「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

クライマックスの激情

2011-07-30 03:24:11 | ファミ劇日誌
ファミ劇の8月特別編成で太陽はお休みとなりますが、
久々じゃないでしょうか・・・・CSで太陽が全く放送されない事態というのは。

この際、HDD3台分溜まったものを整理しようか、それともファミ劇日誌を書きすすめるか・・・。
なんとも悩ましいです。
岡田さんライブの件を纏めるというのもあるし(^_^;)

【ファミ劇へのおさそい】

第109話 49.08.16 俺の血をとれ! (山さん)水谷豊・横光勝彦 吉田未来 

山さんの生命の危機というのは、考えてみるとあまり無いんですよね。
シリーズ構成も敢えてそういう事態を避けているという感じもあって、だからこそ山さんには「慎重派」という印象が強いですが、
山さんもごくまれに、まるでツボを突かれたかのように危険へ突進する場合もあり、本作もそのツボがハマってしまった事件だったと。

豊さん最後のゲスト出演ですが、その犯人グループの若者と山さんとの「関係」がキーワードになってきますが・・・。

それにしても、無尽蔵に山さんはその若者の為に血を採られるわけで、あわや失血死。
そういう突然思いっきった事をする危うさは実は山さんの魅力だったりします。

 
第110話 49.08.23 走れ猟犬-ジーパンシンコその愛.3- (ジーパン・シンコ)今井健二 石山政五郎 藤崎和宏

ジーパン存命最後の作品となりました。
そしてシンコとの愛情劇も最高潮に達します。

刑事として邁進一途だったジーパンの目前で起きる事故。
犯人追跡の中で関係の無い幼い命が失われてしまったことへの、ジーパンの贖罪は、ストイックに事件を解決する方向へ向きます。

事件の黒幕を暴くために潜入捜査を試みますが、次第に雲行きが怪しくなってきた中で、シンコまでその渦中に飛び込んできますが・・・。

こう言ったらちょっと違うかもしれませんが、

ジーパンとシンコのカップルは太陽史上でも実に生々しい組み合わせでした。

リアルなカップル然と云う訳ではなく、何と言うか「激愛」というか。

劇的ではあるけれども、芝居臭いわけではないところは、優作さんと関根(高橋)さんの演技の懐の深さを感じます。

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グリコ・森永事件

2011-07-29 21:44:54 | 回顧
「グリコ・森永事件」

先ほどNHKスペシャルで「未解決事件」としてドラマとドキュメンタリーが放送されていましたが、面子がなかなかいいです。
やっぱりこういう硬派なドラマはNHKの独壇場になってきた感じが。
クルマも時代考証がちょっとズレている部分がありますが、3代目マーク2をよくぞあそこまで集めたと言う感じで。
次回は港303も登場するようで・・・(^_^;)

当時を想い出すと・・・。

太陽のスポンサーとしてグリコはサッポロビールの降板後にボン・ロッキー編の1978年初頭あたりから加わっていた為、太陽ファンとしては身近な存在でした。
本編にも商品が登場して、特にドック登場以後は積極的に新製品が使用されていました。
アーモンドチョコレートが主にCMとして流れていたので、聖子ちゃんも結構身近な感じではありました。
徹さんもCMに登場してましたし。

実際、私の身近で売られていたグリコ商品は・・・安売りを殆どしないので口に入る機会が少なかったです。
なんで、憧れだったんですよね・・・ある意味。

「グリコ・森永事件」は、1984年3月18日に当時のグリコ社長の誘拐から始まっていましたが、私の記憶では、ボギー殉職周辺とダブっています。
なので、当時のファンとしては両方でショックだった部分はあったと思います。
5月には青酸ソーダ混入の脅迫状が公表され、グリコ製品が全て撤去されましたが、
その直後に太陽からもグリコのCMは無くなり、金鳥などの代りのスポンサーが入っていたと思います。
(この辺りは、覆面車の後期型60系セリカXXとダブります。)
でも、中野のまんだらけで入手した台本では少なくとも「ドリーム」までは江崎グリコの表記があります。
記憶ではこの頃は既にグリコのCMはやっていなかったと思うのですが・・・・もしかするとまだ正式に降板したわけではなかったと思います。

