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「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

X巡回+サンテレビ太陽放送4/27=嫁いだ娘を持つ男の哀愁が長さんの心に沁みる

2025-04-25 22:54:31 | 放送予定

銭湯に行きたいけぶでございます<(_ _)>
地元には創業80有余年のあつーい井戸湯が自慢の銭湯が残っているのですが、なかなか行けていないでいます(^_^;)

X巡回

・・・・そういえば、Gメン田口も「ハコスカ・クラッシャー」だった・・・・!
どれだけハコスカクラッシュが好きなのか、どこまでハコスカのバンパーを黒塗りにすればよいのか・・・・(当時メッキバンパーがカッコ悪いということで古い車には一時期流行っていた記憶が。)

▼ひし美ゆり子さんご結婚
お相手はアマゾンさんとのことで、いやぁ・・・結婚ってこういうカタチもアリですよね。
ただ、相手がいればですが(^_^;)
それにしても、お二人とも現役感が強いですね。

▼つめた~いダンプ
太陽中期からのゲスト車両である茶メタのつめた〜い三菱ふそうFV。
初登場は#298だったと思います。特に後期はダンプといえば!の存在で、印象的な使用は#479や#545ですが、途中でフロントマスクだけ後期に変えられているんですよね。
その後、映画『あぶない刑事』の舘さんよじ登りスタント無しアクションシーンでも使用されていましたが、前にも書きましたが・・・太陽でもあぶ刑事でもカースタントを披露していた竹内雅敏さんの関係か、あぶ刑事の情報屋トン様の本田賢治さんの愛車ではないかという疑惑(^_^;)

▼40系セリカLB・ST
#283。いきなりタテ目グロリアがノンブレーキクラッシュをするのも驚き、新車の40系セリカLBのしかもワインレッドに驚き、クライマックスでそれが泥だらけになり、かつ「激突!」?。泥でスリップした想定外の「事故」ですが、当時も強烈なインパクトがありました。衝突シーンは敢えて患部を見せていませんが、完全に当たっているし、窓ガラスも割れている・・・・ただ、まもなくして復活したので、一時期忘れていました(^_^;)
ただし、調色していないので色の濃さが合っていないという・・・・。

▼BS松竹東急
6/30終了なのに、半兵衛さんが登場したり、余力があるのであれば・・・って、HPには「7月以降については、現在未定です。今後については、改めてご案内いたします。」と書いてあり、さて、継続の可能性はあるのか?

▼銀ピエさんのカラーポスター
1972年7月21日付『東京タイムズ』広告のある意味オマージュ。
思わずスマホの壁紙にしようと思いましたが、アイコンが見えなくなるので断念(^_^;)
元祖よりスムーズな仕上がりとなっていますが、元祖もおそらく切り貼り編集ですが凝ってますね。

 


さて、4/27 サンテレビ・太陽放送。
#240は、被害者や一人の老「目撃者」を通じ、娘の結婚を控え少々ナーバスになっている長さんを描きます。
殺人事件の目撃者の証言で作成したモンタージュに翻弄され、さらに被害者が娘を嫁がせるのを楽しみにしていた裏で犯罪に加担していたり・・・・。

有島一郎さんが哀愁漂う老人を好演します。
そのほか、太陽初登場ゲスト多数で、特捜隊ではお馴染みでこれっきりの清川新吾氏、今回登場から幾度が出演される矢田稔氏と渡辺知子さん、逆に太陽最終出演となる水谷邦久氏、世樹まゆ子さん(福田真知子さん)。
和久井節緒さん含めいわゆる「声優」さんの出演率が高く、K&U率もそれなり高い。
小坂さんも大宮さんも結構セリフが多いのが嬉しいところです。

藤堂「長さんそのあとは、孫の顔だ。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

4/27(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第24話)
サンテレビ1(地上波)

第240話 52.02.25 木枯しの中で (長さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵
(ノンクレジット バンクフィルム  野崎良子/井岡文世)

ゲスト:有島一郎
 清川新吾 矢田稔
 水谷邦久 世樹まゆ子 
 渡辺知子 和久井節緒 島田彰 谷口久美子
 丸山詠二 小坂生男 星野亘 大宮幸悦

脚本 桃井章 小川英

監督 児玉進

長さんが良子が嫁ぐ日が近づき少々ナーバスになっていたころ・・・。
娘の結婚を直前に控えた貿易会社のサラリーマン・根岸が繁華街で刺殺、喧嘩ではなく明らかに殺しが目的の手口だった。
根岸は平凡なサラリーマンで殺される動機等は浮かばなかったものの、最近出張で東南アジアに頻繁に行っていた。
犯人の手掛かりはコートのボタンのみ、ただし特注品だった為、所有者は限定されていた。
その頃、流しの老人・西岡が事件を目撃したと名乗り出て、モンタージュが作成された。
根岸の葬儀の時、根岸の妻が自分が知らない多額な預金があることを長さんに告白、さらにコート所有者の一人が東南アジアを行き来していたことが判明し、事件は詰めに入ったものの、コート所有者はモンタージュとはまったく似ていない人物だったが・・・。

太陽中毒には嬉しい、山さんと長さんの晩酌シーンから始まる本作、桃井章さんらしいしっとりとした脚本で、様々な「娘を持つ男の哀愁」を描きます。
また、有島一郎さんが趣味人としての自分と家族の中での自分に葛藤しながら、心の孤独と戦う老人を好演します。

そういえば、目撃者は犯人に付け狙われるが刑事ドラマのセオリーですが、今回の善太郎は別な意味で犯人のターゲットから外れます。スコッチ登場編の「目撃者」は別目線から描かれるのがひょっとすると意図的かもしれません。そして2話連続七曲署屋上。

長さんも体型の変化からか、スーツの新調も「天国からの手紙」あたりから頻繁になっていきますが、今回はネクタイも合わせておなじみになるコーディネートです。

ロケ地検索

歌舞伎町1丁目(ミラノボウル付近)、2丁目(のんべえ通り)付近
有楽町・国際ビルヂング(大都会II OPでおなじみ)、その付近
西新宿1丁目、食堂はもう無い。
新副都心歩道橋、その近辺
船橋 若松団地?

