「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送9/25=稀な現象に窮地に陥るテキサス

2022-09-25 08:37:13 | 放送予定

休養中けぶでございます<(_ _)>
S監督の訃報がツイッターに。詳細な情報がなく、書けない状態ですが・・・・。
太陽ではハードボイルドな作品、1作品の中で動的アクションを積極的に取り入れた監督さんでしたが・・・・。

さて、9/25サンテレビ・太陽放送は#126。
川の中での捕物劇でテキサスが川に向かって威嚇発射した弾が跳ねて、一般市民の女性に当たってしまうという事態が発生します。
確実に川を狙って撃ったテキサスでしたが、有らぬ疑惑をかけられたり、女性の傍にいた男性が「居なかった」事になったり、かなり厳しい立場に追い込まれますが、自分の汚名をそそぐことが大切か、目撃者である女性と一緒にいた男性に証言をさせることが正しいのか、様々に悩むテキサス。
プライベートが主に描写された前作とは違い、今回は刑事としての面子か、それとも事件とは関係の無い善良な男を巻き込むべきか、周囲の声を聞きながらテキサスはその答えを導き出す訳です。
「ブルージンの子守歌」のインスト曲が効果的に使用されています。

山 村「他人の心情に土足で踏み込む権利はお前にもない、それが俺の考えだ。強要するつもりはない、お前にとって一生に関わる名誉の問題だからな。」

【地上波】サンテレビ・テキサス編

9/25(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第15話)
サンテレビ1(地上波)

第126話 49.12.13 跳弾 (テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

長山久子/浅野ゆう子
セミレギュラー:平田昭彦

ゲスト:志摩みずえ
 保積ペペ 酒井修
 沖田駿一 堺左千夫 藤井つとむ
 セキトラ・カーアクション
 
脚本:金子成人

監督:小澤啓一

テキサスとゴリさんは二人の強盗犯人を川に追いつめる。
テキサスは水面に向かって威嚇射撃をするが、弾は水面で複雑な跳ね方をして、河川敷を歩いていた娘・広美を負傷させてしまう。
ボスの見解では、この現象はごく珍しい「跳弾」であるという。
被害者は小さな町工場の一人娘で近々結婚することになっていた。
婚約者の原はテキサスを強烈に責め、さらに警察内部にも非難の声が起き始め、追いつめられるテキサス。
テキサスは現場の状況をもう一度考え直す為に必死に記憶をたどったが、広美に弾が当たった時にそばに一人の男が居たことを思い出した。
だが広美は自分一人であったと頑として言い張る。
丁度その頃逮捕された強盗犯人の一人が友人を頼っていこうとしていたことが判った。実といい、広美の父の工場に働く工員だった。
テキサスはボスの指示で実を尾行したが、いつの間にか姿が消えてしまった・・・。

駆け出し時代の金子成人さんの執筆作。
テキサスの銃弾が果たして跳弾だったのか誤射だったのか・・・唯一の目撃者をめぐって、テキサス・被害者・目撃者各々の立場がストーリー上巡ります。話の軸はテキサスの責任問題よりも、そちらの方にあります。
久々にテキサスの押し出しの強さが出ますが、前作の穏やかさも加味された感じもあり、テキサスのキャラクターとしてはここである程度完成されたと見ても良いと思う感じになっています。


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サンテレビ太陽放送9/18=刑事の立場、親友という立場、その狭間で苦悩するテキサス

2022-09-18 08:46:15 | 放送予定

クタネ後けぶでございます<(_ _)>
ぼけーとツイッターを眺めて、あぁ・・・コロンボ総統氏とスヌーピー氏がにこたま方面の検索を敢行しているのを見て、また無意識によだれが。。。。
いいなぁ。。。瀬田方面の例の線路こ線橋付近は、初期から末期まで使用されたところで、殺人事件からボギー記憶喪失、逮捕現場から自動車横転までさまざま。
一度は行ってみたい。
と、いつ余裕ができるんだろう・・・・山積みの問題を平常化したあとかなぁ。。。(^_^;)

さて、9/18サンンテレビ・太陽放送は、
116話で「友達と同居」していることが判明したテキサスの初のプライベート描写です。
鎌田敏夫氏の脚本で後の『俺たちの朝』の原型にもなったと言われている名作。
「恐喝家」が殺されて、その捜査線上に友人・八木の婚約者が浮かんでくるわけですけど、友情と刑事の仕事との板挟みの中で苦しむテキサスの姿は、初期のガムシャラ熱血漢とは違った印象を受けます。正義一辺倒では何事も解決しないという事をテキサスはここで決定的に思い知ってしまいます。
この話で救われる人は居ませんが、救われないながらもお互いをいたわるという暖かさもあったりしてほっとする部分もあります。
アクションは抑えめですが、三上順という男の人間性が見えてくる作品ですね。

