加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

五十崎凧を作る(2)

2018年10月12日 | 凧の制作

平成30年10月12日 頂いた凧の寸法を調べると大きさの異なる凧がありました。
ポスターも開催年によって中に書かれている凧の寸法も異なっていました。
標準となるサイズを横幅56cm縦93.5cmとすることにし、ポスターの中の絵の大きなものはその絵相当の大きさとすることにしました。

五十崎凧の骨組みは縦骨は平竹の幅は1cm位で厚みは1.5㎜位で凧の上部から縦に二つ割りになっています。
横骨の幅は4㎜位で厚みは1.5㎜以下となっています。


(五十崎凧のポスター凧 表面)

(五十崎凧骨組み)

縦骨は5㎜厚の柾割の竹を2つ割りに裂き鉋で削り1.5㎜厚にし、次に縦に二つ割りにして仕上げます。
横骨は4㎜×2㎜の平竹を56cmに切断し鉋で削ります。
出来た横骨2本を曲げ、均一に曲がるように竹をこそげて矯正していきます。

(縦骨と横骨)
ポスターの絵の大きさが大きいものは細竹を4つ割りにし、2本を削り同一の曲りになるように矯正しておきます。
そのようにして準備した骨組み竹を10組準備しました。


 

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