 


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サンテレビ太陽放送4/20=もっとも優しい刑事・殿下の疑心暗鬼・・・

2025-04-18 06:53:19 | 放送予定

疲弊中けぶでございます<(_ _)>
脳みそ限界、体力減退を加速中です(^_^;)


X巡回

▼エスパイ・・・見逃したと思ったらまだあるのね(^_^;)
「超能力は愛」⇒「エスパー少女・愛」
小川さんが原案を出して、古内さんが書いたのか、
古内さんが『エスパイ』にインスパイアされて書いて、小川さんが手直ししたのか。


さて、4/20 サンテレビ・太陽放送。
#239は_昔、営利誘拐事件を担当した殿下は、犯人を追いつめたとき、嬰児にナイフを突きつけた犯人・長尾を逮捕した。法廷で長尾は営利誘拐についてはその罪を認めたが、嬰児を殺そうとしたことは認めなかった。
殿下はその証人席で、彼は子供を殺す意思があったことを証言し、判決は殺人未遂も加わって求刑十年となり、長尾に恨まれた。
刑を終え出所した長尾は、真っ先に殿下のアパートを訪れ、彼の部屋に上がり込んで我が物顔なふるまいを始めたが・・・・。

太陽には刑期を終えた後の復讐劇もありますし、殿下を利用した犯罪もあります。
ただ、今回の長尾は太陽の歴史の中でも屈指の策士で、かつ非情ですが、その割にはしっかり遊興にもふけるという、ある意味兇悪な人物。
一方で殿下はこれまでの最も優しい刑事のキャッチフレーズから年輪の深みを与えられますが、それの最終仕上げといった趣があるかと思います。

メインゲストは久々登場の冨川澈夫さん。
#118の大高役がしばらく尾を引いていたためのリセット的な役柄とはいえ、かなりふり幅が大きい・・・というか芸達者な証しではあるのですが。

 

藤堂「実はな、ゴリやボンたちの方がお前よりずっと参ってるんだよ・・・まったく子供みたいな奴ばっかりでおりゃたまらんよ。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

4/20(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第23話)
サンテレビ1(地上波)

第239話 52.02.18 挑発 (殿下)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:冨川澈夫
 東条貴誉嗣 田辺節子
 柳沢紀男 入江正徳 村上幹夫
 久米俊悦 門脇三郎 加藤茂雄 矢野宏

脚本 杉村のぼる 小川英

監督 児玉進

自宅アパートに帰宅した殿下はその夜の風景に佇む男を見つける。
男は長尾といい、殿下が横浜加賀町署にいた9年前に誘拐と殺人未遂で逮捕し、刑期を終えて訪ねてきた。
殿下は長尾を部屋に招くものの、長尾は身勝手な行動をした挙句、部屋に居座り続け殿下に職を探してほしいと頼む。
一係では長尾は殿下に恨みから嫌がらせをしていると危惧したものの、殿下自身は長尾につきあい就職口を探せば事は収まるのではないかと思っていた。
時間を割いて長尾の為に職探しをする殿下だったが、長尾の嫌がらせはエスカレートしていったものの、ゴリさんの介入を殿下が断った為、長尾の態度が変わり、今までの非礼を詫び和解した。
レストラン強盗殺人が発生、元従業員が長尾と拘置所で同部屋でレストランの内情を話していたことが判明し、長尾に疑いがかかるものの、犯行時刻には長尾は殿下の部屋に居たが・・・・。

太陽客演ではある意味エキセントリックな役柄が多い冨川澈夫さんの本領発揮作です。
さらに殿下の「もっとも優しい刑事」というキャッチフレーズも爆発(^_^;)します。
実は本放送当時、私はまだ4歳ではありましたが、この作品を観て「人って簡単に信じたら怖いなぁ・・・」と脳裏に刻み込まれたトラウマみたいな作品です。
殿下主演編というのは、納谷悟朗さんの顔とか、この作品とか、#79とか、結構強烈な印象を残す作品が多くて困ります(^_^;)

殿下とスコッチの友情関係が何気に取り入れられているところも嬉しい部分だと思います。

 


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サンテレビ太陽放送4/13=大空で焦るゴリ!

2025-04-11 22:42:12 | 放送予定

X巡回

▼茶屋町吾郎の趣味シュミtapestry
『なぜ、「太陽にほえろ!」は「3年B組金八先生」に敗れたのか?』
https://ameblo.jp/goro-chayamachi/entry-12892828334.html
茶屋町吾郎さん、久々の太陽渾身記事でございます。

客観的にまとまっており、当時の背景が浮き彫りとなっています。

1976年ごろから太陽は一番組から事業(会社)的な多角的展開を始めており、一方で計画性も確立しようとしていた時期でしたが、一方でドラマとしてのエンタメ性が薄れてきていた感じもあり、かつ長期放送で視聴者のニーズとのズレも発生し、番組の方向性が揺らいでいた部分は大きかったので、よく調整して継続できたよなぁ・・・とも思います。
普通の番組であれば、この時点で打ち切られても不思議ではなかったので。

▼銀色のピエロさんのジャケット
ブルージンは青、太陽は赤。スチールのチョイスもさすがです。
ナベプロが絡んでいたので、レコード展開をすぐにはじめても良かったのではないかと思いながらも、当時の「歌なし」主題曲の売り上げ未知数というのがあって、1周年記念プレゼントEPを経て100回記念として正式EP発売。いや、これで当時は精一杯だったんでしょうね。

▼四月のはじめ
ボギーの命日と山さんの命日。
「殉職シーン」については慣れっこになってしまったので耐えられるのですが、今回は山さんの方の「河原告白シーン⇒マイコンスロー」シーンをUPされていた方が・・・・。
このシーン、自動センサーによる涙腺崩壊が働きます・・・またもやタバコ場で・・・(^_^;)
#691放送当時、約2時間正座して観ていました。OPから涙腺崩壊してましたので、まだその後遺症が残っています・・・・いやぁ・・・あれはドラマじゃないですよ。映画でもないし・・・ドキュメントですよ・・・。

▼「あやまち」
前回は、観る人によっては様々な観方があるんだなぁ・・・と。
感情移入できない人も確かに居られるよなぁ・・・。


さて、4/13 サンテレビ・太陽放送。
#238は、何度見ても興奮する作品(^_^;)
ゴリさんは離島で半年も潜伏し逮捕された三千万円を奪った倉田をヘリコプターで護送していた。
しかし、ヘリポートに着陸する直前に狙撃され、パイロットは被弾し窮地に陥るものの、パイロット教習生だった倉田が操縦桿を握り難を逃れた。
ヘリは緊急事態の備え万全な13号埋立地に着陸し怪我人を救出したものの、倉田は現場である女性を見かけた為急に離陸、一旦はヘリから降りていたゴリさんはヘリに飛び乗った・・・・。

令和の時代にいきなり地上波でこの作品だけ放送したらどうなるんだろう・・・・などと妄想。
それが久々に実現するわけです。
CGじゃ、あの緊張感は表現できないですよね。
初期からの助監督の櫻井さんデビュー作なので、お金もかかってるし、竜さんも身体をはってるし、ゲストは名が出始めた風間さん(櫻井監督が直にオファーされたとか)に、蜷川さん、中村さん、美原圭子さん、日恵野さん、井上さん、永井さん、大江さんと、ゲスト陣もミルフィーユのように層が厚いし、演出も独特。
ヘリコプターを駆使したスピーディーなこの作品は、普段の4倍の制作費をかけ、保険を1,000万円分かけて敢行されたそうです。

