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「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

サンテレビ太陽放送5/25=スコッチ精算第一弾、愛するものを失った滝隆一という男の選択は!?

2025-05-23 06:48:49 | 放送予定

やっぱり実際の時間間隔に追い付かないけぶでございます<(_ _)>

千葉にあるスプリンターLB、いいですね・・・。320万円かぁ・・・。
欲を言えば、オリジナルの楕円穴が大きい鉄チンホイールが欲しいですね・・・。
そうして、笑い声のようなタイヤ軋み音を出してみたい(^_^;)

そういえば、改めて健康診断結果を見たら、身長が178cmに縮んでいた・・・近年は180cmを行ったり来たり(^_^;)だったので、あぁ・・・。


さて、5/25 サンテレビ・太陽放送。
拳銃使用で西山署長に転勤を匂わされたスコッチ、その頃ヤクザの射殺事件発生、容疑者はスコッチの元婚約者である原町署の少年課刑事がよく知る少年で、二人は合同捜査を行う事となるが・・・・本当に大切なものを失って、何が大切かを気付いたスコッチの転機を描く、スコッチ転勤編#244を放送。

個人的には子供ながらに強烈に印象に残る作品です。
というか、子供が受け入れるには非常にヘヴィーな展開ではありますが、この作品で無条件スコッチファンというトラウマ(^_^;)を背負ってしまったものと・・・それほど理屈ではないものを感じたものでした。

しかし、それにしても西山署長・・・スコッチ登場後からスコッチ案件、警ら課の1名、四係は2名の不祥事。今回は実はまったく深堀がありませんが、今回の事件は四係刑事が戸川組に内通していたことがそもそもの発端なので、署長が左遷されてもこれは自然な流れだったのですが(^_^;)スコッチを異動させたことで免れたのかも。

西山署長は今回登場後#298(口ひげ装着)まで出番なし、その後は裏番組の『七人の刑事』でセミレギュラーとなるなどで、#416まで出番なしという状況となります。


トコ役の夏純子さんは沖さんとは映画『高校生無頼控』等で共演、やっぱりスコッチの原型となった(岡田P氏は否定なさっていますが。)純情派ではない『はぐれ刑事』での共演が直近だったようで、結果的にスコッチの「永遠のひと」となるトコが夏純子さんだったというのは共演歴も考えるとナイスキャスティングだったと思います。それじゃ出番が多いのか?といったらそうではないにもかかわらず、短い出番の中で、幸せも不幸も死も確実に表現して、しっかりと太陽中毒者のハートに爪痕を残されています・・・・本当に参ります(^_^;)
なので、スコッチの物語は実は本作がかなり肝を握っていますので、後期スコッチを観るのであれば避けて通れない作品であり、#493でその時限爆弾が一気に爆発するんですよね・・・辛いんですが・・・。
池田秀一さんは子役からのキャリアなのでこの時点でもベテラン、まだ出役の方が大半で、各時代劇や刑事ドラマの出演が多かった時期。
桂木梨江さんはデビューから2年目で、活躍の幅を拡げていた時期です。

敏子「本当に・・・悪い人間はいないって・・・私・・・今でもそう信じてる・・・おねがい・・・・あの子を許して・・・・ゆるして_______」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

5/25(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第28話)
サンテレビ1(地上波)

第244話 52.03.25 さらば、スコッチ! (スコッチ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

西山隆行/平田昭彦

ゲスト:夏純子
 池田秀一 桂木梨江
二瓶秀雄 兼松隆 吉中正一 大山豊
 高橋義治 大島光幸 渡辺巌 深雪けい子
 セキトラ・カーアクション マエダ・オートクラブ

脚本 桃井章

監督 小澤啓一 

殿下とスコッチが拳銃を持った男を追跡、追いつめたが逆に拳銃を向けられた瞬間、スコッチは男に発砲していた。
西山署長はその件でボスとスコッチに詰問したものの、正当防衛ということで決着した。
しかし、署長はスコッチの拳銃「乱用」を問題視しており、本庁からも睨まれていること、そして田舎の山田署から捜査係の刑事を回してほしいという要請があるぞと「含み」を残した。

チームワークには溶け込んできたスコッチであったが、拳銃については倉田刑事殉職事件のトラウマが抜けず、身体が反射的に動いてしまうようで、現にいまだに倉田の死の場面を夢で見てうなされていた。

その夜、戸川組の関本が射殺され、犯人は戸川組が関係しているバーのバーテン・則夫であることが判った。
則夫は店のホステス・恵子と親しくなったのが関本の耳に入り、「おとしまえ」を付けられそうになり逆に関本の拳銃を奪って撃ったというのが顛末のようだった。
恵子は則夫の行方を知らず、彼女を張り込むスコッチだったが、スコッチも以前勤務していた原町署から則夫をよく知る防犯少年係の刑事・北島敏子が応援に来る。
会うなり黙り込んでしまった二人の様子を見て、長さんは普通ではないものを感じる。
二人きりでの張り込みになり、則夫の事を敏子に聞くスコッチだったものの、殺人犯として見ているスコッチと則夫をそれでも信じている敏子と意見が割れる、敏子はスコッチに変わってしまったとつぶやく。
一方、山さんはある噂を聞きつけてくる。
七曲署四係の高沢刑事が戸川組と内通しているというのだ・・・・。

スコッチの強烈な転機となる転勤までを描く太陽初のレギュラー(シンコ除く)が殉職ではなく転勤する話を桃井章氏脚本、小沢啓一監督で描きます。
#225の倉田刑事殉職シーンもインサートされ、さらに婚約者である敏子の登場で、スコッチの倉田事件以前の人間らしい回想描写も加わっていき盛り立てます。
そして、敏子の死・・・・その遺志を汲んだスコッチの則夫への丸腰の説得、劇中起こる出来事が見事に繋がっていきます。

沖さん=スコッチ、そして敏子=夏純子さんの熱演が画面に引き込まれる感じで強烈です。

知らない人でもスコッチが思わず好きになってしまうような魅力的な物語なのですが、多分それまでモヤモヤとスコッチが嫌いだった方もあの転勤編で転換なさった方、多かったんじゃないかと思います。
なので、その後のスコッチの「復帰待望」につながったんじゃないかと思います。

この降板は沖さんのスケジュールスタンス的なものが主な理由になっているようですが(岡田P氏も6か月の約束だったと証言)、前にも書いたと思いますが本来高視聴率番組であった太陽が後任を立てなかったのは不思議な感じがしますが、それはおそらく7月ごろまではスコッチを引っ張りたかったという制作側の痕跡だったのではないかと。
降板の先駆者であるショーケンさんは既に半年前から行動に出ていたのでスムーズな交代が出来たわけですが、その後の予定外降板である竜さん、当初は太陽に移行して活躍するところが必殺や他作品への主演で降板せざる負えなくなった三田村さん、本来であればヨーロッパロケで降板してほしいという制作側の意思があったであろう世良さん、そして露口さんと、後任人事で幸いうまくいくこともあれば、穴が開いてしまう場合があったり、様々です。

ただ、スコッチの場合は幸いにも出番を抑えていたことでボンがかなり際立って活躍していたこともあり、比較的その抜けた穴をカバーすることに成功していたわけで、世の中行く先どう転ぶかわからないものです。

