豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

諸行無常の響きあり…北斗市

2017-09-30 17:56:31 | ファース本部

今日は終日、研究開発室にこもって様々な実験を繰り返しておりました。
私達の研究では、創造しなかった事象に驚き、また感激し、そして落胆する事の量がほぼ同じくらいかとも思われます。

試行錯誤しなければ良いモノを創り出す事などは出来ないのです。
そのように苦労して構築した試験体が少しのミスで破壊してしまう事もあります。
遠くから資材を取り寄せ、真綿に包むように細心の注意をしても諸行無常の響きあり。

諸行無常と云えば、つい先ほどご子息から連絡があり、北海道ファース会の会長で桧山建設綜業の桧山社長が逝去されたと云う報せです。驚きで言葉が出ませんでした。
道央ファース会会長と北海道ファース会会長も務められ、今春までは健康省エネ国民会議北海道協議会の事務局長を務めて頂いておりました。

諸行無常とは、仏教の教えでこの世のすべてのモノは、いつまでも同じ状態を保持し続けることなど出来ず、永久不変なものなど在り得ないと云う事だそうです。
とは云え、とても存在感のあったリーダーだっただけに喪失感も大きいのです。
急な事なので葬儀等の事は分かりませんが、謹んで哀悼の意を表します。

諸行無常が世の中の常だとしたら我々生きていいる者は、その分も背負って行かねばと思うのです。
試験体が壊れたことなどは、蚊に刺されたより軽い事です。
さて9月30日、多くの歓喜、苦悩の総てを一緒に抱え込んだお日様が沈んで行きます。

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中学生の部活動とは…函館市~北斗市

2017-09-29 17:43:54 | ファース本部

学校の部活動は、あくまでも生徒の自主性に委ねられ、強制的ではありません。
私は隣にある上磯中学校の学校評議員に就いてから今年で21年になりますが、その間に様々な先生や校長先生、教頭先生そして生徒達など学校の様子を間近に見てきました。

とんでもなく荒れた時期もあり、現在のように何処からも称賛されるような学校になるためには、多くの先生達と保護者との努力や工夫がありました。
学力向上のための小中連携授業や活動は先生達の奮闘と工夫があったのも要因の一つです。
また部活動では、毎年のように文科系、スポーツ系双方が、地域代表に選考されます。

特に上磯中学校吹奏楽部は、全道大会常連校となり、その全道から全国大会に参考され、その全国で金賞を受賞するなどの成果を上げています。
生徒数600名で部員100名と、人気の吹奏楽部です。

今日は北斗市総合文化会館かなで~るで開催の学校祭フィスティバルを鑑賞してきました。
フェスティバル最終ステージでの吹奏楽部の演奏を聴き、見る事ができました。
1000名会場、ほぼいっぱいの聴衆を完全に魅了させた演奏でした。(写真は閉会式)
北海道から2校しか選抜されない全国大会で堂々の金賞を受賞する力量です。

部活動すべてに云えますが、ランドセルを背負っていた小学校から来た1年生と、来年の受験を控えた3年生がおり、部活にじっくり専念できるのが2年生だけとも云えそうです。
年毎にステージで演奏する生徒達が、替わって行く中での連続出場はまさに奇跡です。

顧問の先生の指導力は勿論ですが、吹奏楽部だけでなく学校全体を包む空気が異なります。
部活動の優れた学校は学力レベルも高くなり、常に高見を目指す校風が確立するようです。
私達の企業経営にもこの社風なるモノが必要なのでしょう。

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人生いろいろ背景も色々…那須塩原市~小山市~東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2017-09-28 19:45:35 | ファース本部

電車で隣の座席に座っている知らない人が、自分の命の恩人になる事も在り得ます。
自分の都合だけでの生き方は、いざという時に支援してくれる人を少なくしてしまいます。
また唯一の親友と思って人が、いつしか最大の敵になった事例をも多く見てきました。
私達の生活は、常に多くの人々との関連性が何らかの形で繋がっていると云う事でしょう。

