「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送5/30=大胆不敵な犯罪者の「弱点」に狙いをつけた一係だったが・・・

2021-05-30 08:15:03 | 放送予定
さて、もうそろそろ復活せねばと焦っているけぶでございます<(_ _)>
「叫べ!ジーパン」を聴いて、奮起しながら、
いつの間にか、ボギーOPのボギーハットの糸になりたいと黄昏れたり、
ネタは溜まる一方で、、、、


さて、本日のサンテレビ太陽放送。
いまじゃ、こんなロケはできないでしょうね・・・。
オールロケに近い内容のチーム追跡編fです。

【地上波】サンテレビ・ジーパン編

5/30(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第10話)
サンテレビ1(地上波)

第63話 48.09.28 大都会の追跡 (ボス・チーム)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

      永井久美 青木英美

ゲスト:江守徹
 夏純子
 田中浩
 皆川妙子 宗近晴見
 石井宏明 今井和雄 友田順子 宮田弘子

脚本:鎌田敏夫

監督:竹林進

急病になった信用金庫の女子職員が救急車で運ばれた後にすぐに保健所の職員という男が現れ、女子職員はコレラであると告げた。
早速消毒作業に取り掛かると云って、職員を一か所に集め、そのすきに金庫から一億二千万をたくみに持ち出し姿を消した。
ボスはこの手口に思い当たるところがあった。
たった一人でこれだけのことをやってのけるのは三ヶ月前に刑務所を出所した矢島義則という男の仕業でしかないと推理する。
そして、現場に居合わせた支店長も保健所の男は矢島である事を確認した。
単独で突拍子もない犯罪を犯す矢島にも一つ弱点があった。
矢島は美沙子という女に惚れていたが、矢島の服役中に美沙子は別な男と結婚してしまっていた。
山さんたちは、今は平穏な暮らしを営んでいる美沙子の張り込みを開始するが、変化は見られない。
しかし、ひそかに美沙子のもとには一緒に逃げようという電話がかかっていた。
刑事が張り込んでいるかもしれないと矢島から注意を受けた美沙子は慎重に行動を開始する。
障害物のない道、美容室、トイレ、デパート、そして変装・・・。
追跡するジーパンたちを翻弄、その末にナイターが行われている野球場に行き着く。
美沙子は矢島といつ連絡しあうか、物陰から張り込む刑事たちの緊張は続いた。
一方、矢島は野球場に来てはいたが、犯行のうわまえを狙う男が現れ、美沙子の命とひきかえに金を要求してきた・・・・。

帝銀事件の香りを漂わせながら、大胆不敵な江守さん演じる矢島とその弱点である人妻に夏さん、そして彼らの破滅を描く、太陽作品としては犯人寄りにスポットをあてた作品。
ただ、そこでは止まらないのが太陽たる所以。
この一見大人しそうな作品に、贅沢で大胆な追跡ロケを交えるという巧妙さです。
後楽園球場でのロケは1973年8月28日、ナイターは巨人-広島戦。
ゲリラロケだったために、撮影はかなり大変だったそうで・・・・。

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サンテレビ太陽放送5/23=殿下潜入・華麗なる金庫破り?

2021-05-23 10:31:01 | 放送予定
さて、本日のサンテレビ太陽放送。
殿下=几帳面に初めてスポットがあたった一編。
かつ、ゲストが異常に充実しているという部分が大きなミソ。
ジーパン編はどんどん殿下は自分の「階段」を上がっていきます。(^_^;)

【地上波】サンテレビ・ジーパン編

5/23(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第9話)
サンテレビ1(地上波)

第62話 48.09.21 プロフェッショナル (殿下・ボス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子(欠場)

