「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送1/31=ボス背任?そして危険な賭けで誰もいなくなった・・・

2021-01-30 12:08:33 | 放送予定
もう1月も終わりですか・・・・各地で雪害も多く発生しているようですが、リアル当直室周辺でも北海道なのにやっと昨日根雪となりました。
スタッドレスタイヤが勿体ないのですが、雨が降ってアイスバーンになった場合に履いていると言ったらいいか。

ところで佐藤利明氏のnote太陽レビューがサンテレビ放送に追いつきました。早い。
そして、そのサンテレビ放送も既に#46。
過去に太陽全話放送を達成しているサンテレビさんですから、ジーパン編以後も引き続き放送していただけるのではないかと期待しつつ、さてどうなるか。


【地上波】サンテレビ・マカロニ編

1/30(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第43話)
サンテレビ1(地上波)

第46話 48.06.01 黒幕は誰だ (ボス)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一
      関根恵子(欠場)

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭
      下川辰平

ゲスト:藤竜也
 伊沢一郎
 荒木保夫
 朝倉宏二 幸田宗丸 菊池英一 入江正徳 林寛一
 奈美悦子 

脚本:鎌田敏夫

監督:山本迪夫

麻薬の禁断症状を起こした中毒患者がアパートに入り込み、何の恨みも無い住人をめった刺しにするという、悲惨な事件が発生した。
確かに最近、殺人までは至らないものの、麻薬の禁断症状が発端と思われる事件が多発していた。
ベテラン刑事たちは一昔前に同じような状況を想い出していたが、その時は大規模な摘発があった為だったが、今はそれも無い。ボスたちは困惑していた。
その直後、七曲署では麻薬対策の会議が行われボスも出席、民間から協力している坂口は、今の状況が逆に麻薬撲滅のチャンスであると考えているようだった。
その一環で・・・
麻薬取引を押さえようと張り込みをしていたゴリさんたちは、網に引っ掛かった密売人と銃撃戦となり、ゴリさんは密売人の足を撃ち抜いたが、車で逃げられてしまう。
密売人の正体をもぐりの医者から聞き出したボスはマカロニとあるマンションに向かい、三浦という男と面談、弟の雅夫を出せと切出した。
雅夫は案の定いたが、足の怪我は交通事故のものだと言っても後の祭りだった。そこには三浦の恋人である風間洋子も一緒にいた。
そんなやり取りの末、三浦はボスと二人っきりで話した。三浦の麻薬組織は大きいものではない。ただ、街の出回るはずの麻薬を買い占めいている組織か黒幕が居ると三浦は見ていた。
三浦はボスと「組みたい」というが、ボスは三浦に組むのであれば自分にだけという条件を出し承諾、雅夫を置いて不信がるマカロニを引っ張って署に戻った。
やはり不信感を抱いたのは、雅夫を取り逃がしたゴリさんと殿下だ。ベテランは様子見というところだが、呆気にはとられているようだ。
それとなく結託した若手は、ボスが殿下を連れて三浦のクラブで酒を飲んだ帰りもボスの後をつけたが、なんとボスは洋子を自室に入れていた。
またあるときは、三浦のスクラップ工場に麻薬の精製所があるとのタレこみに駆けつけるが、もぬけの殻だったが、様子から密告者が居るのは明らかだ。
そのうち、ボスの自宅に謎の男から電話が入り、自分と組めと持ちかけてきたが、正体不明の男とは組めないと断ると、男は三浦の死を予告してきた。
その直後、三浦の自宅が狙撃され、三浦が負傷、時を同じくして戸川組が麻薬を通常の3倍の値で売りさばきはじめた。
戸川組を摘発したボスだが、逆に組長から三浦との関係を詰られる。すでに、裏の業界にもボスと三浦の関係についての噂は広まっていた。
これについては、署内でも坂口にも知れることとなったが、ボスはやんわりと否定した。
痺れをきらした殿下とマカロニは直接ボスに真実を答えてもらう為、ボスの自宅に押し掛けた。
三浦とは昔から何度か逮捕した相手であるが、麻薬密売については確証が無い為逮捕をしていないという。情報の横流しは否定したが、洋子との関係は否定しなかった。
ただ、若手にはもう一つ目的があった。署長の勅命でボスの部屋に盗聴器を仕掛けることだった。
洋子が訪ねてきたが、ボスに三浦の行動を止めてほしいと頼んだものの、ボスが三浦の死後には跡を継ぐと言ったときは、洋子も外で盗聴していた若手一同も驚いたが、その時、洋子のバックが突然爆発、間一髪で逃れた部屋の二人と駆けつけた若手一同、妙な顔で見合いながら、ボスは殿下に洋子のボディガードを要請する。
三浦はどうしても自分の精製工場をボスに教えなかったが、その工場が急襲され、雅夫が殺されてしまう。さらには洋子も殿下の目の前でさらわれてしまう・・・・。