太陽の場合はそれほどでもないですが、他作品ではほかのレギュラー番組に参加する代わりに降板ということが多かったようで、古くは特捜隊のオリジナルメンバーである内藤刑事が1963年の春に一旦消える際や、そして松山刑事がそれに当たり、イレギュラーの藤島主任、以下の笠原刑事や山崎刑事もという感じで、刑事モノはそういう意味ではレギュラー定着というのは難しいところ・・・今でもその傾向はあるようです。
特命は一旦降板しても復帰する道もあったりして、定着度としてはかなり高いものがありますが、太陽も掛け持ち度は高かったことを考えると、比較的定着率は良かったと思います。

ところで、舞台裏を改めて調べてみましたが、スコッチ転勤の報は3月初旬ごろに解禁されたようで、形跡では週刊平凡 19(10)号(1977・3・10)で「太陽にほえろ! NTV 金曜夜8時〜9時 スコッチ(沖雅也)は3月いっぱいで姿を消す」との記事が。
被弾シーンは沖さんも気合が入っていたようで、自らNGを出して撮り直したとの逸話も。
そして#244放送の3月25日に後楽園球場で行われたこの年の『野球大会』は対『大都会』チームで、題して「沖雅也送別・大都会PARTⅡ放送記念野球大会」。「スコッチ引退式」も敢行されました。
ちなみにこの時点ではスコッチの後任は未定としており、実は10月ごろから100人程面接してピンとくる人がいなかったとの岡田P氏談。この時点では6月第一週から新メンバーが登場する予定であったようです。

=ロケ地検索=

新宿4丁目ウインズ新宿
新宿第一生命ビル竣工前の空き地
歌舞伎町1丁目
砧公園(大川町の林)?
世田谷区八幡山3丁目、八幡山団地歩道橋
聖徳記念絵画館
恵子のアパートは西新宿6丁目あたり?
明治神宮外苑並木道
京王ホテル~新宿駅西口ロータリー


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X巡回+サンテレビ太陽放送5/18=貴重血液を奪還せよ!不眠不休の藤堂一家

2025-05-17 05:48:06 | 放送予定

やっぱり実際の時間間隔に追い付かないけぶでございます<(_ _)>

そういえば思い出してGoogleに聴いてもらって見つけた案件。

↓滝と恵子の灯りが並んでいるだけのディナー
https://www.youtube.com/watch?v=9W9lrqr4Kr4

・・・やっぱり滝さんはパンが好きなんだろうか・・・・(^_^;)


X巡回

▼Gメン本はラーメン刑事突入。
アフロ刑事は石立さんの独壇場でしたが、とうとう新しい旋風が・・・(^_^;)
ラーメンアフロ刑事、長いお休みの後、急にアフロを解除してオシャレになるという流れですが・・・・そういえばオンデマンド東映は特捜隊が例の季節まで進行、既に立石B班が登場、Gメンは#250まで進んでいるので、半分以上はモバイル視聴可といういい時代に。
21世紀やねぇ・・・。

▼#374 殿下狙撃場所
新宿2丁目の仲通りなのですが、久々に検索してみると、まだまだ米屋さんのビルも米屋さん自体も健在でしたね・・・・。
そういえば、510ブルに撥ねられるゴリさんのスタントって、二家本辰己さんですかね・・・。

▼岡本信人さん
太陽製作陣から、殺人者の役でオファーがあったが、当時ホームドラマで売っていたため断ったとの話を『クイズ!脳ベルSHOW』で披露。
おそらく、ありがとうシリーズにご出演中の1975年までの話かと思いますが、いやぁ・・・岡本さんの犯人役というのはある意味カオスな名作となったのではないかと。


さて、5/18 サンテレビ・太陽放送。
#243は、特殊血液の子供が手術を受けるために必要な血液が強奪され、ボスら一係が必死に捜査しますが、何も知らず奪った犯人たちにボスは子供の生命を救うため貴重な血液と公表し、犯人とコンタクトをとることに成功しますが・・・スコッチ転勤前夜の総力戦です。

巨悪との対決でもなく、はたまた心理戦でもない、ある意味コソ泥から端を発した大事件であり、警察側から血液の価値を公表せざるおえないというゴリ夢中・・・もとい、五里霧中のなかで、ボスがいかに采配をふるうかが見どころですが、相手もコソ泥なんですが、ある意味頭が廻る狡猾さで藤堂一家に対抗します。
ボスも「誘拐事件」的王道の捜査を敢行しながら、相手に見抜かれてしまうという場面もあってか、クライマックスの「ある思い込み」の解除が素直に効いてくるところはあります。西山署長ですらハラハラドキドキ状態での緩急は、後にくる脱力がラストの藤堂一家の面々の寝顔に通じる、朝のさわやかさで凪となる・・・と云ったら良いでしょうか<何を云っとるんだか(^_^;)

ところで、事件小説で有名な島田一男氏の短編小説(部長刑事シリーズ)に今回のサブタイトルと同じ作品がありますが(1963年)、あちらは新宿の街の中で売血をめぐる闇を描いており、ヤミ売血業者等もでてくる、発表時には下火にはなったもののまだ売血が行われていた時代の話なので、内容は血が絡んでいること、新宿であること、部長刑事が登場する(長さん(^_^;))こと以外は別物となっています。

滝「みんながそこまで腹を決めてるなら、異論はありません。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

5/18(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第27話)
サンテレビ1(地上波)

第243話 52.03.18 その血を返せ (ボス・チーム)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

西山隆行/平田昭彦

ゲスト:森下哲夫
 柳生博 和田哲  
 岡本麗 柄沢英二 木の島静子 矢野宏
 三沢もとこ 松田茂樹 和田秀子 堀田雅己
 マエダ・オートクラブ
 ノンクレジット:竹内公一 日本テレビアナウンサー

脚本 柏倉敏之 小川英

監督 小澤啓一 

海外から帰国した男性が路上で強盗に遭遇する。
男は医者で、奪われたのは貴重な血液であるRh null(アールエイチナル:劇中ヌル)、血液は少年の手術用で明後日までに必要であった。
最近、海外帰国者を狙った強盗が頻繁化しており、犯人は血液目的ではなく、金目的であったことが推測され、その場合血液は棄てられるのではないかという恐れがあった。
血液を取り戻し少年の手術までの時間が1日しかないことで、ボスはこの事件を広くマスコミに報道、血液の「価値」を犯人側に知らせることを決断した。
果たして犯人から2千万の要求があり、金は署長を説得し用意した。
そして血液が戻るまで犯人を逮捕しないという方針となった。
金の受け渡しは街頭~高速道路へと舞台を移動、犯人は警察無線に割り込み高速道路の高架から金の入ったバックを投げることを指示、運搬人のボンは指示通りに投げ犯人は受け取るものの、近くでフォローしていたスコッチは犯人の姿をカメラでとらえた。
そのまま犯人を追跡するスコッチだったが、犯人は車を残し金と共に消えてしまう。
写真の犯人は最初に作成された似顔絵の「付け髭」をした男と酷似していたが、 前科者に該当者は無く、血液は戻らない・・・そして少年の容体が急変し、手術を早めることとなってしまう・・・。

スコッチ転勤「前夜」的な側面があり、ボスの生命第一の決断を軸に一係が一丸になって事件を捜査する名編です。
スコッチが加わった一係の円熟したチームワークが見ものであり、かつ前科の無い犯人だからこその狡猾さと危うさと「抜けて」いる部分とが相まって、45分飽きさせない構成になっています。
もうひとつ、ラストには「寝顔」サービスがあります(^_^;)

