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「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送3/30=女が必死に守る「砂の城」をスコッチは・・・

2025-03-29 07:33:43 | 放送予定

X巡回

▼最近、太陽にほえろ!大全集を回顧しておられる、銀色のピエロさん。
実は、銀ピエさんのデザインが毎回楽しみでありました<(_ _)>
元々日テレ写真集やサントラのセンスも個人的には良いと思っていたのですが、銀ピエさんの方は、ちょっと違った角度からのデザインが好きでした。トラッドだけど新味もあって、新鮮でした。
太陽の素材自体も方向性はそちらに向いていた(要は、時代性にとらわれない感じ)感じがあったので、一見別な方向性に見えながらも共通性が感じられたのも良かったです。

『週刊TVガイド』1972年6月30日号の表紙。
大元はクランクイン時の番宣特写かと思いますが、これもまたシンプル。
60年代からこのころまでの雑誌表紙のデザインが被写体を際立たせて、背景はあくまでも無しかシンプルという方向性はあったかと思います。ただ、70年代後半から、デコレーションがゴージャスになってきて、背景含めゴテゴテ感が多くなってきて・・・・。
小職も被写体を引き立てるのであれば、背景は必要がなければいらないです(^_^;)


さて、3/23 サンテレビ・太陽放送。
#236は、スコッチ自体の反発力の源になっていたことのケリが付いた「疑惑」から2か月半、「雪解け」後のスコッチ初主演作は、やっと見つけたささやかな幸福、それを何があっても壊すまいと奮闘する景子という女、あまりにも自己中な彼氏、そして自分に通じるモノがあるのかこの件以後「切羽詰まったモノ」に非常に敏感になるスコッチの一見静かでありがなら熱い捜査が見られます。

メインゲストは、待ってました!初期から脇役ながらミステリアスで印象深い存在の役柄を数々こなされていた我らが倉野章子さんです。
現在も文学座に所属し、無論、角野卓造さんのご内儀様です。
その倉野さんがどこにでもいそうだけど孤独で頑ななOLを演じるという反発力とスコッチ=滝さんの包容力というか・・・ぶつかり合って爆発するんですよね・・・。
そして実は悪い彼氏に横光克彦さん。1977年明け放送作品から改名されているようでですが、なぜか特命課#40のみ、1978年なのに当時の本名に戻ってます。お戻しになるおつもりだったのか、果たして・・・・。


良「憎まれるように・・・そういう風にしか出来ない人なんです。滝さんて、本当はすごく優しい人なのに・・・」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/23(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第20話)
サンテレビ1(地上波)

第236話 52.01.28 砂の城 (スコッチ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:倉野章子
 横光克彦 小沢重雄
 根本好章 上恭ノ介 山田禅二
 阿部六郎 大河内稔 山中一也
 
脚本 柏倉敏之 小川英

監督 竹林進


業界紙の記者・広田が自宅マンションで殺された。
前夜、ノートを持って部屋を出て行った女性を見たという管理人の証言、そして記者という立場から強請りを行っていたと思われる広田の周辺を捜査することになる。
広田が勤める会社のデスクのメモから、景子という女性の名前を見つけたスコッチは、縫製工場に勤める同姓同名の女性を見つけ出し、管理人からも同一人物だと証言を得、景子に任意同行を求める。
しかし、アリバイは無いものの犯人の残した血液と型が一致しなかったため、景子は釈放されるが、スコッチは彼女の態度に不審を持ちマークする・・・。

一見地味な感じに思えますが、スコッチの歴史上としては結構重要な位置にある作品だと思います。

これまで、脇役として印象深い役柄をマカロニ編から演じてこられた倉野章子さんが初めてゲスト主演をつとめます。芸達者な方なので満を持しての主演ですが、今までの「地味さも備えた派手さ」を十分備えた、なんというか視聴者の等身大に近い景子の在り方に共感する方も多いのではないかと思います。
横光さんは既にこの時期に「克彦」名義、3度目で最後のご出演。

自動車事業部ネタとしては、大活躍するセリカLB「53-92」、そして今回からNEWクラウン登場「51-32」です。
#135から約2年間使用されてきた前任クラウン「97-76」でしたが、意外とカーアクションに使用されるのは少ない割に各所に凹みや傷が目立ち、比較的早い段階で傷付いていた右後ドアも錆かけていたようなので更新と相成ったようですが・・・。
太陽覆面車初の「ピラード・ハードトップ」の登場ですが、この個体自体は#239までで、いよいよ太陽自動車事業部垂涎(^_^;)の「20-08」が#241より登場します。

=ロケ地=
小田急 梅ヶ丘駅
宮園土建のビルは2009年現在現存、十二社温泉となり。


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X巡回+サンテレビ太陽前後記 2025-3-27

2025-03-27 18:58:32 | 当直室日記

X巡回

▼西田健さんが#435のことを触れられていた。
「西田が西田を演っている」
ゲスト主演・シンガーソングライターの西田史郎役で、ニューヨーク時代のスニーカーとの因縁の相手。
スターの脆さ含め、西田さんへ宛書したようなストーリー・・・ある意味、十八番役とは違った西田健さんの代表作と言って良いのではないかと思います。
それにしてもスニーカー、恐らく西田が異常にモテるので嫉妬していたようにしか見えない・・・(^_^;)

