武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

ロックから離れない武内ヒロクニ

2010-04-04 23:37:18 | Weblog
Lady Jane

Universal

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ヒロクニさんが、東京の渋谷のMHVで買ったCD。

「ここにならあるかもしれない。クラウス・シュルツの○○というアルバムが」ということで、渋谷へ行くと探したのがHMV。エレベーターでロックのコーナーへ一直線。
最近、ドイツの難しい方のロック・ミュージックが紙ジャケで出てるということで、よくCDを購入している。我が家の毎朝の音楽はCANで始まる。(わたしには苦痛)
店にはいると直ぐ、そのCDのあるらしい所にないと分かるとすぐ店員さんに聞いていた。今は、すべてのMHVにはない盤らしく、悔しがっていたが、代わりにこれを買うことにしたと見せてくれたのが上のCD。

やはり、ドイツのジェーンというロック・バンド。
プログレッシブ・ロックでややおとなしい音だ。(ホッとした)
音に懲りすぎたものではなくて、ドイツ臭さも気にならない。
しかし、いつも不思議なのは、ヒロクニさんの耳と音の記憶が確かでよく覚えていること。ヒロクニさんの頭の中には、ロックだけでなく、ブルース、ジャズや現代音楽、クラッシク、シャンソン、民謡と数々の曲やアルバムが待機している。アルバム名や曲名がすらすら出てくるその頭脳。店では、店員さんより、音楽に詳しく、何処にそのCDがあるのかが分からないだけ。
わたしは、ヒロクニさんにうんちくを語ることは慎んでいる。無知をさらけ出していると、夫婦喧嘩の時に「バカな女の言うことが聞けるか!」となるから、それを回避している。また、「女は目の前ものしか見えない!」ということを言うときもある。後者の方は言われても腹も立たず、ニヤニヤと笑う。「それで助かってるのは誰?」と言えば、「俺や・・・」とすぐ納得する姿が浮かぶ。
ある時、ヒロクニさんを追い詰めて喧嘩した。追い詰められたヒロクニさんは「死んでもアホは直らへんと云うアホとは俺のことだ!!」「死ねたらと思うこともある!!」そこで、追い討ちをかけるように、わたしは言った「芸術家で画家だから自殺したら箔が付くよ」と。すると、「それは痛いから出来難くてねえ・・・。痛いことは避けたいねえ」と言われて愕然とした。正直すぎる・・・。「あんた、無頼を気取る資格はないよ」「もう無頼はおしまい」「分かりましたか?」と言うと、能天気ヒロクニになり生きていたいらしい。ヒロクニさんは感覚人間らしく、音楽や文学、絵画以外の物の道理には弱く、変に正直な人。

《わたしが恐れている音楽》
その他、ドイツのバンドに、タンジェリン・ドリームというのがあり、このバンドのCDがかかるとわたしは、すごく気分が落ち込んでいき、泣きながら「そ・れ・だ・け・は・や・め・て・・・」という言ったことがある。晴れていても、そのCDがかかると急に心が雨もようになり、身体が湖の底に沈んでしまって、もう2度と湖面の上へはいけないような気分になるのです。そうして、涙ながらに訴えた。「や・め・て・・・」と。
音楽に無知な分、わたしの感想は強烈だったらしく「これは、だめな音楽なんだな!!」とヒロクニさんの目がギョロつき、何度も念押しされた。それ以来2度と台所ではかかりません。

そんなヒロクニさんは、いつもCD屋で長居をするので、足が棒になる。何処かにベッドがあればいいなぁと思いますが、そんなサービスは誰も考えつかないようです。キッズルームの他に有料でいいから、お休みコーナーも作って欲しい。そして、点滴でも打って欲しいなぁ。


コメント
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