「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送3/28=「いいやつ」が犯人?ジーパンの苦悩と破壊力

2021-03-28 04:59:15 | 放送予定
地獄の日々(^_^;)継続中にもかかわらず、日テレプラス(4/2(金)14:00-)で放送される『誇りの報酬』が待ち切れず、発掘作業をして引っ張り出したら、『ゴキブリ刑事』シリーズにぶち当たったけぶでございます<(_ _)>
やっぱり、ある意味枯渇してるなぁ。。。(^_^;)

さて、本日のサンテレビ太陽放送、水谷豊さんがゲスト主演。

【地上波】サンテレビ・ジーパン編

3/28(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第2話)
サンテレビ1(地上波)

第54話 48.07.27 汚れなき刑事魂(ジーパン・山さん)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      (欠場)内田伸子
           関根恵子

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      永井久美 青木英美

セミレギュラー:菅井きん

ゲスト:水谷豊

 見明凡太朗 武藤章生

 堀田真三 中島元 村山達也

 門脇三郎 由起卓也 宇留木康二 草間璋夫 今井和雄 東静子

脚本:長野洋 小川英

監督:高瀬昌弘

スナックでダイナマイトによる爆破事件が発生、5人が死亡し3人が重軽傷を負った。
奇跡的に軽傷で済んだコック見習いの牧恭一は偶然にもジーパンが交番勤務をしていた頃、交通事故から身をもって子供を守った男だった。
無差別殺人等にも見えたこの事件だったが、ボスは8人の被害者の中の誰かの命を狙ったものだと推測、被害者の身辺を徹底的に洗う事を部下に命じる。
山さんは軽傷の牧を被害者だが、犯人の可能性もあると真っ先に疑って捜査を開始、相棒のジーパンは「あいつはいい奴だ」と云って譲らない。
山さんとジーパンは一人ひとり丁寧に洗うが、被害者で一番狙われる可能性があったヤクザも空振りだった。
牧を信じるジーパンは全く彼のことを疑っていなかった頃、死亡した川島が理事長をつとめていた保全信用金庫で一億円の使途不明金が発覚し、それが川島の罪になっていることが判る。さらに牧が何者かから大金を受け取っていた形跡があることも判った。
山さんは牧のアパートに急行したもののもぬけの殻だった。
その牧は何とジーパンと行動を共にしていた。
ジーパンは山さんたちが牧のアパ―トに急行する直前に牧の部屋を訪れ、牧が故郷に帰るといった為、駅まで見送りに来ていた。
牧は駅のロッカーに大金を預けていたが、そのロッカーから金を取り出したときにゴリさんと遭遇、金の入ったバックをジーパンに投げつけ、彼らをまいて消えた。
意気消沈するジーパンだったが、牧が「いい奴」だという主張を曲げない。
数日後、ジーパンのところへ牧から電話が入った。自首をしたいという。
牧を信じるジーパンは一人出かけていくが・・・・。

ジーパン登場2作目、今度は太陽基本形を担う長野さん&小川さんコンビのホンとなりましたが、こちらも結構陰惨。優しい男がカネで殺し屋になって、それが結局子供を事故から救ったことで始まったという不条理、そして「信念の人」ジーパンが一貫して犯人を信じ、それを「手錠割り」というパワーと共に、犯人にも悪心を砕くという、優作さん=ジーパンじゃないと成立しない内容となっています。
また、捜査の権化である山さんと組む中で、山さんの「信念」もジーパンの「信念」もお互い負けていないところも素晴らしい。
牧役の豊さんは今回初ゲスト主演で難しい役にチャレンジなさっています。

ただ、緊張感だけではなく、ジーパンの緩さも前作から引き続き披露。

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サンテレビ太陽放送3/21=一係にやってきた「風来坊」的な大男の拳銃への強い拘り

2021-03-21 08:13:31 | 放送予定
コロナに地震と落ち着かないですね・・・。
そんな時に太陽視聴なのですが、見入ってしまうので、他のことが出来なくなってしまう(^_^;)
書きたいことはちょっと後回しにします<(_ _)>

さて、本日のサンテレビ太陽放送はジーパン登場です!