それにしても、本放送時には視聴者にお馴染みの竹内アナがボン愛のテーマをバックに読み上げるニュースには改めてプロのききやすさとほんのちょっとな感情表現は見事でした。

=ロケ地検索=

羽田空港
歌舞伎1丁目町界隈(コマ劇場周辺)
※歌舞伎町のマクドナルド(太陽ロケで使用されたコマ前店含め)は現在全滅してしまった・・・(^_^;)
高井戸3丁目付近


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X巡回+サンテレビ太陽放送5/11=スコッチと「怪盗」のステキ?な駆け引き

2025-05-10 07:09:07 | 放送予定

指が効かなくなってきたけぶでございます<(_ _)>
腱鞘炎、バネ指、手根管症候群・・・・特に親指は痛いし痺れる(^_^;)

X巡回

▼西山隆行と吉野徹男
フルネームの判明、記憶リハビリ兼ねて具体的根拠を忘れかけているので検索直し中です(^_^;)
吉野は #373 疑わしきは の台本だったはずなので、本編には出ていなかったかとおもいます。
西山署長はメンバーの部屋にあった表彰状だったのですが、どの作品か思い出せないんですよね。
確かボン・ロッキー編だったのですが・・・・。
というのも、言い出しっぺは小職だと思うので(^_^;)

▼太陽ファンにも立場
小職が殉職編を積極的に観ないのは、正直辛いし、当時の殉職編に接したときのトラウマが忘れられない部分が大きいので、身体が憶えているんですよね。何しろ観ると凹むし、ものすごく喪失感が湧き出てくる。ただこれが単体メンバー対象のファンの方であれば、極端な話、熱愛していた相手が亡くなってしまった悲しみに等しい人もいるということは、踏まえておかなきゃならないとは常々思っています。ジーパン殉職時のお子さんの反応もよくわかるし、一方であくまでもテレビドラマとして観ている人の客観性が入った感想もわかる。
#715は蔵元さんの脚本で#665と同じ、おそらく1977年5月の世界観を意識したところはあったのかと思います。(多分、その点は脚本家サイドの提案)
SUNRISEバリエーションについては正直、小職の自動涙腺スイッチの一つとなっております。多分そのきっかけは#244。この前も予習のために観て号泣してしまいました(^_^;)
本当に、年々涙もろくなっています。。。。

さて、5/11 サンテレビ・太陽放送。
#242は、満たされた生活の中でなにか空虚を覚えたOLにスコッチがソフトにそして時には刺激的に挑みます。
銀行強盗が発生、犯人は女?女に変装した男?、事件発生直後に街で偶然男性用コロンをつけていた女性を目撃したスコッチは、その女性を捜し特定しますが、奪われた金は一部を除いて戻ってくる。
その女性は何不自由のないOLで、満たされた生活をしており、スコッチの詮索に興味津々で答える・・・・スコッチはある小説の存在を思い出す。
OLに篠ひろ子さんを迎え、スコッチ編としてはかなり粋な作品になっており、まるで恋人同士のデートを見ているようですが、スコッチはそれで彼女の「犯罪」を見抜きます。

銀行強盗事件でスコッチはあるOLに目を付けるが、裕福なOLに動機が見つからない・・・・スコッチと篠ひろ子さん演じるOLのかけ引きが見どころです。

滝「これが我々の海だ・・・」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

5/11(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第26話)
サンテレビ1(地上波)

第242話 52.03.11 すれ違った女 (スコッチ)


レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:篠ヒロコ(ひろ子)
 大下哲矢 井上れい子
 玉村駿太郎 五藤雅博
 渡部真美子 山本恵子 尾崎順子 叶杏子 望月賢一 太田黒武夫 井上由起夫

脚本 小川英 高階秋成 鴨井達比古

監督 竹林進

赤いコートの派手ないでたちで長身のまるでファッションモデルのような「女」が信用金庫に拳銃強盗に入り、口を利かず予め用意していたペーパーで行員に指示し、金を奪って逃走した。
証言によると犯人から「男性用コロンの香りがした」という。
スコッチは付近で同じような香りを漂わせる長身の美人とすれ違った。

監視VTRで検証する一係であるものの、犯人が男であるか女であるかで意見が割れた。
そして拳銃は2年前の殺人事件で使用されたものと判明。
スコッチは例の美人のことが頭から離れない・・・そのうちこの事件と同じ手口を海外推理小説の「THE PINK MINK」を思い出す。
小説では女が女装した男に見せかけていた。
ボスは、男女両面で捜査を仕切り直す。

駅のロッカーから犯人の衣装・拳銃、そして奪った金が発見されたものの、被害金額から500万円不足していた。
拳銃に付いていた指紋から石岡という男を逮捕、彼は殺人事件は自白したものの拳銃強盗は否認、拳銃の隠し場所の公園には無論拳銃が無く、植樹されていた。
その植樹は「緑の会」というOLサークルが行ったもので、事務局のある会社に出向くスコッチだったが、例の美人に遭遇する。
彼女はその会社の広報室に勤め「緑の会」の委員であるものの、植樹はしていないと答えた。
恵子は資産家の娘で何不自由ない生活をしているものの、気になったスコッチは彼女を食事に誘いそれとなく事件の事を訊き出そうとするが、彼女は「金を盗んでいない」と笑顔で答えた・・・・・。


物語全体が推理小説的な展開になり、スコッチが探偵で恵子が怪盗という感じの装い。
いつもの刑事と犯人の対決図とは一味違った、スコッチの魅力が発揮されます。
というか、かなり「刑事しかできない」イメージをそれまで植えつけていたスコッチが女性の扱いを心得ていたという事が判明する興味深い話でもあります。
篠さんも味わい深い「怪盗」を好演しています。

いよいよ転勤の迫ったスコッチですが、色々な側面が出てきて・・・。
結果的には、この時期の彼が後期スコッチにも反映されていきます。

=ロケ地検索=
 
新宿西口・富士銀行前及びスバルビル前
新宿中央公園
新宿駅
南郷建設は国道20号線沿い?
『これが我々の海だ』の公園はどうも川崎らしい。

=台本 決定稿からの情報=

入江恵子は24歳
スコッチが自分のにおいを確認するしぐさの描写はなし。
ママ殺しの容疑者に女スリが居たがカット。
ゴリさんの女装の男の部屋での「のぁぁぁ!!!」はアドリブ。
 さらに、あの下着類は盗品だったらしい(^_^;)
アッコが赤いコートを着る描写はカット、ゴリさん「アコ」と呼んでいる。
信用金庫の上条たちを問い詰めるシーンは、台本では実地検証シーンで長さんもいた。
我々の海は台本上では川崎工業地帯

重要な変更=恵子の左手の癖は台本上ではビデオ録画に映っていた(手書き修正あり)、逆に完成作「刑事さんと付き合っていて退屈じゃなかった」は台本に無し(こちらは書き加えられていない)。

決定稿との比較では、ドラマチックに変更されている感じです。

 


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X巡回+サンテレビ太陽放送5/4=粗暴情報屋・有田の温情に山さんは・・・

2025-05-02 06:53:10 | 放送予定

虚しさかみしめけぶでございます<(_ _)>

なんかいいことないですかね。。。。

 

X巡回

▼1977年4月期の刑事ドラマの話題性。
各局、かなり本気を出してエンタメ方向含めバランスをとって挑んだ感じもあったわけですが、我ら太陽は4/1から新刑事登場というタイミングを華麗なるスルー・・・・。

おそらく、当初予定から崩れていて、(以下 この物語はフィクションです(^_^;))