ボス主演、藤竜也さんと奈美悦子さんがゲストの豪華作ですが、
脚本の鎌田さんが敢えて狙ったと思われる「日活・裕次郎」味がムンムンです。
一係のボスではなく、刑事・藤堂として元々の素がこういうハードボイルドタッチだったのかもしれません。
というよりは、やっぱりこの当時の裕次郎さんのイメージの大部分が今作に生かされていると云った方がいいかもしれません。
若きボスを妄想しながら、バンバン撃ちまくる(^_^;)ボスを観るのもいいかもしれません。
一係のメンバー、みんな面喰ってますが・・・。

また、特捜隊でおなじみの伊沢さんが表の顔と裏の顔を持った麻薬の黒幕を不気味に演じられるところと、きくち英一さんが『帰ってきたウルトラマン』終了直後のご出演、きくちさんは新マンを演じている期間も様々な作品にご出演だったようなのでタフですよね。

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山さん以前の山さん?『三十六人の乗客』

2021-01-28 23:25:42 | 放送予定
一週間前ぐらいか、ツイッターでAXNミステリーの『三十六人の乗客』の感想を拾ったのがあったので、もしや放送するのか?と思い、その情報を追跡したら、昨年5月のCS初放送に伴うもので、ガッカリしてしまった。
というか、放送してたのかい!
以前の「NHKアーカイブス」放送時には、露口さんファンや山さんファンの間で何気に騒動になって(^_^;)、小職も録画して観たら、あぁ・・・もう山さんとしか思えなかった(^_^;)
なので、急にもう一度観たいと思って家探しして、なかなか見つからないのでなぜか#449、#450のドック雪山編でお茶を濁そうとしていたら、今度はペッパー先輩や銀色のピエロさんがまた放送するというツイートを挙げておられたので、急ぎ録画予約。

あぁ・・・露口さんはカッコイイし、古さも感じないし、久々にドラマらしいドラマを観たなぁ・・・・と。
ただ、なにしろ1969年作品なので、公衆電話は長距離通話できないし(^_^;)

山さん役というのは露口さんとしては恐らく今回の刑事像と『文五捕物絵図』のウシさんをミックスした感じで挑まれたんじゃないかと小職は思っていますが、他の出演者含め「他人事」には思えない。
これを「山さん主演編」と言っても良いほど、露口さんが山さんに見える。

と、ここからは妄想ですが、山さんは「この事件」があったから、折角出世して本庁の捜査一課まで上り詰めたのに、七曲署へ出戻り左遷されたとか・・・・結局、乗客を危険な目に遭わせて、かつ拳銃も奪われてしまったわけですから。
などと、要らぬ考えまで生まれてきます。

とりあえず、まだ2回放送があるので、露口さんファンや山さんファンにはぜひご覧いただきたい作品です。


CS AXNミステリー『三十六人の乗客』
2/02(火) 00:00~01:00
2/03(水) 15:00~16:00


東京から上信越に向かう深夜のスキーバスに紛れ込んだ強盗犯は誰か? 犯人を逮捕すべく乗車した刑事の思惑を超えて、乗客たちはそれぞれ勝手に行動し、事件は意外な結末を迎える。閉じこめられた集団の中で揺れ動く人間の心を描くサスペンスドラマ。オールフィルムロケ。プラハ国際テレビ祭カメラワーク賞受賞。

原作:有馬頼義 脚本:早坂暁 音楽:ピンキーとキラーズ 

出演者 露口茂/日下武史 小山源喜/太田正孝 稲吉靖司 高橋征郎 中田浩二 小川幾太郎 入江正徳 小野泰次郎 山谷初男/此島愛子 小石真喜 志野まゆき 神保共子 

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おやじ、義父(おやじ)

2021-01-25 21:17:49 | 当直室日記
しげさんが#458「おやじの海」の決定稿、「義理の父」(#460)を手に入れられた。
一瞬「故郷の父」(#140)と見間違えてしまう(^_^;)

♯458はボス=裕次郎さんが#1からの連続出演が急病の為途切れる最後の出演。スコッチ=沖さんは既にこの併撮の前作から欠場、ボスも何となく顔色がすぐれないし髪が決まっていない。
皆さん考察なされているようですが、4月に前後編が2編も絡んでいるのでその辺りの行き来はあったのではと思います。
このサブタイトル変更は小職としては、ストレートな表現を止めて、単にロッキーの親父さんのフィールドの海を、父親になるロッキーの刑事としてのフィールドと重ねた表現だったのかなぁ・・・と。

