「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

中尾彬さん、ご逝去・・・・・・・

2024-05-22 21:37:48 | おくやみ

5月16日、中尾彬さんがご逝去。81歳。

駆け出しのころは強面から好青年、ひ弱な役柄も演じながら、個人的な印象としては『暴れん坊将軍』での宗春役あたりから押し出しの強い好敵手役も多くなり、プレイボーイであり、さらには絵画やファッション等に造詣深く、近年はバラエティ番組やコメンテーターとしても顔を持つなど、まさに「芸能人」という看板に偽りの無い方でした。

今月発売の某雑誌にインタビューが掲載されるなどもあり、終活を行っていながらも、心不全ということで、急逝だったようです。

太陽では1作品ご出演です。
#319「年上の女」・・・・矢倉浩
ボンの高校時代のサッカー部の先輩。その妻・文子も先輩で、ボンのあこがれの人。
大山のぶ代さん脚本で、ならではの世界が展開されていき、矢倉役というのは太陽ゲストキャラの中でも結構複雑な人物だったと思います。劇場的でもあり、かつリアルな男の匂い(想い)をふりまくわけですから、並大抵の役者さんではシラケてしまいます。ただ、序盤とクライマックスのみの登場だったのが残念です。
既に有名どころだった中尾さんなので、そつなく熟していらっしゃいました。

寂しいですね・・・・謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

 


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おいちゃん・・・寺田農さん、ご逝去・・・・・・・・・

2024-03-23 09:36:06 | おくやみ

3月下旬、今世紀に入ってから訃報の季節という感覚のけぶでございます。

寺田農さんが3月14日未明、肺がんのため死去した。81歳。

晩年は肺がんで闘病されながらのご活躍だったとの事。
・・・・残念でなりません。

寺田さんを拝見していると、この方も演技に対して楽しく・貪欲に挑まれている姿勢であることを小職は感じておりました。お若い頃から血気盛んな青年と大人しい一般的な青年まで演じられ、演技にあぶらがのりはじめてからは、凶悪犯から刑事、サラリーマンから暴力団員(幹部)など枚挙にいとまがないほどの演じる幅があった方だと思います。その活躍は出役に限らず、声優までにも及び、御姿とお声で見るものに印象を強く残した方だったと思います。
特に小職としては、『あいつがトラブル』の唐木のおいちゃんなんですよね。
ショーケンさんとの「遊び」は自由気ままで、本放送当時の週末のある期間のストレス解消の愉しみとして小職には確かに「沖田&唐木」コンビは存在していました。

太陽では2作品ゲスト出演されています。

#329 タイムリミット・・・・市木武正 役
#589 共謀・・・・ 田島 役

市木はコレラ感染の疑いがある暴力団幹部、ボスと駆け引き的な競演。田島は打算的な夫婦関係の中、自己利益のために愛人を殺した有能なサラリーマン。
どちらもそつなくこなしてしまう寺田さんの懐の深さってすごいと思います。

・・・・・・・・ご冥福をお祈り申し上げます。


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正司歌江さん、ご逝去・・・・・・・

2024-01-25 05:59:16 | おくやみ

かしまし娘・正司歌江さんが1月19日にご逝去。94歳。

現在はワハハ本舗にご所属されて居られたんですね。(80歳より。)2年前まで現役で舞台に上がられていたとか。
個人的にはかしまし娘としてのご活動もさることながら、時代劇へご出演が印象に残っています。
芸事含め、シャキシャキされている方でしたが、改めて調べさせていただくと波乱万丈な人生を過ごされた方だったんですね。

ご冥福をお祈り申し上げます。

太陽には#664「マイコンがトシさんを撃った!」にゲスト出演。
トシさんが4年前に担当したひき逃げ事件の被害者の母親役を演じられていましたが、ワンシーンのみのご出演で結構意外な感じがしました。当時だからこそ、かしまし娘の正司さんであることは重々承知していたので、もっと物語にかかわりのある役柄だと勝手に思っていたので、贅沢なキャスティングだなと。


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松井範雄さん、ご逝去・・・・

2023-12-04 22:05:55 | おくやみ

松井範雄さんが11月8日に亡くなっていたことが4日、所属事務所の円企画より発表。72歳。

個人的には「わが町シリーズ」や時代劇の印象が強いのですが、かつては恰幅が良く、コミカルな演技も印象にある方でした。

太陽は2作品にご出演、太陽は円企画の俳優さんは多くご出演でしたからね。
この当時は、メガネをかけておられました。

#662 制服よさらば ・・・ 被害者の警備員
#706 ボス!任せてください ・・・ 東風麻雀店主

なんといっても72歳はお若い・・・・。ご冥福をお祈りいたします。

 