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

      永井久美 青木英美

ゲスト:大滝秀治
 三林京子
 柳生博 城所英夫
 桐生かほる 大村千吉 森本三郎
 郷鍈次

脚本:小川英 長野洋

監督:山本迪夫


ゴリさんは顔見知りのハコ師・山内を見かけて声をかけると、何故か山内は強引に逃げようとした。
不審に思ったゴリさんは山内を署へ連行したが、案の定山内の持っていたアタッシュケースには電気ドリル等の金庫破りの道具一式が入っていた。
一方、七曲署管内に元サーカスのブランコ乗りだった榎本、電気工学専攻の尾崎と、いずれも金庫破りのプロたちが顔を表した。
ボスたちの追及で、山内は多額の報酬を約束に若い女から仕事を請け負ったことを白状する。しかし、その女の正体も計画の全貌もまだわからないという。
謎の女との連絡場所があるホテルの一室だと知ったボスは一計を案じ、顔を知られていない殿下を、お見合い現場から連れ戻し、一流の金庫破りに仕立てて山内の代理としてホテルに送り込んだ。
殿下はボスのようにふるまう謎の女かおるや二人の仲間のテストに合格し、あすの朝早く、政治献金で疑惑の持たれている全日経済会の金庫を襲う事を知らされる。
丁度その頃、殿下が仲間の目を盗んで取り付けた無線機は車に踏みつぶされて送信が途絶えてしまうのだった・・・・。


殿下主演編で、手先の器用さを披露した初作品。
市川森一さんが、「もっとも優しい刑事」という殿下像をプロデュースしながら、一方では小川・長野両氏は頼りがいのある殿下像を探っていたものと思います。一見アンバランスに見えながらも、いわゆる入門シリーズの走りみたいな作品ですが、殿下も堂々とプロフェッショナル相手に渡り合う様は、男性ファンにも支持を取り付ける要素を持たせたところは絶妙だと思います。そういう意味では、太陽のオリジナルメンバーのキャラクター性というのは奥が深い・・・。

そして、ゲストも前回に続き豪華絢爛。
ここまで曲者を揃えるか・・・というか、大滝さんがほんのちょっとの出番で強烈な印象を残しているところが凄い。
かおる役の三林京子さんはなんと本作テレビ初出演。
当時は東宝演劇部のホープだったとのこと。

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サンテレビ太陽放送5/16=謎の女と麻薬とジーパン

2021-05-16 09:33:26 | 放送予定
実はあまり指の調子が良くなくて、最近タイピングがもつれます(^_^;)
結構仕事でもそんな感じなので、家では殆どパソコンを使わなくなってきました・・・。
指なのか?肩なのか?神経なのか?それとも脳なのか・・・?
何かいい薬でもないかなぁ。。。書きたいことが山ほどあるのですが。

さて、本日のサンテレビ太陽放送。
村岡女史の再登場ということで、今回からセミレギュラー的役割を担ったこととなります。メンバーの家族や周辺、署内の人間以外でのセミレギュラーは初ですが、浜美枝さんとしても太陽という番組をお気に召された感じがあって、なかなか派手に振舞われていますが、村岡女史のベース構想が007、それを日本初のボンドガールが演じるというある意味ベタな設定をスタイリッシュにこなされているのは今更ながら流石だなぁ・・・と思います。
それと今回は太陽史上例の無い「特撮」が挿入されます(^_^;)


【地上波】サンテレビ・ジーパン編

5/16(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第8話)
サンテレビ1(地上波)

第61話 48.09.14 別れは白いハンカチで(村岡・ジーパン・ボス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子(欠場)