それにしても、ロッキーの親父さん設定は最初は桃井章さんが固めてしまったところがあって、(ロッキー5歳の時シケにあい亡くなる)
登場当初の設定は両親健在だったようで。(1977年5月現在のキャラ設定表による)
それを桃井さん設定を活かしてやり直したのが、小川さんと古内さんの#391「黄色いボタン」のようなんですが、これは物語の方に寄せた部分は否めない。
ロッキーが父親の存在をちゃんと認識していないと、あの話もおかしくなり・・・(^_^;)
その設定がそのまま固定されて、#429「不良少年」の岩城父回想シーン登場と相成るわけなので、まあ・・・続いた設定の方が「勝って」しまってますね(^_^;)

沖さんの「不調」ですが、表面的に顕著に表れたのは#452,453ではあるのですが、沖さんファンは既に1981年最初の撮影と思われる#443「あなたは一億円欲しくありませんか」辺りからの髪形の乱れを指摘する人もいますし、もっと前という方も居られます。
#451についても、ロケ部分は顔色が悪い・・・・併撮の#454もしかり、主演作なので尚更です。
いや、#451は小職の誕生日でゴリさん主演編ということで楽しみに観ていたので、あれ?スコッチ?何かおかしいなぁ・・・という感じは画面から受けていました。

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ソアラはいい車だったなぁ・・・

2021-01-24 17:41:47 | 当直室日記
すっかり忘れていましたが、トミカプレミアムよりソアラ登場。
ムーンルーフを付けると、最後(#702~)の太陽覆面車布陣の1台である「65-62」に化けさせることも可能。
これで既発のトミカヴィンテージネオのクラウンとスープラがあるので、トミカで最後の布陣を再現することが可能となります。
あ、赤いカローラⅡもありますが、これはセミレギュラーということで割り切りましょう(^_^;)

「65-62」のツインターボといえば・・・マミーの鮮やかなハンドルさばきやムーンルーフからの「ひょっこり喜多さん」が思い浮かびます(^_^;)



トミカでは2代目ソアラの新車時にムーンルーフ開閉及び後期型に改造したばかりの初代モデルが継続して販売されていたようなので、意外にもあれだけ当時人気があった2代目も初のトミカ化。
あの頃は、小職もトミカのスケール変更と完成度の低下で一時卒業した時期で、元々の金型を改造したり(ファミリアやインテグラなど)再販したりで、トミカ自体も結構苦しかった時期だったと・・・。

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とりあえず、書いてみる(正月メモ) 2021-1-24

2021-01-24 14:57:19 | 当直室日記
どうも色々と停滞しているけぶでございます<(_ _)>
今月に入って、これを入れると5記事しかUPしていない・・・どうも、パソコン自体に向かうのがもう嫌になってきている部分があったりします。
やっぱり不安定な老眼が頭痛を引き起こしているようで。。。。

さてさて・・・・。

▼Gmen地域限定デアゴスティーニ
いきなりの情報だったのでびっくりしたのですが、ファミ劇のリマスタ放送がかなり中途半端で終わり、しばらく放送も無いので、何とかどうにかするか迷いましたが、今回は見送りました・・・・太陽であれば買うのですが、何しろ置き場所が無い(^_^;)
地域限定って確かによくある売り方ではありながらも、何だかなぁ・・・・。

▼コロンボ総統氏怒涛のロケ地検索
鹿児島出張からご帰還(^_^;)
怒涛過ぎてごめんなさい、付いていっていなかったです<(_ _)>
鴨池マリンパークタワーは小職の検索当時はスルーしていましたが、海中レストランも併設している本格的なモノだったようですが、それにしてもあのような施設が本当に淘汰されて、寂しい限りではあります。
喫茶ラ・メールは撮影用のようで、建物自体は初期から末期まで「麻雀」でお馴染みの長いこと使用されるところです。
それにしても、コロンボ総統氏にはぜひあの病院(寮)は突き止めてもらいたいですね・・・・目黒とは限らないので、三菱関連の寮施設という感じで私も調べていますが、ひょっとすると国際放映の近くかもしれないし・・・・。

▼娯楽映画研究家・佐藤利明氏の太陽レビュー開始
佐藤利明氏は昔から存じていましたが、『武田鉄矢の昭和は輝いていた』などでもお馴染みな方、近年は石原プロ関係に造詣が深いところを披露されているなどで、小職としては目が離せない存在でしたが、その佐藤氏がとうとう太陽全話レビューに挑戦とのことで、気が付けば既にマカロニ編を終えようとする勢い。
さすがプロ。(なぜか#550のトシさんを思いだしたり(^_^;))
佐藤氏の映画界+東宝+日活系目線でのレビューに唸っています。
それにしても高速レビューで太陽中毒になられないことをお祈りしつつ、佐藤氏目線での太陽書籍発売もちょっと期待したいところで。

▼ペッパー先輩
覆面車記事、進まない・・・・・申し訳ないです<(_ _)>
ところでロッキー登場からのOP、ゴリさんのカットは最初のものがOKカットで、恐らくその後長らく使われたブレブレのものがNGカットかというのが、昔出した結論です(^_^;)
恐らくアップ度の問題かとも思いながら、乗っているスプリンターLBが引退したタイミングでの変更というのも考えられます。(OKショットはちゃんとリヤが映っている)

