豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

オール電化住宅の今後…北斗市

2011-03-31 18:00:00 | ファース本部
「東電・オール電化住宅の販売停止」と言う見出しの報道がありました。
東京電力は過去に1棟たりともオール電化住宅を販売した事などありません。
何故このような報道がまかりでるかも理解出来ません。
また現在、東電にはそのようなウソの報道にも反論できないような諸事情であるように思われます。

報道では「計画停電」が全部を電気で行うオール電化住宅に責任があるような内容です。
また電力会社の支援で行ってきた「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」つまり「オール電化住宅賞」で奨励してきたオール電化住宅事業も批判されています。
この報道もまた全くの過ちで、このイベントは優れた省エネ、エコの性能を競うコンペです。
このコンペでは、単に電化機器だけを揃えた住宅は入賞しない仕組みとなっております。

私達は、10畳用程度の容量のエアコン一台だけで100㎡(33坪)の家全部を北海道から九州まで全ての地域で冷暖房が可能な住宅システムを構築しています。
各部屋にエアコンを設置した家で節電のため一部屋冷暖房を心掛けましょうとの啓蒙がなされています。
エアコンを設置していながら寒い思い、暑い思いをする人などは極めて少ないでしょう。

ファースの家は単に省エネだけでなく、構造体を腐食さない高耐久構造となっており、75年から90年間の長期間、大規模改修を必要しない「次世代合理化認定」を取得しています。また3時間程度の停電でも冷房や暖房は、多大な熱容量(蓄熱量)ほぼ快適性を保持したまま推移出来ます。
つまり、徹底したエコ思想に基づいた家づくりを行っています。
その延長線で電化仕様は、最もフィットしていたと言う事になります。

今後は、何でも電化の「オール電化住宅」の切り口から、「省エネ・エコ住宅」へとネーミングを変更して展開する事になるのでしょう。
家の断熱気密、蓄熱性能の高い場合は、エアコン冷暖房を微小稼働にしたほどエネルギー消費効率が高く推移いたします。つまりエコを意識すると必然的に電化仕様が前提となると云う事です。

写真はファースの家のコントロールユニットですが、外気温がマイナス3℃からプラス2℃まで上昇してきましたが、天井裏に設置したエアコン一台で天井裏、床下と居室の温度は24時間変化なしです。
このような環境はすべてが電化製品で構成されており、まさにエコ住宅の極みではないでしょうか。
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原発事故と今後の対応…春日井市~名古屋市~東京~羽田空港~函館空港~北斗市

2011-03-30 16:56:43 | ファース本部
東京電力の原発が被災して大事故となりました。この事故で東電の責任で為すべき賠償額は、天文学的な額高になると言います。そのため一民間企業ではその責任を果たす事が難しいと政府の一部では、東電を国営化する話まで出ているようです。

しかし企業の国営化で本質的に良くなった企業などは皆無だと云われています。
今回の原発事故は、国の管理、指導に基づいて設置した原発で起きています。
原発施設は、東電はもとより設置の認可をした行政府の責任も免れません。

東京電力は過去に2兆円近い内部留保をしてきた優良企業です。
徹底した効率主義を貫いた結果であり、親方日ノ丸体質のJALと全く異なります。
私達は東京電力と一緒に仕事をする機会が多くありましたが、一部のマスコミの東電がとても官僚的な企業だと言う指摘には納得出来ません。

私達は、電化専用住宅工法の開発企業であり、全国の電力会社と多少なりとも関わりがありますが、一番規模の大きい東電が最も官僚的ではない企業だとの感触を受けています。
企業規模が大きいため各部署の権限を大きくて、その部署の統括責任者で決済が可能です。

つまり事なかれ主義が蔓延している官僚思考の経営とは懸離れている感じがします。
部署ごとで無駄撲滅や効率性なども研究されており、決してお役所仕事ではありません。
福島原発を終息させた後、困窮する経営を持ち直すには、東京電力の経営力を信じて託す事が何よりも前提とすべきでしょう。
そもそも震災がなければ優良企業のままだった東電を国営化にする理由などは皆無だと云えそうです。