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鈴木瑞穂さん、御逝去・・・・・・・

2023-11-29 06:47:54 | おくやみ

鈴木瑞穂さんが11月19日に心不全で御逝去。96歳。

舞台・演劇中心のご活動で、その合間に映画や声優としてもご活躍でしたが、テレビについては思ったほどのご出演ではなく、時代劇が中心だった感じがあります。
重厚な演技で定評があった方でした。
個人的にはテレビ派なので、昭和末期からの各作品へのご出演の印象が強いため、壮年を過ぎた組織幹部役や父親役というのが印象に残っています。

太陽では警視庁幹部(警視総監ともとれる)として2回ご出演。
#86 勇気ある賭け
#100 燃える男たち
何れもボスに難しい密命を下す、威厳もありながら、決してボスと対立しているわけではない人物として登場、短い出番ながら印象に残る演技を披露されていました。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


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中庸助さん、ご逝去・・・・・・・

2023-11-10 19:09:07 | おくやみ

中庸助さんが10月20日にご逝去。93歳。

ネットニュース等では特撮や声優でのご活躍が紹介されていますが、
ここへお越しになられている諸兄姉は、確実にお顔を想い出せる存在だと思います。
特に『特別機動捜査隊』には確認出来るだけで51回ゲスト出演とセミレギュラー的なご出演で、
かつ特捜隊への加入も打診されたとか。だからこその#801ご出演というのもあったと思います。
出役でも声優としても、冷徹な悪役から一般人まで、幅広く演じることができた方だったという認識です。

太陽には9回ゲスト出演。

#24 ジュンのお手柄
#40 淋しがり屋の子猫ちゃん
#58 夜明けの青春
#112 テキサス刑事登場
#137 ありがとう、テキサス坊や
#173 一発で射殺せよ!
#562 ブルース刑事登場!
#590 怪盗107号
#710 殺意との対決・橘警部

太陽の場合は悪役オンリーで、特に#112はテキサス最初で彼の刑事生活の中でもトップクラスの敵・滝村を熱演されていたのが印象深いです。

ご冥福をお祈り申し上げます。


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畑嶺明さん、ご逝去・・・・・・・・。

2023-10-19 07:04:43 | おくやみ

畑嶺明さんが10月12日に老衰でご逝去。80歳。

東京都出身。文学座の俳優を経て、1974年ごろからテレビ脚本を手掛け、1975年に脚本家へ転身。
日テレの「俺たち」シリーズ、TBSの「噂の刑事トミーとマツ」「毎度おさわがせします」「キッズ・ウォー」などを手掛けた。

鎌田敏夫さんとは師弟的関係だったと聞いたことがあります。
話題性のある作品、番組のメイン脚本を手掛けることもあり、ほっこりする内容から殺伐としたハードな内容もあり、守備範囲が広い方だった印象があります。
俺たちシリーズにしてもTBS作品についても観ていたので、太陽以外でもお馴染みな方でした。
「毎度おさわがせします」については、畑さんと小野寺さんのタッグということで観始めたら、太陽とは別な作品世界に驚きながらも、年代的に結構ズバリな小職は興味深く観たものです。
また、脚本家に転身された後も、もともと演者だったからもあるのか、テレビでお見掛けすることがありました。

太陽ではご出演が1作、脚本は22作。
#159は漁船員の一人としてご出演。

脚本については、殿下と恵子の恋愛を描き、やさしさを基本として事件自体はかなり殺伐としたものだったりするものが多く、また鮫やん作品も手掛けるなど、鎌田さんや市川森一さんが担っていた部分を受け継いだ形で書かれおり、太陽シリーズのアクセント的作品を担っていた印象があります。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