昨日の新幹線待合室に、ダブルのスーツを着込んだ大会社の重役風の紳士と、同じ年代で折り目が消えたズボン、膨らんだポケットのジャケットを着たオジサンが座っていました。
重役風の紳士も、一夕一朝でなく、様々な茨の道を歩んで来たのかも知れません。

所得水準の高い人が、金持ち風の風采でいると味方より敵の方が多くなるとも云います。
ジャケットのポケットが膨らんだオジサンは、出かける夫の風采を気にも留めない妻がいて、父親のパンツを箸で摘まむ娘がいそうな感じも致します。

また、清潔な服装で、颯爽と闊歩するビジネスマンと思われる青年も、営業成果の競争に奔走し、惚れた女を争奪するライバルどうしの闘いがあるのかも知れません。
私達一人ひとりには、それぞれの過去があり、現在があり、関わる方々がいます。

人は誰にも母が居て父が居て祖母が居て祖父が居て、或いは兄弟、親戚が居るのでしょう。
更に仕事で関わる人、学校関係で知り合う人、近所付き合いで関わる人、そこから友人が出来、親友と言われる人が出来てきます。

自分自身の辛さは関わる人々の辛さとなり、自分の感激もまた関わる人々の感激でもある。それはまたその逆もあり、関わる人の辛苦や歓喜を自分も一緒になれる前提が必要です。
辛苦や歓喜が、交互にドラマチックに展開するから人生って面白いのだと思われます。

写真は浜松町のモノレール乗り場ですが、この人々に夫々の人生が重なり合っています。
私達の家づくりは、この人生ドラマのメイン・ステージでもありそうです。

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住宅フランチャイズ本部が問われる時代…東京都内~那須塩原市

2017-09-27 20:00:13 | ファース本部

2020年から省エネ基準義務化となり、断熱性能の高い家でなければ建築が出来なくなります。
単に断熱材を厚くする事で解決する訳ではありません。
施工する家は、断熱性能を基準以上に満たしている事を証明する事が前提となります。

地域密着の中小工務店が単独でその総てを行う事は相当な勉強が伴います。
巷には、数多の住宅システム・フランチャイズがひしめいています。
その多くが地域工務店に受注を促すためのノウハウやツールを提供しておりました。
今度からは、とても小難しい温熱性能を担保した家づくりの実践指導が問われます。

住宅フランチャイズの多くは、「受注が取れます!」との触れ込みで、営業マンのいない、地域工務店から多額の加盟金を受け取る事例が多くありました。
既に受注が取れても建築する家に断熱性能が担保されていなければ立ち往生した事例が出ています。

私達ファース・グループも住宅フランチャイズです。
加盟金60万円、月会費3万円で2020年対応は勿論、ZEH(ゼロエネハウス)、フラット35、長期優良住宅などの温熱関連に関わる総てに対し、仕様書作成の指導や添削などを行います。

また受注サイクルが定着するまでは、お施主様が営業マンになって貰えるような接し方、協力業者さんから口コミ紹介を貰えるような付き合い方などのソフト面での指導も行っています。
私達は、家づくりは竣工してから始まり、ファース・グループに加盟した時から始まる基本です。

加盟金目当ての住宅フランチャイズは、必然的に淘汰されて行く事でしょう。
写真は、ファース・グループ加盟工務店の証となるファース・プレートです。
今日は、第一棟目のファース受注に奔走する池沢工務店さまを訪問(池沢さんのプレート)してきました。

さて明日は、多層断熱層を共同研究している星野アルミ建材さまを訪問し、小山市での省エネ講習会に参加してから急いで北海道北斗市本社に帰社する予定です。

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家と環境と健康保持…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2017-09-26 21:12:56 | ファース本部