滝「あと5分遅れたら・・・・」
島「遅れたって時間の方が伸びてくれるさ!これだけみんなで頑張ったんだからな!」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

4/13(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第22話)
サンテレビ1(地上波)

第238話 52.02.11 東京上空17時00分 (ゴリさん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

西山隆行/平田昭彦

矢島明子/木村理恵

ゲスト:風間杜夫
 蜷川幸雄 中村孝雄
 美原圭子(小椋寛子)
 日恵野晃 井上博一 永井譲滋 大江徹
 嶋田露美夫 竹之内啓喜 岩田博行 小島孝夫 中山一也 鈴木京子
 ヘリコプター技術指導/中島精

脚本 小川英 櫻井一孝

監督 櫻井一孝

三千万円を強奪して逃走していた倉田が、ある小島に隠れているという情報を受け、ゴリさんに逮捕され、ヘリコプターで東京へ護送されていた。
ヘリコプターのゴリさんは、七曲署のボスへ到着時間と場所の連絡をとった。
その通信を改造ラジオで受けた男が殺し屋へ連絡した。
ヘリコプターが到着し、着陸寸前にパイロットが狙撃されて墜落しそうになったが、たまたま犯人の倉田がパイロット志望で捜査の知識があり墜落は免れたが、倉田の操縦で飛ばざるおえなくなった。
重傷を負っているパイロット、ヘリの操縦は初めての倉田、しかし何とか晴海十五号埋立地に着陸することに成功した。
操縦席から降りかけた倉田は、遠くで見ている今売れっ子の歌手・石井あかりと目が合った時、いきなり操縦桿を引き、再び大空へ!
ゴリさんも何とか機内に乗り込み、説得をする。
一係の面々はあかりと倉田に何かあると直感し、地上での捜査を急ぎ、意外な真実を突き止めるのであったが・・・・。

犯罪を犯すものの、恋人想いで優しい男・倉田を当時頭角を現してきていた風間杜夫さんが熱演します。
そしてゴリさん、緊張感漲るヘリ内部のゴリVS倉田の攻防戦については、いくら画面の出来事とはいえ高所恐怖症の方にはクラっとくる臨場感たっぷりのものになっており、ゴリさん自身も「ゴリ百面相」さく裂ですし、さらにかなり体を張ったアクションも見ものです。
小椋寛子さんは「美原圭子」と改名し、歌手活動に重点を置いた直後。
・・・・フィーリング良(「ひとひらの雪」は美原さんの実際の持ち歌)
蜷川さんのマネージャー役というのもハマってます。
西山署長は#211以来約5ヶ月ぶりの登場。なぜか今回からスコッチ転勤まで3度登場します。

昔話題になったゴリコートは、今シーズンはこの回のみ(小島でのシーン)の着用です(^_^;)
毎年冬期にはコートを着用していたゴリさんですが、1976~1977年冬期より着用無しが続きます。要はヘルメット型髪型になった後の着用は1980~1981年冬期と今回のシーンとなっており、何れも初期から着用していたベージュの普通の外套。おそらく同じものだと思います。
それと、長さんがダイエット後に初のスリーピース新調。

第17回日本テレフィルム技術賞(日本映画テレビ技術協会)候補作。
ところでこの作品、『東京上空17時00分』が正解なのですが、『東京上空17時30分』となっている資料もありまして・・・・これは本放送当時(ラテ欄 あらすじ)からでオフィシャル資料が基なのです(^_^;)。おそらく、梅浦P氏の手書き表が基なのか、急遽サブタイトルを変えたのか・・・。実際、上記候補時も「30分」表記、オフィシャル写真集も「30分」表記・・・・どうせだったら延長してほしかった<何?

=ロケ地=
新宿副都心
朝日「芝浦」ヘリポート/江東区新木場4
江東区青海1~2丁目(13号埋立地)
千代田区丸の内3丁目日比谷通り沿い東京會舘 ロッシニ その付近


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サンテレビ太陽放送4/6=若いエリート刑事の犯したあやまちにボスは・・・

2025-04-05 07:09:14 | 放送予定

さて、4/6 サンテレビ・太陽放送。
#237は、早朝会議を終えて部屋へ戻った藤堂係長の手に二係・水沢刑事の結婚披露宴の招待状を持たれていた。刑事たちの質問で、相手の女性は今、売れっ子のイラストレーター栗林友子だとわかり、一係室は明るい話題で花が咲いていた。
その時、がけ下のみぞで、肉体労働者風の中年男の死体が発見されたと知らせがあり、皆、現場へ急行した。
へこんだガードレールに眼を付けたスコッチは、鑑識に車種の割出を依頼した。
車種が判明し、ボスは一応ひき逃げの線を重点的に押す方向を決めた。

沖さんが太陽に注力できるようになったので、主演・助演が増えていきますが、今回も水沢刑事との友情的な面が垣間見られます。水沢自体が殿下に似た感じなので、ウマがあったのかもしれません。「バーディー大作戦」を知る人であれば、尚更いきなり的ではありますが「前提の無い友情」についてはすんなりだったかとは思います。
谷隼人さん、紀比呂子さん共、太陽初登場。
スコッチが助演、セリフも多く、私情も垣間見れるところがあり、スコッチ側の流れとしても、前作同様押さえておきたい作品です。

藤堂「その日が来るまで、わたしはこれを大事にしまっておきますよ。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

4/6(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第21話)
サンテレビ1(地上波)

第237話 52.02.04 あやまち (ボス・スコッチ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:谷隼人
  紀比呂子
 勝部演之  平松慎悟
 千歩憲生 伊藤健 高木真二 青木和代 団巌 
(ノンクレジット)金内喜久夫 戸塚孝 吉中正一 久本昇 星野晃
 
脚本 長野洋

監督 竹林進

四係の水沢刑事がイラストレーターの友子と結婚することになり、ボスも披露宴に招待される。
水沢は現在、竜神会を内偵中で公私とも充実した日々を送っていた。
そんな時、車にひき逃げ被害に遭ったと思われる死体が発見され、体内から大量のアルコールが検出された。
身元は出稼ぎ労働者の太田であることが判明、さらに逃げた車についてはなんと友子が所有しているものだった。
友子は事故を否定、車は車検に出していたと主張したが、修理工場主の曖昧な態度に不審を持った殿下が追及、事実を話す。
それを聞いた友子も太田に車をぶつけてしまったことを告白するものの、その時太田は生きており、その場で示談を成立させ別れたと話した。
しかし、まだ友子の話に嘘があると感じた一係は、事件の日、水沢と友子が食事をしていたことを突き止める。
ボスは水沢を自宅マンションに招く・・・・。