▼命日
3月下旬は、太陽OBや好きな俳優さんの命日が続く・・・・
なかなか厳しいです。


=サンテレビ太陽放送 前後記=

やっぱりまだサンテレビの話数カウントの罠にかかる方が居られる。
確かに、キャラクター登場毎に話数をリセットするのは、本カウントとの整合性が取れないよなぁ・・・。
#20といえばジュリーさん登場と思っても仕方がない(^_^;)
やっぱり「●●編」は必要じゃないかと。

#235 刑事の娘が嫁ぐとき

長さんとしてはある意味辛い精神的にも体力的にも厳しい一編。
結城しのぶさんの精神的な微妙さ、犯人グループの兇悪さ(^_^;)、俊一のラーメン<何?
長さん最強説も濃厚!
それにスコッチ、凶悪犯に素手で向かうというステップを踏んでいます。ちょっと前であれば、拳銃を抜いていてもおかしくないファイトだったので。
ただ、やはり自分の目前に同僚のだれかがいるときは、抜いちゃうんですよね・・・。
ゴリパンチ・滝キックも炸裂。
など、題材の割にはアクションが見ものであるという不思議な作品です。
さすが田波さん、四十物さんが絡んだ脚本です。
今回長さんが乗るカペラRE覆面車、#273でフロントガラスが粉々になる個体と同じかと。(その際は車検切れ。)

そして次回の#236 砂の城

殺人時間発生の知らせに、スコッチは殺人現場へ急行、被害者は後頭部を鈍器で殴られ、死亡していた。
聞き込みに歩くスコッチの耳に被害者のアパートの管理人が、事件当時、被害者の部屋から、一人の女が飛び出して行くのを見たという
証言が入った。被害者の勤め先のメモから一人の女の名前が浮かび上がった。
その女、西条景子を捜し当てたスコッチは、アパートの管理人に面通しをさせると、この女が、事件当時被害者の部屋から出来た女である確証を得た。だが、西条景子はガンとして、その夜の事を否定する。
スコッチは、景子が何か隠していると、証拠不十分で釈放された景子のあとを追う。
(当時の新聞記事に加筆)

むやみに拳銃を抜かなくなり、笑顔まで見せるようになったスコッチの久々な主演編。
太陽参加時から、舞台との掛け持ちだったところで、舞台が終了したことから、1月放送分あたりから出番が増えていく沖さん=スコッチですが、いままで「反抗刑事」「拳銃依存」どうしても表立っていたスコッチが初めてのニュートラル的な側面が描かれます。本当は「孤独」な景子との関わり合い、スコッチの秘めた優しさ、ボンのナイスアシストなど、地味目に見えながらも滝隆一自身を味わえる逸品かと思います。
・・・・小職も好きな作品です。


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サンテレビ太陽放送3/23=タジタジ、奔走、激闘・・・長さんはつらいよ

2025-03-22 08:24:21 | 放送予定

さて、3/23 サンテレビ・太陽放送。
#235。
長さんの娘・良子の縁談がまとまり、家族そろって旅行をしようと、ボスに休暇届を出した。その時、長さんに相談があるという桜木巡査の妻・知子が署に現れた。知子の話によると、最近脅迫電話がひんぱんに掛かり、怖くて仕方がない、夫に話しても、ただの脅かしだから放っておけと、取り合ってもらえないので来たという事だった。話を聞いた長さんは桜木巡査に会い、奥さんに心配をかけないよう注意する。
長さん家族の旅行の日、駅で新聞を読んでいた長さんは、パトロール中に桜木巡査が何者かに撃たれたことを知り、桜木の入院した病院へ急行した。
幸い、傷は軽かった。(当時の新聞記事に加筆)

優しい長さんが少々損な役回りな本作。桜木の妻にも自分の家族にも裏目状態に加え、クライマックスの格闘も壮絶。
いやぁ・・・お疲れ様です、長さん=辰平さん<(_ _)>

ゲストは石原プロから峰さんと苅谷さん。まだ城西署前です。
片桐竜次さんは太陽初登場!PART2まで10回ご出演です。


野崎「先日、桜木君の奥さんが家に来た時、私も初めて気が付いたんです。娘の婿に、一度も刑事を考えたことがない自分に!・・・・。

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/23(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第19話)
サンテレビ1(地上波)

第235話 52.01.21 刑事の娘が嫁ぐとき (長さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵
野崎康江/西朱美 野崎良子/井岡文世 野崎俊一/石垣恵三郎


ゲスト:峰竜太
  結城しのぶ
 片桐竜次 堀勝之祐 苅谷俊介 常泉忠通
 千葉宏和 戸塚孝 秋山めぐみ 小島真理
 
脚本 田波靖男 四十物光男 小川英

監督 児玉進

長さんのもとに馴染みの派出所の桜木巡査の妻・とも子が、毎日かかってくる脅迫電話について相談してきた。
桜木は長さんに憧れており、そのことを知っているとも子が、取り合ってくれない桜木の代わりに思い余って長さんに相談したということだった。
長さんが桜木に身辺に注意するようにアドバイスしたものの、これまで桜木が扱った事件は微罪ばかりで、逆恨みを含め追って調査することになる。
その後、長さん宅にとも子が現れ、夫に叱られたという。長さんは康江と共にとも子をとりなし、桜木が迎えにきたことでその場は収まる。
週末に長さんは結婚を控える良子と康江とで水入らずの家族旅行に出かけたが、新聞に桜木が撃たれたという記事を見つける・・・・。

ハートフルな方向に向かっていた長さん主演編、スコッチ前期には結構コンスタントに制作されますが、今回は刑事として一人の婚前の娘を持つ父親としての長さんが描かれます。