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

      永井久美 青木英美

セミレギュラー(SP):浜美枝

セミレギュラー:菅井きん

ゲスト:川合伸旺 黒部進
 恵美(フィーミー) 内田勝正
 宮口二朗 中島元
 影山龍之 田川恒夫 小沢直平 岡本隆 鴨志田和夫

脚本:田波靖男 四十物光男 小川英

監督:山本迪夫


羽田空港で麻薬密売容疑の菊池を追い詰めたジーパンは、何者かの不意打ちをくらって気絶、菊池も逃がしてしまう。
しかし、不思議な事に傷ついたジーパンの手には手当の白いハンカチがまかれていた。
ジーパンの僅かな記憶と同行していた長さんの目撃情報からすると、相手は女で外交官ナンバーの車に乗っていたようだ。
ジーパンは、麻薬産出国のチャンライ大使館の張り込みを開始、そこに出入りする謎の美女を見つけ出す。
その美女に手づるで、チャンライ在住の日本人・松山栄と暴力団・青竜会の土田がサンプルを受け渡ししている現場を抑え二人を逮捕するが、何故か二人とも簡単に釈放されてしまう。
実は厚生省の麻薬取締本部が二人の背後にある大掛かりな麻薬ルートを追っており、謎の女は麻薬捜査官の村岡房江だった。
本格的な取引の現場を押さえようとしている村岡はボスに今後一切余計な手出しはしないようにと頼む。
そんな折、一味のうち警察に顔を知られている菊池や松山と土田が次々と殺された。
殺人事件として青竜会を追及すべきだと主張するジーパンを、今動いたら村岡の身が危うくなると押さえたボスだったが、ジーパンはじっとしていられず、ヒッピーに扮し単身青竜会の縄張りに乗り込んでいく。
一方、急に警察が動き出し始めたことから、密売組織では村岡に疑いを抱き始めるのだった・・・・。

村岡女史2回目の登場。
演じる浜美枝さんは前作出演で太陽が気に入り、その後結婚・出産を経ての浜美枝さんが希望した出演だったそうです。
確かに、ファッション含め、気合がかなり感じられます。
相手役のジーパンは、ちょうど太陽にも慣れてきた頃で、新人らしさとふてぶてしさ(^_^;)とナイーブさがミックスされて良い時期で、この辺りもなかなかいいバランスだと思います。

しかし、悪役を揃えたなぁ・・・というメンツ。

クライマックスの登場する恵美(フィーミー)氏は台湾国籍の歌手。
唐突な登場でしたが、ひょっとすると後日談など構想されていたかもしれません。

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サンテレビ太陽放送5/9=終末論と捉えどころのない娘、ジーパンの新宿の朝は・・・

2021-05-09 10:21:03 | 放送予定
色々と充電しているけぶでございます<(_ _)>
3月から寝てるか仕事しているかの繰り返しだったので、リセットしてますが、
しかし、良く寝たなぁ・・・・。

さて、本日のサンテレビ太陽放送。
本格的に「優作劇場」の始まりなのがこの回からだと思います。
それまでは、誰かが補助、もしくは誰かの補助的な立ち位置が結構濃かった感じのジーパンが、より前面に出てくるような感じを受けるのは、
ゲストが桃井さんだからというのもあるかもしれません。
また、久々なシンコの登板と、殿下のアシストも効いていながら、当時の世相も盛り込んだ、面白い作品となっています。


【地上波】サンテレビ・ジーパン編

5/2(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第7話)
サンテレビ1(地上波)

第60話 48.09.07 新宿に朝は来るけれど(ジーパン・シンコ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

      永井久美 青木英美


ゲスト:桃井かおり
 大塚国夫(クレジット誤り「大塚周夫」)
 伊井利子 服部哲治
 片山滉 上野綾子 北川陽一郎 阿藤海 杜沢泰文 六人部健一 築地博 渋谷健三