スコッチ登場時に沖さんの出演交渉が思惑通りいかず(制作側=5周年まで。沖さんサイド、3月放送分いっぱいまで)
⇒急遽新人を捜すがなかなか決まらない
⇒ボン単独編でいこう!大丈夫だ!ジュンと浜さんと藤岡さんは助っ人で招集だ!
⇒とりあえず5周年記念は豪ロケを敢行しよう!
⇒それでも新人がいないと話題性の持続が・・・
⇒それじゃ、そんなに時間が無いので、候補者をテスト出演させよう!(1977年年越し後)
⇒4月改編は裏番組も強力なものはないけど、刑事ドラマの新番組は多いので、話題は奪われるな・・・なに!?Gメンが5月の2周年でメンバーチェンジ!?・・・それじゃ、5周年の7月まで待とうか・・・いや、豪ロケ予定があるので話題を食い合うし、新人刑事をいきなり海外ロケへ向かわせるのもどうなんだろう・・・。
そうなると、新人は6月、豪ロケは8月で行こう。
⇒新人候補者テスト出演 #241 原真也氏 #245 木之本良一さん(木之元亮さん)#246 藤堂新二さん。
⇒大都会に出演中の優作さんが、木之元さんのヒゲ良しとし決定。(これまでの新人刑事の決定の中では登場編までのスパンが短すぎる。)

という、結構思った通りに行かなかったのに瓢箪から駒的な展開だったのかもしれません。

▼スプリンター
GSのLBが売ってます・・・・2.5万キロ走行、価格応談なんですけど。
ホイールと、白のオールペンが気になるところですが、レストアベースで、#246のようにやっぱり焦るボンとゴリさんやっとこさん再現には最適かと。
(ヘッドライトカバーは個人的にはいらないです(^_^;))
・・・・ページェントグリーンメタリックに塗り替えて、埋立地に降りてみたい・・・。

▼七刑(新)
太陽のライバルとして復活しなければ、今日のような評価にはならなかったのではないかと思うと、本当に不憫な番組でした。
敢えて金曜8時に放送したことによっての運命ですよね・・・これは『ジャングル』だってそうですし。
当時の学生は、再放送の白黒版の地味な印象があったと思いますし、大人層からいくと、菅原謙次さんが抜けたのは(代わりが中山仁さん)かなり影響があったと思います。ある意味七刑のメインスターでしたから。


さて、5/4 サンテレビ・太陽放送。
#241は、七曲署鑑識主任殺人に山さんの情報屋・有田が関与?逮捕した容疑者と状況に違和感を覚えた山さんは、偶然にも別な情報を掴む。
鑑識主任はなぜ殺されたのか?有田はどうしてあんな情報を・・・!?
いつもは暴力的な有田の情の深さが垣間見られます。

確かにボンは散髪し、メイクは決まっています。山さんの髪もパーマが取れていますが、みんな大好き(^_^;)情報屋・有田が大活躍する一編です。<何?

有田が蹴る!(ゴミバケツを)
有田が脅される!
有田が駆ける!
有田が殴られる!
有田が慈しむ!
有田がボコられる!
有田が見守る!
そして、有田がブチギレる!

・・・・次週、太陽にほえろ! おたのしみに。

山村「無口なあいつにしては、しゃべり過ぎなんです・・・。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

5/4(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第25話)
サンテレビ1(地上波)

第241話 52.03.04 脅迫 (山さん・有田・ボン)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

有田/石橋蓮司

ゲスト:生井健夫 上野山功一
 原田清人 藤井つとむ 富田仲次郎
 丹古母鬼馬二 信沢三恵子 和田一壮
 橋本仙三 西沢武夫 竹口安芸子 原真也 中嶋香葉子

脚本 小川英 杉村のぼる

監督 竹林進

七曲署・松本鑑識主任は定年を直前に控え、山さんに話があると居酒屋に誘う。
しかし店には松本は居らず、急用ができて帰ったという。
その翌朝、松本は公園の池で変わり果てた姿で発見された。
死因は溺死、鑑識係のなかでも最近の松本は様子がおかしかったという証言があり、自殺ではないかと思われたが、解剖の結果、首にうっ血の痕があること、水を飲まな過ぎていることが判明し、鑑識のプロである松本が最期に残した「殺し」の証拠であるとボスは判断、他殺として捜査が始まった。
その中、スコッチとボンの前に情報屋・有田が現れ、山さんに至急会いたいと言う。
ボンは山さんと再度有田に会うが、いつもはぶっきら棒で無口な有田がスラスラとチンピラ・安井が犯人であることを告げ去って行った。
引っ掛かりを感じた山さん、しかし安井を確保したところ、あっさりと自供する。
安井を実況検証に連れ出した山さん、安井の矛盾点を指摘していた時、こちらを眺めているホームレスを発見、逃げ出したものの捕まえて聞くと、細かくは暗がりで見えなかったものの死体遺棄の現場を目撃し、それを有田に話したという・・・。

有田を探す山さんとボンだったが・・・・。

山さんの数居る情報屋の中でもかなり信頼を置いている有田(石橋蓮司さん)の再登場。
暴力的な性格ながら、子供の命を盾にされ悪漢の言いなりになり、さらに反撃もしないという初登場時には垣間見られなかった有田の優しさが浮き彫りにされます。
しかし今回、一人の警察官を窮地に陥れ、一人の情報屋を言いなりにさせた「子供の命の盾」は、非常に狡猾で卑劣なトリックだったというのも見どころです。

今回はゲストがバラエティ豊か、蓮司さんもそうですが、松本主任に特捜隊・佐久間刑事の生井氏(老けメイクです)、今回の「悪漢」上野山氏、笑顔が印象的な原田清人氏、その他、富田仲次郎氏、丹古母鬼馬二氏、信沢三恵子氏と、太陽なのか特捜隊なのかわからない布陣です(^_^;)
長身の鑑識係員は原真也氏。前年、永島暎子さんと共に日活映画『四畳半青春硝子張り』でデビュー。ひょっとすると、ロッキー新人枠の候補だったのでは?

今回より、覆面車クラウンが「20-08」に変更されます。
短期間の欠場はあるものの、#312まで約1年半使用されます。

=ロケ地検索=

酒亭じゅらくは新宿駅東口にあった模様。
有栖川宮記念公園
新宿コマ周辺
新宿副都心
川上商事は渋谷1丁目と推定。


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X巡回+サンテレビ太陽放送4/27=嫁いだ娘を持つ男の哀愁が長さんの心に沁みる

2025-04-25 22:54:31 | 放送予定

銭湯に行きたいけぶでございます<(_ _)>
地元には創業80有余年のあつーい井戸湯が自慢の銭湯が残っているのですが、なかなか行けていないでいます(^_^;)

X巡回

・・・・そういえば、Gメン田口も「ハコスカ・クラッシャー」だった・・・・!
どれだけハコスカクラッシュが好きなのか、どこまでハコスカのバンパーを黒塗りにすればよいのか・・・・(当時メッキバンパーがカッコ悪いということで古い車には一時期流行っていた記憶が。)

▼ひし美ゆり子さんご結婚
お相手はアマゾンさんとのことで、いやぁ・・・結婚ってこういうカタチもアリですよね。
ただ、相手がいればですが(^_^;)
それにしても、お二人とも現役感が強いですね。