山 村「テキサァ~あス!!!」(指パッチン)
店 員「撃たれちゃったよぉ…」

順「俺いやだよ山さん! いやだよ・・・俺、事件なんかより友達が大切なんだ! デカなんかより親友が大事なんだ!!!」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

9/11(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第14話)
サンテレビ1(地上波)

第125話 49.12.06 友達 (テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

長山久子/浅野ゆう子

ゲスト:小倉一郎
 長浜藤夫 高木彩
 吉田未来 綿引洪
 加藤真知子 高山秀雄 田川恒夫 内藤栄造 岸野小百合 岩崎智江 中島公子 天野勇生

脚本:鎌田敏夫

監督:山本迪夫

テキサスと同居する八木の恋人・圭子が部屋にやってきた。
どうやら結婚するつもりであるようであるが、テキサスの職業が刑事だと判った圭子は人知れず表情を堅くした。
一方あるマンションで男性が撲殺される。
その男性の手帳にはイニシャルと電話番号がずらりと並んでおり、一係で手分けしてその電話番号の主にあたるといずれも何かを隠した様子で、被害者との関係を否定する。
さらにその中の一人が圭子であったため、テキサスは八木の気持ちを考え真剣に悩む。そのうち手帳に載っていた商事会社の課長が自殺したことから、被害者は他人の秘密をかぎつけては強請る常習犯であったことが判る。
殺人の犯人はある団地の主婦で、彼女を逮捕して解決したが、被害者の強請りのネタの中にあるイニシャルが入った注射器が発見された・・・。

後の勝野さん主演『俺たちの朝』の原型になったと言われる作品、テキサスと八木の関係、その中に八木の婚約者が波紋を「持ち込んで」きます。
テキサスは刑事という立場と三上順というひとりの若者としての立場の両面で葛藤し悩みます。
今までのテキサス主演編は誰かと組んだものでしたが、登場編を除き初めてテキサス自身が濃厚に描かれるエポック的な作品でもあると思います。


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サンテレビ太陽放送9/11=長さんとヘソデン先生の奔走記

2022-09-11 08:16:06 | 放送予定

身体中がつり、昼夜悶絶いている・・・・けぶでございます<(_ _)>
とっくの昔に更年期は落ち着いたのかと思ったのですが、男50歳・・・無理が効かないことを実感していながら、どんどん巣ごもり+コミュ障こじらせも悪化しており(^_^;)

温泉行きてぇ。。。。

さて、9/4サンンテレビ・太陽放送は、
交番襲撃の容疑者として連行された老人は、長さんの恩師・ヘソデン先生・田村だった。田村に頭が上がらない長さん、そんな時田村の教え子である若者が容疑者に・・・田村先生に松村達雄氏を迎える#124を放送
「免許ナシ」短髪コンビのカーアクションが見もの・・・ではなく、
修学旅行の宿でネションベンした野崎太郎・・・・ではなく、
湯呑を割って器物破損罪の野崎太郎・・・ではなく、
へそを披露する野崎太郎(ゴリも披露)・・・ではなく、
サングラス初披露(辰平さん自前)の太郎・・・ではなく、
ジーパン革ジャンを着る柳生・・・ではなく・・・。
とにもかくにも、ネタ多し回。太郎フェチ御用達娯楽作です。


野 崎「山崎!!いいか!俺とお前は同じ田村先生の教え子だ!その点では対等だ!
だから!だから俺はお前を殴った!その代わり俺はお前を信じる!信じられて困ることがあるなら今言え!!!」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

9/11(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第13話)
サンテレビ1(地上波)

第124話 49.11.29 仰げば尊し (長さん・テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

長山久子/浅野ゆう子
     SPゲスト
       松村達雄
ゲスト:柳生博 千葉裕
 愛田純 野瀬哲男 八木和子 小海とよ子 奥村真悟

脚本:田波靖男 安斉あゆ子 小川英

監督:小澤啓一

或る夜、派出所で巡査が撲殺され拳銃が奪われるが、付近をウロ付いていた老人が容疑者として七曲署に連行されてきた。
長さんはその顔を見て驚いた。小学校時代の恩師の田村先生なのだ。
田村は事件には関係ないと捲し立てた挙句、一同の性根を直す為にヘソをひねってやろうと昔の癖を出すので一同唖然となる。
一方、現場から大型バイクのタイヤ跡が発見され、カミナリ族の犯行ではないかと考えられた。
カミナリ族の集まるパーツ屋を当たった長さんは工員の山口が警官と言い争っていたと聞いて彼を訪ねるが間一髪で逃がしてしまう。
山口が逃げ込んだアパートには田村が住んでおり、踏み込んだ長さんはその部屋で盗まれた拳銃を発見、山口は田村の教え子だったことも判る。
さらに、山口のバイクの工具箱から血の付いたレンチが発見され容疑は深まり、長さんは田村を逮捕せざるを得なくなる・・・。