既に当時から刑事という職業は危険なものという一方の常識があって、長さんにしても大事な娘を嫁がせるのであれば警察官が相手の場合はそれこそ反対したのではないかという事がちょっと垣間見られるところがあります。
結果的には良子本人が相手を見つけて、それがお天気屋さんであったということは、もしかするとホッとしていたのかもしれません。
気象庁であれば、それほど命の危険は無いわけですから。

今回の長さんは自分に憧れている桜木巡査とその妻・とも子の間に挟まれる格好になってしまい、これに良子との家族旅行をキャンセルしてしまったという負い目とが重なり、微妙な立場になってしまいます。

それに桜木を付け狙う悪漢が絡んできて・・・。

ということで、一人奔走する長さんを描くわけですが、後年辰平さんが「大変だった」と回顧した、片桐さん演じる犯人と桜木宅での格闘はかなり見ものです。
スコッチが登場してから、逮捕劇では殿下と共に活躍することが多くなっていた長さんが#207以来の長尺なアクションを魅せます。

若い警官夫婦の疑心暗鬼と出世への意欲、警官だからこそ訪れる危機、それを見ながら自分の娘がもし・・・・とふと思ってしまったり、刑事として父親として、微妙に心揺れる長さんを描きながら、クライマックスは片桐竜次さん演じる犯人と壮絶な格闘を繰り広げます。
野崎一家も総出演、若き峰竜太さんと結城しのぶさんも見どころです。

セミレギュラーでも比較的出演の多い野崎家の人々ですが、良子の結婚を以って一段落という感じで、少々寂しくなっていきます。
今後、野崎家の主役は俊一が握りますが・・・(^_^;)

=ロケ地=
大蔵団地
祖師谷大蔵駅
桜木邸は成城3丁目、現在は公園?
麻雀東風
新都心歩道橋近辺
新宿ルミネ1


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田口「ゆきえ」と南原「署次長」等、国会図書館ネット検索

2025-03-19 23:51:48 | 探求 探究 研究

国会図書館ネタです。
梅浦P氏寄贈の太陽台本の合本が一部デジタル化されており、国会図書館に赴いて閲覧することが可能ですが、ネットではNG。しかしながら、単語的なものを検索することは可能です。
コツ的に言えば、登録書籍名とキーワードで検索すると意外とすんなり出てくるものがあります。

今回の場合メインは2つほどありました。

▼田口「ゆきえ」
沢田雅美さん演じる、ボンのお姉さんなのですが・・・・。
#229台本の検索で判明。田口「由紀恵」ではなく「由紀江」でした・・・・セミレギュラーリストと直近の#229サンテレビ放送予定分については修正いたしました。
DVD等の商品化分も#229は「由紀江」となってまして、完全に小職の見落としです。
お詫びいたします。

#665はノベライズからも「由起江」であり、これは代わりはないのですが(^_^;)

オフィシャルな「ゆきえ」は判明したのですが、となると、「由紀恵」の起源が思い出せない・・・・。
いや、旧い話なんですよね。
テレビジョンドラマでは「ボンの姉」だったし、となると・・・。

ちなみに池田政男·28才ともありました(^_^;)


▼南原「署次長」と内田家の奥方
実現しなかった初期レギュラー予定で、平田昭彦さん演じる予定だった、南原秀吉課長。
キレ者だが、コチコチの規則づくめの男。・・・西山署長とは瓜二つの設定なので、おそらく予算の面と平田さんのスケジュールの問題が重なってオミットされたとは思うのですが、青春ドラマのフォーマットから行くと、まさに教頭ポジションなので、岡田さんは実現したかったのだと思います。
ところで、
#1を検索すると、最終的には「署次長」のポストとなっていたようです。
城西署の深町次長と同じポジションですね。

ちなみに、南原「署次長」時に内田家の奥さんは「房子」から「里子」となり、南原が消えた後も台本には残り、最終的にオミットされたようです。

里子は完成作では写真のみの登場なのですが、どなたが演じていたんでしょう・・・。

▼太陽初の壮絶カーアクション
明星によると、#43でのクラウンとフォード・フェアレーンのチェイスですが、2台分で100万円がアッという間にパー・・・とのこと。
ゴリさんの乗る太陽初のトヨタの覆面車、クラウンについては1966年式あたりだと思われますので、7年落ちの車両なので、4回目の車検直前であれば、もうそろそろ二束三文の時期。フェアレーンの方もクラウンと同時期ではありますが、こちらの方が程度がよさそうなので、おそらくほぼフェアレーンの価格だったのではないかと思います。

▼野崎家
井岡文世さん 昭和30年12月2日生まれ
石垣恵三郎さんは1974年3月当時17歳。劇団こまどりに所属。


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サンテレビ太陽放送 前後記 2025-3-17

2025-03-17 01:27:13 | 当直室日記

=サンテレビ太陽放送 前後記=

#234 おさな子

事件のハードさと、山村家の転機を交えた絶妙な感じと、画面から伝わる暖かさと冷たさの緩急がすごい話です。露口さん馴染みの児玉監督の演出。

スナイパー九条に松山さんという絶妙さ、のんさんの『幸せカナコの殺し屋生活』にも通じる?<遠く(^_^;)・・・。

山村家のある意味一人となっているアッコの活躍は結構頼もしいんですよね。高子逝去時の比べても目の配り方とかかなり成長していて、ハッっとするんですよね。

そして山さん・・・・あのセリフ、身に詰まる・・・・ボスもかなり効いている・・・・。

こういう演技を観ていると、やっぱり裕次郎さんを単純に「大根」と切り捨てる評価者の単純な根本的ベクトルの違いを感じます。

いや、本作は本当に詰め込みがすごいんですよね。

冒頭はキヨの手紙から始まって、いきなりマグナム発射⇒ルーチェ破壊から始まり、山さんはテキサスマグナムを持ち、ボンはマグナム発射で吹っ飛び、長さんもハイパトを持ち、スコッチは特別撮影の射撃、ゴリさんは前回に続きライフル。こういう意味では前回からハードボイルド継続ということでした。