刑事・アクションドラマのレギュラーを数多くこなされている時期の谷さんがマルボー四係の水沢刑事として登場、それも交通事故を起してしまい、その対応の不味さから職を辞さなければならなくなったという不遇さ・・・。
そんな水沢を厳しく接しながらも、水沢が仕残した事件をフォローするという温かさも見せるボスやスコッチたち。

熱血刑事の谷さんが演じる水沢だからこそ、この「刑事のあやまち」というのが響いてくる・・・というか、刑事ではなくとも怖いケースでもあり、結構自分自身に置き換えて観てしまう作品でもあったりします。

=ロケ地=
上野駅
竜神会はおなじみの事務所ビル(西新宿7丁目)
新宿副都心
新宿駅


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サンテレビ太陽放送3/30=女が必死に守る「砂の城」をスコッチは・・・

2025-03-29 07:33:43 | 放送予定

X巡回

▼最近、太陽にほえろ!大全集を回顧しておられる、銀色のピエロさん。
実は、銀ピエさんのデザインが毎回楽しみでありました<(_ _)>
元々日テレ写真集やサントラのセンスも個人的には良いと思っていたのですが、銀ピエさんの方は、ちょっと違った角度からのデザインが好きでした。トラッドだけど新味もあって、新鮮でした。
太陽の素材自体も方向性はそちらに向いていた(要は、時代性にとらわれない感じ)感じがあったので、一見別な方向性に見えながらも共通性が感じられたのも良かったです。

『週刊TVガイド』1972年6月30日号の表紙。
大元はクランクイン時の番宣特写かと思いますが、これもまたシンプル。
60年代からこのころまでの雑誌表紙のデザインが被写体を際立たせて、背景はあくまでも無しかシンプルという方向性はあったかと思います。ただ、70年代後半から、デコレーションがゴージャスになってきて、背景含めゴテゴテ感が多くなってきて・・・・。
小職も被写体を引き立てるのであれば、背景は必要がなければいらないです(^_^;)


さて、3/23 サンテレビ・太陽放送。
#236は、スコッチ自体の反発力の源になっていたことのケリが付いた「疑惑」から2か月半、「雪解け」後のスコッチ初主演作は、やっと見つけたささやかな幸福、それを何があっても壊すまいと奮闘する景子という女、あまりにも自己中な彼氏、そして自分に通じるモノがあるのかこの件以後「切羽詰まったモノ」に非常に敏感になるスコッチの一見静かでありがなら熱い捜査が見られます。

メインゲストは、待ってました!初期から脇役ながらミステリアスで印象深い存在の役柄を数々こなされていた我らが倉野章子さんです。
現在も文学座に所属し、無論、角野卓造さんのご内儀様です。
その倉野さんがどこにでもいそうだけど孤独で頑ななOLを演じるという反発力とスコッチ=滝さんの包容力というか・・・ぶつかり合って爆発するんですよね・・・。
そして実は悪い彼氏に横光克彦さん。1977年明け放送作品から改名されているようでですが、なぜか特命課#40のみ、1978年なのに当時の本名に戻ってます。お戻しになるおつもりだったのか、果たして・・・・。


良「憎まれるように・・・そういう風にしか出来ない人なんです。滝さんて、本当はすごく優しい人なのに・・・」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/23(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第20話)
サンテレビ1(地上波)

第236話 52.01.28 砂の城 (スコッチ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:倉野章子
 横光克彦 小沢重雄
 根本好章 上恭ノ介 山田禅二
 阿部六郎 大河内稔 山中一也
 
脚本 柏倉敏之 小川英

監督 竹林進


業界紙の記者・広田が自宅マンションで殺された。
前夜、ノートを持って部屋を出て行った女性を見たという管理人の証言、そして記者という立場から強請りを行っていたと思われる広田の周辺を捜査することになる。
広田が勤める会社のデスクのメモから、景子という女性の名前を見つけたスコッチは、縫製工場に勤める同姓同名の女性を見つけ出し、管理人からも同一人物だと証言を得、景子に任意同行を求める。
しかし、アリバイは無いものの犯人の残した血液と型が一致しなかったため、景子は釈放されるが、スコッチは彼女の態度に不審を持ちマークする・・・。

一見地味な感じに思えますが、スコッチの歴史上としては結構重要な位置にある作品だと思います。

これまで、脇役として印象深い役柄をマカロニ編から演じてこられた倉野章子さんが初めてゲスト主演をつとめます。芸達者な方なので満を持しての主演ですが、今までの「地味さも備えた派手さ」を十分備えた、なんというか視聴者の等身大に近い景子の在り方に共感する方も多いのではないかと思います。
横光さんは既にこの時期に「克彦」名義、3度目で最後のご出演。

自動車事業部ネタとしては、大活躍するセリカLB「53-92」、そして今回からNEWクラウン登場「51-32」です。
#135から約2年間使用されてきた前任クラウン「97-76」でしたが、意外とカーアクションに使用されるのは少ない割に各所に凹みや傷が目立ち、比較的早い段階で傷付いていた右後ドアも錆かけていたようなので更新と相成ったようですが・・・。
太陽覆面車初の「ピラード・ハードトップ」の登場ですが、この個体自体は#239までで、いよいよ太陽自動車事業部垂涎(^_^;)の「20-08」が#241より登場します。

=ロケ地=
小田急 梅ヶ丘駅
宮園土建のビルは2009年現在現存、十二社温泉となり。


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サンテレビ太陽放送3/23=タジタジ、奔走、激闘・・・長さんはつらいよ

2025-03-22 08:24:21 | 放送予定

さて、3/23 サンテレビ・太陽放送。
#235。
長さんの娘・良子の縁談がまとまり、家族そろって旅行をしようと、ボスに休暇届を出した。その時、長さんに相談があるという桜木巡査の妻・知子が署に現れた。知子の話によると、最近脅迫電話がひんぱんに掛かり、怖くて仕方がない、夫に話しても、ただの脅かしだから放っておけと、取り合ってもらえないので来たという事だった。話を聞いた長さんは桜木巡査に会い、奥さんに心配をかけないよう注意する。
長さん家族の旅行の日、駅で新聞を読んでいた長さんは、パトロール中に桜木巡査が何者かに撃たれたことを知り、桜木の入院した病院へ急行した。
幸い、傷は軽かった。(当時の新聞記事に加筆)

優しい長さんが少々損な役回りな本作。桜木の妻にも自分の家族にも裏目状態に加え、クライマックスの格闘も壮絶。
いやぁ・・・お疲れ様です、長さん=辰平さん<(_ _)>