▼つめた~いダンプ
太陽中期からのゲスト車両である茶メタのつめた〜い三菱ふそうFV。
初登場は#298だったと思います。特に後期はダンプといえば!の存在で、印象的な使用は#479や#545ですが、途中でフロントマスクだけ後期に変えられているんですよね。
その後、映画『あぶない刑事』の舘さんよじ登りスタント無しアクションシーンでも使用されていましたが、前にも書きましたが・・・太陽でもあぶ刑事でもカースタントを披露していた竹内雅敏さんの関係か、あぶ刑事の情報屋トン様の本田賢治さんの愛車ではないかという疑惑(^_^;)

▼40系セリカLB・ST
#283。いきなりタテ目グロリアがノンブレーキクラッシュをするのも驚き、新車の40系セリカLBのしかもワインレッドに驚き、クライマックスでそれが泥だらけになり、かつ「激突!」?。泥でスリップした想定外の「事故」ですが、当時も強烈なインパクトがありました。衝突シーンは敢えて患部を見せていませんが、完全に当たっているし、窓ガラスも割れている・・・・ただ、まもなくして復活したので、一時期忘れていました(^_^;)
ただし、調色していないので色の濃さが合っていないという・・・・。

▼BS松竹東急
6/30終了なのに、半兵衛さんが登場したり、余力があるのであれば・・・って、HPには「7月以降については、現在未定です。今後については、改めてご案内いたします。」と書いてあり、さて、継続の可能性はあるのか?

▼銀ピエさんのカラーポスター
1972年7月21日付『東京タイムズ』広告のある意味オマージュ。
思わずスマホの壁紙にしようと思いましたが、アイコンが見えなくなるので断念(^_^;)
元祖よりスムーズな仕上がりとなっていますが、元祖もおそらく切り貼り編集ですが凝ってますね。

 


さて、4/27 サンテレビ・太陽放送。
#240は、被害者や一人の老「目撃者」を通じ、娘の結婚を控え少々ナーバスになっている長さんを描きます。
殺人事件の目撃者の証言で作成したモンタージュに翻弄され、さらに被害者が娘を嫁がせるのを楽しみにしていた裏で犯罪に加担していたり・・・・。

有島一郎さんが哀愁漂う老人を好演します。
そのほか、太陽初登場ゲスト多数で、特捜隊ではお馴染みでこれっきりの清川新吾氏、今回登場から幾度が出演される矢田稔氏と渡辺知子さん、逆に太陽最終出演となる水谷邦久氏、世樹まゆ子さん(福田真知子さん)。
和久井節緒さん含めいわゆる「声優」さんの出演率が高く、K&U率もそれなり高い。
小坂さんも大宮さんも結構セリフが多いのが嬉しいところです。

藤堂「長さんそのあとは、孫の顔だ。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

4/27(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第24話)
サンテレビ1(地上波)

第240話 52.02.25 木枯しの中で (長さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵
(ノンクレジット バンクフィルム  野崎良子/井岡文世)

ゲスト:有島一郎
 清川新吾 矢田稔
 水谷邦久 世樹まゆ子 
 渡辺知子 和久井節緒 島田彰 谷口久美子
 丸山詠二 小坂生男 星野亘 大宮幸悦

脚本 桃井章 小川英

監督 児玉進

長さんが良子が嫁ぐ日が近づき少々ナーバスになっていたころ・・・。
娘の結婚を直前に控えた貿易会社のサラリーマン・根岸が繁華街で刺殺、喧嘩ではなく明らかに殺しが目的の手口だった。
根岸は平凡なサラリーマンで殺される動機等は浮かばなかったものの、最近出張で東南アジアに頻繁に行っていた。
犯人の手掛かりはコートのボタンのみ、ただし特注品だった為、所有者は限定されていた。
その頃、流しの老人・西岡が事件を目撃したと名乗り出て、モンタージュが作成された。
根岸の葬儀の時、根岸の妻が自分が知らない多額な預金があることを長さんに告白、さらにコート所有者の一人が東南アジアを行き来していたことが判明し、事件は詰めに入ったものの、コート所有者はモンタージュとはまったく似ていない人物だったが・・・。

太陽中毒には嬉しい、山さんと長さんの晩酌シーンから始まる本作、桃井章さんらしいしっとりとした脚本で、様々な「娘を持つ男の哀愁」を描きます。
また、有島一郎さんが趣味人としての自分と家族の中での自分に葛藤しながら、心の孤独と戦う老人を好演します。

そういえば、目撃者は犯人に付け狙われるが刑事ドラマのセオリーですが、今回の善太郎は別な意味で犯人のターゲットから外れます。スコッチ登場編の「目撃者」は別目線から描かれるのがひょっとすると意図的かもしれません。そして2話連続七曲署屋上。

長さんも体型の変化からか、スーツの新調も「天国からの手紙」あたりから頻繁になっていきますが、今回はネクタイも合わせておなじみになるコーディネートです。

ロケ地検索

歌舞伎町1丁目(ミラノボウル付近)、2丁目(のんべえ通り)付近
有楽町・国際ビルヂング(大都会II OPでおなじみ)、その付近
西新宿1丁目、食堂はもう無い。
新副都心歩道橋、その近辺
船橋 若松団地?

 


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サンテレビ太陽放送4/20=もっとも優しい刑事・殿下の疑心暗鬼・・・

2025-04-18 06:53:19 | 放送予定

疲弊中けぶでございます<(_ _)>
脳みそ限界、体力減退を加速中です(^_^;)


X巡回

▼エスパイ・・・見逃したと思ったらまだあるのね(^_^;)
「超能力は愛」⇒「エスパー少女・愛」
小川さんが原案を出して、古内さんが書いたのか、
古内さんが『エスパイ』にインスパイアされて書いて、小川さんが手直ししたのか。


さて、4/20 サンテレビ・太陽放送。
#239は_昔、営利誘拐事件を担当した殿下は、犯人を追いつめたとき、嬰児にナイフを突きつけた犯人・長尾を逮捕した。法廷で長尾は営利誘拐についてはその罪を認めたが、嬰児を殺そうとしたことは認めなかった。
殿下はその証人席で、彼は子供を殺す意思があったことを証言し、判決は殺人未遂も加わって求刑十年となり、長尾に恨まれた。
刑を終え出所した長尾は、真っ先に殿下のアパートを訪れ、彼の部屋に上がり込んで我が物顔なふるまいを始めたが・・・・。

太陽には刑期を終えた後の復讐劇もありますし、殿下を利用した犯罪もあります。
ただ、今回の長尾は太陽の歴史の中でも屈指の策士で、かつ非情ですが、その割にはしっかり遊興にもふけるという、ある意味兇悪な人物。
一方で殿下はこれまでの最も優しい刑事のキャッチフレーズから年輪の深みを与えられますが、それの最終仕上げといった趣があるかと思います。

メインゲストは久々登場の冨川澈夫さん。
#118の大高役がしばらく尾を引いていたためのリセット的な役柄とはいえ、かなりふり幅が大きい・・・というか芸達者な証しではあるのですが。

 

藤堂「実はな、ゴリやボンたちの方がお前よりずっと参ってるんだよ・・・まったく子供みたいな奴ばっかりでおりゃたまらんよ。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

4/20(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第23話)
サンテレビ1(地上波)

第239話 52.02.18 挑発 (殿下)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:冨川澈夫
 東条貴誉嗣 田辺節子
 柳沢紀男 入江正徳 村上幹夫
 久米俊悦 門脇三郎 加藤茂雄 矢野宏