▼特別機動捜査隊
未見だった#238より前の白黒時代がやけに癒しとなっています(^_^;)。スピード感が今の小職に丁度いいというか。牧野由多可氏時代の音楽もいいし、村上刑事も悪くない。ガンさんの盲腸入院って出番調整だとはわかっていても、後年「欠場当たり前」状態とは違って、この頃はレギュラーを丁寧に扱っていたんだなぁ・・・と。
南長さんがもっと観たいっす。

▼最近のテレビ
あまり食いついていないです。タモさんや同い年のマツコ氏番組のほかは、開かずの金庫を開けるとか、「博士ちゃん」ぐらいですかね・・・ドラマは朝ドラ含めて『相棒』以外観なくなりました。年末年始の休みにたまたま織本順吉さんのNHKドキュメンタリー『老いてなお花となる』3部作をフル視聴したのですが、俳優さんの演じることへの姿勢の変化を織本さんも敏感に感じられていたようで、なんとも共感する部分があって。
それに毎年恒例だったNHK『新春TV放談』もMCと形をかえて映像全体の話となって、何となくTV番組がテレビジョン自体を否定するような番組に仕上がっちゃった感じが。。。。
NHKは思った以上に危機感は無いと思いますが、民放なんて本当に危機的状況、新しいものを作ることも飽和状態。それじゃ古いコンテンツの再放送をするとなると、折角確保していた放送権を手放しちゃって、制作会社主導になっていたり、そもそもの放送権が高かったり。
だからといってYouTubeは自分で積極的に観ようとする層には有効だけど、受け身視聴という面からはまだまだテレビの方が強いですし、なにしろ取材力もテレビが勝る。のにもかかわらず、ネットでお気軽に題材を拾ってくるのも頂けないし。
そんなこんなよをやっていると、映像メディア自体が総崩れする可能性だってあるような・・・・。

とは言いつつも、貴ちゃんねるは観てます(^_^;)

折角残っているものを有効に活かす手段って、無い物でしょうか。


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サンテレビ太陽放送1/24=マカロニ マジデ キレル

2021-01-23 14:54:01 | 放送予定
日付がどんどん進んでいくのに追いついていないけぶでございます<(_ _)>
1日があっという間に終わります(^_^;)
多分、新しい良い体験というのを自分で求めなければならないのでしょうが。。。。。

ヤフオクを観ていると、どうもお一方のマニアが、太陽を卒業されたのか、それとも「終活」なのか、もしかするとコロナに「よるもの」なのか・・・かなり濃厚な出品が。
価格の仕切りがよくわかりませんが(^_^;)
台本については、名作がセットの中にあって、それがリーズナブルに購入できるとか。また見覚えのある前ジャックプロダクション所蔵モノとか。
小職も落ち着いて残りものを戴こうかと思いますが。

ただ、やっぱり寂しさはあるのかなぁ・・・・何となく自分と重ねちゃうところもあったり、それじゃ、自分であればどうするのかとか。

まあ、なんというか、黄昏てます(^_^;)

さて、あすの太陽放送。
マカロニ本格復活にして、最終クール突入です。

【地上波】サンテレビ・マカロニ編

1/24(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第42話)
サンテレビ1(地上波)

第45話 48.05.25 怒れ!マカロニ(マカロニ)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一
      関根恵子(欠場)