事件に話を戻すと、
あの脅迫文もキツネ目の男も、強烈でした・・・でも、あれだけ顔を晒しているわけだから、すぐに逮捕されると思っていましたが・・・。
他の食品会社に犯行が波及していく中、日本中が翻弄されている感じがしましたが・・・それでも何とかなるのではないかと思っていましたが。
正直御宮入りになったのが信じられませんでした。

販売再開したグリコ商品のパッケージの変化は今でも覚えています。
一度開けたらすぐわかるフィルム梱包。
たしかそこまでやったのはグリコだけだったと思いますが、その真面目から何とも言えないもの悲しさを感じたものです。


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ゴリさん本格的始動

2011-07-28 21:26:08 | ビバ!チバテレビ
チバテレ・マカロニ編、2クール目を迎えます。
ワンクール目はやはり主役とボスとマカロニが居て成り立つという話が殆どを占め、各人の主演作にもマカロニが絡むというパターンが殆どでした。
山さんの初単独主演の#11にも、マカロニは妄想まで抱いて参加(?)してますし(^_^;)

そして明日の放送は、

第14話 47.10.20 そして拳銃に弾をこめた (ゴリさん)渡辺篤史 鳥居恵子 仙波知之

それまで、誰々とゴリさんという図式で単独主演編としては初になる本作は、ゴリさんの拳銃哲学の本格的な幕開けなんですが、物凄くホロ苦い後味を残こしながら、熱いモノも残る絶妙な作品です。

ヒッピーとの交流なのですが、立場とか考えず、肩肘張らないゴリさんの姿勢が良いです。

でも、ハッピーな展開も出来たのではと思いますが、逆にゴリさんを窮地に落とす(立場的にではなく、心情的に)という素地としては格好と云うばかりに、あれこれ色々「出て」きます。

ゴリさんの顔面蒼白ぶりも結構目をひきます。


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ひとりぼっち

2011-07-28 00:02:03 | 探求 探究 研究
私の地元も再び25℃前後まで気温が上がった一日でして、現在も外気は20℃ぐらいあるようです。
東京に行かなきゃ、恐らく今頃汗だくだったと(^_^;)
しかしながら、東京行きで悪い癖が出来て・・・完全に睡眠時間が不安定になってます。
昨日などは太陽を見ながらやっと眠ったので(^_^;)

ところで、話変わって・・・

中野まんだらけで手に入れた台本の準備稿は「ラガー倒れる」の他幾つかあったので、印象的な部分をメモっておきます。

その準備稿の台本の数々はかなり薄汚れて使用感たっぷり、書き込みや二つ折れなどもあり状態的にはあまりよくありません。
その為、業者で流通する場合は未使用台本より安く流通する場合が多いようです。
ただ、読んでいるとロケハンで使用したであろうと思われる書き込みが多数あるものも存在している為、使用済み台本の方が面白いと個人的には思っています。


第602話 59.05.18 誰かが私を狙ってる

当初は『ひとりぼっち』というサブタイトル。

これは完全に東野さん演じられる上田のおやじさんを指していると思います。

出演者を見ていると、早瀬波江が単に令子の母という記載だったりするので、セミレギュラーについての役名表記について、台本ではまちまちだったように感じます。
裕太も祐太だったりしていますので、もしかすると準備稿ならではだったのかもかもしれません。

ロケ地についての記述(手書き)は、

令子のアパートは「砧」
七曲署・一係室「No7」(お馴染みの国際放映ステージナンバーですね)
幼稚園~その前の道「多摩川」
交通課時代の取締回想「新宿中央公園」
パチンコ店「大久保」
カーチェイス「環八」