脚本 杉村のぼる 小川英

監督 児玉進

自宅アパートに帰宅した殿下はその夜の風景に佇む男を見つける。
男は長尾といい、殿下が横浜加賀町署にいた9年前に誘拐と殺人未遂で逮捕し、刑期を終えて訪ねてきた。
殿下は長尾を部屋に招くものの、長尾は身勝手な行動をした挙句、部屋に居座り続け殿下に職を探してほしいと頼む。
一係では長尾は殿下に恨みから嫌がらせをしていると危惧したものの、殿下自身は長尾につきあい就職口を探せば事は収まるのではないかと思っていた。
時間を割いて長尾の為に職探しをする殿下だったが、長尾の嫌がらせはエスカレートしていったものの、ゴリさんの介入を殿下が断った為、長尾の態度が変わり、今までの非礼を詫び和解した。
レストラン強盗殺人が発生、元従業員が長尾と拘置所で同部屋でレストランの内情を話していたことが判明し、長尾に疑いがかかるものの、犯行時刻には長尾は殿下の部屋に居たが・・・・。

太陽客演ではある意味エキセントリックな役柄が多い冨川澈夫さんの本領発揮作です。
さらに殿下の「もっとも優しい刑事」というキャッチフレーズも爆発(^_^;)します。
実は本放送当時、私はまだ4歳ではありましたが、この作品を観て「人って簡単に信じたら怖いなぁ・・・」と脳裏に刻み込まれたトラウマみたいな作品です。
殿下主演編というのは、納谷悟朗さんの顔とか、この作品とか、#79とか、結構強烈な印象を残す作品が多くて困ります(^_^;)

殿下とスコッチの友情関係が何気に取り入れられているところも嬉しい部分だと思います。

 


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サンテレビ太陽放送4/13=大空で焦るゴリ!

2025-04-11 22:42:12 | 放送予定

X巡回

▼茶屋町吾郎の趣味シュミtapestry
『なぜ、「太陽にほえろ!」は「3年B組金八先生」に敗れたのか?』
https://ameblo.jp/goro-chayamachi/entry-12892828334.html
茶屋町吾郎さん、久々の太陽渾身記事でございます。

客観的にまとまっており、当時の背景が浮き彫りとなっています。

1976年ごろから太陽は一番組から事業(会社)的な多角的展開を始めており、一方で計画性も確立しようとしていた時期でしたが、一方でドラマとしてのエンタメ性が薄れてきていた感じもあり、かつ長期放送で視聴者のニーズとのズレも発生し、番組の方向性が揺らいでいた部分は大きかったので、よく調整して継続できたよなぁ・・・とも思います。
普通の番組であれば、この時点で打ち切られても不思議ではなかったので。

▼銀色のピエロさんのジャケット
ブルージンは青、太陽は赤。スチールのチョイスもさすがです。
ナベプロが絡んでいたので、レコード展開をすぐにはじめても良かったのではないかと思いながらも、当時の「歌なし」主題曲の売り上げ未知数というのがあって、1周年記念プレゼントEPを経て100回記念として正式EP発売。いや、これで当時は精一杯だったんでしょうね。

▼四月のはじめ
ボギーの命日と山さんの命日。
「殉職シーン」については慣れっこになってしまったので耐えられるのですが、今回は山さんの方の「河原告白シーン⇒マイコンスロー」シーンをUPされていた方が・・・・。
このシーン、自動センサーによる涙腺崩壊が働きます・・・またもやタバコ場で・・・(^_^;)
#691放送当時、約2時間正座して観ていました。OPから涙腺崩壊してましたので、まだその後遺症が残っています・・・・いやぁ・・・あれはドラマじゃないですよ。映画でもないし・・・ドキュメントですよ・・・。

▼「あやまち」
前回は、観る人によっては様々な観方があるんだなぁ・・・と。
感情移入できない人も確かに居られるよなぁ・・・。


さて、4/13 サンテレビ・太陽放送。
#238は、何度見ても興奮する作品(^_^;)
ゴリさんは離島で半年も潜伏し逮捕された三千万円を奪った倉田をヘリコプターで護送していた。
しかし、ヘリポートに着陸する直前に狙撃され、パイロットは被弾し窮地に陥るものの、パイロット教習生だった倉田が操縦桿を握り難を逃れた。
ヘリは緊急事態の備え万全な13号埋立地に着陸し怪我人を救出したものの、倉田は現場である女性を見かけた為急に離陸、一旦はヘリから降りていたゴリさんはヘリに飛び乗った・・・・。

令和の時代にいきなり地上波でこの作品だけ放送したらどうなるんだろう・・・・などと妄想。
それが久々に実現するわけです。
CGじゃ、あの緊張感は表現できないですよね。
初期からの助監督の櫻井さんデビュー作なので、お金もかかってるし、竜さんも身体をはってるし、ゲストは名が出始めた風間さん(櫻井監督が直にオファーされたとか)に、蜷川さん、中村さん、美原圭子さん、日恵野さん、井上さん、永井さん、大江さんと、ゲスト陣もミルフィーユのように層が厚いし、演出も独特。
ヘリコプターを駆使したスピーディーなこの作品は、普段の4倍の制作費をかけ、保険を1,000万円分かけて敢行されたそうです。

滝「あと5分遅れたら・・・・」
島「遅れたって時間の方が伸びてくれるさ!これだけみんなで頑張ったんだからな!」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

4/13(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第22話)
サンテレビ1(地上波)

第238話 52.02.11 東京上空17時00分 (ゴリさん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

西山隆行/平田昭彦

矢島明子/木村理恵

ゲスト:風間杜夫
 蜷川幸雄 中村孝雄
 美原圭子(小椋寛子)
 日恵野晃 井上博一 永井譲滋 大江徹
 嶋田露美夫 竹之内啓喜 岩田博行 小島孝夫 中山一也 鈴木京子
 ヘリコプター技術指導/中島精

脚本 小川英 櫻井一孝

監督 櫻井一孝

三千万円を強奪して逃走していた倉田が、ある小島に隠れているという情報を受け、ゴリさんに逮捕され、ヘリコプターで東京へ護送されていた。
ヘリコプターのゴリさんは、七曲署のボスへ到着時間と場所の連絡をとった。
その通信を改造ラジオで受けた男が殺し屋へ連絡した。
ヘリコプターが到着し、着陸寸前にパイロットが狙撃されて墜落しそうになったが、たまたま犯人の倉田がパイロット志望で捜査の知識があり墜落は免れたが、倉田の操縦で飛ばざるおえなくなった。
重傷を負っているパイロット、ヘリの操縦は初めての倉田、しかし何とか晴海十五号埋立地に着陸することに成功した。
操縦席から降りかけた倉田は、遠くで見ている今売れっ子の歌手・石井あかりと目が合った時、いきなり操縦桿を引き、再び大空へ!
ゴリさんも何とか機内に乗り込み、説得をする。
一係の面々はあかりと倉田に何かあると直感し、地上での捜査を急ぎ、意外な真実を突き止めるのであったが・・・・。

犯罪を犯すものの、恋人想いで優しい男・倉田を当時頭角を現してきていた風間杜夫さんが熱演します。
そしてゴリさん、緊張感漲るヘリ内部のゴリVS倉田の攻防戦については、いくら画面の出来事とはいえ高所恐怖症の方にはクラっとくる臨場感たっぷりのものになっており、ゴリさん自身も「ゴリ百面相」さく裂ですし、さらにかなり体を張ったアクションも見ものです。
小椋寛子さんは「美原圭子」と改名し、歌手活動に重点を置いた直後。
・・・・フィーリング良(「ひとひらの雪」は美原さんの実際の持ち歌)
蜷川さんのマネージャー役というのもハマってます。
西山署長は#211以来約5ヶ月ぶりの登場。なぜか今回からスコッチ転勤まで3度登場します。