出演
#159 海のテキサス ・・・ 島津元 名義 二宮英明 役

脚本(「単独」以外は小川英さんと共作)
#165 回転木馬の女 
#177 海に消えたか三億円
#191 冬の女
#207 絶叫
#299 ある出逢い
#306 ある決意 「単独」
#311 ある運命
#316 ある人生
#327 爆弾 「単独」
#335 ある結末
#338 愛と殺人
#350 高校時代
#352 ボン・絶体絶命 「単独」
#360 ボンは泣かない
#370 恐怖の食卓
#374 直感
#378 やさしい棘
#394 鮫やんの受験戦争
#404 鍵のかゝった引出し
#414 島刑事よ、永遠に
#472 鮫やんの大暴走
#479 怒りのラガー


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奈良岡朋子さん、さようなら・・・・・

2023-03-30 00:58:56 | おくやみ

徹さんのお別れ会で内藤剛志さんが#570撮影時のエピソード(お子さんが誕生した)を語られたり、太陽ビデオが「供えられたり」しているのを観て、感慨に浸っていたけぶでございます。
一部報道にはお名前が掲載されていませんでしたが、長谷さん・金田さん・良純さんも参列されていたそうです。

そして、またショックな訃報が・・・・

奈良岡朋子さんが亡くなられた。
3月23日に肺炎のため死去、93歳。
演劇界の重鎮、劇団民藝の共同代表、まさに演技派。
個人的な印象としては、ターキーさん(水の江瀧子さん)に次いで、芸能界の隠れたいわばフィクサー的な立ち位置に居た方と勝手に解釈していました。
その奈良岡さんがいわば2代目ボスとなったのは、裕次郎さんの代わりを捕まえることができなかった製作陣のいわば最後の綱だったことは、奈良岡さんご本人のお話(最終回のゲストオファーだと思っていた)などで垣間見られるところです。いずれにしても奈良岡さんが篁役で出演することが決まったのは1986年の10月。急なことながら完璧に篁朝子を演じられていたのはさすがとしか言いようがないですし、太陽中毒としても非常に感謝しているところです。
おそらく、このキャスト決定には石原プロも絡んでいるとは思いますが、やはり奈良岡さんとしても裕次郎さんの顔を立てたという部分はあったかと思いますが、PART2が未だに色あせない印象があるのは、奈良岡さんの自然で時には山さんのように厳しく、時にはボスのように緩やかにそしてキュートに演じられた篁像が大きく貢献しており、それにオサムさんの寺尾さんの飄々としてハードな刑事像がうまく重なった結果かと思います。
それに、当時は女性のボスというのはまだまだ珍しい時代、そういう状況で実にリアルなリーダーとしての風格を明示されていました。

奈良岡さんご本人は小職など語るべくもなくそれまでにもさまざまな名演をされておりますが、これは太陽中毒として手前味噌的になりますが、篁朝子は奈良岡さんの演じられた役柄の中で様々な顔を見せるニュートラルな役だったのではないかと思います。

だからこそ、PART2が12話しかないのが未だに残念でありますし、ついこの間まで現役で活躍し、近年はPART2のお話を楽しく語られる奈良岡さんのお姿を想い出しながら、確かにご長寿ではあったものの、鬼籍に入られたことは非常に残念でなりません。

奈良岡さんには改めて感謝しつつも、心よりご冥福をご冥福をお祈りいたします。


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渡辺徹さん、おつかれさまでした・・・・・・

2022-12-02 22:34:27 | おくやみ

渡辺徹さんが11月28日午後9時1分、敗血症のため都内の病院でご逝去・・・・。
確かに持病はお持ちで、昨年は入院。その後はマイペースで仕事をこなされていた印象だったので、正直あまりにも意外だった訃報に、あまり実感がわいておりません。
敗血症ですか・・・・。

・・・確かに徹さんの病気の根源に太陽があるというのは否定できないです。
元々太りやすい体質で、プレッシャーと忙しさで69㎏だった太陽デヴュー当時19歳、その後の人の倍以上食べ、神田さんのペースで食べ、差し入れは残さず食べ・・・の太陽生活で、こ自身のMAX体重をどんどん更新されていったとか。小生的にはその体形の変化については悪く受け取っておらず、逆に代わりのいる2枚目アイドル路線から、徹さん独自のキャラクターを創り上げていかれたという印象で、これが徹さんの活躍の場を広めた印象があります。一方で、文学座の舞台に病気以外は何があろうとも立ち続け、今や文学座の主要メンバーとなられていました。
また、ある意味「裕次郎さんゆずり」のスター性も持ち合わせておられ、「あいつ」シリーズの相手役である郁恵さんとのご結婚は、昭和最後のスター同士のご結婚という印象があります。
近年は病気との闘いがありましたが、演技やナレーションのお仕事も味が深まって、期待させいただいていた矢先・・・・若すぎます。
太陽OB諸氏にはショックそのものかと思います。
特に、ラガー在籍期はいろいろなことが起きた時期。裕次郎さん入院中に登場したラガーはまさしく末っ子的なポジション。露口さん=山さんにしてみれば、ご自分が太陽の先頭だった時期に徹さんが加入し、徹さん降板の際には「手塩にかけて育てた」ラガーを見送って、ご自身も太陽を降りることを決意したという一説があります。
竜さん=ゴリさんにしても、熱血指導をした最後の新人。神田さんにしてみれは特に当時は兄弟みたいなもの。
これは、長谷さん・三田村さん・世良さん・良純さんも同じことが言えるかもしれません。

