やっぱり実際の時間間隔に追い付かないけぶでございます<(_ _)>
千葉にあるスプリンターLB、いいですね・・・。320万円かぁ・・・。
欲を言えば、オリジナルの楕円穴が大きい鉄チンホイールが欲しいですね・・・。
そうして、笑い声のようなタイヤ軋み音を出してみたい(^_^;)
そういえば、改めて健康診断結果を見たら、身長が178cmに縮んでいた・・・近年は180cmを行ったり来たり(^_^;)だったので、あぁ・・・。
さて、5/25 サンテレビ・太陽放送。
拳銃使用で西山署長に転勤を匂わされたスコッチ、その頃ヤクザの射殺事件発生、容疑者はスコッチの元婚約者である原町署の少年課刑事がよく知る少年で、二人は合同捜査を行う事となるが・・・・本当に大切なものを失って、何が大切かを気付いたスコッチの転機を描く、スコッチ転勤編#244を放送。
個人的には子供ながらに強烈に印象に残る作品です。
というか、子供が受け入れるには非常にヘヴィーな展開ではありますが、この作品で無条件スコッチファンというトラウマ(^_^;)を背負ってしまったものと・・・それほど理屈ではないものを感じたものでした。
しかし、それにしても西山署長・・・スコッチ登場後からスコッチ案件、警ら課の1名、四係は2名の不祥事。今回は実はまったく深堀がありませんが、今回の事件は四係刑事が戸川組に内通していたことがそもそもの発端なので、署長が左遷されてもこれは自然な流れだったのですが(^_^;)スコッチを異動させたことで免れたのかも。
西山署長は今回登場後#298(口ひげ装着)まで出番なし、その後は裏番組の『七人の刑事』でセミレギュラーとなるなどで、#416まで出番なしという状況となります。
トコ役の夏純子さんは沖さんとは映画『高校生無頼控』等で共演、やっぱりスコッチの原型となった(岡田P氏は否定なさっていますが。)純情派ではない『はぐれ刑事』での共演が直近だったようで、結果的にスコッチの「永遠のひと」となるトコが夏純子さんだったというのは共演歴も考えるとナイスキャスティングだったと思います。それじゃ出番が多いのか?といったらそうではないにもかかわらず、短い出番の中で、幸せも不幸も死も確実に表現して、しっかりと太陽中毒者のハートに爪痕を残されています・・・・本当に参ります(^_^;)
なので、スコッチの物語は実は本作がかなり肝を握っていますので、後期スコッチを観るのであれば避けて通れない作品であり、#493でその時限爆弾が一気に爆発するんですよね・・・辛いんですが・・・。
池田秀一さんは子役からのキャリアなのでこの時点でもベテラン、まだ出役の方が大半で、各時代劇や刑事ドラマの出演が多かった時期。
桂木梨江さんはデビューから2年目で、活躍の幅を拡げていた時期です。
敏子「本当に・・・悪い人間はいないって・・・私・・・今でもそう信じてる・・・おねがい・・・・あの子を許して・・・・ゆるして_______」
【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編
5/25(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第28話)
サンテレビ1(地上波)
第244話 52.03.25 さらば、スコッチ! (スコッチ)
レギュラー:藤堂俊介
石原裕次郎
滝隆一
沖雅也
田口良
宮内淳
山村精一
露口茂
石塚誠
竜雷太
島公之
小野寺昭
野崎太郎
下川辰平
矢島明子/木村理恵
西山隆行/平田昭彦
ゲスト:夏純子
池田秀一 桂木梨江
二瓶秀雄 兼松隆 吉中正一 大山豊
高橋義治 大島光幸 渡辺巌 深雪けい子
セキトラ・カーアクション マエダ・オートクラブ
脚本 桃井章
監督 小澤啓一
殿下とスコッチが拳銃を持った男を追跡、追いつめたが逆に拳銃を向けられた瞬間、スコッチは男に発砲していた。
西山署長はその件でボスとスコッチに詰問したものの、正当防衛ということで決着した。
しかし、署長はスコッチの拳銃「乱用」を問題視しており、本庁からも睨まれていること、そして田舎の山田署から捜査係の刑事を回してほしいという要請があるぞと「含み」を残した。
チームワークには溶け込んできたスコッチであったが、拳銃については倉田刑事殉職事件のトラウマが抜けず、身体が反射的に動いてしまうようで、現にいまだに倉田の死の場面を夢で見てうなされていた。
その夜、戸川組の関本が射殺され、犯人は戸川組が関係しているバーのバーテン・則夫であることが判った。