昔話題になったゴリコートは、今シーズンはこの回のみ(小島でのシーン)の着用です(^_^;)
毎年冬期にはコートを着用していたゴリさんですが、1976~1977年冬期より着用無しが続きます。要はヘルメット型髪型になった後の着用は1980~1981年冬期と今回のシーンとなっており、何れも初期から着用していたベージュの普通の外套。おそらく同じものだと思います。
それと、長さんがダイエット後に初のスリーピース新調。

第17回日本テレフィルム技術賞(日本映画テレビ技術協会)候補作。
ところでこの作品、『東京上空17時00分』が正解なのですが、『東京上空17時30分』となっている資料もありまして・・・・これは本放送当時(ラテ欄 あらすじ)からでオフィシャル資料が基なのです(^_^;)。おそらく、梅浦P氏の手書き表が基なのか、急遽サブタイトルを変えたのか・・・。実際、上記候補時も「30分」表記、オフィシャル写真集も「30分」表記・・・・どうせだったら延長してほしかった<何?

=ロケ地=
新宿副都心
朝日「芝浦」ヘリポート/江東区新木場4
江東区青海1~2丁目(13号埋立地)
千代田区丸の内3丁目日比谷通り沿い東京會舘 ロッシニ その付近


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サンテレビ太陽放送4/6=若いエリート刑事の犯したあやまちにボスは・・・

2025-04-05 07:09:14 | 放送予定

さて、4/6 サンテレビ・太陽放送。
#237は、早朝会議を終えて部屋へ戻った藤堂係長の手に二係・水沢刑事の結婚披露宴の招待状を持たれていた。刑事たちの質問で、相手の女性は今、売れっ子のイラストレーター栗林友子だとわかり、一係室は明るい話題で花が咲いていた。
その時、がけ下のみぞで、肉体労働者風の中年男の死体が発見されたと知らせがあり、皆、現場へ急行した。
へこんだガードレールに眼を付けたスコッチは、鑑識に車種の割出を依頼した。
車種が判明し、ボスは一応ひき逃げの線を重点的に押す方向を決めた。

沖さんが太陽に注力できるようになったので、主演・助演が増えていきますが、今回も水沢刑事との友情的な面が垣間見られます。水沢自体が殿下に似た感じなので、ウマがあったのかもしれません。「バーディー大作戦」を知る人であれば、尚更いきなり的ではありますが「前提の無い友情」についてはすんなりだったかとは思います。
谷隼人さん、紀比呂子さん共、太陽初登場。
スコッチが助演、セリフも多く、私情も垣間見れるところがあり、スコッチ側の流れとしても、前作同様押さえておきたい作品です。

藤堂「その日が来るまで、わたしはこれを大事にしまっておきますよ。」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

4/6(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第21話)
サンテレビ1(地上波)

第237話 52.02.04 あやまち (ボス・スコッチ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:谷隼人
  紀比呂子
 勝部演之  平松慎悟
 千歩憲生 伊藤健 高木真二 青木和代 団巌 
(ノンクレジット)金内喜久夫 戸塚孝 吉中正一 久本昇 星野晃
 
脚本 長野洋

監督 竹林進

四係の水沢刑事がイラストレーターの友子と結婚することになり、ボスも披露宴に招待される。
水沢は現在、竜神会を内偵中で公私とも充実した日々を送っていた。
そんな時、車にひき逃げ被害に遭ったと思われる死体が発見され、体内から大量のアルコールが検出された。
身元は出稼ぎ労働者の太田であることが判明、さらに逃げた車についてはなんと友子が所有しているものだった。
友子は事故を否定、車は車検に出していたと主張したが、修理工場主の曖昧な態度に不審を持った殿下が追及、事実を話す。
それを聞いた友子も太田に車をぶつけてしまったことを告白するものの、その時太田は生きており、その場で示談を成立させ別れたと話した。
しかし、まだ友子の話に嘘があると感じた一係は、事件の日、水沢と友子が食事をしていたことを突き止める。
ボスは水沢を自宅マンションに招く・・・・。

刑事・アクションドラマのレギュラーを数多くこなされている時期の谷さんがマルボー四係の水沢刑事として登場、それも交通事故を起してしまい、その対応の不味さから職を辞さなければならなくなったという不遇さ・・・。
そんな水沢を厳しく接しながらも、水沢が仕残した事件をフォローするという温かさも見せるボスやスコッチたち。

熱血刑事の谷さんが演じる水沢だからこそ、この「刑事のあやまち」というのが響いてくる・・・というか、刑事ではなくとも怖いケースでもあり、結構自分自身に置き換えて観てしまう作品でもあったりします。

=ロケ地=
上野駅
竜神会はおなじみの事務所ビル(西新宿7丁目)
新宿副都心
新宿駅


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サンテレビ太陽放送3/30=女が必死に守る「砂の城」をスコッチは・・・

2025-03-29 07:33:43 | 放送予定

X巡回

▼最近、太陽にほえろ!大全集を回顧しておられる、銀色のピエロさん。
実は、銀ピエさんのデザインが毎回楽しみでありました<(_ _)>
元々日テレ写真集やサントラのセンスも個人的には良いと思っていたのですが、銀ピエさんの方は、ちょっと違った角度からのデザインが好きでした。トラッドだけど新味もあって、新鮮でした。
太陽の素材自体も方向性はそちらに向いていた(要は、時代性にとらわれない感じ)感じがあったので、一見別な方向性に見えながらも共通性が感じられたのも良かったです。

『週刊TVガイド』1972年6月30日号の表紙。
大元はクランクイン時の番宣特写かと思いますが、これもまたシンプル。
60年代からこのころまでの雑誌表紙のデザインが被写体を際立たせて、背景はあくまでも無しかシンプルという方向性はあったかと思います。ただ、70年代後半から、デコレーションがゴージャスになってきて、背景含めゴテゴテ感が多くなってきて・・・・。
小職も被写体を引き立てるのであれば、背景は必要がなければいらないです(^_^;)


さて、3/23 サンテレビ・太陽放送。
#236は、スコッチ自体の反発力の源になっていたことのケリが付いた「疑惑」から2か月半、「雪解け」後のスコッチ初主演作は、やっと見つけたささやかな幸福、それを何があっても壊すまいと奮闘する景子という女、あまりにも自己中な彼氏、そして自分に通じるモノがあるのかこの件以後「切羽詰まったモノ」に非常に敏感になるスコッチの一見静かでありがなら熱い捜査が見られます。

メインゲストは、待ってました!初期から脇役ながらミステリアスで印象深い存在の役柄を数々こなされていた我らが倉野章子さんです。
現在も文学座に所属し、無論、角野卓造さんのご内儀様です。
その倉野さんがどこにでもいそうだけど孤独で頑ななOLを演じるという反発力とスコッチ=滝さんの包容力というか・・・ぶつかり合って爆発するんですよね・・・。
そして実は悪い彼氏に横光克彦さん。1977年明け放送作品から改名されているようでですが、なぜか特命課#40のみ、1978年なのに当時の本名に戻ってます。お戻しになるおつもりだったのか、果たして・・・・。


