加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

令和5年 「伝統を作る人」をテーマに取材を受ける

2023年08月07日 | 日々雑感

令和5年8月7日 金沢の凧の「婦くら雀凧をテーマに伝統を作る人」との取材依頼が来ていました。
県内加賀地区の高校の放送部が高文連の作品作りで上記のテーマでの取材依頼でした。
事前に「成巽閣所蔵画」の使用許可について説明していたので金沢市教育委員会に補遺編の中の「凧揚げの図」の使用を確認すると、モノクロの写真があり使用については了解するが、前田育徳会の許可を得て欲しいとのことで、「前田育徳会」に確認すると絵の著作権は切れているが、凧揚げ図の使用料として13000円必要と言われたそうです。
作品の中で使用する時間は十秒程度なのに金額が高額なため借用を断念したそうだ。
この絵図で商売するわけでなく、教育的な作品の中での使用なれば良いのではないかと思うのですが?
今後は本の紹介で「石川県の歴史」の出版社である、河出書房新社の確認をしたいとのことだった。

午前9時には顧問の先生と生徒二人が取材に訪れた。2階の部屋には「婦くら雀凧」、「金澤扇子凧」、
「がめ凧」、「鳳巾」の四種類の凧を飾りつけておいたが、部屋のエアコンが故障していて暑い。
最初は扇風機を点け、窓を開けていたのだが、外の車の音がマイクに入るので、窓を閉め、そのうち扇風機も止めると暑さはピークに。汗を拭きながらの取材となった。
ふくら雀凧を発見した時のことは特に時間をかけての取材となった。
こんなことなら当初の予定であった冷房の利く1階の座敷ですればよかったと思ったのですが、凧の展示が難しかったので2階としたのが失敗だった。暑い中、取材時間は3時間に及んだ。

発表の時間は昨年までは5分間であったが今年から4分30秒と短くなったそうで、短い時間の中で「起承転結」で番組を組み立てるのは難しいことだと思います。
長時間取材したものをこれから編集するのは大変な労力が必要となるでしょうが、暑い中で頑張ったので良い作品となって欲しいと願うばかりです。

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