御仕置にヘソをつねる「ヘソデン」先生の田村に松村達雄氏を迎え、同じ教え子の容疑者を追いながら、田村にも逮捕することになる困惑する長さんを描きます。とは言いつつも、コミカルさも加味した田村とのやり取りが見ものです。
ゲストにはパーツ屋の主人に柳生さん、既に青春モノ等で活躍なさっていた千葉裕さんなどがご出演。


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サンテレビ太陽放送9/4=ボスの孤独、様々な孤独、身勝手な孤独・・・

2022-09-04 08:02:06 | 放送予定

疲れが取れない・・・・けぶでございます<(_ _)>
リフレッシュが必要なんですけど、プライベートでは一切行動力というものがなくなってしまい。。。。

ところで、ロケ地関係では・・・
佐藤ビルの解体準備が着々と進み、ロケ地巡礼が活発ですが、ニューシティホテルの裏手にある駒ヶ嶺医院ももうすぐ解体とか。
エントランスが特徴的な病院ロケ頻度過多なところでしたが、とうとう・・・・。
思ったほど変わりなかった西新宿も着実に変化していきます。

さて、9/4サンンテレビ・太陽放送は#123を放送。
裕福だけど天涯孤独なボス、そのボスにテキサスがある料理屋のおかみを引き合わせた頃に起こった、孤独な女性の連続殺人。その犯人も孤独だったが・・・・様々な孤独とボスの非情ながらも苦渋の射殺を描きます。
なんというか、沁みる話です。確固たる独身貴族であるボスにテキサスのおせっかい、その世界観が太陽世界を味わい深いものにしています。また、テキサスにしても当初の意固地な爆走キャラから落ち着きまとうようになって、愛されキャラへシフトしている時期、このキャラ変はかなり効いています。
鎌田さんの脚本、井上博一さんの好演・・・・と#32との面影を踏みながら、ボスの孤独と自らを押しつぶして作り上げた非情さが泣けてきます。
ゲストの佐藤友美さんも味わい深い・・・本作のみの登場が惜しいし、ゴリさんの春の次週がこの作品というのも、なかなか・・・ね。
そして、黒部さんや西恵子さんという「ウルトラ」キャスティングも。
覆面車は第三の足としてマークⅡ登場。後年はバンバン壊される2代目もこの時は新車です・・・・って、Gmenではこれ1台に4人乗車のカーアクションでロール過多状態(^_^;)

 

藤 堂「なぜ、一人で生きてきた・・・。」


【地上波】サンテレビ・テキサス編

9/4(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(テキサス編 第12話)
サンテレビ1(地上波)

第123話 49.11.22 孤独のゲーム (ボス・テキサス)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      三上順
       勝野洋
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

長山久子/浅野ゆう子


ゲスト:佐藤友美
 井上博一
 黒部進 西恵子 高橋ひとみ 榛俊一 伊藤豪 安藤純子 都家歌六

脚本:鎌田敏夫

監督:竹林進

独身貴族のボスにテキサスは料理屋のおかみ・悠見子を紹介するが、ボスは乗り気薄・・・。
或る夜、殺人予告電話が一係に入り、ゴリさんとテキサスが駆けつけるものの、被害者である富子は生きており、二人は痴漢扱いされる。
しかし、数日後にまた同じ電話があり、今度は本当に富子が殺されてしまう。富子は地方出身で身寄りのないOLだった。
ゴリさんと長さんはダンスホールに被害者が出入りしていたことを突き止め、聞き込みや張り込みをするものの手がかりはなく、関係のないチンピラを捕まえてしまう。
そこへ犯人から3度目の電話がかかり、やはり富子と同じ境遇のOLが殺される。2人の接点として結婚相談所が浮かんでくる。
一方、凶器の腰紐の線からこれも孤独な男が容疑者として浮かぶが、警察の追及をあざ笑うように逃れ姿を消す。
男はボスに電話をかけてきて、ある展望台にいると挑発してきた。
ただし、警官の姿が見えたら持っているダイナマイトを爆破させて、見物人もろとも自殺するという・・・。

天涯孤独のボスにおせっかいのテキサスが女性を紹介、この二人の大人な関係性と、ボスの女性に対する「拘り」を垣間見せる部分とで切なくなるのと、孤独を共有したいがために自己の孤独感を押し付け殺人に走る男とボスの対決と描きますが、クライマックスの強烈な切なさはちょっと呆然としてしまうほどのインパクトがあります。
とは言いつつも、ゴリさんや長さんのチークダンスも目撃できるオマケがあったりします。


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