ともあれ今日は、初めて羽田空港の国際線ロビー(写真)を見学しました。
ところがご覧のように閑散状態です。日本列島の全てが放射能汚染のような錯覚で、外国から日本観光のキャンセルが相次いでいるようです。

先ずは命懸けで原発事故を抑え込んでいる東電を中心にした方々を信頼し、激励しながら、その後は彼らの経営力も信頼すべきです。当方は、これから函館空港へのフライトです。
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他人を思いやる人こそ幸せになる…北斗市~函館~東京~川崎~名古屋

2011-03-29 18:11:12 | ファース本部
他人の悪口を声高に唱える事は、そのまま自分に返ってくると言います。
「自分がまいた種」とか「自業自得」の言葉にあります。
不平不満と他人の悪口は、まさに天に向かって唾する行為といえそうです。

あるコラムに日銀マンから総理大臣になった高橋是清翁は「自分のサラリーと他人のサラリーを比較するな」「自分より幸せな人がいると知ると不平不満が起こる」「不平を言う人は人生を不愉快にし、信用を失い、不幸に陥れる原因である」と説いています。

ある協力業者は私に対し、他の工務店経営者の事を、散々な悪口で言う人がいました。
彼は普段も私達のライバル工務店の悪口をいつも云うそうです。
つまりは、当方の事もライバル工務店に色々と言い触らしている事になります。

人や企業は其々の持ち味があり100%完璧な事などありません。
例え100%が完璧ならば、その事が悪口の対象となるのでしょう。

人や企業の良い点を見出して称賛してあげるようにしたら……きっと自分や自分の会社をも称賛して貰えるのでは…そしてその人の信用力を大きくする事になるのでしょう。
周辺にいる幸せな方は、みなさんが不平不満や悪口の云わない人ばかりです。

大災害の救援活動を、コメンテーターと言う人々は、様々な発言をしています。
安全な場所にいて批評するのは誰でも出来ますが、その人が当事者だったらどうか…
原発対応、政府対応、救援活動など…誉めれば御用識者、貶せば無責任識者と言われます。
同じマスコミでも、事実だけを粛々と話す識者の存在感が目立ちます。

今日は東京事務所に移動し、川崎市で業務を行い、夜には名古屋にやってきました。
今日も多くの方との出会いがあり幸せそうな人は、常に被災者や他人を思い合っています。
写真は移動中の新幹線から撮りました。この暖かさが被災者の励みになれば…
今日は新幹線の中でブログ更新を行います。
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天災と向き合う姿勢…函館~北斗市

2011-03-28 19:18:00 | ファース本部
#震災情報 昨年夏季の記録的な猛暑も、一種の天災だったような気がします。
そして日本列島は、猛暑の夏から今年にかけて猛烈な寒波に見舞われました。
寒波は豪雪をもたらし大雪の影響で多くの死傷者を出しましたがこれも天災です。

寒さも和らぎ、穏やかな春を迎えそうな時期に、誰もが経験した事のない未曾有の東北関東大震災です。
大地震と大津波、それに伴う原発事故。この震災の最終的な犠牲者は数万人にも及ぶ事が予想されます。
このような様々な困難を背負った我日本です。

先ずは、震災被災で事故を起こした原発の早期終息を誰もが願っています。
この原発事故が収束して避難回避が解かれても、帰る家すら大津波でなくした被災者が、大勢います。
しかし日本人の忍耐力は、命さえあれば立ち上がる潜在力を持っています。

日本人は、戦争で国土の大半を焼け野原となり数百万人と言う家族や仲間を亡くした時点から復興した実績があります。今回は東北から関東にかけての太平洋沿いが被災地です。
この地域以外には被害が及んでいないのですから私達のように被災しなかった者は、懸命な経済活動を行い、被災地復興の支援体制を確立する必要があります。

写真は、ファース本部本社向いの落合園芸代表の落合 修さんですが、大雪で押し潰された百合の花の栽培ハウスの修復作業を行っている様子です。
今朝もマイナス3℃、まだまだ寒さが続く北海道ですが、天災に負けない強かさで復旧作業を行っています。