覆面車についても、クラウン・ソアラ・セリカと指定している部分がありました。

この作品も準備稿と完成作ではクライマックスがかなり違っています。

完成作では、上田の家の仏壇に参った令子が、その上田の誘いで上田のバンに乗り波止場に向かい、あわや心中という流れでしたが、

準備稿では、上田が造成地(横浜)に令子を呼び出しバイクで急襲、令子の覆面車は燃え、上田は令子をボーガンで狙い襲いますが、令子はそのバイクの上田に飛びかかり組みつきバイクから地面に落ち、そこで上田が戦意喪失する、駆けつけたドックはライフルを所持していた・・・という相当ハードな内容になっていました。

もし準備稿のまま実現していたら、マミー編屈指のアクション編になっていたと思いますし、ドックがライフルを持つという「珍事」もあったことになります。

しかし、準備稿って面白いですね・・・。


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ラガーの倒れ方

2011-07-27 00:21:28 | 探求 探究 研究
第636話  ラガー倒れる

太陽で唯一、セミリタイアが描かれる作品です。
徹さんが文学座公演に御出演の為、出番を少なくする苦肉の策でしたが、作品的には誘拐された男も犯罪を企てていたという結構入り組んだ設定でした。

さて、この前の中野まんだらけでの台本入手で本作の準備稿が手に入りましたが、相違点が結構重要な部分にありました。

それは、ラガーの骨肉腫が発症する経緯です。

完成作品では、冒頭からラガーの足は調子が悪く、それが段々悪化していく過程を描いていますし、身代金の受け渡しもチリ紙交換車に古新聞を渡し~ギャランΛで追跡~バイクで追跡~自らの走りで追跡(ラガー状態悪化)~犯人と格闘~捕らえられるという過程でしたが、

準備稿では、ピンピンしていたラガーが~金の受け渡しの為、ヘリコプターに乗り込み~ビルの屋上で金を受け渡し~ラガーがヘリから梯子を使ってビルに飛び降りる~その時に膝をおかしくする~バイクで追跡・・・となっていました。

要するに、ラガーはヘリから飛び降りた時に発症したことになっています。
(外傷性の骨肉腫の発症)


多分、予算の関係上か、それとも危険度の問題か、ヘリのくだりはチリ紙交換車のくだりになってしまいましたが、もし準備稿が実現していたら、この作品も結構派手な印象になっていたかもしれません。

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実際と空想の世界のなかで

2011-07-26 23:10:28 | 「けぶのたわごと」
検索キーワードに・・・

「七曲署の係長が警部はおかしい」

というのがあって(^_^;)

確かに仰る通り、所轄の係長は警部補なんですよね(^_^;)

私の知っている交通係長も警部補ですし。

前にも書きましたが、これは『七人の刑事』での赤城係長が警部補から警部に昇進してそのあとずっと警部だったが原因のようなのですが(^_^;)
本庁の場合は係長=警部であるようです。(特捜隊の西本係長も警部)

ボスもジーパン編では警部補という描写がありましたが、その後、ボン・ロッキー編後期あたりで警部におちついたようです。
(山さんが警部補と記載されるため)
実際に本編や小説でボスを警部とするのは後期なんですけどね。

私的には、ボスはそれこそキャリアで重大事件に巻き込まれ、一本気を通して左遷された・・・ただ、味方の本庁幹部の働きで降格だけは真逃れたのではないかと妄想しています。

裕次郎さんの演じるもう一人の刑事キャラ・西部署の木暮課長もそれを考えるとおかしいんですよね。警視なんで(^_^;)
こちらの方は「大門軍団を大人しくさせる任務」で西部署に送り込まれた部分もあったようですが。

こういう実際の組織を違うところで、いろいろと妄想するのも面白いものです。

フィクションですから(^_^;)


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当直室・仮設掲示板 入会速報

2011-07-26 21:58:54 | 当直室業務連絡
ハモンドさんに「掲示板出来たんなら、早く知らせろよ!!」と怒られたけぶでございます(^_^;)
メールでの告知は今のところどなたにもしていませんので。。。(「ハモさん・・・・すまん!」(#69山さん風))