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭(欠場)
      下川辰平

ゲスト:高岡健二
 井上れい子
  木村博人 岡本隆 影山龍之
 遠矢孝信 尾崎孝二 金井哲男 都家歌六
 田中浩
  和崎俊也
 

脚本:永原秀一 峯尾基三

監督:山本迪夫


竜神会の幹部・水上が、線路で刺殺体となって発見された。
死亡推定時刻は深夜の日付が変わる頃で、死因は腹部をドスのようなもので抉られての大量出血という酷いものだった。
今、竜神会と抗争しているのは梶田組で、規模の大きい竜神会に必死の抵抗手段として幹部を殺したのではないかと山さんは見ていた。
ただ、手口から見て手慣れた者の仕業であることは明らかだったが、間もなくして、早川清という梶田組の駆け出しチンピラが自首してきた。
そんな清の名前に、マカロニは聞き覚えがあった。ひょっとすると自分の中学時代の同級生かもしれない・・・取り調べ中の清を見てそれは間違いないものとなった。
清もマカロニのことを覚えていたが、自供については妙に自信たっぷりに語る。清が持参したドスも凶器と特定された。
清の語ることは現場の状況等と合致するが、清の態度と鉄砲玉の供述の教科書のような内容から山さんは身代わり自首を疑い始めた。
マカロニは清の部屋を調べる為に向かったが、一人暮らしだと思い込んでいた清に同棲している彼女=由美が居てびっくりする。
由美の証言から、部屋の出入りは犯行時間と合うし、由美にも人を刺して自首することを話していたが、堅実そうな由美を見ていると、清が人を殺してあんな態度をとれるほどの人間にはどうしても思えなかった。さらに由美が妊娠していることにマカロニは気付くが、出産する気はないという。
ただ、その後にマカロニは由美に呼び出された。あの日、本当は犯行時間に近いころに清がアパートに居て、梶田組の組員が迎えにくるまで待っていたというのだ。
さらに、出産する気はないと強がっていた由美だったが本当は赤ん坊が欲しいのだという。しかし、清は鈍感なのか気付いていないようだ。
マカロニはボスや山さんにそのことを報告、山さんは赤ん坊のことを清に告げると、息巻いていた清が急に真実を語りだした。
真犯人は梶田組幹部の植松であることを自白した清は釈放され、植松は逮捕された。
ただ、清はこれですべて済んだわけではない。裏切り者として梶田組に追われる身になるのは目に見えている。マカロニはボスの命令で清のガードについた。
やはり、清には梶田のマークが付いていた為、マカロニが清に化けてそれをかわした。
マカロニや由美がヤクザから足を洗って街を出ることを清に説得、やっと清も決意し新宿を出ようとした矢先に、3人とも梶田組の暴漢に拉致され、マカロニはリンチを受け失神してしまう・・・・。

マカロニの中学時代の同級生がヤクザの鉄砲玉として自首してきます。
その鉄砲玉が幼い妻が居ると言う・・・昔のマカロニがちょっとだけ垣間見られるという感じもありながら、その鉄砲玉を消そうとするヤクザに対してマカロニの怒りが爆発・・・というかキレるというか。

映画出演等の為、ワンクールほど特別スケジュールになっていたショーケンさん=マカロニが太陽に戻ってきます。
ビジュアルもちょっと変わっていて、髪はフロント分けになりボブっぽくなり、モミアゲも伸びています。
とはいえ、髪形が戻る場面も(^_^;)
山さんといえば今後スコッチ登場以後まで愛用する「クリーム色」の背広が初出。
ロケは新宿の濃度が濃いです。
でも、この作品を観ると、あぁ・・・マカロニが死んでしまうのも、もうすぐなんだなぁ・・・といつも思ってしまいます。

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さらば!石原プロ

2021-01-18 22:24:33 | 当直室日記
タイトルの内容については、実は石原プロ解散報道時に大体は書いているので、同じ内容になりそうなのでアッサリと。
やっぱり寂しいですが、徳重氏含めた「21世紀の裕次郎」諸氏の未来を考えると・・・という所もあるし、マネージメント会社としての石原プロとしての看板返上はこのタイミングであるというのもあるし、何れにしても裕次郎さんと渡さんの色が濃すぎた「石原プロ」としては、これで良かったように思います。
石原プロが解散しても、逆にOBが集まりやすくなるかもしれませんし。

ところで、太陽から見る石原プロっていうのは、やっぱり裕次郎さんを通しての協力体制とは言いながらも、恐らく石原プロが無ければ太陽は長く続かなかったのではないかとも思っています。密接さはなかったものの、色々な「伝手」としては強力なバックアップをしてくれる頼もしい存在ではあったと思います。それが顕著なのは、東宝作品なのに、日活系の監督やキャスティングを実現したことなのがあると思います。裕次郎さんの「顔」という部分が強いかもしれませんが、調整したのは岡田・梅浦P氏と石原プロだと思われ、確かに裕次郎さん「びいき」という部分はありながらも、東宝だけでは展開できなかった結果となったと思います。

ところで、『石原プロ社史』。
ざっと目を通しました。



重版となっているようですが、
あくまでも平成26年石原プロから発行された「石原プロ50周年非売品社史」を元に解散までを再編集したという事を前提に購入されることを心得ておいた方が良いと思います。何を言いたいかというと、内容は一般販売されるムック本以上の濃い内容かと思いますが、あくまでも社史なので在籍者と会社への貢献度で紙面が構成されています。
なので、退社した諸氏については冷たいように見えても仕方がないのかもしれません。
太陽については、いくつかのスチールが使用されています。どれもお馴染みなものですが、10周年記念パーティの裕次郎さんと竜さんの2ショットも掲載されています。(これもお馴染みと云えばそう。)
また内容については折に触れ書かれているという程度です。
なので、太陽ファンとしては高い買い物かもしれません。
しかし、神田さんは本当に役者から足を洗うのだろうか・・・・・。

巻頭、渡さんの謝辞があるのですが、これが涙が出てくる内容で・・・・・。

石原裕次郎記念館のオープニングセレモニーの写真があったりして、その日に行きながらも人の渦に飲み込まれて何もできなかった事が懐かしくもあり、あの真新しく立派な建物が今はもう無いことを思うと、寂しくもあり・・・・。

