「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

にせもの出現の山さん、ほのかなロマンス?

2014-09-17 03:59:50 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・デューク登場編は、

第662話 60.09.06 制服よさらば (山さん)

セミレギュラー:町田博子 小椋基広

ゲスト:神山繁
 田村奈己
 本山可久子 
相原巨典 石田登星 小川隆市 松井範雄 井上倫宏 潘恵子 佐々木敏 牧野芳久 速水香穂 羽吹正吾 松永忍 山本由美子 金海明美 長塚美登 石原聡 桂俊明 戸塚孝 大島光幸

脚本:金子裕 小川英
監督:高瀬昌弘

警察官の制服を着た男に現金輸送車が襲われ、ガードマンが重傷を負う事件が発生、事態を重く見た山さんたちは、現職警官を含む警察中途退職者らを中心に捜査を開始した。
それから間もなくして山さんのもとに城北署時代の同僚・坂本が訪れた。
坂本は10年ほど前、犯人を逮捕する際に同僚を殺され、自分も負傷したことで、家族の意見を取り入れて退職していた。
山さんと坂本は名刺交換をしながら、坂本は家族のことを聞かれると、何故か表情を曇らせ、そそくさと帰って行った。
しばらくして山さんは今回の事件の被害者のガードマンを病院に尋ねたが、すでに七曲署の山村刑事に事情聴取を受けていた。
目撃者の証言を総合すると、山さんの名を騙ったのは坂本であると判断したが、なぜ坂本か今回の事件を調べ廻っているのか。
もしかすると、坂本は事件に関わっているのか?
山さんは早速坂本の経営する会社を訪れるが、坂本は不在でさらに借金取りが押しかけて来ていて経営は左前らしい。
さらに坂本の制服が事件に使用された疑いから、坂本宅を捜索するが、制服は見つからなかった。
その後の調べから、制服は坂本の息子の剛が持ち出したものと判明する、坂本は剛が事件に関係していると疑い、独自に捜査を続けていた。
それからしばらくして、山さんは坂本を官命詐称で連行し取り調べる。
坂本は心ならずも刑事を辞めたことが心の痛手になり、苦労して始めた事業も行き詰まり、離婚までする羽目になり、制服を自らの勲章のように執着することが膨らんでしまい、今回の事件を聞きつけ、自分の制服が使われたと思い込んでしまったキライがあったようだったが・・・。

山さんの過去話としては、古い設定の部分も採用しながら、新味を取り入れ、山さんファンとしてはちょっと見逃せない話になっています。冒頭での同期の昇任祝賀会出席「御歴々」の中に山さんが「無役」という諸行無常さというか・・・そういうところあったと思ったら、いきなり未亡人とのちょっと艶っぽいやり取りなど・・・今回が最初で最後というのがちょっと残念な感じがします。
そして肝心な坂本元刑事。
久々に山さんを「ヤマ」と呼ぶ人物の登場です。
敏腕らしさと、家族との板挟みと、太陽ではトシさんのような感じですが、山さんにしてももしかすると一瞬自分自身が坂本と同じ立場だったら、と感じた部分はあったかもしれません。
金子さんの脚本なので、一連のトシさん主演編のわだちを踏んでいる感じがありますが、山さんの人間性を改めて浮き彫りにした意欲作だとも思います。
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