脚本:鴨井達比古 小川英

監督:竹林進

大地震を予測、警告の論文を書き続けていた科学技術庁の技官・中原和巳が夜明けの新宿西口公園で死体となって発見された。
抵抗のあともなく、所持金3万円もそのままという動機が見当たらない状況で、一係では中原の周辺をあたるが、地震のことしか頭にない優秀な真面目人間ということしか解らなかった。残された唯一の手がかりは、死体のワイシャツについていた口紅を残した女の存在だった。
一係では、新宿界隈で中年の真面目人間が一度は行ってみたい店を片っ端から当たると、中原が数度訪れたというバーを発見。
そのバーで相手をしたのは恵美というとらえどころがないが、どこかあどけないところがある女だった。
一方、ジーパンは中原が恵美とよく来たというスナックを見つけ出し粘ったところ恵美が現れた。
しかしその恵美を数人の若者がどこかへ連れ去ろうとし、ジーパンが大乱闘の末助け出した。
ジーパンを刑事と知らない恵美は「人を殺しちゃった」とケロッとした顔で語るのだった。
ジーパンはなおも恵美に接近するが、一方で中原が持っていた大金を狙い、恵美を執拗に付け狙う者がいた・・・・。

番組資料では桃井さんは友情出演となっています。
そのアンニュイな桃井さんを迎え、当時のノストラダムスの大予言ブームにもあやかった作品となっていますが、当時の新宿ヒッピーが事件に関係してきたり、そんなこんなで不思議な雰囲気を醸し出しています。

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サンテレビ太陽放送5/2=あるサラリーマンの悲哀に長さんとジーパンは・・・

2021-05-02 10:05:16 | 放送予定
あっという間に5月です。。。。
3~4月は小職としては失われた季節となって・・・(^_^;)

さて、本日のサンテレビ太陽放送。
初の放送休止を挟んでの本作、長さんメインでありながら、ジーパンもアクションを炸裂させるという#57と双子的な物語ですが、
同時撮影でもあるので、意図的に中年男を題材としたシナリオを斎藤監督に演出を託したような気も。
さすがに、連続放送は避けたようですが。

【地上波】サンテレビ・ジーパン編

5/2(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第6話)
サンテレビ1(地上波)

第59話 48.08.31 生命の代償 (長さん・ジーパン) 

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子(欠場)

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      永井久美 青木英美

セミレギュラー:※シーンカット 野崎康江 西朱実  野崎良子 井岡文世

ゲスト:小山田宗徳
 佐原健二 杉江廣太郎
 小笠原弘 久野聖四郎 佐瀬陽一 野口英行
 幾野道子 加賀邦男

脚本:石松愛弘

監督:斎藤光正

勤め帰りにジーパンは長さんを一杯飲みに誘った。
その道すがら、長さんは挙動が気になる一人の中年サラリーマンに目を止めた。
長年の刑事特有のカンでその男の雰囲気にただならぬものを感じた長さんは、ジーパンを置いて一人で男を尾行したが、案の定男はビルの屋上から飛び降りようとした。力尽くで男を止めた長さんだったが、「余計な事をしてくれた」と口走った男を見失ってしまった。
その男ともみ合った時に落した「遺書」から男の名前は井村太一といい、東部物産輸入第二部係長であると解る。しかし井村は張り込む長さんの前で再び自殺を図ろうとするが長さんは阻止する。
一方警視庁では、七曲署の件とは別に東部物産の数十億に上る使途不明金を追求し、井村は重要参考人として取り調べを受ける。
夜間大学を卒業、うだつの上がらないままで定年を迎えようとしている井村に残された妻子の生活を一生保証するという条件で、会社の使途不明金の罪を被って自殺することになっていたのだ。本庁では黙秘を通して釈放され帰宅した井村は、息子に罪を咎められショックを受ける。
そのうち自分ひとりが会社の犠牲になるのがまっぴらだと考えた井村は執拗に自殺を迫る会社の幹部を逆に脅迫するが・・・。

中間管理職の中年サラリーマンの悲哀、そういう男が開き直った時の怖さもありながらも、企業犯罪の怖さも併せて描きますが、長さんが長さんらしさを発揮する部分と、ジーパンがジーパンらしさを発揮するという、なかなか美味しい展開を魅せてくれる作品でもあります。
と言いながらも、ジーパンはちょっとガサツになってきますが(^_^;)

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