私達の幼い頃に「花粉症」などと云う言葉すら聞いた事はありませんでした。
杉花粉、白樺花粉等と、樹木花粉で症状を起こす事は、30年くらい前からだと思います。
昔は、新建材などはなく、無垢の木材や泥壁で家づくりを行っていました。

その要因は、化学物質の多く含んだ新建材で、家づくりを行うようになってからです。
つまりは、化学物質で人体の免疫性が劣化されるのが要因だと云われます。
今日は、全各地で開催している「省エネ基準講習会」の東京会場でした。
東京会場では、首都大学東京名誉教授、医学博士の星旦二先生の基調講演でした。

写真は星先生の講話レジュメの一部ですが、根気よく何万棟もの住宅の温熱環境と住人の健康調査を行い、そのエビデンスは従来の考え方の違いを多く指摘しています。
従来の家から、高断熱の家に住み替えると疾患率が確実に低下すると云う事です。

疾患もアレルギー性鼻炎30%、アレルギー性結膜炎20%、高血圧疾患50%、関節炎60%、糖尿病、肺炎30%、心疾患20%、脳疾患15%に低下します。
私達は、省エネ目的の研究開発でしたが、星先生の研究から疾患率を低下させることで、国庫が負担する医療費負担を飛躍的に削減することになります。

このような健康調査では、住宅のハード的環境だけではなく、住宅の周辺環境(緑の多さ、河川の綺麗さなど)や、更に家族や近所の方々との仲の良さも健康寿命に関わるそうです。
笑顔で過ごせる家族、居住空間、周辺環境など私達が健康で活動する要件です。

久々に星先生の巧妙な話術と内容は、更に磨きが掛かっておりました。
私達は、もっともっと勉強と研究が必要なようです。

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パナソニックとのお付き合いは…北斗市

2017-09-25 18:17:00 | ファース本部

私達地域工務店は、地元のメーカー販社さまから製品を購入して家づくりに使用します。
そのメーカー市販の製品では、どうしてもファース工法の仕様に添えない場合があります。
メーカー部品をファース工法用に改善すると、その時点でメーカー保証が無効となります。

換気扇、熱交換式換気扇、エアコン、除湿器などをファース工法に使用しますが、それぞれが全く異なる会社で研究開発し、製造販売されています。
ファース工法開発当初の弊社は、販売代理店(現在はパナソニック100%子会社)を通じて、パナソニックの空調関連の部材を購入しておりました。

他の電気部材メーカーとパナソニックとの違いは、現場での実践状態を若い社員に見聞させるため、当時のエアコン事業部が、定期的に開発スタッフが研修に訪れて来る事です。
何処のメーカーも同じようですが、エアコンと換気扇類とは、部署が異なります。

松下グループもエアコン事業部は滋賀県草津市に、換気扇が愛知県春日井市と違います。
今日は、換気扇の旧松下精工(現パナソニック・エコシステムズ)の素野 広さんにご来社頂きました。私に、最初にエアコンの冷凍サイクルのメカニズムを教えてくれた人です。

その後は、エアコン事業部の専門家からモリエル線図で理論を勉強する機会を得ました。
その知識がなければ現在の輻射冷暖房ファースの家は出来なかったのです。
今日ご来社された素野さんは、今は顧問となり営業支援の仕事を行っています。

パナソニック(旧松下グループ)とのお付き合いがなければ今のファースの家もありません。
またパナソニックという大規模企業は、素野さんのような優秀な社員でも、私のような創業オーナー経営者と異なり、一定の年齢になるとリタイアして行きます。
素野さんの現在は、顧問職となり、現役時代よりはるかに穏やかな営業スマイルでした。

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富士山の雄姿は気持ちを浄化させる…北斗市

2017-09-24 16:18:59 | ファース本部

外国人にも人気の高い富士山です。
私は、困った時、迷った時、行き詰まった時などには富士山を眺めることでリセットできます。
これは、20歳代で独立し、東京暮らしをしている時からでした。