【地上波】サンテレビ・ジーパン編

3/21(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(ジーパン編 第1話)
サンテレビ1(地上波)

第53話 48.07.20 ジーパン刑事登場!(ジーパン・ゴリさん)☆この回からクミちゃんも登場

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      柴田純
       松田優作

      内田伸子
       関根恵子

      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平
      永井久美 青木英美

セミレギュラー:南原宏治/菅井きん

ゲスト:ひし美ゆり子
 谷岡行二 木村由貴子 
 中村竜三郎 浅香春彦 石井宏明
 鈴木治夫 藤田漸 池田生二 高橋ひとみ 秋吉久美子 菊地正孝

脚本:鎌田敏夫

監督:高瀬昌弘


閑静な住宅街で白昼、若夫人が拳銃で射殺される事件が発生した。
聞き込みでは主婦の近所での評判は悪く、金貸しまがいのこともしていたらしい。
また凶器は警察官用拳銃であることも判明した。
その頃、マカロニの後任が決定した一係では、事務員の新人、永井久美が美脚を惜しげもなく披露、
一係の猛者たちを困惑させていた。
そんな時、留置係から「柴田純」という男が留置されているが、一係への着任辞令を持ってるがこれは本物かという問い合わせがあった。
果たして、留置場に居た「柴田純」は長身で長髪のジーンズ姿に裸足にズックといういでたちでボスの前に現れた。
純は前の晩、友人と刑事昇進祝いに財布がすっからかんになるまで飲み明かし、結局は警察官であるという事も信用されず、無銭飲食で捕まって留置場で一晩明かした。留置場で寝ていれば何とかなると思っていたとのこと。
さらに服についても、制服以外はジーンズぐらいしかないという事で、早速ジーパンというあだ名がゴリさんから贈られた。
そのおおらかな性格と朴訥とした見た目に好感を持って迎えた一係だったが、純が「拳銃を持ちたくない」という主張をし、ゴリさんが激怒してしまう。
その時、派出所の巡査が自殺したという急報が入り、現場には拳銃を盗まれた旨の遺書があった。
捜査が本格化した中、どうしても拳銃を持とうとしない純をなじる相棒のゴリさん、さらに空砲でならしたゴリさんが拳銃に弾を込めるようになっていた。
さらに、改造拳銃を持った男を空手で制圧しようとした純は、ゴリさんの鉄拳をもらう。拳銃は暴発し、純には何事もなかったが、もし暴発しなければ・・・。ゴリさんはマカロニの死があってから考えを変えてしまったようだ。
一方、盗まれた拳銃で第2、第3の射殺事件が発生、いずれも若い女性で3人共住んでいる場所等の共通点が見出せなかったが、3人目の被害者が犯人を知っていたのではないかと思われる言葉を言い残したこと、3人共テニスラケットを所持していたことに注目、捜査の結果、3人共同じテニスクラブに所属していたことを突き止める。そのテニスクラブを自ら志願して張り込んだ純、そしてシンコ。クラブの外から中を恨めしそうに覗き込む若者を発見し調査すると、近所に住んでいる真面目な工員であることが判った。
純は直感的にその工員が犯人ではないかと感じたが・・・・・。

主役であるショーケンさんが去った番組は、大きな賭けに出ました。
本来であれは、ショーケンさんに匹敵するスターを後任として迎えなければならないところですが、これは推測ですが、なかなか成り手が居なかったものと思われます。
これは番組的にショーケンさんの「色」が付いてしまったからに他なく、それに裕次郎さんがボスの椅子に座っているから、やはり自分の手柄にはならないという部分は多分にあったと思います。だからこそショーケンさんは凄かったともいえる訳ですが。
その逆境を青春シリーズで竜さんを起用した実績から、強烈な個性を持った新人を主役に据えることで乗り越えようとしたチャレンジは素晴らしいですが、実はこの成功例が現在でもあまりない、それだけ新人を育てる土壌というものを太陽チームは持っていた明しではあります。
優作さんご自身が強烈な個性だったことは明白なのですが、それを活かすことが出来なければならない、もし、柴田純がマカロニの二番煎じ的キャラクターだったら、成功しなかったと思います。
優作さんの個性である「信念の人」という所をそのまま活かし、かつヒッピーのような風貌に拳銃嫌いに空手使いなのに、母親には頭が上がらないという、ジーパン独特なキャラを既に登場編で確立させています。これも鎌田敏夫さんのホンだったからという部分もあり、この登場編は残酷で陰惨な犯罪をジーパンの信念がぶち壊した印象があります。特に初出の「青春(ジーパン)のテーマ」をバックに拳銃や犯人に対しての怒りを爆発させるクライマックスはいつ観ても鳥肌が立ちます。
また、空砲でならしたゴリさんの心変わりをジーパンが砕いたという所ももう一つの見どころであり、登場編の中ではかなりテンションの高い仕上がりとなっています。
この意外性は、視聴者には好意的に受け入れられ、スケジュール的に出演がイレギュラーとなったシンコを除いたレギュラーの欠場を無くしたことにより、全レギュラーのキャラ立ちを積極的体制で取り組んだことで、ここから太陽の快進撃が本格的に始まります。

