武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

ヒロクニさんのTシャツ作りの頃

2010-04-08 23:17:36 | Weblog
エクスペリエンス・ヘンドリックス~ベスト

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今日、Tシャツを作ろうかなぁと夢を膨らませていた。買いたくなるTシャツが少ないなぁと常々思っているから。ヒロクニさんにアイデアとその作り方を相談していたのです。
わたしは、美術大学卒業を出ているのでシルクスクリーンは一度だけ刷った経験がある。専門外だったので、一度だけしか経験がない。版画とわたしは、相性が悪くかなり苦労した記憶がよみがえってくる。版画は、職人的要素が大切で絵柄より刷る技術がないにより大切なのだ。銅版画では、画面をふき取るのが下手でイライラしたあげく、自分の親指をプレスしてしまい随分痛い思いをして、半泣きになったこともあった。
 Tシャツを刷る機械もある。最近は図柄をおこして作ってくれるところもある。そんな話を聞いてもらっていた。

そうしたら、ヒロクニさんも「俺もやったよ」とそんな話をしてくれた。
 「絞りぞめ!!ミヤコ染めで!」ミヤコ染めと言ってから、ダサいな~と愉快そうに笑うのでいったいどんなのだったのか気になった。「色が落ちないように塩なんて入れたりしてね」と。「けっこう売れてね」という。
「今のような時代じゃやないから、ね」「まだ、日本はダサくてね」「アトリエにしていた横は畑だったから、ドラム缶で煮てね」「とにかく染めがムラにならないように、まとめて作った」という。その頃は、そういう事も独りでするのではなく、仲間としていたようで楽しそうに言う。そして、その時代は、60年代~70年代。絞り染めは流行っていて、趣味のいいおば様が着るようなものでなくサイケかヒッピーに通じる魅力になっていたと言う。
 そういえば、ヒロクニさんのもとへ行って暮らし始めたとき、タンクトップの紫の絞り染めのシャツがあった。わたしは、涼しげなのでそれを着ていたときがあるが、それがその絞り染めのシャツだったよう。

ヒロクニさんのTシャツ作りの頃は、音楽はロック全盛時代。そして音楽的に説明すると、絞り染めは、ジミ・ヘン(ジミ・ヘンドリックス)が好きな奴に人気でね。後は、サイケな絞り、クイック・シルバー・メッセンジャー的な感じかな。と言う。
そして、話は日米安保闘争の話になり、浅間山荘事件、普天間基地問題、人物は小田実の話になった。若い頃、読んだ「何でもも見てやろう」という小田実の著書を思い出した。その本を読んだ頃から、時間はどんどん流れ、青春時代を思い出すようなところまできている。

ジミ・ヘンのCDを借りてきたら、「ファイアをかけて」というので、かけてヘッドホーンを渡すと首振って踊っていた。これは、最近の話。70代の元気な少年のような爺さんのヒロクニさんです。
レコードをクリックすると、視聴できます。カッコイイではなく、イカシタ音楽です。ギターの天才です。



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