加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

五十崎凧を作る(3)

2018年10月14日 | 凧の制作

平成30年10月14日 五十崎凧は当地の凧揚げ大会に何度か参加したことがあり、ポスター凧をと和紙のポスターを頂いた事もあり、頂いた凧を参考に五十崎凧を製作し、飛揚させたことがありました。
今回、五十崎凧の制作については頂いた凧を何度も見ながらの制作となりました。
1枚が完成してもポスターの絵柄の大きさが違うものもありその都度凧の仕上がり寸法を変えていくのに苦労しました。

五十崎凧の組立手順
縦骨と天骨を縛り天骨をボンドで貼り付ける。
次に縦骨にボンドを付け貼り付ける。

(天骨と縦骨を貼りつける)
天と地の余白にボンドを付けて折り曲げて貼り付ける。
横骨にボンドを付け貼り付ける。

(横骨の貼付け完了)

横の余白にボンドを付け折り曲げて貼り付ける。
縦骨と横骨の交点を押さえ紙で貼りつけて組立が完成しました。

(組立が完成)

(組立が完成した凧の表面)

今度は糸目と反り糸を付けていきます。


五十崎凧を作る(2)

2018年10月12日 | 凧の制作

平成30年10月12日 頂いた凧の寸法を調べると大きさの異なる凧がありました。
ポスターも開催年によって中に書かれている凧の寸法も異なっていました。
標準となるサイズを横幅56cm縦93.5cmとすることにし、ポスターの中の絵の大きなものはその絵相当の大きさとすることにしました。

五十崎凧の骨組みは縦骨は平竹の幅は1cm位で厚みは1.5㎜位で凧の上部から縦に二つ割りになっています。
横骨の幅は4㎜位で厚みは1.5㎜以下となっています。


(五十崎凧のポスター凧 表面)

(五十崎凧骨組み)

縦骨は5㎜厚の柾割の竹を2つ割りに裂き鉋で削り1.5㎜厚にし、次に縦に二つ割りにして仕上げます。
横骨は4㎜×2㎜の平竹を56cmに切断し鉋で削ります。
出来た横骨2本を曲げ、均一に曲がるように竹をこそげて矯正していきます。

(縦骨と横骨)
ポスターの絵の大きさが大きいものは細竹を4つ割りにし、2本を削り同一の曲りになるように矯正しておきます。
そのようにして準備した骨組み竹を10組準備しました。


 


五十崎凧を作る(1)

2018年10月11日 | 凧の制作

平成30年10月11日 凧を整理していたら和紙が沢山巻かれていたのを見つけた。
五十崎の凧揚げのポスターで手漉き和紙に印刷されています。蒐集の凧リストを調べると4枚の五十崎凧があった。
和紙のポスターで完成していない五十崎凧が相当数あることが分かったので頂いた凧を参考にして作ることのにしました。

(五十崎凧揚げの和紙のポスター)
五十崎から頂いた凧は合戦凧の外にポスター凧は第7回、15回、16回、17回の4枚でした。



(五十崎の凧友から頂いたポスター凧)


平成30年 台風24号が日本縦断

2018年10月01日 | 日々雑感

平成30年10月1日 非常に強い勢力の台風24号が日本列島を縦断しました。
沖縄の近海でゆっくり進んでいた台風24号は9月30日には速度を上げ、九州の宮崎県沖を通過し本州を縦断すると予想され、厳重な警戒が呼び掛けられました。


台風24号  2018.09.29 20:00

名称

TRAMI(チャーミー)

大きさ

大型

強さ

非常に強い

存在地域

沖永良部島の西北西

約60km

中心位置

北緯27度35分
東経128度05分

進行方向

北北東

速さ

25km/h

中心気圧

950hPa

最大風速

中心付近で45m/s

最大瞬間風速

60m/s

暴風域
(25m/s以上)

東側280km
西側220km

強風域
(15m/s以上)

南西側650km
北東側560km



(日本気象協会より)


(NHKニュースより)

(NHKニュースより)

30日午後8時頃には和歌山県田辺市付近に上陸し、1日未明には石川県の東側を通過しました。
午後11時30分頃の外の様子は風も思ったほど強くないのですが、雨は激しく降っていました。
台風が通過した辺りから雨風も強くなったようです。
10月1日目覚めてから家の周りを見て回りましたが、物が飛んだりなどの被害も無く、前回の21号より勢力は強かったのですが、こちらの方の被害はなかったようでした。

(NHKニュースより)

朝6時前のニュースでは岩手県と青森県の県境近くを通過中とのことで、速度も85kmと相当のスピードで日本列島を駈け抜けた台風ででした。
各地で車が横転したり、建物や倒木等の被害がありました。

最近の台風情報の進路予想と実際の進路のずれは少なく、予想は正確だと思います。
そのため予想進路に当たる地域は早めに対応することが肝要であると今回つくづく思いました。