3・11の原発事故の際は、原発関連の方々から「想定外」の出来事だったとのコメントが相次ぎ、言い訳に過ぎないとして大批判を浴びたことがあります。
原発稼働は「想定外」であろうがなかろうが、如何なる環境時においても、安全稼働の状態が確保をされるべきと云う事です。
それ以後は、この「想定外」と云う言葉に、かなり意識をするようになりました。
私達の家づくりにおいても、施工中や施工後においても様々な事象が発生します。
この家づくりにおける「想定外」と、原発事故の「想定外」とは次元が異なりそうです。
原発事故の「想定外」は、国土を廃墟にしてしまう恐れが伴います。
今日は多層断熱ガラス(写真)の性能の試験を行っておりました。
そこでは、まさに想定外の数値が出てきて驚愕しております。
静止空気層を多層化で断熱壁になる事は、平成12年にファース本部が特許出願しています。
技術的なアピールを目的の特許出願で権利取得を目的にしておりませんでしたが、今度はモノにします。
多層断熱ガラス壁は、確実に断熱効能を発揮する事は公知の事実です。
私達も計算上では、最大限に上手くいった際の数値を出しておりました。
ところが計算上で在り得ない高い断熱スペックには、まさに「想定外」数値で驚いています。
今までも結果を出してから、それは何故このような性能が出るのかの理論づけを後から行ってきました。
この断熱ガラスの「想定外」の結果は、理論づける文献を探しても見つかりません。
このような「想定外」は、あっても良い「想定外」なのですが、理屈が立たないのも苛立つモノです。
さて、理屈より結果重視ですから、急がずに正しい理論づけを検証して参ります。

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