とは言いながらもラストシャウト。多分本回は露口さんのノリも最高です。

*九条の愛車はキャデラック72年型セダン・ド・ヴィル(デビル)。

沖さんも当時は74年型の白いクーペを所有中の時期。

*ルーチェ破壊のテーマは カルメン・マキ&OZ 私は風 。

*ボンの革ジャンタイプBは『はぐれ刑事』で平幹二朗さんが着用していたもの。さすが国際放映。



そして次回の#235 刑事の娘が嫁ぐとき。

長さんの娘・良子の縁談がまとまって家族旅行を計画していた折りに、長さんが面倒をみている桜木巡査の夫婦の隙間風に巻き込まれるという展開と見せながら、本当に桜木は生命を狙われているという展開。

当然のごとく、家族旅行は長さん抜き(^_^;)・・・。

警察の仕事についていくことができるお嫁さんというのがどれほど大変か、太陽は数々描いていますが、

今回は、桜木の妻、娘で嫁ぐ立場の良子、刑事の妻の割りにはうまくこなしている康江など、三人三様的な所もありながらも、長さんは女性陣に対し流れ弾に当たるように微妙な気持ちになり、かつ微妙な立場となってしまいます。

スコッチ前期は長さん主演作が多いのですが、今回は何とも長さんに気の毒な話となりながらも、ハードボイルド月間は継続で、ゲストの片桐竜次さんとの格闘が見どころでもあったりします。


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サンテレビ太陽放送3/16=山さん「健康優良」スナイパーとの対決と「孤独」の選択

2025-03-15 07:08:50 | 放送予定

X巡回
▼#183
マシンガンXポストを連射中の西田健さん・・・・引退なんて云わないでほしいところはあったり(^_^;)
そして、#183。裕次郎さんとの箱根・強羅駅での挨拶エピを披露。
裕次郎さんは当たり前でも、やっぱり特に当時は特別な対応だったんでしょうね。

▼相棒 最終回
今シーズンは骨太な作品が多いと感じていましたが、最終回も愉しめました。
そして、「怖い刑事と優しい刑事」は「本城と亮」に見えたり(^_^;)


さて、3/16 サンテレビ・太陽放送。
#234、ある日、四国在住の高子の母・キヨが隆を引き取りたいと上京。冷静を保っているが内心揺れ動く山さん。

そんな時、大型拳銃であるマグナム44を使用した狙撃殺人事件が発生。その手口から山さんは6年前に発生した殺しの事件容疑者である九条の仕業であると断言した。
そんな時、隆が高熱で入院と同時に山さんも大型拳銃で狙撃された。
さらに九条は山村邸にも出向き、平然と本名でホテルに宿泊するなど、山さんに対し暗にプレッシャーをかける行動を取る。九条の狙いは何だ!?山さんの生命か!?それとも・・・。

山さんにも転機が・・・・大型拳銃をクルマの座席に座ったまま引き金を弾ける殺し屋との対決で、山さんの息子・隆も巻き込まれます。
山さんが寂しく「孤独」という選択を自らに科します・・・。

今回、松山省二さんが好青年に見える殺し屋として登場、高子の母は赤木春恵さんと、なんとなく森繁さんのTBSドラマ的な豪華なキャスティングですが、高子の最期を看取ったアッコも山村家の「セミレギュラー」として活躍します。


山村「我慢できないことはありません・・・・いくら抱いてやりたくても、抱いてやれない・・・・今日みたいな日が・・・・何日も続くだけのことです・・・・何年も何年も・・・・続くだけのことです・・・・。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/16(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第18話)
サンテレビ1(地上波)

第234話 52.01.14 おさな子 (山さん家族)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵
山村隆/小椋基広

栗林キヨ/赤木春恵

ゲスト:松山省二
 河村弘二 兼本新吾 小熊恭子 相原巨典
 久本昇 松島暘子 記平佳枝 石崎洋光 花城隆
 (ノンクレジット?  セキトラ・カー・アクション  マエダ・オート・クラブ)

脚本 小川英 高階秋成

監督 児玉進

山さんの亡妻、高子の母・キヨが四国からやってきた。
養子・隆を引き取りたいという。
その頃、凶器に44マグナム拳銃が使用される土木公団課長・射殺事件が発生、山さんは即座に6年前に同じような事件の容疑者であり、証拠が固まらず逮捕できないまま海外留学していた九条という男が容疑者であると断言する。
九条はビザ切れで帰国しており所在の確認が急がれたが、その頃、隆が高熱を出し入院してしまう。
山さんはある情報から九条らしき男が目撃された廃ビルに向かったが、狙撃される。
山さんは無事だったものの、山さんの自宅に九条が現れたことから、山さんは家族をも九条が狙う事を危惧、ボスはそれを受けて隆を転院させる。
そしてとうとう、九条の宿泊先を突き止め対峙する2人だったが、九条は何食わぬ顔で平然と山さんの自宅を訪れたことも喋る。証拠がない為九条を拘留できないため張り込むことになったものの、九条は姿を消してしまう・・・。