ゲストは後から豪華に思える面々。
秋吉久美子さんはまだ出世前ですから、物凄く初々しいです(一瞬の出演ですが)。

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ちょっとだけ書いてみる 2021-3-18

2021-03-18 07:04:55 | 当直室日記
季節の変わり目か、からだが思うように動かなくなってきたけぶでございます<(_ _)>
忙しいのが高止まりで落ち着いた(^_^;)・・・・と思ったら、家に帰ると足がつり悶絶・・・寝落ちを繰り返しています(^_^;)
もう、ヤダ。。。。
長谷さんと金田さんの『クイズ!脳ベルSHOW』も見逃すし。。。。


▼サンテレビ太陽放送「祝」継続
ジーパン編へ繋がりましたね。(3/21より)
サンテレビカウントは「ジーパン編 第1話」となるようですが、このカウント方法は前例があって、欠番を説明するのを避けたい部分とシーズンごとに放送する形式をとりたいという表明のようで・・・・こうなると確率的にはジーパン編で終わりという公算が強くなりますが、なんとかテキサス編に繋がればいいですね。


▼切通理作さんと佐藤利明さんが熱弁

切通理作さんのネオ書房YouTubeチャンネルで、最近怒涛の如く太陽レビューをnoteに掲載する佐藤利明さんが太陽を熱弁。

全718話・視聴開始! 伝説の刑事ドラマを徹底解析!『太陽にほえろ!』佐藤利明の娯楽映画研究所【こちら阿佐ヶ谷ネオ書房】
https://www.youtube.com/watch?v=Me6m1junq-8

話題の中心は佐藤さんの太陽レビューが現在ジーパン編なので、それまでの内容と鎌田作品あたり。
佐藤さんはかなり太陽中毒っぽい症状が(^_^;)


▼コロンボ総統のロケ地検索
いつもながらに関心のひとこと。本当に素晴らしい発見の数々。

ところで、小職も助勢をと思って頓挫した2編。

#171のGS・・・・領収書の住所は調布市入間町。その住所を検索すると、何となくここで良いような・・・・現在はコンビニ
#174の舞台であるマンション・・・・画面で辛うじて確認できる耳鼻咽喉科を検索すると、どうも世田谷区奥沢のようですが、該当地が見当たらない・・・。

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ちょっとロケ地検索 #163

2021-03-14 14:58:11 | ロケ地検索&メモ
ワンセットものの流れを汲んでいるので、恐らくスケジュール調整話となったのであろう、#163
ロケが少なかったため、逆に山さんと権藤警視の攻防戦に観ているこっちも引き込まれ、あまり汗をかかない山さんの滝のような冷汗を観て、こっちも汗だくになる話でもあります(^_^;)
演技とはいえ、タバコを手でもみ消していますし、この回も露口さんの熱演は凄いものがあります。

ところで、コロンボ総統氏の飽くなきロケ地探索の助っ人を(^_^;)

清鮨の場所は解りませんでしたが、権藤のクラウンを駐車したとされる近くの郵便局は、世田谷区太子堂4丁目、間違いなく旧・世田谷郵便局で、1980年まであそこに存在していたようです。世田谷電話局の位置などをみると、世田谷通りで、現在で行けば、キャロットタワーとなります。

しかし、その辺りだけガラっと変わっていますね(^_^;)

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サンテレビ太陽放送3/14=「ゴリさん撃たれる!」マカロニ執念の捜査・・・そして「悲劇」