経営者は、どんなに小さい組織でも、そこに働く仲間に対する責任が伴います。
組織で行った仕事の責任もまた背負う事になります。
経営者は働く仲間に不安を感じさせる事があってはなりません。

しかし誰も助けてはくれません。
私は、昭和40年代に千葉県市川市に住んでおり、大都会東京の街の向こうに佇む富士山を、市川市のアパートの近くにある、銭湯の2階の窓から夕暮れの富士山の姿を見て心を惹かれました。
その富士山が闇に包まれ、完全に見えなくなるまで見続けたのです。

それからは、悩んだ時、困った時、大きな決断をする時に富士山を見ることにしています。
富士山を見て、勇気とか元気を貰えると云う感情ではありません。
見ていると自然に心が洗われ、気持ちが浄化されるのです。

10年間住み続けた東京から北海道に引っ越す前の年には、借りていた家の大家さんのご主人と一緒に富士山の山頂へ登頂も果たしました。
しかし富士山は私にとって登頂する山ではなく、遠くから見る山です。

このブログも一応は、テーマを持って書くのですが、詰まった時には富士山(写真は先般の出張で機内から)見ます。
その富士山は、はやり自分の撮った写真でなければなりません。
私は研究開発や原稿執筆の時々に富士山に助けられています。

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家の善し悪しは住んでいる施主から聴こう…北斗市

2017-09-23 18:25:58 | ファース本部

私達工務店経営で家づくりを生業にしているモノの多くは、既に新築して住んでいる施主の事をOB顧客と云っています。OBとはOld Boyの略で卒業者を意味します。
しかし私達の信念である家づくりには、卒業などなく、お施主様のいる限りOBにはなりません。

住宅会社が、心地よいトークやその理屈を並べても、実際にその住宅に住んでいるお施主様がどのように評価しているかが重要です。
家は出来て間近では高揚感があり、数年後、10年後、家の状態や適切なメンテナンスサービスなど、住んでいる人に直接、話を聴ける事が最善と思われます。

私達は、ファースの家のお施主様がインターネットで、これから新築する人達が、直接、そのお施主様と直接、情報交換をできる事がようにしています。
実際に住んで評価を受けるのは、確立した性能を伴なっている事が絶対的に必要です。

また、その家の施工者が適切なメンテナンスを実施しているか否かも大きな要素です。
ネット活用などで地域工務店の技術やサービスを把握し、営業費用を掛けさせないで家づくりが出来れば、その多くを家づくりの中身に反映させられます。

テレビコマーシャルの量や営業マンの訪問回数、頻繁に目に付くチラシや新聞広告には、膨大な営業費を投じています。
費用対効果を思慮すると地域に密着して逃げも隠れも出来ない地域密着型の工務店が、しっかりとした技術を持ち、メンテナンスも完璧であるとしたら絶対にお勧めです。
その工務店の建てたお施主様に直接聴く事が賢明です。

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和服の着流しと傘(からかさ)…北斗市

2017-09-22 17:44:33 | ファース本部

畳の上に開いておいた傘(からかさ)の写真を見ると、私自身の昔時代が想い浮かびます。
肌色に薄いぼかし染の入った和服を着て、紺無地の角帯を絞め、和服の裾を三角に引き、雪駄姿で東京の浅草ロック通りを闊歩したのは、昭和44年当時でした。

まさにヤクザ映画の高倉健さんの姿です。
当時の浅草には、そのような和服を着流した男性陣が少なくありませんでした。
雨が降ると、傘をシャキッと振って開き、雪駄から下駄に履き替えます。
当時の私は、東京で鉄骨トビ職として独立しており、常に数人のトビ職人が一緒です。

いま思い出すと実に気恥ずかしい感じが致しますが、東京生まれ東京育ちの江戸っ子野郎の、いなせな連中とも直ぐに友達になれたものです。
実はこの傘を粋に開く所作が、江戸っ子の真髄だったとも云われておりました。

