が日照不足にならなければいいのですが。



異変といえばこの近くの海で生活している漁業者たちはすでに大変なようです。
函館では街のシンボルだったイカがとれません。かっては市民たちがイカのゆるキャラとともに
イカ踊りをしている姿がしょっちゅう紹介されましたが、今はほとんど見ません。
鱈もホッケも少なく、シャケも僅かしか昇ってこなくなりました。かって我々が経験した苦渋の
ニシン漁のように「あれから 魚はどこへいったやら~🎵」になるのでしょうか。

それでも「今はマグロやブリが獲れるからいいのさ」という人もいます。そのマグロも去年大間
では記録的な不漁でした。
マグロの一本釣りは歴史の中で、紀伊半島から房総半島をへて下北半島大間、亀田半島戸井へと
移ってきました。同時に漁法を伝承していったのです。
 
この先はもうここから移らないでほしいと皆が願っています。しかし地球のことは誰にも分か
りません。実際大間でも7~10月の最盛期が9~12月へと変化しています。
人は少しづつ変わるものに鈍感です。政治屋さんは目先のことに忙しく地球のことなど考えている
暇はありません。お偉い地球学者とか気象庁のお役人こそもっと知恵を出して、庶民の役に立
ってほしいものです。
人々は今はなんとか上手に変化に対応していくしかありません。

 

毎日雨でも元気なのは野の花たちです。上のピンクはムラサキツメグサです。今年も忘れずに
咲いてくれました。スイレンも、もう一息で開花します。
花たちは変わることなく約束どおり顔をだしてくれます。


                             動(yurugi)