高子が逝去して8か月近く経ち、キヨからは隆を引き取りたいという要望がありながらも、なんとかお手伝いさんの手を借りながらもおさな子を育ててきた山さんが、この事件で自らや家族が狙らわれるという事態に直面し、断腸の思いで隆をキヨに預けるという事になりますが・・・山さんにしてみれば、欠番である#127で実子を犯人に狙われたことで流産させてしまったという辛い過去があり、それを繰り返したくないという思いがあったものと推察できます。

今回は#2でマカロニに恨みを持ちながら連続爆破を繰り返した若者役だった松山省二さんが、今回は冷静で冷酷な殺し屋として再びゲストで登場します。

高子死後、隆(本作で名前が固定化、小椋氏もOPクレジット)をお手伝いさんを雇いながら必死に育ててきた山さんでしたが、山さんの弱点が家族である以上、何らかの解決法が見いだせなければ、実はけっこう手詰まりだった状況だったようで、高子の母・キヨの申し出に今回の九条の件が絡み合い良い機会になったようですが、山さんとしては孤独な少年時代から念願だったであろう自分の家から一年も経たない期間で一人になってしまうというのは寂しい限りだったと。そんな独り身の山さんを描く作品は後々描かれますが、弱点が消えたかと思われた山さんが、実はその家族が居なくなったことが弱点になってしまうという面が描かれて、山さんのような完璧な刑事でも人間であることを証明しています。

隆と、山さんの壮絶なる関係は今後10年に亘って描かれるわけですが・・・・。
長いですね、本当に。

一方、山さんがかつて捕まえることのできなかった、ビジネス「ヒット」マン・九条。
多分、ライフルのように組み立てたりするよりは撃ってさっさと逃げられ、殺傷力の強いマグナムを選んだのでしょうが、行動が合理的というより、自分自身を過信している面が多々あり、意外とボロを出した感じが逆に哀れでもあります。

=ロケ地=
新宿3~4丁目
赤坂 東京ヒルトン・ホテル
アッコの実家は砧Fマンションの近くの都営住宅
西新宿 駒ヶ嶺病院


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X巡回など+サンテレビ前後記 2025-3-11

2025-03-11 06:54:18 | 当直室日記

X巡回など

▼土曜ワイド劇場『女弁護士 朝吹里矢子』
マカロニマカ男氏からのおすすめ視聴。
懐かしかった・・・・ありがたやです<(_ _)>
品5カルマンG乗りのカッコいい十朱さんも鶴田浩二さんも素晴らしかった。
このシリーズも結構愉しみに観てました。長かったからもありますが。
KC高峰先生と十朱さんとのやり取りも面白かったし、坂本スミ子さん⇒大山のぶ代さんのサキも良かったし。
ちなみに太陽現役中に辰平さんも参加するので、続編放送が愉しみです。ちなみに楽曲、大野さんと鈴木清司さんコンビなので、反応する曲が多いですが、「カリオストロの城」のストイングス曲は「朝吹」が元ネタだったようです。

▼沖さんファンの集いに友さん
沖さん、木村理恵さんとも友直子さんとも関係性は良好だったようで、このお二人が居られた時代の太陽はある意味このお二人によって中和されていた感じがあったんですよね・・・・やっぱりナーコが去った後の一係部屋は、確かにマミーはいたけれど、マミーは背負うものが多かったという所はあって、ある意味ニュートラルな人がいなければという部分はあったとは思います。後期はそういう面で寂しさはあったかもしれません。

▼東映オンデマンド
いつのまにか特捜隊が白黒時代を突破し#318まで、Gmenが#230までのソフト化できる作品はすべてオンデマンド化してました(^_^;)
ということはGmenは#230までコンプリです。ちなみに特捜隊はカラー化、内藤刑事復活、南長さんの最終話である#303を超えてますが、藤島班はまだ分解直前。


=サンテレビ太陽放送 前後記=

#233
茶屋町さん仰るようにサブタイ「狙撃」は龍虎さんのお名前をラテ欄に入れたいという思惑はあったんじゃないかと。
視聴率が良い割にはテキボン期に予算を使い果たしたためか、豪華ゲストを迎えることがなかなか難しい状態で変化球ながらも話題性が大きいキャスティングだったと思います。
このキャスティングは龍虎さんの1975年5月場所での引退時、断髪式に裕次郎さんらが駆けつけたところからも、裕次郎さんのプッシュがあったものと思います。
それに、大人のドラマを目指したスコッチ登場編に派手なアクションをあくまでもハードボイルド調に取り入れた部分も特筆出来るかと思います。これは『非常のライセンス』に『Gメン’75』の影響もあったように思えますが、いずれにせよ、堀田警部のインパクトとあの手この手の魔手、何気に活躍する一係の面々というバランスが良い作品が出来上がって、龍虎さんの演技も実直だし緊張感みなぎる男という設定部分が活きている感じで、小職は好きですね。
ほかのアクションドラマではわかりやすさもあってか定番ネタである狙撃ネタは、太陽での採用というのは意外と少なくて、今回は龍虎さんを迎えるための施策だったのかもしれません。

そして次回の#234。
山さんと養子・隆の別れを描きます。
その別れの切っ掛けとなった事件、公団汚職の背景に殺し屋による暗殺。その殺しの容疑者となった九条は見た目は好青年で確証がない。
そして、山さんは隆もろとも命を狙われます。
なぜ山さんは九条に狙われるのか、九条の今回の目的(ターゲット)は・・・・。

苦い別離と孤独を選んだ山さん。ここでも「孤独」がキーワードとはなりますが、山さんがボスに吐露した切ない思い・・・・泣けてきます。
実は山さん主演編が家族との「呪縛」が取れるのがロッキー登場後となりますが、これは露口さんご自身の山村像に沿うものともなっていて、それらの葛藤的物語の紡ぎ方も、山さんの歴史の一つのスパイスともなっています。

太陽ではたまにあるキーワードの連続、今回「孤独」と前回の「狙撃」も採り入れながらも、山さん主演編に見事仕上がっているのはさすがだと思います。

ゲストは松山省二さんに赤木春恵さんという布陣でこの題材に挑むわけですから、当時としてはお二人ともTBSドラマにイメージがあり、意外性がある布陣であったと思います。


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サンテレビ太陽放送3/9=グレート警部登場!