片方の手で棒を掴み、一方の片方で押し上げる開き方をすると既に江戸っ子落第とも云われます。
かと言って真下に振り落として開き上げるのも粋な開き方ではありません。
胸の前から斜めに振り上げ、シャキッと開く傘でなければなりません。
しかもこの動作が小手先だけで行うのです。

今でこそワンタッチで開くコウモリ傘が主流ですが、40年前以上も前の時代です。
私の発明第一号は、この傘の棒にバネを仕込んで小手先をほぼ動かさずに開く仕組みです。
あの江戸っ子野郎達を驚かせたことを思い出します。
工夫や創造する動機は、鉄骨トビ職そのものだったような気も致します。

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「想定外」の結果とは…北斗市

2017-09-21 17:32:42 | ファース本部

3・11の原発事故の際は、原発関連の方々から「想定外」の出来事だったとのコメントが相次ぎ、言い訳に過ぎないとして大批判を浴びたことがあります。
原発稼働は「想定外」であろうがなかろうが、如何なる環境時においても、安全稼働の状態が確保をされるべきと云う事です。

それ以後は、この「想定外」と云う言葉に、かなり意識をするようになりました。
私達の家づくりにおいても、施工中や施工後においても様々な事象が発生します。
この家づくりにおける「想定外」と、原発事故の「想定外」とは次元が異なりそうです。
原発事故の「想定外」は、国土を廃墟にしてしまう恐れが伴います。

今日は多層断熱ガラス(写真)の性能の試験を行っておりました。
そこでは、まさに想定外の数値が出てきて驚愕しております。
静止空気層を多層化で断熱壁になる事は、平成12年にファース本部が特許出願しています。
技術的なアピールを目的の特許出願で権利取得を目的にしておりませんでしたが、今度はモノにします。

多層断熱ガラス壁は、確実に断熱効能を発揮する事は公知の事実です。
私達も計算上では、最大限に上手くいった際の数値を出しておりました。
ところが計算上で在り得ない高い断熱スペックには、まさに「想定外」数値で驚いています。

今までも結果を出してから、それは何故このような性能が出るのかの理論づけを後から行ってきました。
この断熱ガラスの「想定外」の結果は、理論づける文献を探しても見つかりません。
このような「想定外」は、あっても良い「想定外」なのですが、理屈が立たないのも苛立つモノです。
さて、理屈より結果重視ですから、急がずに正しい理論づけを検証して参ります。

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無いモノを創り出す苦労と喜び…北斗市

2017-09-20 17:58:03 | ファース本部

私達の家づくりでは、市販されているモノで殆どが満足する事が出来ます。
それは一般的な家づくりを行う事を前提にするからなのでしょう。
世間で建築されている住宅は、その市販されている部材を上手に組み合わせて行っています。

私は、昭和60年に家の中で使用する熱源の総てを電気で行う、今で言うところのオール電化住宅を創設しました。
電力会社で前例がないとして驚いていたので、おそらく日本では初めてなのでしょう。
それは、家の中の気温と湿度を一定化させるために止むえない事情があったからです。

平成元年に樹脂スプレー発泡断熱方式のファース工法を創り上げ、その家の断熱や気密性能に自分ながら驚いたものです。
ところが従来の基準外の断熱材のため、当時の住宅金融公庫の割り増し融資対象になりませんでした。

この断熱工法の公的認定(評定)を交付されたのが平成5年4月と5年の歳月が掛かりました。
今までにない工法は、既成概念や既得権を侵すことになり大きな抵抗勢力に遭遇します。
総てが住む人にいっそう住み心地が良くなることを前提の研究開発です。

ファース本部は常に、そして現在も将来も新技術の研究開発を実践して行きます。
写真は弊社の研究開発室でグラスウール300㎜に相当する断熱ガラス壁の試験を行っています。
この研究開発は、概念がなかっただけに既得権益を侵すことはないと思われます。
ハウジング事業部の小泉常務と久保田主任が何度も繰り返しスペック確認を行っていました。