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サンテレビ太陽放送1/17=ごろんぼ刑事失明の危機と殿下との友情

2021-01-16 16:24:30 | 放送予定
1/16、石原プロ解散。
『社史』の方を頼んでいるので、それを読んでから書こうと思っていますが、
太陽にほえろ!での石原プロの立ち位置は、制作ではなく、裕次郎さんや神田さん、良純さん等のマネージメント会社。
ただ、その枠は超えた協力体制はいつもあったことは事実。
と前段を入れたとはいえ、石原プロ作品が好きな小職にとっては、寂しい・・・に尽きます。
式典などは何もないので、その思いを昇華させる場が無いのも寂しさの一因ですが、

1/16(土)
19:00~20:54
BS日テレ 開局20年スペシャル番組 映画「夜霧よ今夜も有難う」

これでも、観ますか・・・・石原プロ作品ではありませんが。

さて、明日のサンテレビ太陽放送です。
鮫さん登場ですが、もうそろそろサンテレビの放送がジーパン編へ繋がるか気になる時期に差し掛かってきています。

【地上波】サンテレビ・マカロニ編

1/17(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第41話)
サンテレビ1(地上波)

第44話 48.05.18 闇に向って撃て(鮫やん・殿下・ボス)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一(欠場)
      関根恵子

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭
      下川辰平

セミレギュラー(SPゲスト):藤岡琢也

ゲスト:明石勤
 岸井あや子 歌川千恵
 大野広高 中川昌也 多田幸雄
 勝部義夫 小松英三郎 由起卓也 高田裕史

脚本:市川森一

監督:斎藤光正


ボスと殿下や長さんが街で食事の算段をしているとき、関西弁を捲し立てるヤクザ風の男が格闘していた。
そのヤクザ、実は城北署の名物刑事・鮫島だった。
ボスと鮫島はお互いによく知っており、自分の管内のチンピラに威勢を張ってやったと胸を張って去っていった。
鮫島は警視総監賞をボスの倍は貰っているが、始末書も総監賞の倍書いているという猛者だった。
そんなことがあった後日。
鮫島が絞殺事件の現場を目撃、犯人を追跡するも後頭部を強打され失明、入院してしまった。
城北署管内では連続女性暴行事件が今回の件も含め3件発生しており、何れも被害者は20歳前後の婚約中の美人だった。
その時は他署の事件だったが、やがて七曲署管内で手口が同様の殺人事件が発生してしまった。
その現場に、なんと目が見えない鮫島が現れて、結婚を控えている女性だったら、歯医者で虫歯を治すだろうと、そこを調べるように言い、自分が犯人を逮捕したいと息巻いたが、ボスは鮫島を病院に強制送還させた。
ただ、ボスとしては鮫島が唯一の犯人目撃者であるし、城北署との合同捜査になったものの、手掛かりは見つかっていない。
医師の意見によると、今のところ鮫島が視力を回復する見込みは五分五分だ。
しかし、鮫島はどのみち病院脱走を企てると予想したボスは、嫌がる殿下を鮫島のサポートに付けた。
案の定、病院脱出を企てる鮫島だったが、周囲にバレバレの状況で「脱出成功」を果たした。
鮫島は被害者が同じ歯科医で治療したことを調べ上げており、治療した歯の被せ物から東都歯科大学出身の歯科医を洗うべく、殿下を「目」の代わりとして捜査を開始した。
ただ、歯科医巡りの空振りが続くと、殿下は精神異常者を当たろうと鮫島に提案するが、自分たちは歯科医巡りに専念することに固執して続けた。ただ、街では鮫島が失明したことは既に広がっており、捜査以外のことで騒ぎを起こすなどしたため、殿下はあきれ返ってボスに鮫島とのコンビを解消してほしいと頼むがボスはそれを拒否し、ある歯科医院のメモを渡しそれが被害者共通の歯科医である事を鮫島に伝えるよう命じた。
鮫島はその話を聞いて早速その歯科医に入り込むが、喧々諤々あって終わってしまった・・・と思われたが、一つ収穫があった。歯科技工士の久保という男の挙動がおかしかったのだ。
殿下にそのことを聞いた鮫島は、早速久保のマークを始めるが・・・。


マカロニ欠場最終話ですが、その代わりに藤岡琢也さんを「主演ゲスト」で迎えた一編。
製作側も、藤岡さんも、書いた市川森一さんもまだ続編など考えていなかったということで。
登場時はボスは旧知の仲、その他のメンバーは噂では聞いているという程度で、後年の鮫やん一係表敬訪問は無論ない時期。
初々しいとまではいきませんが・・・(^_^;)