2025-03-08 07:09:14 | 放送予定

X巡回

▼小野寺昭さんの胆嚢摘出手術
81歳で3泊4日の手術が受けられるというのはお若い証拠ですね。
大学職から身を引かれたばかりなので、一瞬ドキリとしましたが、お身体のメンテナンスという面では丁度よい機会だったのかもしれないですね。

さて、3/9 サンテレビ・太陽放送。
#233は、深夜の路上で男(東南アジア某国の諜報部員)が、車に轢き殺され七曲署の刑事たちが現場検証をしていたが、その時突然現場へ本庁警備課の堀田が車で駆け付け、被害者の顔を確認し、あっけにとられる刑事たちを尻目に立ち去った。
検証を終え、一係部屋に戻った刑事たちに会議の声がかかった。
会議室でボスは3日後ある外国政府の高官が極秘に来日するが、高官の暗殺計画があり、既に腕利きの暗殺者が日本に潜入していることを明らかにした、さらに本庁警備課と協力し、暗殺計画を阻止し、その暗殺者を逮捕する任務をわらわれが与えられたと報告した。
七曲署を訪れた堀田は、万一副首相の身に何かが起こった場合は、同国の政府は大変な窮地に陥ることを力説し、”失敗は許されない”と付け加えた。堀田が助手を一人要請し、殿下がその任に充てられた。(当時の新聞記事に若干加筆)

ということで、1977年新年1発目の太陽は、まだタレント専業になる前、各界に身を置いて親方(年寄)であった龍虎さんの堀田警部がうっちゃります。
その他のゲストは刑事ドラマ界隈ではおなじみの関谷ますみさんに森大河さんなど。GPメンバーは実際に強いと思われるK&Uの面々。何気にマエダオートの前田満夫さんもご出演。
新郎役の染谷久男氏について、情報が少ないのでメモります。
青学を経て文学座研究生となり、当時27歳で4年ほどの俳優キャリアの持ち主。
CX「鯛めしの唄」NTV「野分」やCMにご出演(1977年当時)

 

堀田「たとえそれが親の仇であっても、我々は守れと命令されたら命がけで守らなければならないんです。GPの仕事は、将棋の駒にならなければ出来ないんです!

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/9(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第17話)
サンテレビ1(地上波)

第233話 52.01.07 狙撃(殿下・チーム)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

SPゲスト:放駒清一(龍虎)

ゲスト:関谷ますみ  染谷久男 小笠原弘 
 有馬昌彦   森大河 佐藤京一
 森正親 新海丈夫 戸塚孝 井口義亮 イクバル・ハニフ カール・アッサム
 (以下ノンクレジット)小坂生男 新井一夫 永野明彦 前田満夫
  セキトラ・カー・アクション  マエダ・オート・クラブ

脚本 鴨井達比古 小川英

監督 澤田幸弘

外国人ソムジットが轢き殺され、その現場に本庁外事課刑事とSP・堀田警部が現れた。
ソムジットは殺される前に大使館に赴いていたようだが、大使館は彼を知らないという。
捜査が本格化しようとした時に一係に暗殺計画がある某国政府高官が極秘来日する為に、堀田警部の指揮のもとに警備することになった。堀田の高圧的な態度に一係メンバーはあまり乗り気ではない様子だったが、ボスは堀田のアシストに殿下を付けることにする。
高官の娘・マリアは日本の大学に留学中に日本人男性と結婚、その結婚式に出席するための今回の来日であり、暗殺者カルロスは実は政府の諜報員だったソムジットを殺した疑いが濃厚だった。
マリアと面会する殿下だったが、某国は反日運動の高まりで結婚を反対され、高官が日本に来日することを俄かに信じることが出来ず、さらに堀田の要請である結婚式の中止についても断られる・・・。

殿下が主役的な面があるものの、実質的には龍虎さん演じる堀田警部が主演と言ってもいいほどの存在感と迫力を醸し出します。
ゴリさんですら手におえない相手であり、取り調べシーンでは手荒な事をする堀田に「当時」のスコッチが止めに入るほどの勢いは、しばらく大人しい作品が続いていたので、かなり刺激的でもあります(^_^;)

さらにクライマックスの結婚式場での狙撃攻防戦では、堀田になぜかケチョンケチョン状態であったゴリさんが面目躍如の活躍を見せるなど、最後まで色々と見どころのある、さすが年始めの作品という感じです。

いや、スプリンターに無理やり乗っている感の堀田警部も見逃せない(^_^;)

GP・・・警備課にそのような名称は実際にはなく、SP自体が発足間もない頃だったようで。
ガードポリス、ガバメントポリス(←Gメン(^_^;))・・・いろいろ考えられますが、多分「警備」というのがセキュリティという言葉よりザ・ガードマンのイメージが強かった頃なので、架空の名称を与えたものと思いますが、個人的には敢えて劇中での精鋭ぞろいということで、「グレートポリス」としたい感じが・・・(^_^;)

