武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

冬の花(作品紹介646)と 冬の暖房対策

2021-11-24 13:08:10 | Weblog

「copの枯れた花」と書き込まれています。

とてもめずらしい武内の「花」の絵。

クレパスと鉛筆で描かれている。

食卓に置かれている花を

「これ、いいかな?」と言ってアトリエに持っていくことがあります。

その花は、かなり長い間だ置かれていて、枯れていきます。

その枯れかけた花を絵にしています。

冬に赤い花。

何の花を描いたのだろう?

冬は花がなくて寂しいから、花を買ったのだろうか?

2011年とかなり前なので記憶がない。

しかし、冬に描かれただけあって、

荒涼とした寒さが伝わってくる。

 

今日は、寒い一日になりそう。

吹く風の音が違う。

寒くなると不機嫌になる我が良人。

今年の最大の衝撃は、灯油の値段。

アトリエでは、石油ストーブを使っている。

ガンガン点けていましたが、今年は・・・・。

ヒロクニさんに「今年は灯油の値段が凄い。2000円近くする・・・」と言うと、

「それはいかんねぇ」と。

「わかった」と一言。

寒くなると機嫌が悪くなり、人間が変わる。

そこで、なじみのお店に灯油を頼もうと電話をこっそりかけた。

電話をかけると、「この電話は使われておりません」という機械音がした。

どうも店舗を畳んだようだ。

そのことを言うと「いいって」とヒロクニさん。

電機ストーブを石油ストーブの上に乗せ、「これでいくから」と。

わたしは、髭は伸び膨大で“狼男”から、“仙人”への道の風貌を見る。

じーと、その顔を眺めていると、唐突に、

85歳のヒロクニさんは、「90まで、俺いけそう」と親指を立てて言う。

また、朝起きてくると「革ジャンを着て寝ることにしたから、大丈夫」と自慢げ。

相変わらず、布団は使わず、毛布に包まって寝ています。

この年齢まで、布団で寝ないということを貫いているのだから、

もう、一生続けるのでしょう。

ロック喫茶をしていた頃、店で寝るときは、革ジャンを着て寝ていたと、聞いています。

もう、そういうのも自然なことなのだと。

もう、野放しにしとこうと、今年は思ったのでした。

冬に対して呪いの言葉を吐いている時は、

「触らぬ神にたたりなし」と思い、その場から離れ、

「言ってる・・・」と傍観者に。

言っている内容がおかしい・・・・。

客観的に聞いていると、とてもおかしい。

そこまで、罵れるのがおかしい。

 

コロナであまり出かけることがなくなったけれど、

ヒロクニさんはそのせいか絵画制作をみっちりするようになった。

普段から篭り勝ちなのですが、

「篭らないといけない」という気持ちが意志になったのか?

制作に励む原動力になったようで、よく絵を描いていました。

刺激がなくとも、延々制作できるのに驚き。

普段より、意志が強化されていると感じました。

ウィルスに対する恐れが、とても強いので、

意志が固められたようなのです。

今も、紙をしごくジャジャという音が聞こえている。

 

わたしは人と話すのが減っているので、

一度人に会えば、テンションが上って、あれもこれも話すことが浮かび、

脈絡がなくなって、ちょっとおかしい。

そうでない時もあると思うのですが、

話終わった後、????と思うこともある。

ちょっと気をつけよう。

わたしは、篭るのなら読書をと、励んだのは良かったかもしれない。

なるべく世界の名作を読むようにしてみました。

まだまだ、一杯あります。

もともと読書は好きな方。

ヒロクニさんとは、あまり趣味が合いませんが・・・・。

クリスマス・キャロル、二都物語で有名なチャールズ・ディケンズも読んでみて、

「ディケンズは、悪人の描写がうまい。

これほど、悪人の嫌な感じ、悪人がどんなに取り繕っても、

それをあぶりだしていく描写に舌を巻くわよ」とヒロクニさんに言うと、

「読んでみないとわからんもんやね」と言い、

「あんまり、俺、ディケンズとかは、ちゃんと読んでないのよ」と。

「あなたは、フランスのすじがあるような、ないような文章の美しさが好きなんだから、

別にいいのじゃない?読まなくても」と。

時々、知ったかぶりをしているのだと思いました。

普段、ヒロクニさんは、わたしが無知をさらすと、軽蔑の眼差しで見たりしますが、

「知らないものは、知らない。それがどうした」と思うのです。

だから、知らなくてもいいと思っている。

ましてや、それで人を軽蔑するなんてね。

 

そんな日の夕食。

↑牡蠣フライ。

タルタルソースを作ろうと思ったら、マヨネーズが切れていました。

思い切って、マヨネーズを作りました。

オリーブオイル 1カップ、レモン汁 大匙1、塩小さじ 2/3、胡椒適当、卵1個で。

電動ミキサーで、ブ~ンとやって。

タルタルソースの具は、きゅうりを塩もみしたものを細かく切る。

さらした玉ねぎをみじん切り、ゆで卵を細かく刻む、イタリアンパセリも細かく、

そして、マヨネーズと和えます。

家で作ったマヨネーズは軽く、サラッとしていました。

我家の牡蠣フライの定番の食べ方です。

イタリアンパセリは植えています。これはとても便利なのです。

 