ゲストは石原プロから峰さんと苅谷さん。まだ城西署前です。
片桐竜次さんは太陽初登場!PART2まで10回ご出演です。


野崎「先日、桜木君の奥さんが家に来た時、私も初めて気が付いたんです。娘の婿に、一度も刑事を考えたことがない自分に!・・・・。

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/23(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第19話)
サンテレビ1(地上波)

第235話 52.01.21 刑事の娘が嫁ぐとき (長さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵
野崎康江/西朱美 野崎良子/井岡文世 野崎俊一/石垣恵三郎


ゲスト:峰竜太
  結城しのぶ
 片桐竜次 堀勝之祐 苅谷俊介 常泉忠通
 千葉宏和 戸塚孝 秋山めぐみ 小島真理
 
脚本 田波靖男 四十物光男 小川英

監督 児玉進

長さんのもとに馴染みの派出所の桜木巡査の妻・とも子が、毎日かかってくる脅迫電話について相談してきた。
桜木は長さんに憧れており、そのことを知っているとも子が、取り合ってくれない桜木の代わりに思い余って長さんに相談したということだった。
長さんが桜木に身辺に注意するようにアドバイスしたものの、これまで桜木が扱った事件は微罪ばかりで、逆恨みを含め追って調査することになる。
その後、長さん宅にとも子が現れ、夫に叱られたという。長さんは康江と共にとも子をとりなし、桜木が迎えにきたことでその場は収まる。
週末に長さんは結婚を控える良子と康江とで水入らずの家族旅行に出かけたが、新聞に桜木が撃たれたという記事を見つける・・・・。

ハートフルな方向に向かっていた長さん主演編、スコッチ前期には結構コンスタントに制作されますが、今回は刑事として一人の婚前の娘を持つ父親としての長さんが描かれます。

既に当時から刑事という職業は危険なものという一方の常識があって、長さんにしても大事な娘を嫁がせるのであれば警察官が相手の場合はそれこそ反対したのではないかという事がちょっと垣間見られるところがあります。
結果的には良子本人が相手を見つけて、それがお天気屋さんであったということは、もしかするとホッとしていたのかもしれません。
気象庁であれば、それほど命の危険は無いわけですから。

今回の長さんは自分に憧れている桜木巡査とその妻・とも子の間に挟まれる格好になってしまい、これに良子との家族旅行をキャンセルしてしまったという負い目とが重なり、微妙な立場になってしまいます。

それに桜木を付け狙う悪漢が絡んできて・・・。

ということで、一人奔走する長さんを描くわけですが、後年辰平さんが「大変だった」と回顧した、片桐さん演じる犯人と桜木宅での格闘はかなり見ものです。
スコッチが登場してから、逮捕劇では殿下と共に活躍することが多くなっていた長さんが#207以来の長尺なアクションを魅せます。

若い警官夫婦の疑心暗鬼と出世への意欲、警官だからこそ訪れる危機、それを見ながら自分の娘がもし・・・・とふと思ってしまったり、刑事として父親として、微妙に心揺れる長さんを描きながら、クライマックスは片桐竜次さん演じる犯人と壮絶な格闘を繰り広げます。
野崎一家も総出演、若き峰竜太さんと結城しのぶさんも見どころです。

セミレギュラーでも比較的出演の多い野崎家の人々ですが、良子の結婚を以って一段落という感じで、少々寂しくなっていきます。
今後、野崎家の主役は俊一が握りますが・・・(^_^;)

=ロケ地=
大蔵団地
祖師谷大蔵駅
桜木邸は成城3丁目、現在は公園?
麻雀東風
新都心歩道橋近辺
新宿ルミネ1


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サンテレビ太陽放送3/16=山さん「健康優良」スナイパーとの対決と「孤独」の選択

2025-03-15 07:08:50 | 放送予定

X巡回
▼#183
マシンガンXポストを連射中の西田健さん・・・・引退なんて云わないでほしいところはあったり(^_^;)
そして、#183。裕次郎さんとの箱根・強羅駅での挨拶エピを披露。
裕次郎さんは当たり前でも、やっぱり特に当時は特別な対応だったんでしょうね。

▼相棒 最終回
今シーズンは骨太な作品が多いと感じていましたが、最終回も愉しめました。
そして、「怖い刑事と優しい刑事」は「本城と亮」に見えたり(^_^;)


さて、3/16 サンテレビ・太陽放送。
#234、ある日、四国在住の高子の母・キヨが隆を引き取りたいと上京。冷静を保っているが内心揺れ動く山さん。

そんな時、大型拳銃であるマグナム44を使用した狙撃殺人事件が発生。その手口から山さんは6年前に発生した殺しの事件容疑者である九条の仕業であると断言した。
そんな時、隆が高熱で入院と同時に山さんも大型拳銃で狙撃された。
さらに九条は山村邸にも出向き、平然と本名でホテルに宿泊するなど、山さんに対し暗にプレッシャーをかける行動を取る。九条の狙いは何だ!?山さんの生命か!?それとも・・・。

山さんにも転機が・・・・大型拳銃をクルマの座席に座ったまま引き金を弾ける殺し屋との対決で、山さんの息子・隆も巻き込まれます。
山さんが寂しく「孤独」という選択を自らに科します・・・。

今回、松山省二さんが好青年に見える殺し屋として登場、高子の母は赤木春恵さんと、なんとなく森繁さんのTBSドラマ的な豪華なキャスティングですが、高子の最期を看取ったアッコも山村家の「セミレギュラー」として活躍します。


山村「我慢できないことはありません・・・・いくら抱いてやりたくても、抱いてやれない・・・・今日みたいな日が・・・・何日も続くだけのことです・・・・何年も何年も・・・・続くだけのことです・・・・。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/16(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第18話)
サンテレビ1(地上波)

第234話 52.01.14 おさな子 (山さん家族)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵
山村隆/小椋基広

栗林キヨ/赤木春恵

ゲスト:松山省二
 河村弘二 兼本新吾 小熊恭子 相原巨典
 久本昇 松島暘子 記平佳枝 石崎洋光 花城隆
 (ノンクレジット?  セキトラ・カー・アクション  マエダ・オート・クラブ)

脚本 小川英 高階秋成

監督 児玉進

山さんの亡妻、高子の母・キヨが四国からやってきた。
養子・隆を引き取りたいという。
その頃、凶器に44マグナム拳銃が使用される土木公団課長・射殺事件が発生、山さんは即座に6年前に同じような事件の容疑者であり、証拠が固まらず逮捕できないまま海外留学していた九条という男が容疑者であると断言する。
九条はビザ切れで帰国しており所在の確認が急がれたが、その頃、隆が高熱を出し入院してしまう。
山さんはある情報から九条らしき男が目撃された廃ビルに向かったが、狙撃される。
山さんは無事だったものの、山さんの自宅に九条が現れたことから、山さんは家族をも九条が狙う事を危惧、ボスはそれを受けて隆を転院させる。
そしてとうとう、九条の宿泊先を突き止め対峙する2人だったが、九条は何食わぬ顔で平然と山さんの自宅を訪れたことも喋る。証拠がない為九条を拘留できないため張り込むことになったものの、九条は姿を消してしまう・・・。