ということで、グレートポリス・堀田警部登場!。
観ていると、セミレギュラーにでもなる勢い(^_^;)でしたが、これっきりなんですよね。
ゴリさんが一番嫌う大柄な態度は、自信と責任の現れですが・・・どうも所轄の人間を軽んじている本庁刑事的なステレオ部分も持っていたものの、最終的には一係の活躍を認めます。
そこが、普段しゃしゃり出てくる本庁刑事とは違う所ですが、それにしてもボスに迫るほどのダイナミックな動きと独特な無骨さは、当時まだ力士を引退したてで、角界をまだ去っていなかった龍虎氏ならではのキャラクターだったと思います。

しかし、それこそボスでしか止められない堀田警部の勢いは、ゴリさんもスコッチも敵わず、ボスが殿下を堀田のパートナーとして選んだのはさすが・・・、これは既にそのゴリさんやスコッチと殿下のコンビで実証されていますから、安心感は強いですが。

そのGP軍団、部下には小坂生男氏、新井和夫氏、永野明彦氏という最強な布陣。
これは実際にも強かったでしょう。

結局、堀田の押し出しが強いため、一係のメンバーがあまり目立ちませんでしたが、長髪気味のアメリカンなボスの押し出し、なぜか堀田警部には鼻をへし折られた感じのゴリさんがクライマックスには活躍したり、ボンもヘルメットかぶってカルロス逮捕という感じで、クライマックスまではちょっともぞもぞとした感じでありましたが・・・(^_^;)

外国人ゲストを迎えながら、高官は有馬昌彦氏、マリアは関谷ますみ氏と無国籍感がプンプン。
極め付けがリンの森大河氏、スコッチとの取調室のシーンでは、「これが沖縄への伏線か(^_^;)」なぞと。。。
(ご参考:当初はソムジットが香港国籍の貿易商、堀田警部は警部補だった形跡あり。)

=ロケ地= 

千代田区九段北 私学会館

 


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サンテレビ前後記 2025-3-5

2025-03-05 12:44:15 | 当直室日記

▼藤木直人さん『旅サラダ』4月よりレギュラー出演決定
個人的には納得の人選。力の抜き具合も神田さんに似ているところがあるし。
・・・・実は個人的には渡辺裕太さんが入らないかなぁ・・・とは少し願ってました(^_^;)

 

=サンテレビ太陽放送 前後記=

#232
久々に観て、泣けてきた・・・・。
それに、前回の「孤独」と違って、今回の孤独はコンテンツは代わっていますが、現代でも非常に親和性があるものというか、現代こそ響く孤独のあり方ではないかと思います。
それに、ボンの寄り添い方も程よい。
クリスマスの暖かさとほんのりとした切なさも、孤独を包み込んだ感じとなっていますし。
楽曲も初期のものが積極的に使用されている時期なので、そのあたりからくるほろ苦さもあるんですよね。

主役がボンと森川さん演じる竹中というのも説得力がある布陣です。
この脚本も桃井章さん。
桃井さんは切ない作品が得手な方ですが、スコッチ登場編は桃井さんの名作が連発。その最たるものが・・・・。

そして次回の#233。
1977年太陽1発目は、スペシャルゲストに龍虎さん(当時 放駒清一名義)を迎える外国要人護衛・狙撃編。諜報員が殺されるところから始まりますが、主要は某国の副首相の暗殺で日本へ留学していた娘の結婚式のための極秘来日のために、その結婚式場のある七曲署と本庁警備課が共同で捜査・護衛します。
角界廃業直前で演技はほぼ初心者の龍虎さん演じる堀田警部はうっちゃり炸裂!取り調べで巻き舌で詰め寄られる森大河さんがいとも簡単に持ち上げられ揺れ動く様(と表情)は圧巻です。
とりあえず前年人気ナンバー1の殿下が堀田警部の御供ということで主演ですが、実質的にはチーム篇。本庁というといつもの病が出るゴリさんですが悴んだ手にライフルで有言実行!堀田警部を止めるため激高するスコッチ、革ジャンに黄色いヘルメットのボン(^_^;)など、見どころ満載です。
また、関谷ますみさんもウエディングドレス姿で華を添えます。


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サンテレビ太陽放送3/2=ボンの悲しいクリスマス

2025-03-01 09:38:33 | 放送予定

さて、3/2 サンテレビ・太陽放送。
1976年末の太陽、孤独な若者とボンの交流と悲しい事件の#232。
根本という男の死体が発見された。死因は頭部強打で、その傍らには所狭しと書かれたアドレスブックが発見された。
その各「アドレス」を丹念に調べる一係であったが、書かれていた個人々繋がりが無く、所有者が全く見えてこない。
ボンはそのアドレスの中の一員である牛乳配達員の竹中に当たるが心当たりがないという。しかし竹中はボンの捜査に協力を申し出る。
他のアドレスに描かれた人々の顔をボンと共に見続ける竹中だったが、やはり記憶にないという。
一方、捜査の中で所在が分からなかった男性の証言で、ボクシングの観戦中に牛乳配達をしているという若者に話しかけられ嘘の電話番号を教えたということがわかった。
ボンが都会の中で孤独に過ごす若者に出会い、その若者の現実を目の当たりにしながら、友情のような感覚が芽生えるという、彼らしい話です。
コミカルな役が印象的な森川正太氏ですが、太陽ではストイックな若者という役どころが多く、この作品はその代表的な位置にあると思います。