2021-03-14 07:16:22 | 放送予定
本日のサンテレビ太陽放送です。



マカロニ、死す。




【地上波】サンテレビ・マカロニ編

3/14(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第49話)
サンテレビ1(地上波)

第52話 48.07.13 13日金曜日 マカロニ死す(マカロニ・山さん)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一

      関根恵子

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭
      下川辰平

セミレギュラー:ハナ肇

ゲスト:上田忠好 上野山功一 
引松三郎 松風はる美 影山龍之 三枝美枝子 森本三郎 大川義幸 岡本隆

脚本:小川英

監督:竹林進

夜、タレこみを基にゴリさんとマカロニはある寿司屋へ向った。
覆面車を慎重に降りるゴリさんを半ばからかうマカロニだったが、相手は拳銃を探していた男2人で、今や銃を所持しているかもしれないということでゴリさんは緊張しながらも、いつものように弾を込めない拳銃を確認したが、ふと「弾こめようかな」とつぶやく。しかし、またマカロニがからかった為、思い直して弾を込めなかった。
とりあえず店内で2人のボディーチェックをしたゴリさんだったが、トイレの方から現れた女がさっと2人に銃を渡してこう着状態になった。ゴリさんも拳銃を構えて警告したが、相手は発砲しゴリさんの腹部に命中、マカロニがゴリさんに気を取られている隙に女も含めて逃げ去ってしまった。
救急車で運ばれ、緊急手術となったゴリさんは、弾丸摘出に成功したものの、危篤状態であった。
ゴリさんを撃った銃は条痕から2日前に発生した二人組の銀行強盗が警備員を殺害するために使用したものと判明、これで2人が拳銃を探していた理由は判明したが、正体がわからない。
混乱し焦るマカロニの様子を見て、ボスはお目付け役として山さんをつけて、危険が無い犯人の面の割出に当らせた。刑事であるマカロニの証言が即犯人割出に繋がる。ということは重要な目撃者でもあるということだ。
山さんは、犯人の面割と並行して、ゴリさんのタレこみ屋についてもマカロニから聞き出そうとしたが、その電話での会話の断片しか聞いていなかったが、やっとゴリさんが相手のことを「徳さん」と呼んだことを思い出した。
翌朝、マカロニの面割は空振りに終わり、山さんは情報屋を駆使した「徳さん」捜し、マカロニは休むように言われたものの山さんに頼み込んで同行、長さんらは寿司屋の客から手がかりを探るということで捜査は開始されたが、寿司屋の客から拳銃を渡した女がバーに出ている満智子だと解って彼女の自宅に急行したが、所轄署が現場検証を行っている最中だった。今朝満智子は青酸カリで服毒死したが、殺害されたことも考えられた。
拳銃を所持して人を2人も殺傷した2人は危険極まりないが、手掛かりはマカロニの記憶と「徳さん」だけとなった。
そんな時、山さんの情報屋の一人から「徳さん」は数年前にゴリさんが喧嘩で殺されそうになったところを助けたサンドイッチマンの徳岡だというタレコミがもたらされた。
早速、徳岡に事情を訊くと、彼は無関係を主張、焦って怒りに燃えるマカロニは徳岡に詰問するが、山さんに殴り飛ばし、徳岡に謝罪したが、徳岡は逃げるように去っていった。
そんなやり取りは、捜査一本筋の山さんと仲間が傷ついて燃えるマカロニとの捜査スタンスのぶつかり合いを招いてしまい、マカロニは立ち去った徳岡を追って行った。
ゴリさんを心配する気持ちと張りつめた気持ちと、緊張感で一係一同は眠れぬ二夜目を過ごしていたが、ボスが皆に休むよう命令した。
徳岡に先ほど会った際、何か思い出したらと「宗吉」の電話番号を渡していたが、マカロニに恐れをなして電話などかけてこないと思いつつ、山さんは宗吉で休憩をとっていた。
そこに徳岡を見つけられず疲れ切ったマカロニが入ってきて、山さんとまた静かな対立が始まり、山さんは「命だけ無駄にするな、傍迷惑だからな」と言って去って行った。
怒りと疲れとでマカロニはそそくさと「宗吉」の奥に転がり込んで寝てしまった。
翌朝、徳岡から「宗吉」のマカロニに電話があり、ある喫茶店に一人で来るようにと指示があった。マカロニは宗さんやシンコには何も告げずに喫茶店へ急いだ。
その様子で察知したシンコはボスに報告したが、どこにいるかわからない。だたマカロニも「刑事」なので、何かあれば連絡してくるはずだ。
さらにゴリさんの容体も「峠を越した」との連絡があり、長さんはゴリさんに事情を訊くために病院へ向った。
その頃、徳岡をおち会って、徳岡の案内する「犯人のアジト」に向かっていたが、どうも徳岡の様子がおかしいので、隙を見て携帯無線機で一係と連絡をとり、そのことを伝えた後、お互いに無線をオンにしたままでやり取りを一係側で聞き取ることとした。無線の音声は覆面車でも受信できるため、シンコを留守番に残し、ボス・殿下、そして山さんは各々覆面車に乗り込み、マカロニがヒントを出す通過点へ急行した。
そのころ、長さんは意識が戻ったばかりのゴリさんに徳岡のことを聞いたが、徳岡は知り合いのヤクザと飲んでいた時に今回の犯人たちが拳銃を撃ってくれと声をかけてきただけで、身元やましてやアジトを知るはずがないという、マカロニが危ないから止めろと重体から声を振り絞って叫ぶゴリさん・・・。
その頃、マカロニは徳岡に連れられ、ある資材置き場に到着したが、案の定、徳岡は犯人たちに脅迫され自分を罠にかけたと徳岡にぶつけると徳岡は逃げだし、犯人たちが拳銃を構えて出てきた。マカロニも銃を構えて応戦し銃撃戦となった。
その様子は一係部屋や各覆面車にも伝わっており、各人冷静を装いながら焦っていた。一番現場に近いところを走っていたのが一番道なき道を急行していた山さんだった。
そのうち、マカロニの拳銃の弾が尽きた・・・・犯人たちがマカロニに留めをさそうと拳銃を向けたとき、山さんが乗る覆面車が猛然と障害物を蹴散らしてマカロニと犯人たちの間に割って入ってきた・・・・・・・!!