則夫は店のホステス・恵子と親しくなったのが関本の耳に入り、「おとしまえ」を付けられそうになり逆に関本の拳銃を奪って撃ったというのが顛末のようだった。
恵子は則夫の行方を知らず、彼女を張り込むスコッチだったが、スコッチも以前勤務していた原町署から則夫をよく知る防犯少年係の刑事・北島敏子が応援に来る。
会うなり黙り込んでしまった二人の様子を見て、長さんは普通ではないものを感じる。
二人きりでの張り込みになり、則夫の事を敏子に聞くスコッチだったものの、殺人犯として見ているスコッチと則夫をそれでも信じている敏子と意見が割れる、敏子はスコッチに変わってしまったとつぶやく。
一方、山さんはある噂を聞きつけてくる。
七曲署四係の高沢刑事が戸川組と内通しているというのだ・・・・。
スコッチの強烈な転機となる転勤までを描く太陽初のレギュラー(シンコ除く)が殉職ではなく転勤する話を桃井章氏脚本、小沢啓一監督で描きます。
#225の倉田刑事殉職シーンもインサートされ、さらに婚約者である敏子の登場で、スコッチの倉田事件以前の人間らしい回想描写も加わっていき盛り立てます。
そして、敏子の死・・・・その遺志を汲んだスコッチの則夫への丸腰の説得、劇中起こる出来事が見事に繋がっていきます。
沖さん=スコッチ、そして敏子=夏純子さんの熱演が画面に引き込まれる感じで強烈です。
知らない人でもスコッチが思わず好きになってしまうような魅力的な物語なのですが、多分それまでモヤモヤとスコッチが嫌いだった方もあの転勤編で転換なさった方、多かったんじゃないかと思います。
なので、その後のスコッチの「復帰待望」につながったんじゃないかと思います。
この降板は沖さんのスケジュールスタンス的なものが主な理由になっているようですが(岡田P氏も6か月の約束だったと証言)、前にも書いたと思いますが本来高視聴率番組であった太陽が後任を立てなかったのは不思議な感じがしますが、それはおそらく7月ごろまではスコッチを引っ張りたかったという制作側の痕跡だったのではないかと。
降板の先駆者であるショーケンさんは既に半年前から行動に出ていたのでスムーズな交代が出来たわけですが、その後の予定外降板である竜さん、当初は太陽に移行して活躍するところが必殺や他作品への主演で降板せざる負えなくなった三田村さん、本来であればヨーロッパロケで降板してほしいという制作側の意思があったであろう世良さん、そして露口さんと、後任人事で幸いうまくいくこともあれば、穴が開いてしまう場合があったり、様々です。
ただ、スコッチの場合は幸いにも出番を抑えていたことでボンがかなり際立って活躍していたこともあり、比較的その抜けた穴をカバーすることに成功していたわけで、世の中行く先どう転ぶかわからないものです。
太陽の場合はそれほどでもないですが、他作品ではほかのレギュラー番組に参加する代わりに降板ということが多かったようで、古くは特捜隊のオリジナルメンバーである内藤刑事が1963年の春に一旦消える際や、そして松山刑事がそれに当たり、イレギュラーの藤島主任、以下の笠原刑事や山崎刑事もという感じで、刑事モノはそういう意味ではレギュラー定着というのは難しいところ・・・今でもその傾向はあるようです。
特命は一旦降板しても復帰する道もあったりして、定着度としてはかなり高いものがありますが、太陽も掛け持ち度は高かったことを考えると、比較的定着率は良かったと思います。
ところで、舞台裏を改めて調べてみましたが、スコッチ転勤の報は3月初旬ごろに解禁されたようで、形跡では週刊平凡 19(10)号(1977・3・10)で「太陽にほえろ! NTV 金曜夜8時〜9時 スコッチ(沖雅也)は3月いっぱいで姿を消す」との記事が。
被弾シーンは沖さんも気合が入っていたようで、自らNGを出して撮り直したとの逸話も。
そして#244放送の3月25日に後楽園球場で行われたこの年の『野球大会』は対『大都会』チームで、題して「沖雅也送別・大都会PARTⅡ放送記念野球大会」。「スコッチ引退式」も敢行されました。
ちなみにこの時点ではスコッチの後任は未定としており、実は10月ごろから100人程面接してピンとくる人がいなかったとの岡田P氏談。この時点では6月第一週から新メンバーが登場する予定であったようです。
=ロケ地検索=
新宿4丁目ウインズ新宿
新宿第一生命ビル竣工前の空き地
歌舞伎町1丁目
砧公園(大川町の林)?
世田谷区八幡山3丁目、八幡山団地歩道橋
聖徳記念絵画館
恵子のアパートは西新宿6丁目あたり?
明治神宮外苑並木道
京王ホテル~新宿駅西口ロータリー