武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

おかゆの巻

2009-08-23 16:24:25 | Weblog
毎日新聞夕刊(東京都内版)2008年2月12日(火)掲載のえ

梅干しの入ったおかゆは、ヒロク二さんの常食。

女優の水谷八重子さんは、ノロウイルスに罹った時に医者から「1ヶ月は、1日1食、おかゆだけ」と命じられた。家の事を手伝ってくれる人は、白かゆプラス梅干しのおかゆだけ。そこで、たくさん食べるために自分でいろいろ工夫をしてみた。ごぼうのささがきを入れてみたら、ふきのとうとかタラの芽のような、春の匂いがしたと云う。「まだ寒いのに、春はもう来ているんだ」という匂いを感じたと語ります。

このおかゆの絵は、ヒロク二さんがいつも食べる「おかゆセット」。左の器には梅干しが詰められている。蕗の葉は、庭に生えているものです。
ヒロク二さんは、小腹が空いた時におかゆを食べる。その習慣は、5年経過している。だから、1日1個は必ず梅干しを食べている。そのせいか、とても元気だ。出会った頃は黒い髪だったのが、今は白くなっているが、毎日顔を合わせて生活しているせいか、ヒロク二さん自身は、あまり印象が変わらなくてあまり年齢を感じさせない。久しぶりに会う古い友人達も「武内さんは変われへんね」と口を揃えて言う。変わっていくのは、横にいる女性達でいつも「今度の奥さん?」と皆へーキで言う。「そうなんです」と当たり前に答えるようになり「よろしくお願いします」と握手なんかしてしまう。そういうわたしも白髪が増え、小太りになってきて中年真っ只中だ。わたしの季節は秋の入口というところだろうか?
最近、ヒロク二さんの絵の作品に、奇妙なシンプルさと明るい色調が加わった。ヒロク二さんの作品達は、やや晩年に向かって行っているのかもしれないと密かに思いました。楽しみにしています。

コメント
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