ラガー・・・
溌溂としたフレッシュパワーの登場初期は強めのギラギラパワー炸裂だったため、なかなかなじめなかった時期がありましたが、裕次郎さん復帰あたりから藤堂チームに溶け込んだ感じがありました。これはご自身の太陽出演というプレッシャーもあったかと思いますが、ご自身と周りの「ボス不在」というプレッシャーも重ねてあったものと思います。その反動からか、すっかり慣れて1982年は太陽としてあれだけ激動だった時期なのに存在感を維持しました。さらに太陽新人の中では表向きにアイドル路線を走り出した方だったので、その印象も強くあります。これは1983年も継続していましたが、ボギー殉職と時を同じくして「あいつ」シリーズで主演を務め、さらにご自身の主軸である文学座舞台の登板などで、主演作は半年無いなど活躍が激減、マイコン登場後はかつてのゴリさん的ポジションを担ってスーツ姿に変わったかと思えば、またもスケジュール調整のため「骨肉腫」という設定に。なので、ラガーの活躍密度は実質的には3年未満な印象で、徹さんはこれをどう思われていたか・・・というのは聞いてみたかったです。
ラガーの主演作というのは、太陽中毒にとっては肩ひじ張らないように見えてハードな話が多く、だからこそ気が付いたら何度も見てしまう作品が多いんですよね・・・。

太陽愚連隊では、もうそろそろ「ラガー特集」を頒布予定でした・・・・

本当に、若い!早い!惜しい・・・・!
徹さんも無念ではあったと思いますが、今後のご活躍を期待していた太陽ファン諸兄姉も同じかと思います。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます・・・・・・


現在、トリプルで忙しいですが、温めていた「ラガーの大追跡」台本レビューを今年中にやろうかなぁ・・・。


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山本圭さん、ご逝去・・・・・・・

2022-04-26 22:21:26 | おくやみ

山本圭さんご逝去の報にふれ・・・・・
3月31日肺炎のため死去、81歳。

山本薩夫監督を叔父にもち、兄弟も俳優として活躍、
1962年デビュー、映画・舞台・テレビに主役格で長期にわたって活躍、
昔は悩める青年、インテリ硬派というイメージでしたが、壮年を迎えてからは、『ムツゴロウとゆかいな仲間たち』のナレーション等の印象で、やわらかさが加味され、遺作となった『やすらぎの郷』ではレギュラー大納言役として飄々とした演技を披露、現役を誇示されていた印象があるので・・・・・。
倉本聰さんとしては先の柳生さんに圭さんという立て続けの訃報はお辛いでしょうね・・・・

ご冥福をお祈り申し上げます・・・・・

 

山本圭さん、太陽には1作だけゲスト主演されています。

#350 高校時代 ・・・北川教諭

修学旅行で失踪した教え子を探す先生役でしたが、ドライな考え方で本気で生徒を探しているようには見えず、ゴリさんと対立します。最終的にはゴリさんの熱意に触れながら「教え子」と「先生」として向き合うわけですが、圭さんでなければあのちょっと間違えればわざとらしくなる難しい役をこなせなかったんじゃないかと思います。
サラサラヘアーがトレードマークの圭さんがパーマをかけていたので、印象に残っているところもあります。
この時期は連続ではありませんでしたが、他作品のレギュラー格のゲストを積極的に招いていた時期で、4話前の#346での弟の亘さんが同じくゴリさんと競演なさっていました。奇しくも柳生さんの最終出演は#353。
これらの作品の放送からもう42年以上も経つんですね・・・・


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