高子が逝去して8か月近く経ち、キヨからは隆を引き取りたいという要望がありながらも、なんとかお手伝いさんの手を借りながらもおさな子を育ててきた山さんが、この事件で自らや家族が狙らわれるという事態に直面し、断腸の思いで隆をキヨに預けるという事になりますが・・・山さんにしてみれば、欠番である#127で実子を犯人に狙われたことで流産させてしまったという辛い過去があり、それを繰り返したくないという思いがあったものと推察できます。

今回は#2でマカロニに恨みを持ちながら連続爆破を繰り返した若者役だった松山省二さんが、今回は冷静で冷酷な殺し屋として再びゲストで登場します。

高子死後、隆(本作で名前が固定化、小椋氏もOPクレジット)をお手伝いさんを雇いながら必死に育ててきた山さんでしたが、山さんの弱点が家族である以上、何らかの解決法が見いだせなければ、実はけっこう手詰まりだった状況だったようで、高子の母・キヨの申し出に今回の九条の件が絡み合い良い機会になったようですが、山さんとしては孤独な少年時代から念願だったであろう自分の家から一年も経たない期間で一人になってしまうというのは寂しい限りだったと。そんな独り身の山さんを描く作品は後々描かれますが、弱点が消えたかと思われた山さんが、実はその家族が居なくなったことが弱点になってしまうという面が描かれて、山さんのような完璧な刑事でも人間であることを証明しています。

隆と、山さんの壮絶なる関係は今後10年に亘って描かれるわけですが・・・・。
長いですね、本当に。

一方、山さんがかつて捕まえることのできなかった、ビジネス「ヒット」マン・九条。
多分、ライフルのように組み立てたりするよりは撃ってさっさと逃げられ、殺傷力の強いマグナムを選んだのでしょうが、行動が合理的というより、自分自身を過信している面が多々あり、意外とボロを出した感じが逆に哀れでもあります。

=ロケ地=
新宿3~4丁目
赤坂 東京ヒルトン・ホテル
アッコの実家は砧Fマンションの近くの都営住宅
西新宿 駒ヶ嶺病院


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サンテレビ太陽放送3/9=グレート警部登場!

2025-03-08 07:09:14 | 放送予定

X巡回

▼小野寺昭さんの胆嚢摘出手術
81歳で3泊4日の手術が受けられるというのはお若い証拠ですね。
大学職から身を引かれたばかりなので、一瞬ドキリとしましたが、お身体のメンテナンスという面では丁度よい機会だったのかもしれないですね。

さて、3/9 サンテレビ・太陽放送。
#233は、深夜の路上で男(東南アジア某国の諜報部員)が、車に轢き殺され七曲署の刑事たちが現場検証をしていたが、その時突然現場へ本庁警備課の堀田が車で駆け付け、被害者の顔を確認し、あっけにとられる刑事たちを尻目に立ち去った。
検証を終え、一係部屋に戻った刑事たちに会議の声がかかった。
会議室でボスは3日後ある外国政府の高官が極秘に来日するが、高官の暗殺計画があり、既に腕利きの暗殺者が日本に潜入していることを明らかにした、さらに本庁警備課と協力し、暗殺計画を阻止し、その暗殺者を逮捕する任務をわらわれが与えられたと報告した。
七曲署を訪れた堀田は、万一副首相の身に何かが起こった場合は、同国の政府は大変な窮地に陥ることを力説し、”失敗は許されない”と付け加えた。堀田が助手を一人要請し、殿下がその任に充てられた。(当時の新聞記事に若干加筆)

ということで、1977年新年1発目の太陽は、まだタレント専業になる前、各界に身を置いて親方(年寄)であった龍虎さんの堀田警部がうっちゃります。
その他のゲストは刑事ドラマ界隈ではおなじみの関谷ますみさんに森大河さんなど。GPメンバーは実際に強いと思われるK&Uの面々。何気にマエダオートの前田満夫さんもご出演。
新郎役の染谷久男氏について、情報が少ないのでメモります。
青学を経て文学座研究生となり、当時27歳で4年ほどの俳優キャリアの持ち主。
CX「鯛めしの唄」NTV「野分」やCMにご出演(1977年当時)

 

堀田「たとえそれが親の仇であっても、我々は守れと命令されたら命がけで守らなければならないんです。GPの仕事は、将棋の駒にならなければ出来ないんです!

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/9(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第17話)
サンテレビ1(地上波)

第233話 52.01.07 狙撃(殿下・チーム)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

SPゲスト:放駒清一(龍虎)

ゲスト:関谷ますみ  染谷久男 小笠原弘 
 有馬昌彦   森大河 佐藤京一
 森正親 新海丈夫 戸塚孝 井口義亮 イクバル・ハニフ カール・アッサム
 (以下ノンクレジット)小坂生男 新井一夫 永野明彦 前田満夫
  セキトラ・カー・アクション  マエダ・オート・クラブ

脚本 鴨井達比古 小川英

監督 澤田幸弘

外国人ソムジットが轢き殺され、その現場に本庁外事課刑事とSP・堀田警部が現れた。
ソムジットは殺される前に大使館に赴いていたようだが、大使館は彼を知らないという。
捜査が本格化しようとした時に一係に暗殺計画がある某国政府高官が極秘来日する為に、堀田警部の指揮のもとに警備することになった。堀田の高圧的な態度に一係メンバーはあまり乗り気ではない様子だったが、ボスは堀田のアシストに殿下を付けることにする。
高官の娘・マリアは日本の大学に留学中に日本人男性と結婚、その結婚式に出席するための今回の来日であり、暗殺者カルロスは実は政府の諜報員だったソムジットを殺した疑いが濃厚だった。
マリアと面会する殿下だったが、某国は反日運動の高まりで結婚を反対され、高官が日本に来日することを俄かに信じることが出来ず、さらに堀田の要請である結婚式の中止についても断られる・・・。

殿下が主役的な面があるものの、実質的には龍虎さん演じる堀田警部が主演と言ってもいいほどの存在感と迫力を醸し出します。
ゴリさんですら手におえない相手であり、取り調べシーンでは手荒な事をする堀田に「当時」のスコッチが止めに入るほどの勢いは、しばらく大人しい作品が続いていたので、かなり刺激的でもあります(^_^;)