冒頭から怒涛の如く続くマカロニには厳しい状態。
これまでのマカロニ編とは明らかに違った緊張感がずっと続き、それが事件のクライマックスの山さん暴走と相まって、観ている方も興奮状態になるという巧みさです。
なので、観ているこっちもマカロニも山さんも事件解決である程度その緊張感から解放されるわけですが・・・。
その解放感から一転した悲劇。

何にしても、悲劇は突然起こるほど印象が深く残り、後に引きます。

ある意味、藤堂一家の結束を強固にさせた功労者であるマカロニの悲劇を、観たことのない人がどういうふうに感じるのか、我々は当たり前のように「マカロニ死す」は存在しているわけですが、初めて太陽を今回観続けた人はどう思うのか。
何となく、それが気になりますが・・・。


番組初動を過ぎたころ、マカロニ主演で1年以上番組継続を想定していたようですが、ショーケンさんのたっての希望で死を以て降板ということになり、刑事ドラマ殉職編の走りとなった名作。
脚本の小川さんも単独で一気に書き上げたと振り返っておられました。
瀕死状態に陥るゴリさん、マカロニを救おうと血眼になって覆面車クラウンのハンドルを握る山さんが繰り広げる壮絶なカーアクション。
絶体絶命の危機を乗り越えた後に訪れた悲劇・・・・。

後に「ブーム」となってしまい、現在でも続く「刑事の殉職劇」のお手本のような作品ですが、今でも絶大なるインパクトを見せつけます。

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サンテレビ太陽放送3/7=美人スリと殿下がニセ札事件に巻き込まれ・・・

2021-03-06 06:56:03 | 放送予定
「ラスボス=竜雷太」・・・日本版『24』ですが、良い響きだぁ・・・(^_^;)
竜さんも80歳超かぁ・・・。

さて、明日の太陽放送です。
様子を見ている限り、放送継続のような感じがしますが・・・・まだ確証がないです(^_^;)


【地上波】サンテレビ・マカロニ編

3/7(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第48話)
サンテレビ1(地上波)

第51話 48.07.06 危険を盗んだ女 (殿下)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一

      関根恵子(欠場)