良「憎まれるように・・・そういう風にしか出来ない人なんです。滝さんて、本当はすごく優しい人なのに・・・」

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/23(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第20話)
サンテレビ1(地上波)

第236話 52.01.28 砂の城 (スコッチ)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵

ゲスト:倉野章子
 横光克彦 小沢重雄
 根本好章 上恭ノ介 山田禅二
 阿部六郎 大河内稔 山中一也
 
脚本 柏倉敏之 小川英

監督 竹林進


業界紙の記者・広田が自宅マンションで殺された。
前夜、ノートを持って部屋を出て行った女性を見たという管理人の証言、そして記者という立場から強請りを行っていたと思われる広田の周辺を捜査することになる。
広田が勤める会社のデスクのメモから、景子という女性の名前を見つけたスコッチは、縫製工場に勤める同姓同名の女性を見つけ出し、管理人からも同一人物だと証言を得、景子に任意同行を求める。
しかし、アリバイは無いものの犯人の残した血液と型が一致しなかったため、景子は釈放されるが、スコッチは彼女の態度に不審を持ちマークする・・・。

一見地味な感じに思えますが、スコッチの歴史上としては結構重要な位置にある作品だと思います。

これまで、脇役として印象深い役柄をマカロニ編から演じてこられた倉野章子さんが初めてゲスト主演をつとめます。芸達者な方なので満を持しての主演ですが、今までの「地味さも備えた派手さ」を十分備えた、なんというか視聴者の等身大に近い景子の在り方に共感する方も多いのではないかと思います。
横光さんは既にこの時期に「克彦」名義、3度目で最後のご出演。

自動車事業部ネタとしては、大活躍するセリカLB「53-92」、そして今回からNEWクラウン登場「51-32」です。
#135から約2年間使用されてきた前任クラウン「97-76」でしたが、意外とカーアクションに使用されるのは少ない割に各所に凹みや傷が目立ち、比較的早い段階で傷付いていた右後ドアも錆かけていたようなので更新と相成ったようですが・・・。
太陽覆面車初の「ピラード・ハードトップ」の登場ですが、この個体自体は#239までで、いよいよ太陽自動車事業部垂涎(^_^;)の「20-08」が#241より登場します。

=ロケ地=
小田急 梅ヶ丘駅
宮園土建のビルは2009年現在現存、十二社温泉となり。


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サンテレビ太陽放送3/23=タジタジ、奔走、激闘・・・長さんはつらいよ

2025-03-22 08:24:21 | 放送予定

さて、3/23 サンテレビ・太陽放送。
#235。
長さんの娘・良子の縁談がまとまり、家族そろって旅行をしようと、ボスに休暇届を出した。その時、長さんに相談があるという桜木巡査の妻・知子が署に現れた。知子の話によると、最近脅迫電話がひんぱんに掛かり、怖くて仕方がない、夫に話しても、ただの脅かしだから放っておけと、取り合ってもらえないので来たという事だった。話を聞いた長さんは桜木巡査に会い、奥さんに心配をかけないよう注意する。
長さん家族の旅行の日、駅で新聞を読んでいた長さんは、パトロール中に桜木巡査が何者かに撃たれたことを知り、桜木の入院した病院へ急行した。
幸い、傷は軽かった。(当時の新聞記事に加筆)

優しい長さんが少々損な役回りな本作。桜木の妻にも自分の家族にも裏目状態に加え、クライマックスの格闘も壮絶。
いやぁ・・・お疲れ様です、長さん=辰平さん<(_ _)>

ゲストは石原プロから峰さんと苅谷さん。まだ城西署前です。
片桐竜次さんは太陽初登場!PART2まで10回ご出演です。


野崎「先日、桜木君の奥さんが家に来た時、私も初めて気が付いたんです。娘の婿に、一度も刑事を考えたことがない自分に!・・・・。

【地上波】サンテレビ・スコッチ登場編

3/23(日)
11:00~11:55
ドラマ 太陽にほえろ!(スコッチ登場編 第19話)
サンテレビ1(地上波)

第235話 52.01.21 刑事の娘が嫁ぐとき (長さん)

レギュラー:藤堂俊介 
        石原裕次郎

      滝隆一
       沖雅也
      田口良
       宮内淳
      
      山村精一
       露口茂
      石塚誠
       竜雷太
      島公之
       小野寺昭
      野崎太郎
       下川辰平

矢島明子/木村理恵
野崎康江/西朱美 野崎良子/井岡文世 野崎俊一/石垣恵三郎


ゲスト:峰竜太
  結城しのぶ
 片桐竜次 堀勝之祐 苅谷俊介 常泉忠通
 千葉宏和 戸塚孝 秋山めぐみ 小島真理
 
脚本 田波靖男 四十物光男 小川英

監督 児玉進

長さんのもとに馴染みの派出所の桜木巡査の妻・とも子が、毎日かかってくる脅迫電話について相談してきた。
桜木は長さんに憧れており、そのことを知っているとも子が、取り合ってくれない桜木の代わりに思い余って長さんに相談したということだった。
長さんが桜木に身辺に注意するようにアドバイスしたものの、これまで桜木が扱った事件は微罪ばかりで、逆恨みを含め追って調査することになる。
その後、長さん宅にとも子が現れ、夫に叱られたという。長さんは康江と共にとも子をとりなし、桜木が迎えにきたことでその場は収まる。
週末に長さんは結婚を控える良子と康江とで水入らずの家族旅行に出かけたが、新聞に桜木が撃たれたという記事を見つける・・・・。

ハートフルな方向に向かっていた長さん主演編、スコッチ前期には結構コンスタントに制作されますが、今回は刑事として一人の婚前の娘を持つ父親としての長さんが描かれます。

既に当時から刑事という職業は危険なものという一方の常識があって、長さんにしても大事な娘を嫁がせるのであれば警察官が相手の場合はそれこそ反対したのではないかという事がちょっと垣間見られるところがあります。
結果的には良子本人が相手を見つけて、それがお天気屋さんであったということは、もしかするとホッとしていたのかもしれません。
気象庁であれば、それほど命の危険は無いわけですから。

今回の長さんは自分に憧れている桜木巡査とその妻・とも子の間に挟まれる格好になってしまい、これに良子との家族旅行をキャンセルしてしまったという負い目とが重なり、微妙な立場になってしまいます。

それに桜木を付け狙う悪漢が絡んできて・・・。

ということで、一人奔走する長さんを描くわけですが、後年辰平さんが「大変だった」と回顧した、片桐さん演じる犯人と桜木宅での格闘はかなり見ものです。
スコッチが登場してから、逮捕劇では殿下と共に活躍することが多くなっていた長さんが#207以来の長尺なアクションを魅せます。

若い警官夫婦の疑心暗鬼と出世への意欲、警官だからこそ訪れる危機、それを見ながら自分の娘がもし・・・・とふと思ってしまったり、刑事として父親として、微妙に心揺れる長さんを描きながら、クライマックスは片桐竜次さん演じる犯人と壮絶な格闘を繰り広げます。
野崎一家も総出演、若き峰竜太さんと結城しのぶさんも見どころです。

セミレギュラーでも比較的出演の多い野崎家の人々ですが、良子の結婚を以って一段落という感じで、少々寂しくなっていきます。
今後、野崎家の主役は俊一が握りますが・・・(^_^;)

=ロケ地=
大蔵団地
祖師谷大蔵駅
桜木邸は成城3丁目、現在は公園?
麻雀東風
新都心歩道橋近辺
新宿ルミネ1


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