連続婦女絞殺魔に殴られ目が見えなくなった鮫やんと、まだ現場検証時に死体を見て貧血気味になっていた殿下の凸凹コンビがやがて親友然となるまでを描きます。

それと、殿下の成熟エピソードの一つという位置づけもあります。
#33で最も優しい刑事というコンセプトを改めて与えられた殿下の教育係的位置に鮫やんを置いたことで、太陽に一つの深みが加わります。鮫やんという深みなのですが、これがまた市川さんがドラマのデパート然とした太陽という番組のコンセプトをちゃんと把握していたという現れかもしれません。
それに斎藤監督の演出ですから、独特な雰囲気を醸し出しています。

というか、殿下が成長する度に鮫やんが不幸になっていく・・・・という物語の始まりではありますが(^_^;)

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綿引勝彦さん、ご逝去・・・・・・

2021-01-14 06:59:49 | おくやみ
最近、帰宅後にPCやスマホを見るのが嫌になっているけぶでございます<(_ _)>
仕事は一日中PCとにらめっこ状態なので・・・・なので記事UPも遅滞気味です。

本年に入り、ラスト・サムライ=福本清三先生が1月1日に亡くなられ、今年も「見送る」機会が多くなるのか・・・と思っておりましたが・・・・

綿引勝彦さんが12月30日に膵臓がんのためご逝去されていたことが発表されました。
75歳。

「天までとどけ」シリーズのチーム諸氏にとっては岡江さんの死から1年も経たずに「父親」を亡されたこととなり、これは辛い・・・・・2年間ほど人知れず闘病なさっていたようで、最期の言葉が「投了すると伝えてくれ」。

我々世代には、一癖も二癖もある悪役、でもカッコイイ人という印象だと思います。最期の言葉と相まって、それが強ち間違いではなかったとも思いますし、アクションドラマが衰退した後はホームドラマ等での善人役や、オネエ言葉等を綿引さんから発せられたこともあったと思いますが、悪役にしても善人にしても、照れが無く全力で演じられている印象が強く、演じられた様々な役柄に一本何か極太の線が通った、後味のすっきりした印象と言いましょうか、そういうものが相まって、カッコいい大人の骨太な「日本男児」という、今となっては希少な俳優さんでした。

太陽には5作品ご出演です。
思ったより少ない印象があるのは、逆に演じられた役柄が強烈だったからかもしれません。

#121 審判なき罪・・・・ 飯場の若者(ノンクレジット)
#125 友達・・・ 相田光輝
#139 墓穴を掘る・・・菊地三郎
#315 ライバル・・・加納良二
#596 戦士よ翔べ!・・・江田章一
#626 激走・大雪渓・・・西崎靖(金森)

テキサス編の3作品はあまり間隔が空くことなくご出演で、テレビ出演スタートあたり。
端役や殺され役。
しかし、#315の頃は売り出し時期でそろそろお名前は知られていた頃だったと思います。
ゴリさんのどうしても「倒さなければならない」相手、射撃のライバル・加納良二の熱演は強烈に印象付いています。
ゴリさんの影法師的な加納を、拳銃戦ではなく、肉弾戦で決着をつけるという様は、個人的には『あしたのジョー』の力石と加納がなんとなくダブって見えた感じで・・・・本当に印象深い作品でした。
#596の頃となると、確か「まだ太陽で敵役やるの?」という印象だったと思います。
ただ、だからこそボギーの生命を脅かす大きな壁としての江田刑事の存在は、その存在を引きずったままのボギーの死の前段としては、ものすごく有効でした。江田事件が無かったら、ボギーがあそこまで「あのカップル」に入れ込んだとは思えないし・・・・。
#626は加納や江田までは強烈な印象を残していませんが、敵か味方か、はたまた敵か?という元刑事役は綿引さんならではの役だったと思います。

残念ですね・・・・
ご冥福をお祈り申し上げます・・・・

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サンテレビ太陽放送1/11=結婚詐欺容疑者ゴリと婚約者!

2021-01-09 00:14:42 | 放送予定
すっかりいつの間にか仕事始めから1週間経とうとしています・・・・。
今年も宜しくお願い致します<(_ _)>

正月休みは正味5日ぐらいだったでしょうか。
廃人と化していました・・・・。

ただ、巷ではGmen地域限定デアゴスティーニ、コロンボ総統氏怒涛のロケ地検索、娯楽映画研究家・佐藤利明氏の太陽レビュー開始など、いろいろあったようで。
こもごも後日、今年の正月メモを書かせていただきます。

さて、明日の太陽放送です。
ある意味で正月らしい異色作というか、地味に派手な作品(^_^;)かもしれません。
というか、久々に全員集合です。

【地上波】サンテレビ・マカロニ編

1/11(日)
11:30~12:25
ドラマ 太陽にほえろ!(第40話)
サンテレビ1(地上波)

第43話 48.05.11 きれいな花にはトゲがある (ゴリさん・ボス)