会員ナンバー16 はポン子さん
ジプシス(ジプシーシスターズ)のおひとり。旧当直室では前期から参加なさっています。



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当直室・仮設掲示板 入会速報

2011-07-26 06:57:27 | 当直室業務連絡
昨日はすっかり爆睡してしまいました。
寝不足というわけではないのですが・・・久しぶりに熟睡した感じでしたが。

気がつくと掲示板入会の御希望メールが(^_^;)
すみません遅れました。

会員ナンバー13 ハモンドさん 
太陽バンドのリーダー。熱い情熱と深い情を持った猛者。

会員ナンバー14 ゴロさん 
初参加ではあるものの旧当直室からご覧になられている方

会員ナンバー15 ペッパー先輩
太陽愚連隊総帥、私をマニア道に導いた方。



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当直室・仮設掲示板 入会速報

2011-07-25 20:24:30 | 当直室業務連絡
会員制掲示板も助走段階ですが、まったり、ゆっくり行ければと思っています。

会員ナンバー11 ジュンさま
太陽と太陽バンドをこよなく愛する当直室の薬事部長。医薬品の御相談など受けていただいています。

会員ナンバー12 だんさま(幻ダンさま)
『I STAND ALONE マカロニ刑事 FUN SITE』の管理人さまで、当直室初期からの常連さんでした。



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遅くなりましたが・・・2

2011-07-24 23:57:19 | ファミ劇日誌
【ファミ劇日誌 ミニ】

第102話 愛が終った朝

シンコ主演作としては最高傑作だと思います。

ジーパンとの関係の深まりも示唆しながら、それにダブるような婦警と危うい若者の恋。
愛とは言いながらも、その愛情のバランスは事件の内偵が進むほどに崩れていく・・・一方シンコとジーパンの愛情は何気に固いものになっていく。
その対比がかなしいですね・・・。

既にシンコは女として刑事としてのバランスを保つよりも、女刑事として自分が何が出来るかという部分に落ち着いています。
女だから刑事は出来ないという自分自身の偏見を振り払い、色気とかそういう部分で勝負せず、女刑事として活躍する姿は、今でも新鮮に見えます。

それとは別に、関根恵子さんご自身のフェロモンというのが物凄い。
正直、こちらも古さを感じさせない普遍的な魅力があります。
(決して、今回サービスカットがあったから云っているわけではなく。。。)
作っていない、自然さというか。

ジーパンのフォローもぶっきらぼうに見えて、自然なんですよね。

ラスト前の浜辺でのあの緊張感のあるシーンは、

男性太陽ファンであれば、誰もが「名シーン」にあげるのではないかと思われるほど、シンコの魅力が溢れています。



第103話 狼を見た少年

結構子供にとっては恐怖編なんですよね。

本当のことを言っても通じない恐怖もあるし、カギっ子という孤独もあるし、さらにあの殺人犯の急襲や電話の脅しにしても。

その中で現れたゴリさんはヒーローだったわけで、

そりゃ嘘ついたって一緒に居たいという気持ちは湧くと思います。

それに、その気持ちに比較的早く気付くゴリさんも凄いと思います。

当時のゴリさんの年齢は恐らく32歳ぐらいの設定だと思いますから、それを考えるとそれじゃ自分が同じ年齢の頃に同じ事があったら理解できたかと考えると、ちょっと難しいでしょうね・・・(^_^;)

こういう話のゴリさんを見ていると、男としてそりゃ汚れた部分もありがなら、少年の心を忘れないと言うのも大切なのかなぁ・・・と考えてしまいます。

いや、今の私はまあ・・結構汚れてるよなぁ。。。と(^_^;)

この話は、女性にも人気があるんじゃないかと思います。

ヨットを操縦するゴリさん等の海洋アクションもあったりして、それこそ刑事・石塚よりは、人間としてのゴリさんの味が出ていますから。




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