↑サラダ水菜、レタスを2苗植えてあります。

これもけっこう便利。

外側からいる分だけ取ります。

 

↑今は花があまりなく、少し寂しい庭。

春の準備のチューリップもまだ植えていなくて、早くしなくては!と、

内心焦っています。

ムスカリもまだ植えていない。

ちょとクラクラする。

チューリップは、まとめ買いで50個の球根を買ったので、

50箇所も穴を掘らないといけないという・・・。

穴の深さは大切なんです。

 

またもや、ヒロクニ画伯の“布団で寝ない”お話。

冬が来るたびに書いているような。

こういう話を読んでくださって、ありがとうございます。

こういう事をわたしはよく書くようで、

何度も読んで下さっている方、ありがとうございます。(ペコリ)

 

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (ともりん)
2021-11-28 13:02:04
冬の枯れかけた赤い花、すごみのある作品です。見たとき、ぞくっとしてどきっとしました。ヒロクニ先生の作品によく感じる「ポップでキュート」ではなく、西洋絵画のようです。
全体的に暗いトーンの中にある赤い花。華やかな色のはずなのですが、この赤があることで荒涼感が高まっているように感じます。
このような作品でもすごみを感じさせるヒロクニ先生に改めて感服します。
今年は灯油が高くて驚きます。困ってしまいますね。我が家の暖房の燃料も灯油なので、安く買える店を模索しています。
革ジャンで寝るとは、なんとロックなのでしょう!断熱効果はありそうですが、肌ざわりが固くて安眠できなそうと思ってしまいますが、ヒロクニ先生はそんなことは気にされないのですね。
寝方は野放しにして呪いの言葉は傍観者になる、良いと思います。さほりんの心の平安のためにも、ちょっと距離を置くことは良いと思います。
布団で寝ない等はご本人が好きでやっていることなのでしょうし、呪いの言葉もとりあえず言葉として出してしまえばそれで満足するのかな、とも思います。
「知らないものは知らない」その通りだと思います。すべてのことを知っているはずもなく、どんなに博学の人も、知らないことはあると思います。知らないことで興味を持ったことがあれば、それに触れてみたり勉強すれば良いと思っています。
マヨネーズから作るとは驚きました。私だったら、こういう場合はソースをかけてしまうかも。お家で揚げたカキフライと手作りのタルタルソース、とても豊かで素敵なお食事です。
チューリップの球根、50個の穴掘りとはなんと大変な作業なのでしょう。きれいな花を咲かせるには、やはりそれだけの労力が必要なのだなとしみじみ感じました。
労を掛けずに良いところだけを享受するというのは、自然の流れとして不自然なことなのだと思いました。自分も色々反省することがあるな、と、チューリップの穴掘りから、自分の日頃のおこないや考え方を見なおすことにつながりました。

アメリカのミステリーはバイオレンスでマッチョ、そのとおりだと思いました。だからでしょうか、続けて読んでいると疲れてしまいます。
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赤が印象的ですよね。 (さほりん)
2021-11-29 13:50:10
コメントありがとうございます。
この絵は、暗い中にある赤色が印象的です。花の絵にしては、荒涼感や枯れゆく退廃感があって。
この退廃感が西洋的と感じる理由かもしれないと思いました。なるほど、と思いました。

灯油の値段は、かなり打撃。ほわ~とすぐ暖かさを感じるのが石油ストーブの良さなのに・・・。どうなることやら、ヒロクニさんが荒れなければいいのですが・・・。もう、自分の身を守ることに用心しています。傍観者として、「そうだね」と頷き、その場から離れるのが得策かと。「いいと思います」と私の身になっていって下さってありがとう。なんだか、ホッとします。

「知らないものは知らない」この事に正直であっていいと、いつも思うのです。ともりんの言うように、興味を持ったところから知っていく方が身につくと思います。「知ってる、知ってない」で、恥をかくときもあるのですが、それもいいじゃないと。そんな風に思うのです。

マヨネーズのレシピをネットで検索できるというのが、実行の根源。便利な時代になりました。具材をミジン切りにした後に気がついたので、意地でもタルタルソースにこだわりました。もう、意地です。食意地です。それだけのために、買いにいきたくないということです。

チューリップは、穴を掘りかけ。場所を見つけるのが大変になっています。ともりんは、なにやら、反省してるって?ダイナミックなところは、直さなくていいと思うな。(笑)

いつも、コメントありがとう。
花の絵の感じ方は、ふたりとも同じように感じたのではないでしょうか?そんなふうに思いました。
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