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はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

印野・御胎内

2009-11-26 19:15:52 | その他
 御殿場に用が出来て行って来た。
在所まで帰るルートは国1を走って東名はめったに使わない。金がかかることも一因だが十里木経由で行くと富士山を真近に見る事ができ、東富士演習場の広大な草原の中を走ることが出来るからだ。

 通常だと沼津まで国1で沼津から御殿場まで246を走るのが普通と思うが、私は富士の新富士駅入口で左折して十里木経由を利用する。このルートだと246経由より10k近くも距離が短縮できるし前記の景色も眺められる。
ただこの道の欠点は前に遅い車がいると中々追い抜けなくてイライラする事があることだ。しかし平日なら交通量も少なく快適なドライブになるのでお薦めルートだと思う。

 今日も東富士演習場の大野原(おおのっぱら)を走っている時、先週の同窓会で印野の御胎内の紅葉が綺麗だと話をしていた事を思い出した。それで急遽紅葉狩りに行く事に。
演習場を過ぎ御殿場の町に入り自衛隊の板妻駐屯地の手前の板妻間差点を左折する。
後はこれから行く御胎内公園や御胎内温泉の看板が有るのでそれに沿って行けばよい。
御胎内(おたいない)とは余り聴きなれない言葉だが、これは富士山の噴火で溶岩洞窟ができ、その洞窟の形状が女性の胎内に似ていたので名付けたとか。
その洞窟は照明は無く、狭くて膝を突く所や頭をぶつけそうな所もあるので注意が要る。山梨県の風穴を想像しているとガッカリするかも----
大人になってから私はこの風穴に入った事は無い。

 いや大きさなら御殿場にも駒門の風穴(こまかどノかざあな)がある。
ここは国の天然杵物にも指定されているが余り有名ではない。が行けばきっとその大きさに驚くだろう。
私の子供の頃は無料で照明も無かったが、今では若干の入場料を取り薄暗い照明をしているようだ。
山梨県ではこのような洞窟をフウケツと言っているが御殿場ではカザアナと呼んでいる。
フウケツよりカザアナの方が何か野生ぽくて合っている様な気がするが身びいきのせいかな。
場所は御殿場に入り246と東名と並走する場所で交差点の名前も確か駒門の風穴だったとおもう。そこを右折すればじきにある。

 ソー今日は御胎内の話だった。150円の入園料を払い中に入るとクヌギやミズナラが高く背を伸ばしている。だがその先の葉は全て落ちていて何も無い。地面は落ち葉で一杯で散策路が見えない状態だ。時折あるもみじは色づいているが、その上に枯葉が落ちていて風情は無い。受付の人の話では紅葉の盛りは10日前だったった言っていたが、正にその通りだった。
しかし落ち葉の中をのんびり散歩するのも良いものだ。落葉したせいで空が見えるようになり明るく感じる森の中を。
去年の春桜の時期に来た時もそうだった。桜にしては小振りの花を付ける富士桜が満開の時で、その時も桜の白さで明るさを感じた事を思い出した。

 来年も桜の時期に来ようと思っている。その時は御胎内の桜を見てから印野のを車で走るのも又いい。家々に咲いている富士桜がまるで桜のぼんぼりのようにボワンと感じられる。長野県の更科の杏の里の桜版だと言ったら言い過ぎか。
印野を過ぎたら次の桜は富士霊園が待っている。今までの桜と違いこれでもかこれでもかと桜が押し寄せてくる。
ただ休日は避けたほうが良い。いつになっても着かない霊園に段々イライラが募るのは確実だから。
その点オールサンデーの今は我が世の春だ。

--- 在所に行くの主だったのでカメラを持っていくのを忘れた -----

高校の同級会通知

2009-10-27 15:54:32 | その他
 私の生まれは静岡県の東部 富士山の麓の御殿場。
そして今は静岡県の中部 焼津市(昨年までは大井川町)に住んでいる。
御殿場で生まれ高校を卒業するまで18年間御殿場での生活。
焼津では御殿場でのそれより倍の36年も住んでいる。
なのに焼津の事は殆ど知らない、町内の地名は御殿場だと大体見当がつくが、
焼津だと聞いたことはあるとが場所が出てこない。
古い事は覚えているが新しい事は忘れる ---------- 
若しかすると例の病気の症状かも知れないが、自分としてはこれで満足している。

ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな

ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの
よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや 

ふるさとを物悲しくうたった歌をみると感じる感傷 恥ずかしいが私は好きだ。

 新聞を読んでいて、その記事の近くに「御殿」とあると、直ぐ反応してしまう。
TVやラジオもそうだ。無意識で聞いいても「御殿場」と聞こえると耳をそばだててしまう。

だが実際に御殿場の町に立つと違和感を感じてしまう。
懐かしいはずの道を歩いても懐かしさどころか昔との違いばかりを感じて、
来た事を後悔してしまう。
やはり私にとっての故郷は「遠きにありて思ふもの」なのだろう。

ただふるさとの山はありがたい。正面に大きく裾を広げた富士山。
その横には愛鷹山、後ろは金時山が昔のままの姿で聳えている。
その山を眺めているだけで少年時代に戻る事ができる。

 前置きが長くなったが先日差し出し人が「34クラス会」と書かれた封書がきた。
見た瞬間御殿場高校の同窓会の連絡と分かった。

私の頃の御殿場高校は男女共学で入学時から卒業するまでクラス替えも担任の変更もなかった。
入学時4組だと卒業まで4組のままなのだ。そのせいかクラスの纏まりが強かった。

出席番号も私の場合アイウエオ順で19番なので1年の時は1年4組の19番で1419
2年は2419 3年は3419だった。
無意味な数字は覚える事の苦手な私でもこの番号は頭に刷り込まれている。
一時は通帳の暗証番号にした事もあった。

 そのクラスからの同窓会の通知だ。
11月18・19日に熱海のホテルでやるそうだ。

故郷大好き人間と自称しているのだから、同窓会は良く参加している?と思うでしょう。
それが小中学校の同窓会は一度も高校も30年ほど前に一度出ただけだ。
どうしてか?
ブログの名前を「はぐれ遍路」と書く程のひねくれ者、しかもアルコール依存症気味も
あるので人前に出るのは苦手なのさ-------

では今年も止める?
ウーン 案内の中にこんな事が書いてあった。
「先月、国立青年の家で皇太子殿下をお迎えし開所50周年の式典が行われましが、
当時(昭和34年)高1の秋に今上陛下ご夫妻をお迎えし開所式にマスゲームを
演じたのも懐かしい思い出です」マスゲームは一切記憶に無いが
なんだか今年は皆に会いたくなった! 

気が変わらないうちに出席の通知を出しておこう。