加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

平成28年 凧・絆プロジェクト(2)

2016年03月05日 | 3・11 凧絆プロジェクト
平成28年3月2日 今年は震災の年から5年を迎えます。
人々の記憶の中からもあの忌まわしい出来事が話題にのぼるのも少なくなったと感じるのは
私だけでしょうか。
今年は何処からも震災の慰霊の凧を作ろうという話もなかったので、私達だけで慰霊の凧を
揚げようと思っています。

3月11日に揚げる凧は2011年から継続している連凧に今年も一文字を書いた
ダイヤ凧を繋ぎ揚げることにします。

今年の文字は色々悩んだのですが、昨年NHKの朝の連続ドラマで能登が舞台となり、
北陸新幹線開業と重なり一躍有名になった能登のパテシェの主人公「希」。
希望という言葉が大嫌いであった希が夢を追い求めて最後には夢を叶えるという「希」
という言葉が思い浮かびましたので、今年の一文字は「希」にしました。

早速パソコンで文字入力してプリントアウトをしました。


(文字を切取り)
台紙から文字を切取りビニールに貼付けました。

(ビニールに貼付け)

尻尾には2016年のメッセージを書きいよいよ凧の組立が始まります。

(尻尾のメッセージ)

後はダイヤ凧を組み立てるだけです。
コメント

平成28年 凧・絆プロジェクト(1)

2016年03月01日 | 3・11 凧絆プロジェクト
平成28年3月1日 春の足音と共にあの季節が巡ってきました。
2月22日に日本凧の会の本部通信で仙台凧の会から「凧・絆プロジェクト」に関するメールが送られてきていました。


『東日本大震災から間もなく5年がたちます。

この震災では18000人以上の方が犠牲になり
未だに2000人以上の方が行方不明となっています。

この5年の間に、大分復興が進んだように思えますが
まだまだ仮説住宅で暮らしている方もおりますし、
海岸付近のかさ上げ工事もまだまだです。

今回も慰霊と復興の願いを込めて、
表記の凧揚げの呼びかけをいたします。

3月11日に個人でも、仲間とでも結構です。
それぞれの地域で自慢の凧を揚げて下さい。
-----------------------------

仙台では広瀬川河川敷で1時から3時まで凧揚げを実施するそうです。
添付ファイルのちらしをご覧下さい。
なお、スマイルカイトアクションは今回で発展的終了ということです。』

スマイルカイトアクションへの参加企画は終了するとの文面に、月日の流れと共に
忘れ去られていく思い出もあるのかと思うと寂しく感じます。
私の方は毎年この季節になると思い出す行事として続けて行きたいと思っています。

コメント