さらにクライマックスの結婚式場での狙撃攻防戦では、堀田になぜかケチョンケチョン状態であったゴリさんが面目躍如の活躍を見せるなど、最後まで色々と見どころのある、さすが年始めの作品という感じです。

いや、スプリンターに無理やり乗っている感の堀田警部も見逃せない(^_^;)

GP・・・警備課にそのような名称は実際にはなく、SP自体が発足間もない頃だったようで。
ガードポリス、ガバメントポリス(←Gメン(^_^;))・・・いろいろ考えられますが、多分「警備」というのがセキュリティという言葉よりザ・ガードマンのイメージが強かった頃なので、架空の名称を与えたものと思いますが、個人的には敢えて劇中での精鋭ぞろいということで、「グレートポリス」としたい感じが・・・(^_^;)

ということで、グレートポリス・堀田警部登場!。
観ていると、セミレギュラーにでもなる勢い(^_^;)でしたが、これっきりなんですよね。
ゴリさんが一番嫌う大柄な態度は、自信と責任の現れですが・・・どうも所轄の人間を軽んじている本庁刑事的なステレオ部分も持っていたものの、最終的には一係の活躍を認めます。
そこが、普段しゃしゃり出てくる本庁刑事とは違う所ですが、それにしてもボスに迫るほどのダイナミックな動きと独特な無骨さは、当時まだ力士を引退したてで、角界をまだ去っていなかった龍虎氏ならではのキャラクターだったと思います。

しかし、それこそボスでしか止められない堀田警部の勢いは、ゴリさんもスコッチも敵わず、ボスが殿下を堀田のパートナーとして選んだのはさすが・・・、これは既にそのゴリさんやスコッチと殿下のコンビで実証されていますから、安心感は強いですが。

そのGP軍団、部下には小坂生男氏、新井和夫氏、永野明彦氏という最強な布陣。
これは実際にも強かったでしょう。

結局、堀田の押し出しが強いため、一係のメンバーがあまり目立ちませんでしたが、長髪気味のアメリカンなボスの押し出し、なぜか堀田警部には鼻をへし折られた感じのゴリさんがクライマックスには活躍したり、ボンもヘルメットかぶってカルロス逮捕という感じで、クライマックスまではちょっともぞもぞとした感じでありましたが・・・(^_^;)

外国人ゲストを迎えながら、高官は有馬昌彦氏、マリアは関谷ますみ氏と無国籍感がプンプン。
極め付けがリンの森大河氏、スコッチとの取調室のシーンでは、「これが沖縄への伏線か(^_^;)」なぞと。。。
(ご参考:当初はソムジットが香港国籍の貿易商、堀田警部は警部補だった形跡あり。)

=ロケ地= 

千代田区九段北 私学会館

 


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サンテレビ太陽放送3/2=ボンの悲しいクリスマス

2025-03-01 09:38:33 | 放送予定

さて、3/2 サンテレビ・太陽放送。
1976年末の太陽、孤独な若者とボンの交流と悲しい事件の#232。
根本という男の死体が発見された。死因は頭部強打で、その傍らには所狭しと書かれたアドレスブックが発見された。
その各「アドレス」を丹念に調べる一係であったが、書かれていた個人々繋がりが無く、所有者が全く見えてこない。
ボンはそのアドレスの中の一員である牛乳配達員の竹中に当たるが心当たりがないという。しかし竹中はボンの捜査に協力を申し出る。
他のアドレスに描かれた人々の顔をボンと共に見続ける竹中だったが、やはり記憶にないという。
一方、捜査の中で所在が分からなかった男性の証言で、ボクシングの観戦中に牛乳配達をしているという若者に話しかけられ嘘の電話番号を教えたということがわかった。
ボンが都会の中で孤独に過ごす若者に出会い、その若者の現実を目の当たりにしながら、友情のような感覚が芽生えるという、彼らしい話です。
コミカルな役が印象的な森川正太氏ですが、太陽ではストイックな若者という役どころが多く、この作品はその代表的な位置にあると思います。

良「やめろ!シャドウボクシングなんかやめるんだ!」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/2(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第16話)
サンテレビ1(地上波)

第232話 51.12.24 新しき友(ボン)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:森川正太
 荒井武宣 宇田川智子
 柿沼真二 野路きくみ
 加川起 上地宝 門脇三郎
  セキトラ・カー・アクション  マエダ・オート・クラブ

脚本 桃井章

監督 澤田幸弘

クリスマスが近いころ・・・
幼馴染みの親友を亡くしたボン、その葬式から帰ってきた彼はかなり落ち込んでいるようにみえた。
周りが休暇を勧めるものの、その声を消すかのようにボンは気丈に振る舞って、勤務を続けた。
そんな時、公園で根本という男が後頭部を打ち死んだ。
物取りのセンではなく、喧嘩が過ぎての結果だったようで、とにかく根本の周辺を捜査することとなった。
根本が勤めていたスーパーでは、根本について収穫は無かった。友達もいないし、目立たない存在だったようだ。
根本が持っていたと思われる現場に落ちていたアドレス帳についての捜査の方に重点が置かれ進められたが、200人以上書いてあるアドレスを潰していっても誰も根本のことを知らない。
森次という唯一電話番号か書いてあった人物は番号が架空であった。もう一人、ボンは牛乳配達の竹中というボクシング好きだと思われる若者に当ったが、心当たりが無いという。
竹中は近頃の若者にはない無垢なところをもっているようだった。
山さんは、根本の性格を考え、異常に多いアドレスに違和感を覚えていた。
そのうちスコッチが根本がスナックで安西という学生と喧嘩をしていたことを聞きこみ、安西に当ったところ、バイクで逃げだしたが取り押さえたが、犯行当日にはアリバイがあるというが、アリバイとは言えない部分があったがボスは安西を釈放した。
どうも決め手が少ない状態のなか、スコッチはアドレス帳の持ち主は根本ではないと思い始めていたころ、ボンはアドレス帳に記載されている人物を当たっているうちに、そのうち二人が同じ腕時計していることに気付く。
それはお菓子会社の懸賞で当たった高級腕時計であった。その当選者4人がアドレス帳に書かれており、さらにその4人の接点はこの懸賞しかなかった。どうもアドレス帳に記載されている内容は、持ち主が新聞等に載っている当選者情報をそのまま記入しただけのものらしい。
そんな中、ボンは牛乳配達の竹中と偶然会った際、アドレス帳に記載されている人物と対面してみないかと提案してみたが、竹中は乗り気にならなかった。しかし、ボンとの会話を続けていると、直接会わないのであれば良いということで了承した。
釈放した安西の捜査は続行していた。スコッチは安西をマークしていたが、交通事故の現場に遭遇したときの反応が気になっていた。一方、根本と安西の喧嘩の原因である正子という女性を捜し出した殿下は、正子の性格上ざっくばらんで誰にでも
親しく交流するため、安西の一方的な好意から起因した喧嘩だったことがわかった。さらにスコッチは安西がひき逃げ事件を起こしていたことを調べ上げ、根本事件はシロであることがわかった。
ボンは捜査協力のお礼もかねて竹中をおでん屋に誘い一晩飲み明かした。ただ、ボクシングのことで竹中がエキサイトして軽いスパーリングし、ボンのパンチが竹中に入ると、一気に彼はおとなしくなった。
架空の電話番号の森次の身元が判明、山さんたちが事情を訊くことができたが、そこで意外が事実が判明した・・・・・。

