桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

’05・8月の北海道・その4

2005-08-30 22:55:35 | 旅行記
8/16

今日はゆわんと村へ向かう。時間にゆとりがあるので、9時過ぎまでYHでだらだらする。避暑に来ているK村さんともいろいろ話す。

例によってスタッフの皆さんが見送ってくれる。かつては小さかった白樺もすっかり大きくなり、YHの建物から斜里岳は見えなくなってしまった。見送ってくれるところに植えてある白樺も同様に大きく育ち、YHの建物の高さをはるかに越えている。

一昨日通った道をそのまま引き返す。池田からは一面の畑の中の道を、なるべく通ったことのない道を選んで通ってみる。
更別から国道に入り、今日の目的地、中札内美術村に到着する。

中札内美術村はいくつかの美術館が集まっているのだが、私は坂本直行記念館しか見ないので、他の美術館のことは知らない。ここでは柏林の中に建物が点在している。柏は葉が大きく、それだけでも他の木とは異なった趣があるのに、林が柏の木ばかりだと、何か一種不思議な雰囲気を醸し出しているように思われる。宮澤賢治が「かしはばやしの夜」という童話を書いたのも、何となくわかるような気がした。

坂本直行記念館に入る。今年は墨だけで描かれた花の絵、毎年お馴染みの、六花亭の包装紙に使われた花々の絵(腐生植物のギンリョウソウを描いたのが一番良かった)、そして、水の景色を伴う山の油絵が展示されていた。特に墨で描かれた花の絵は初めて見るもので、絵の具を使ったものとは異なる良さがあった。また、油絵もいずれも初めて見るもので、水面と山肌の描かれ方の対比が印象的だった。

残念だったのは、今年はスペースの半分が別の画家の展示になっていたことである。それは見ず、坂本直行の絵を見直して記念館を出た。

お昼は隣にあるレストランポロシリで食べた。毎年のことながら美味しい。昼時を過ぎていたので、窓際の席でのんびりと味わった。

その後は、帯広の六花亭でゆわんと村のためのお土産を買い、ひたすら北上した。

ゆわんと村に到着すると、F見さんご一家がいた。その後、S間さんとぐっちが来た。S間さんは約10年ぶりの再会である。ぐっちは仕事の休みに合わせて山に登るとのことだった。夕食後、ライダーの人が2人泊まりに来た。何でも、某大学のアイスホッケー部のOBで、釧路で行われている合宿の陣中見舞いがてら、ツーリングをしているのだそうだ。彼らも加え、見知った面々と、にぎやかに楽しく過ごした。

コメント
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