【日テレプラスへのおさそい】
第527話 57.10.15 雨の降る街 (ジプシー・ドック)鈴鹿景子 笹入舟作 矢野間啓二 ☆ナーコ最終回
本作はジプシーにとっては重要な話になり、かつジプシーファンには本作を観てファンになったという方が居られたという人気作になっています。
ただ、それまでのジプシーの性格設定と本作の見た目「女性に肩入れしヘロイン中毒になってしまう」という所の整合性が俄かにとれず、ファンの中には全く逆の評価をする方も居られる、内容共に「問題作」と言った方が良いかもしれません。
現実的面からいけば、原点回帰を目指していた当時、人気のジプシーをかつての「殿下」化するための切っ掛け的なストーリー(無論その元ネタは#79「鶴が飛んだ日」)としての位置付けだったことは重々承知していますが、僭越ながら私の見解を少々・・・。
三田村さんにすれば、初期の性格設定をしばらく継承しようとしていた駆け出しの段階で、制作側からファンの要望で「軟化」したという経緯があるわけですが(^_^;)
オール太陽ファンとしてはどうしてもスコッチと対比してしまうわけですが。。。
初期スコッチのように自分から壁を作って人を跳ね除けていたわけではなく、生い立ちの不幸から自らの意に反して非情な道を歩まなければならなかったジプシーでしたが、そこで生まれた考え方が「人は人」。
その考え方は既に#496で披露し、続く#497ではゴリさんと絡み、#498ではロッキーの命がけの行動に感銘した感じ、#499では長さんとも絡んでいます。それ以後は若干の火花バチバチはあったものの、一係メンバーと対立することも少なく、上手く馴染んでいきます。それでもロッキー殉職直前までは口数は少なかったわけですが、初期スコッチと比べて、早い段階から馴染んだ感じだったと思います。
これは、初期段階でまずバチバチに対立することが目に見えていたドックとの絡みが少なかったことが結構影響していると思います。
カナダ編まで6ヶ月強、この時点で初期スコッチとほぼ同じ在籍期間で、スコッチと比べても軟化は当然の結果のように見えました。
スコッチの場合は転勤、助っ人、復帰というプロセスを経てさらなる軟化を推し進めていたわけですが、ジプシーの場合は地続きで転勤までゴールしてしまったため、どうしても軟化が気になる部分はあったりしますが、その辺りは結局自分を認め、アシストまでしてくれたゴリさんやロッキーの殉職、長さんの勇退によるショックと一係内の役割分担の移譲などで、そもそも自分から「シャットダウン」していなかったジプシーが門戸を急激に開いたと・・・・ただし、開きすぎて対人関係の思考が少年時代に戻ったからこそ、今回のトラブルに巻き込まれてしまったというのがあります。
それまでのジプシーであれば、まず拉致されるというのがあり得ないわけですが、同胞のように感じた雪子を守りたいというのが「弱点」となってしまい、今回は裏目に出てしまうわけで、結果的には「門戸を開きすぎた割に、登場当時の単独行動も行ってしまった」結果だったという事だと思っています、過渡期だからジプシー本人も何でこんなことになったかわからないという感じでしょうか(^_^;)
その辺りは、恐らく#529辺りでハッと気づいたのかもしれません。
と長々と書いてしまいましたのでこの辺で(^_^;)
第527話 57.10.15 雨の降る街 (ジプシー・ドック)鈴鹿景子 笹入舟作 矢野間啓二 ☆ナーコ最終回
本作はジプシーにとっては重要な話になり、かつジプシーファンには本作を観てファンになったという方が居られたという人気作になっています。
ただ、それまでのジプシーの性格設定と本作の見た目「女性に肩入れしヘロイン中毒になってしまう」という所の整合性が俄かにとれず、ファンの中には全く逆の評価をする方も居られる、内容共に「問題作」と言った方が良いかもしれません。
現実的面からいけば、原点回帰を目指していた当時、人気のジプシーをかつての「殿下」化するための切っ掛け的なストーリー(無論その元ネタは#79「鶴が飛んだ日」)としての位置付けだったことは重々承知していますが、僭越ながら私の見解を少々・・・。
三田村さんにすれば、初期の性格設定をしばらく継承しようとしていた駆け出しの段階で、制作側からファンの要望で「軟化」したという経緯があるわけですが(^_^;)
オール太陽ファンとしてはどうしてもスコッチと対比してしまうわけですが。。。
初期スコッチのように自分から壁を作って人を跳ね除けていたわけではなく、生い立ちの不幸から自らの意に反して非情な道を歩まなければならなかったジプシーでしたが、そこで生まれた考え方が「人は人」。
その考え方は既に#496で披露し、続く#497ではゴリさんと絡み、#498ではロッキーの命がけの行動に感銘した感じ、#499では長さんとも絡んでいます。それ以後は若干の火花バチバチはあったものの、一係メンバーと対立することも少なく、上手く馴染んでいきます。それでもロッキー殉職直前までは口数は少なかったわけですが、初期スコッチと比べて、早い段階から馴染んだ感じだったと思います。
これは、初期段階でまずバチバチに対立することが目に見えていたドックとの絡みが少なかったことが結構影響していると思います。
カナダ編まで6ヶ月強、この時点で初期スコッチとほぼ同じ在籍期間で、スコッチと比べても軟化は当然の結果のように見えました。
スコッチの場合は転勤、助っ人、復帰というプロセスを経てさらなる軟化を推し進めていたわけですが、ジプシーの場合は地続きで転勤までゴールしてしまったため、どうしても軟化が気になる部分はあったりしますが、その辺りは結局自分を認め、アシストまでしてくれたゴリさんやロッキーの殉職、長さんの勇退によるショックと一係内の役割分担の移譲などで、そもそも自分から「シャットダウン」していなかったジプシーが門戸を急激に開いたと・・・・ただし、開きすぎて対人関係の思考が少年時代に戻ったからこそ、今回のトラブルに巻き込まれてしまったというのがあります。
それまでのジプシーであれば、まず拉致されるというのがあり得ないわけですが、同胞のように感じた雪子を守りたいというのが「弱点」となってしまい、今回は裏目に出てしまうわけで、結果的には「門戸を開きすぎた割に、登場当時の単独行動も行ってしまった」結果だったという事だと思っています、過渡期だからジプシー本人も何でこんなことになったかわからないという感じでしょうか(^_^;)
その辺りは、恐らく#529辺りでハッと気づいたのかもしれません。
と長々と書いてしまいましたのでこの辺で(^_^;)