それまでの太陽歴史的には変革が起きた1976年の締めはボンが担当します。
クリスマスイブに放送されたこの作品、やはりいつもの太陽年末作品に沿ったほろ苦い余韻の残る作品です。
森川さん演じる竹中、ボクシング好きで実は人好きで寂しがり屋でありながら、ちょっとストイックさがあるためになかなか友人が出来ない。そんな男が事件の当事者となってしまうわけで、今の方がどこにでも居そうな若者像です。
そこに人好きのボンが現れたというのは、ある意味救いではないかと。
確かに切ない作品ではありますが、ボンの「明るさ」で何となくホッとするラストだと思います。
ボクシングやアドレス帳を現代のスマホやネットやゲームと変換してみると、普遍性のあるテーマではないかと感じ、興味深く一味違った見方ができるのではないかと思います。

主演前作では姉の結婚と事件での仮面夫婦に心揺るがされたボンが、今度は親友の死から犯人に対しての友情で心揺るがすことになるわけですが・・・ゴリさんと同じく人好きのボンが出会った青年は孤独な人間だった・・・。
自分自身は人好きでも、何故かそれが空回りして結局ほ一人でポツンとしてしまうという人というのは、今も昔も居て、要は出会いの質の問題になっていくというのは、怖いですが事実なんでしょうね。
ただ、今回の竹中はちょっと観ていて辛くなるぐらいの寂しさ、これは演じる森川正太さんの熱演も相まっていると思いますが、放送日がクリスマスイブというのも結構影響しているものと・・・。

今回から覆面車の増車、セリカLB・ST「53-92」が登場。
当時のカタログカラーと5マイルバンパーが鮮烈で、もうすぐフルモデルチェンジするようなモデルには見えないカッコよさがありました。登場期間は短いですが、結構印象深いクルマでした・・・。

=ロケ地=
東京駅
新宿中央公園
新宿3丁目
十二社温泉会館
西新宿 成子天神社


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サンテレビ太陽放送2/23=「計画的」孤独に挑戦するゴリさん

2025-02-22 07:26:27 | 放送予定

なんとも時間経過が早いですね・・・・取り残され感けぶでございます<(_ _)>
いやぁ・・・湯治したい・・・(^_^;)


さて、2/23 サンテレビ・太陽放送。
死んだ男に成りすまし生きてきた男にゴリさんが食い下がる、#231を放送。
孤独な若者の相手にするのはゴリさんは結構前後通じて多かったりしますが、今回は犯罪を犯し、他人に成りすましている若者が相手になります。
三ツ木さんとの共演はこれ以後2回ありますが、今回のみ犯罪者で後は警官ですが、今回の三ツ木さんの抑えた演技は結構見どころだったりします。芸達者な方なので、あまり違和感はありません。
よくゴリさんは直情型の熱血漢という誤解をされますが、確かに感情の起伏は激しいものの、繊細な部分も持ち合わせているという、結構複雑な性格の持ち主ですが、今回もその繊細さを生かし、絵の中から事件解決の証拠を導き出します。
そんなゴリさんの繊細さと、さらに一歩進んだベテラン的な感覚がゴリさん自身の持ち味を深くしている部分で、この頃からそれが強く表れていると思います。
七曲署捜査三係の刑事として池田鴻さんも登場します。


藤堂「お前のその孤独っていうのはその程度か、単純なもんだ、またにしような。」


【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

2/23(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第15話)
サンテレビ1(地上波)

第231話 51.12.17 孤独 (ゴリさん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:三ツ木清隆
 栗田ひろみ
 池田鴻 関口篤 上田耕一 福原秀雄
 渡辺芳子 瀧のり子 聖真沙子 佐田淳郎 松島信一

脚本 峯尾基三

監督 竹林進

腐乱死体の身元は所持品から2年前詐欺罪で手配された辻井だと判明したが、疑問に思っていたゴリさんは所持品の一つである時計の修理履歴から野村という絵描きを突き止める。
野村は時計については紛失したと話したが、ゴリさんは野村は実は辻井ではないかという疑惑が生じ、辻井の妹・君子に野村の姿を見せるものの、君子は否定した。
ゴリさんは野村に彼が本当に野村であることを証明できるかどうかを訊いたが、野村は証人はいないという。
まるで決め手がない中、ゴリさんは野村の描いた数々の絵の中にセーラー服の少女を描いたものに目を付ける。

死んだ男に成りすまし生きてきた男にゴリさんが食い下がる、
ゴリさんと孤独な男との静かな対決。
一枚の絵を突破口にその男の正体を暴きます。

三ツ木さんのゲスト初登場、ゴリコンビ初といった方がよいでしょうか。
不思議さをなんとなく醸し出している部分がこの作品の味かもしれませんが、ゴリさんというキャラクターが非活動的な作品でも魅力が発揮できている好例じゃないかと思います。
貧困に喘いだ兄妹の兄が手先の器用さで事件を起し、自分に似た男を殺し、成りすまして生きていく・・・。
現在のほうがあり得そうな事件に、人好きのゴリさんが挑みます。

テキサス編に入ったあたりから、ゴリさんのその人好きからくる事件に対しての違和感や普通の人間の感情とは違った部分を読み取る力を披露する作品が多くなっていきますが、言ってみれば、孤独な人間で特に犯罪者はゴリさんには敵わないということではないかと。
ただ、今回の犯人は本当に天涯孤独ではなく、妹が居たという部分での、本来の孤独な人間という意味合い部分では弱点があったわけで、そこをゴリさんが敏感に感じ取ったというのはあったと。

今回、小道具も凝っていたりして、あの印象的な井之頭公園の絵なんか、ファンとしては結構欲しいアイテムだったりしたりして(^_^;)
ゴリさんとしては、珍しく釣りファッションも観られ、さらに既にヘルメット型だったゴリさんの髪形にもかかわらず、しっかりヨコワケの「辻井」作の似顔絵も欲しかったりして・・・(作者は#14と同じ方のよう)

=ロケ地=
新宿駅西口
井の頭公園


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