加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

干し柿作り(柿揉み)

2014年10月30日 | 日々雑感
平成26年10月30日 先週22日に渋柿の皮を剥いて吊るしてから8日目です。
22日柿の皮を剥いて吊るした柿の重さは182gでしたが、8日後の重さは88gとなり半分以下の重さになっていました。柿も小さくなったようです。
吊るした日は寒くて風もあったのですが、その日以降は寒風が吹いた日も少なく柿が腐らないか心配しましたが、やはり朝晩と日中の寒暖差で上手く乾いてくれました。
毎日柿の表面が硬くなる頃を見計らっていましたが柿の表面の状態も良かったので試しに1個の柿を揉むと柿の中がゲル状になるのが分かったので、全ての柿を揉むことにしました。
柿を揉むと干しあがった柿は全体的に柔らかく美味しく仕上げることができるのです。

柿の中を揉みしごき柔らかくする作業です。柿の種も所定の位置からずれて柿の中を移動します。
干し柿を専門に作っている方は柿を揉み種を外すそうですが、私も以前種外しに挑戦したのですが、種と一緒に中身も一緒に出てしまい上手く行きませんでした。


(左側が揉む以前、右側が揉みしだいた状態)


(柿を揉む前の状態)


(柿を揉んだ状態)

柿を揉んだ物に太陽の光が当たった時は柿の中は柿色に輝いて見えました。

(柿の光の透過)

260個余りの柿を揉むのに約2時間かかりました。
柿は「ホチャホチャ」になりましたが、私の肩は固く凝り固まってきました。
後は2週間位干せば仕上げの作業をして完成となります。
コメント