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭
      下川辰平

SPゲスト:大原麗子

ゲスト:武藤英司
 灰地順 土方弘
 岸井あや子 亀井三郎 北川陽一郎 金子富士男 宮田弘子 久本昇 奥山正勝 久保田鉄男 

脚本:田波靖男 四十物光男
監督:竹林進

ある朝、殿下は通勤中のバスで美女に足を踏まれた。
謝ってくれた彼女をボーっと眺めていると、美女が中年の男性から財布をスリ取るところを目撃、男性と共にバスを降りた美女を捕まえ、派出所に連行した。
果たして、美女のバックには男性の財布が入っていたのだが、警察が絡むとなってから男性の様子がおかしい。見つけた先にはかなり怒り心頭だったのに対し、今度はその財布は似ているが自分のものではないという。美女は殿下に謝罪をさせ、その場は解散となったが・・・。
男性は美女から財布を強引に奪い返そうと襲ってきて、殿下に見つかり逃走してしまい、美女にも逃げられてしまう。
そんなことがあった数日後、逃げた男性がどぶ川で死体となって発見された。遺体は拘束されリンチされた形跡があり、衣服から印刷で使用されるシアンが検出された。
身元は偽札の原板作りの名手で何度もお縄になっている松尾で、先月出所したばかりだという。
殿下はあの財布をめぐる一連の出来事で、今回の殺人捜査の鍵となるのはあの美女だと考え、ボスの許可を受け専任で美女探しに当ることとなったが、残る一係メンバーは皆どぶさらいに回ることになった。殿下の捜査と比べると雲泥の差だとすねる一同だったが、捜査二係から空き巣事件への応援要請があったため、その電話を受けたマカロニが半ば強引に担当、どぶさらいから逃げてしまった。
ボスがどぶさらいに残りの総力を挙げたのは、シアンが今回遺体から検出されたからだ。シアンの垂れ流しは法律で禁止されており、そんなものを流していて、松尾に関係があるとすれば、偽札製造工場がかかわっていると推理、どぶさらいというよりは、川に流れ込んでいる各下水道から水を採取することが目的だった。
マカロニは空き巣被害に遭ったマンションの一室で、住人である美女=デザイナーの京子から事情を訊こうとしたが、管理人が勝手に通報したのだから帰ってくれの一点張り。
ただ、マカロニは殿下から聞いていた美女スリの特徴が京子に合致することに気付き、殿下をマンションに呼び寄せご対面と相成った。
確かに女スリではあったが、京子は断固知らぬ存ぜぬ。ただ松尾が殺されたことを話すと動揺を隠しきれないでいたが、正気に戻って実は手も足も出ない殿下たちを部屋から追い出した。
ただ、これらのことによって殿下は松尾の財布の中には偽札が入っていて、それを取り返すために偽札偽造組織が京子の身元探し、家探ししたのではないかと考えた。
殿下とマカロニはそのまま京子をマークしたが、レストランでのひと悶着でマカロニが目を離している隙に、悪漢に襲われそうになっていた京子を助け出そうとした殿下もろとも拉致されてしまう。
そんな状況の中、やっと手がかりがつかめた。空き巣事件の方で検出された指紋から、指名手配中の奥村という男が浮かんだ。奥村は拳銃密輸の大ボスである秋山の弟分だった。
その頃、殿下と京子は偽札工場で松尾の偽札をどこに隠したかを詰問されていたが、意外にあっさりとあきらめられ、殿下と共に地下室へ監禁された。
殿下と京子の二人っきりになり、京子が偽札のありかを明かした。なんと殿下のポケットに松尾の財布をスリの技を駆使して入れ込んでいた。
しかし、その様子を秋山たちが盗聴していた・・・・。


もう解っている、確かに解っているんですけど、マカロニ存命最後の作品。
それを、魅力的な女スリ・京子に扮した大原麗子さんがセンタークレジット・ゲストとして豪華に登場、殿下との色恋ほぼ抜きではありますが、軽快な感じで物語は進む訳ですが・・・というか、何となくですが『ルパン三世』的な雰囲気もあるのかなぁ・・・。
この二人に絡む偽札組織は殺人は何とも思っていない凶悪な集団なのですが・・・。
殉職&降板編の前回には異色作というセオリーを早くもここで完成させて、変な表現なのですが「前夜祭」的なお祭り騒ぎ的な部分も香らせています。
もう、殉職編の撮影に入っていたショーケンさん=マカロニの力の抜けようと殿下へのサポート(というかいチョッカイ?)も愉しめますし、ゴリさんのドブ嫌いも愉しめますし(^_^;)
クライマックスの銃撃戦も何気に軽快な異色作というか名作です。