レギュラー:石原裕次郎

      萩原健一
      関根恵子

      露口茂
      竜雷太
      小野寺昭
      下川辰平

セミレギュラー:南原宏治

ゲスト:二本柳敏江
山本武 奥野匡 野村明司
桐生かほる 鹿島信哉 籾山豊 加藤茂雄 宮原貴子 安藤純子 宗岡千恵子 
高野真二

脚本:小川英 鴨井達比古
監督:斎藤光正


最近、一係部屋が花で華やかなのは、ゴリさん宛てに花束が贈られ続けているからであった。
周りが女性から贈り物だと冷やかしたが、それを受けるゴリさんは本当に困惑していた、何のことやらさっぱり解らなかったからだ。
一方、ゴリさんは政財界の大物・桐野に関する事件の証人として、裁判に出廷することなっていて、その打ち合わせをするため一係から外出していた時、その一係にとも子という女性がゴリさんを訪ねてきた。自分はゴリさんの婚約者で、花束は自分が贈っていたことを話し出した。一応ボスが応接したが、身のこなしからホステスだとわかり、実際そうであった。
ボスはゴリさんと共にとも子が勤めているクラブに赴いたが、やはりゴリさんは見たことが無い女性だというが、とも子がゴリさんと婚約したことが、とも子の同僚にも伝わっていた。
しかし、まったくもって身に覚えのないゴリさんはとうとう激怒、とも子と言い争いの末、はずみでとも子に怪我をさせてしまう。
翌日、とも子の弁護士である沢村がゴリさんを結婚詐欺と暴行傷害で告訴すると署長のところに押しかけてきた。
示談には応じないということで、署長はゴリさんを逮捕するようボスに命じながら、とも子が怪我をした際にその場にいた事について詰った。何れにしてもゴリさんが起訴されれば即刻懲戒免職にすると息巻いた。
ゴリさんはとも子に怪我をさせた事以外は全く身に覚えが無いということは変わらないのだが、とも子の方は具体的な証言を提示、裏付け捜査を行ったところ、とも子の証言を裏付ける証人がその度悉く現れたため、ゴリさんの容疑は動かぬものとなった。さらに、ゴリさんを労って食事に誘ったボスの様子を新聞社がスクープし、新聞の一面を飾ってしまい署長が激怒、とことんゴリさんを信じているボスと衝突し、結局ゴリさんは謹慎、捜査は第二係に回すことが決まってしまう。
事が煮詰まった。ゴリさんは辞表を提出したが、ボスは何故かゴリさんを証拠隠滅と逃亡の恐れがあるとして、ゴリさんを留置場に拘留するよう山さんに命じた。
ボスはこのとも子の一連の騒動に最初から違和感を感じていた。長年ゴリさんと付き合ってきたボスだからこそわかる部分ではあったが、それは今となっては一係一同同じ思いだった。ボスはクビをかけて捜査を続行することとした。
一方で桐野の事件の証言をしなければならないゴリさんの窮地は担当検事を失望させていた。
殺人犯の最期の証言で桐野に指示されたと聞いた証人がゴリさんの他に医師と看護婦が居たが、突然ゴリさんを除く二人が前言を翻したため、桐野を有罪にするにはゴリさんの証言ひとつにかかっていた。
ぞのような状況から山さんは、今回の事件はゴリさんを刑事失格に追い込みんで信用を失墜させるのが目的で、裏で買収工作や脅迫が行われており、それが完璧に近い形で行われているので先頭に立って裏工作をしているのは、とも子の弁護士である沢村ではないかと推理した。
ボスはゴリさんの拘留期間である明日の午後三時、それがダメであれば桐野の公判が行われる明後日までにゴリさんの濡れ衣を晴らすよう、一係一同に気合を入れた。
各々、とも子事件の証人や桐野事件の証人に粘り強く食い下がるが、証言は覆されない。
拘留期間が切れたゴリさんを何か策が閃いたボスが連れ、沢村の事務所へ赴いたが、いきり立つ沢村の前でゴリさんは結婚することに承諾してしまう。
沢村が拍子抜けした表情を見せる。これでは結婚詐欺罪は成立しない、今更そうはいかないとは言うが、これでは夫婦の問題になってしまうので、傷害の件は残るがそれも弾みから起きた事なので示談に持ち込むということであれば、明らかに刑事失格にはできなくなってしまった。
花嫁のもとにゴリさんは悠々とむかったが・・・。


法廷で証言することになっていたゴリさんに身に覚えのない結婚詐欺容疑がかかるわけですが、独特な雰囲気を醸し出す異色作になっています。
何しろ色々な意味で興味深い作品ですし、(南原)署長もなかなかの曲者感を醸し出し、ゴリさんはオリに入れられ、太陽初の壮絶な本格的カーアクションは、クルマ(MS40系クラウン)がうひょ~!と破壊され・・・。
決してふざけた作品ではありませんが、独特な演出の斎藤光正監督が初登板ということで、まあ見どころは満載なので細かいことは置いておきます。

ゴリさんを山さんとマカロニが取り調べるのも見所かも。。。。

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