加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

令和3年 徳島の凧名人が旅立ちました

2021年04月05日 | 日々雑感

令和3年4月5日 本日一通の手紙が届きました。
凧仲間の奥様からの手紙に一抹の不安を感じ、開封すると「桜の季節ですが桜を見ることもなく、夫は2月23日に心筋梗塞で亡くなりました。」と書かれていました。
彼は創作凧の第一人者で徳島県の阿波踊りの連凧や、キャラクター凧の連凧等その時節に流行している物を連凧にして揚げる全国でも類を見ない凧製作者でもありました。
奥様が絵を描かれて旦那が骨組みを付け、一本糸目の連凧や横連凧と各種の凧を作り、全国の凧揚げ大会に参加して来場者を楽しませてくれました。


          (2015年さるふつにて)

私とは親交が深かっただけに、訃報に接し言葉もありませんでした。

手紙ではコロナの終息を願って阿波踊り風にアレンジしたアマビエの妖怪凧を作り、テレビや新聞に取り上げられたそうで、アマビエの凧の講習会が最後の活動になったそうです。


            (今年の年賀状から)

また一人旅立ちました。
ご冥福をお祈りいたします。

どうぞ天国で凧の仲間たちと凧談義してください。
合掌

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