でも、今にして思うと、大原麗子さんの可憐さは無論良し!でそこが本作の肝なのですが、殿下もかなり成長した感じがするところも注目です。
ただ、殿下の場合「もっとも優しい刑事」というキャッチフレーズの為、脚本家によってその優しさが、甘さだったり厳しさだったり不安定な部分がジーパン時代まで続きます。これがまた大人しく観ていられないというか、新人刑事やシンコより危うさを感じる作品が多く、それが殿下人気を爆発させる要因となるわけですが。
優しい「厳しさ」の方に確定的シフトをするのがテキサス登場後という感じなのですが、本作は初期殿下編の中では一番安心して見られる安定感を感じる、後期にも繋がる殿下像が既にこの段階で描かれている(偶然?)のも興味深い部分があります。

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NHKの180分

2021-03-01 20:15:54 | 当直室日記
『ありがとう裕さん さらば石原軍団 ~日本人が最も愛した男 真実の物語~』(2月27日(土) NHK BSプレミアム)
民放で放送したら4時間半ぐらいになるんじゃないかというボリュームにまず驚き、素材はNHK以外からも調達、気合の入った番組でした。小職が見たことのある映像が6割ぐらいだったような。ゴリラ開けぐらいの渡さん方々の映像も見た記憶があります。
ただ、NHK素材はなぜか1984年ごろの裕次郎さんが多く、多分西部署の撮影が終わった後だと思いますが、あまり体調の良くない時期の素材が結構鮮明な画像なので、ちょっと切なくはなります。

ところで、内容は当然「裕次郎さん方面からの目線」であることと、あくまでもテーマが裕次郎さんの人となりが軸なので、いつもの大スターで歌手という立場の裕次郎さん回顧番組とは構成が違った感じがありました。「経営者としての顔」という部分が濃く加わっているからだと思います。それに5社協定の部分は目線によっては色々と意見がある部分は否めないし。
再放送があったなら、その辺りは踏まえて未見の方はご覧いただいた方が良いかもしれません。

なので、良純さんのある意味客観的なナビは悪くなかったと思いますし、それが裕次郎さんへ傾倒し過ぎな内容をかなり中和していたと思います。これが石原プロシンパの方だったら、あまりにも偏った感じになっていたと思います。

『黒部の太陽』については、例の事故の件が映像的に説明されたのは画期的だったんじゃないでしょうか・・・ってそれじゃ土木工学の番組じゃん、けぶよ(^_^;)

個人的には、檀喧太氏が電線音頭を熱唱する、闘いの日々時期の映像がツボでした・・・ってこの映像がテレビ東京からの提供というのもなかなかオツです。(石原プロ事務所には太陽カレンダー1976のボスが貼ってあり。)

太陽関連では岡田P氏登場、話はお馴染みのものですが、多分新録?
短いですが、仕方がない。

おそらく、裕次郎さんにとって、太陽の仕事はあくまでも責任を持った外部の仕事という踏まえかたで、ご自分の物差しでの作品性はあまりお求めではなかったんじゃないかと思います。あくまでも太陽制作側の意図に従っていたというスタンスだったように思えます。もう一つは外部とのつながりを持つ社交場的な要素もあったんじゃないかと。

なので、裕次郎さんにとって、日活の時代の映画は「仕事」、石原プロ立ち上げ後の映画やテレビ(もちろん、歌唱も含め)は「事業」、だとすると、太陽は事業があまり絡まないある意味フリーランス的な「仕事」であったのかなぁ・・・。
裕次郎さんが目指す映画というのは、多分、最初に手掛けた「太平洋ひとりぼっち」、最初にテレビを手掛けた「大都会 闘いの日々」あたりが一番近いのかもしれない・・・というのが、今回改めて感じたところですね。

と、若輩者がメモっておきます<(_ _)>

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