このガラスの断熱壁が出来ると、今までに想定できなかった家づくりが可能になりそうです。
さて、今日は研究開発やご来社された来客対応などの時間を過ごしました。

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水蒸気は気体なり…北斗市

2017-09-19 17:56:52 | ファース本部

今日は、台風18号が過ぎ去り、フェーン現象で30℃の猛暑になっている地域もあります。
しかし同じ30℃でも7月上旬のように湿度が高くない分だけ過ごし易そうです。
湿度の何%とは、空気中の気温が抱えられる「水蒸気」の割合のことを云います。

水蒸気と聞けば湯気、スチームを思い浮かべます。
煙と湯気を放散しながら走った昔の蒸気機関車などをインプットさせるからでしょう。
蒸気機関車が吐き出す蒸気は湯気で気体ではなく、個体と云う事になります。

水蒸気の粒子は、大気中の酸素、水素、窒素などとほぼ同じ大きさです。
したがって実際にこの水蒸気は、気体なので私達の目には見えません。
従来の一般的なスチームサウナは、サウナ内を熱い湯気で充満させます。

色々なメーカーが出しているマイクロミストサウナは、目に見えない水蒸気サウナです。
マイクロミストサウナでは、サウナ内湿度が90%、気温を40℃で猛烈な汗が吹き出ます。このサウナの中は、個体の湯気でなく気体の水蒸気なので、普通に新聞や本を読めます。

晴天なのにもかかわらず湿度が80%を超えている場合がありますが、まさに大気がマイクロミストサウナ状態とも云えそうです。
写真は弊社の実験ハウス内の温湿度ですが、気温49.5℃、湿度25%の温湿度計です。

これは湿度30℃、湿度71%と同じ絶対湿度(実際に含まれている水分量)19.1gで、湿度の持つ潜熱と気温との合計である全熱もほぼ同じです。
49.5℃の実験ハウス内では10分もいられませんが、30℃、71%は東京の夏では普通です。

この71%の潜熱は、眼には見えませんがエアコンが熱として具現化し、電力を消費します。
省エネ対策とは私達が行っている湿度管理が、いわば必須なのです。

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地域工務店はお施主様が営業マン…幕別町~帯広市~北斗市

2017-09-17 20:24:50 | ファース本部

多くの家を売る会社は、たくさんの営業マンを配置、知名度を上げるため、多額な費用を掛けてテレビコマーシャルを放映しています。
つまり膨大な営業費を掛けなければ家を多く受注販売が出来ません。

この営業費は、受注するまでの期間に使われ、家を建築するために一切役立っておりません。
この営業費は限りなくゼロ円に近い方がユーザーさまにとって有利なのです。
営業費ゼロ円は、全額を家の原価に反映させることが出来て中身が充実します。

それを可能にするのは、建て主のユーザーさまが住み心地や工務店対応の善し悪しを伝播して頂くのが有効です。
快適さと光熱費を満足して頂くためには、家に相応の温熱スペックが必須となります。

私達ファース本部は、FAS加盟工務店が建築したファースの家のユーザーさまが、自然と口コミ紹介して頂ける温熱スペックを担保できるようなハード研究を行っています。
今日は帯広市の隣町、幕別町のFAS加盟工務店、北海技建工業(ホコダテホーム)様のユーザー会発足イベントに参加してきまました。

お施主様が住んでから満足する温熱スペックは、それをサポートする施工工務店さまのスタッフの方々の真心が伴わなければなりません。
北海技建工業の鉾館社長さんやスタッフの方々と、協力業者の皆様の熱心な姿勢に感銘したしだいです。

さて、強大な台風18号の進路上には、私達のファース・グループの仲間達や建築したファースの家が建っています。
被害のない事を願うばかりです。
写真は北斗市から帯広市まで列車移動で6時間、往復12時間の旅となります。
写真は乗り換え駅の南千歳駅で函館行きのスーパー北斗号で、これに乗って帰社しました。