良「やめろ!シャドウボクシングなんかやめるんだ!」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/2(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第16話)
サンテレビ1(地上波)

第232話 51.12.24 新しき友(ボン)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:森川正太
 荒井武宣 宇田川智子
 柿沼真二 野路きくみ
 加川起 上地宝 門脇三郎
  セキトラ・カー・アクション  マエダ・オート・クラブ

脚本 桃井章

監督 澤田幸弘

クリスマスが近いころ・・・
幼馴染みの親友を亡くしたボン、その葬式から帰ってきた彼はかなり落ち込んでいるようにみえた。
周りが休暇を勧めるものの、その声を消すかのようにボンは気丈に振る舞って、勤務を続けた。
そんな時、公園で根本という男が後頭部を打ち死んだ。
物取りのセンではなく、喧嘩が過ぎての結果だったようで、とにかく根本の周辺を捜査することとなった。
根本が勤めていたスーパーでは、根本について収穫は無かった。友達もいないし、目立たない存在だったようだ。
根本が持っていたと思われる現場に落ちていたアドレス帳についての捜査の方に重点が置かれ進められたが、200人以上書いてあるアドレスを潰していっても誰も根本のことを知らない。
森次という唯一電話番号か書いてあった人物は番号が架空であった。もう一人、ボンは牛乳配達の竹中というボクシング好きだと思われる若者に当ったが、心当たりが無いという。
竹中は近頃の若者にはない無垢なところをもっているようだった。
山さんは、根本の性格を考え、異常に多いアドレスに違和感を覚えていた。
そのうちスコッチが根本がスナックで安西という学生と喧嘩をしていたことを聞きこみ、安西に当ったところ、バイクで逃げだしたが取り押さえたが、犯行当日にはアリバイがあるというが、アリバイとは言えない部分があったがボスは安西を釈放した。
どうも決め手が少ない状態のなか、スコッチはアドレス帳の持ち主は根本ではないと思い始めていたころ、ボンはアドレス帳に記載されている人物を当たっているうちに、そのうち二人が同じ腕時計していることに気付く。
それはお菓子会社の懸賞で当たった高級腕時計であった。その当選者4人がアドレス帳に書かれており、さらにその4人の接点はこの懸賞しかなかった。どうもアドレス帳に記載されている内容は、持ち主が新聞等に載っている当選者情報をそのまま記入しただけのものらしい。
そんな中、ボンは牛乳配達の竹中と偶然会った際、アドレス帳に記載されている人物と対面してみないかと提案してみたが、竹中は乗り気にならなかった。しかし、ボンとの会話を続けていると、直接会わないのであれば良いということで了承した。
釈放した安西の捜査は続行していた。スコッチは安西をマークしていたが、交通事故の現場に遭遇したときの反応が気になっていた。一方、根本と安西の喧嘩の原因である正子という女性を捜し出した殿下は、正子の性格上ざっくばらんで誰にでも
親しく交流するため、安西の一方的な好意から起因した喧嘩だったことがわかった。さらにスコッチは安西がひき逃げ事件を起こしていたことを調べ上げ、根本事件はシロであることがわかった。
ボンは捜査協力のお礼もかねて竹中をおでん屋に誘い一晩飲み明かした。ただ、ボクシングのことで竹中がエキサイトして軽いスパーリングし、ボンのパンチが竹中に入ると、一気に彼はおとなしくなった。
架空の電話番号の森次の身元が判明、山さんたちが事情を訊くことができたが、そこで意外が事実が判明した・・・・・。

それまでの太陽歴史的には変革が起きた1976年の締めはボンが担当します。
クリスマスイブに放送されたこの作品、やはりいつもの太陽年末作品に沿ったほろ苦い余韻の残る作品です。
森川さん演じる竹中、ボクシング好きで実は人好きで寂しがり屋でありながら、ちょっとストイックさがあるためになかなか友人が出来ない。そんな男が事件の当事者となってしまうわけで、今の方がどこにでも居そうな若者像です。
そこに人好きのボンが現れたというのは、ある意味救いではないかと。
確かに切ない作品ではありますが、ボンの「明るさ」で何となくホッとするラストだと思います。
ボクシングやアドレス帳を現代のスマホやネットやゲームと変換してみると、普遍性のあるテーマではないかと感じ、興味深く一味違った見方ができるのではないかと思います。

主演前作では姉の結婚と事件での仮面夫婦に心揺るがされたボンが、今度は親友の死から犯人に対しての友情で心揺るがすことになるわけですが・・・ゴリさんと同じく人好きのボンが出会った青年は孤独な人間だった・・・。
自分自身は人好きでも、何故かそれが空回りして結局ほ一人でポツンとしてしまうという人というのは、今も昔も居て、要は出会いの質の問題になっていくというのは、怖いですが事実なんでしょうね。
ただ、今回の竹中はちょっと観ていて辛くなるぐらいの寂しさ、これは演じる森川正太さんの熱演も相まっていると思いますが、放送日がクリスマスイブというのも結構影響しているものと・・・。

今回から覆面車の増車、セリカLB・ST「53-92」が登場。
当時のカタログカラーと5マイルバンパーが鮮烈で、もうすぐフルモデルチェンジするようなモデルには見えないカッコよさがありました。登場期間は短いですが、結構印象深いクルマでした・・・。

=ロケ地=
東京駅
新宿中央公園
新宿3丁目
十二社温泉会館
西新宿 成子天神社


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