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毎日ブログはワクワク感を…北斗市~新函館北斗~帯広市

2017-09-16 21:05:24 | ファース本部

このブログは、書き始めてから10年になり、ほぼ毎日更新をし続けています。
誰かかに何かを伝えたいとか、喜んで貰おうなどの理由などは全くありません。

このようなブログは、見たくない人は単にスルーするだけで良いのです。
ブログなどの情報は、読む人にとっての受け止め方は百人百様です。
他人の罵詈雑言を述べ、不快感を与えるような内容もあり、これは自分のストレスを発散した分だけ他人にストレスを与えているのです。

映画館に期待して見に行った映画が、意に反して詰まらなかった事もあります。
同じ映画を見て満足している人もまたいるのでしょう。
小説、映画、テレビドラマなど見て深く感銘することもあり、そうでない時もあります。

私は本が大好きですが、文庫本の小説に限り、ビジネス読本などは読みません。
小説は、作家つまり書き手の描写の仕方にワクワク感を覚えます。
時間は否応なしに過ぎて行き、同じ過ぎ行く時間ならワクワク感を持ち続けたいもの。

少なくとも私は、このブログを書く事で自分自身のワクワク感を喚起しているつもりです。
つまりブログは自分自身のために書いているのですね。
写真は今朝、研究開発室(現ハウジング事業部)の久保田君に週明けから行う、多層ガラス壁のストレス試験の準備を要請してきました。二人とも結果にワクワクしています。

さて明日の日曜日は、帯広管内のFAS加盟工務店が「ファースの家」のユーザー様で構成する「ファース・ユーザー友の会」の発足会に参加するため訪帯しました。
私が開発しFAS加盟工務店が建てたファースの家のユーザー様と会うのがワクワクします。

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ご縁の授かる旅がある…羽田空港~函館空港~北斗市

2017-09-15 17:43:16 | ファース本部

今週11日月曜日の午前中は、北海道北斗市本社で研究開発の仕事をした後、東京事務所に移動、様々なところを旅してから先ほど帰社したところです。
(写真は着陸前の機内から撮った函館市内)
東京では建築設計学会の先生達に温熱スペックの現況を知ってもらう機会を得ました。
その設計事務所の建築士には、設計者の視点での温熱性能を語って頂きました。

午前中は東京都内での設備展に参加し、温暖地での設備の内側を知る事が出来ました。
午後から台湾の台北桃山空港に移動、台湾の人々との交流に話が弾みます。
日本語の出来る、黎さんというタクシードライバーの方には、台湾の事を色々と教えて頂きました。
黎さんは、日本企業で働いたこともある親日家です。

翌日は、台湾の台北市内の住居建造物を見学できました。
温暖地でありながら冷房機を使用しないで快適に過ごせる工夫に興味がありました。
出幅20㎝もある縦型ルーバーがその秘訣です。
この縦型ルーバーは、日本でも遮熱や通風、そして工夫しだいでは採光も可能になりそう。

帰国日に食堂で偶然出会った日本の方は、北海道の翼「エア・ドゥ」の乗務員をしていた事のある人でした。
新千歳空港を拠点にしていたと云い、楽しい情報交換が出来ました。
台湾人の優しい笑顔、正式国交の無い日本と台湾をしかっかりと繋いでいる両国の友情が絆になっていそうです。
昨夜は羽田空港ホテルで過ごし、今朝の函館便で帰社しました。

その帰りのフライトでは、たまたま隣に自動イカ釣り装置メーカーの社長がお座りです。
この社長は、イカを多く釣り上げるための装置を多く開発していますが、集魚灯という釣り船周辺にイカを集めるLED照明機材の開発や改良も行っています。
その高いルクス(照度)を住宅用にも活用する方法がありそうです。
週明けにも改めて意見交換を行う事になりましたが、総てに人がおり知恵が回っています。

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