今日は家庭裁判所で調停業務でしたが調停員控室では、被災者を思えば飲酒をする事も心苦しいなどの声がありました。しかし、何もかも縮んでいたら国力が加速度的に低下して、被災者支援が出来なくなります。
大雪で潰されたハウスを黙々と修理する人がいます。
今回の震災で平和な時間の過ごし方が実に貴重である事をしみじみと感じるので。
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命があれば希望を見出せる…北斗市

2011-03-26 16:28:23 | ファース本部
ある勉強会で貴方が抱いている夢、もしくは希望を記述せよとのセッションがありました。
いつも漠然と思ったり考えたりしてはいるものの、いざ筆記するとなると直ぐにスラスラっとは書けないのではないでしょうか。

夢がなければ生きられない…希望がなければ生きられない…
この格言を度々耳に致します。然るに自分が描いている「夢」や「希望」って何なのだろうか・・・
私は以前、このコラムで自分自身の現在地を知らずして夢や希望を語れない、と言う意味の事を書きました。
参加した「自分史作成教室」と言う勉強会でのテーマです。

現在地、つまり本当の自分自身を自らが知らないでは、その行き先である夢や希望を描く事など出来ないと云う事です。
今現在、空虚のままの自分が抱いた夢や希望は、単に空想でしか在り得ないように思います。
今の自分が空っぽなら、中身を詰め込んだ自分を創り上げる事が先決のように思います。
人のため、社会のために自分で何が出来るのでしょうか。その本物の自分に気付く事…

本物の自分って何者なのか、などと考えた事はあるのでしょうか。
他人から見た自分はどのように見られているのかを考えた事はあるのでしょうか。
自分はどれだけの人から存在感を得られているのかを考えた事はあるのでしょうか。

今現在、震災被災地では、住む家も、最愛の家族も、想い出の品々も失った被災者が存在しているのです。
そのような被災者の1人は、命が助かった事で、失った家族の分の幸せを取り返し、家や家財はまた創り上げ、想い出は胸の中に仕舞い込んであると。

このように瓦礫の中からも本物の自分を見つけ、夢、希望に向かって歩みだす人がいます。
何の被災を受けた訳でもないのに不平不満を言う人は、自分自身を知らないのでしょう。
今日も夕日(写真は昨日の夕陽)がいつものように暮れて行きます。
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過剰反応で過剰在庫をせぬように…北斗市

2011-03-25 18:05:08 | ファース本部
#震災情報 被災地に点在の大手資材メーカーの工場や倉庫が被災で出荷停止しています。
大手サッシメーカーも大きな被害を受けています。
また道路の寸断や燃料不足で他のエリアからの物流も滞り、「計画停電」が追い打ちをかけているようです。

被災地が主な生産地のエコキュートなどの部品は、相当の供給遅延がありそうです。
このような先行き不安で過剰在庫が始まっておりこれでは必然的に品不足を招きます。
一方、本日開通した東北自動車道、国道4号線と並行する沿岸国道6号、国道45号線も急ピッチで復旧しつつあります。物流停滞の改善が予想より早くなるとの見通しもあります。

参議院予算委員会で財務大臣の答弁は、『大災害に接し政府はかなりの「特例」を出す』と答弁しており、中小零細向けの支援対策が予算化される見通しもあります。
品不足が深刻な合板の流通については、林野庁で「生産能力は十分あり、絶対量に不足のない事を確認した」としており、不当な買い占めや値上げを厳しく糾弾するそうです。

幾多の情報を分析すると被災地外での工場が近々増産体制に入りそうです。
被災地でも被害軽微の工場操業は、近日中に再開される見通しがあります。
また断熱材以外の資材供給は、短期間内に回復モードに入るとの見方が多くあります。

このような不透明な時期に最も危惧されるのは不安感を煽る情報での「過剰在庫」です。
私達は、本当に必要な資材だけを発注する事にしましょう。
不安感だけが先走る事で在庫を行うと過剰在庫に陥り、財務的なリスクが伴います。

とにかくモノが無くなると言う不安に駆られ、モノ集めをしない事が賢明のようです。
今日は明日配信のファース・ニュースで品不足の現況記事を書いています。
写真は先ほど撮った上磯中学校の駐車場ですが、5mの雪の山がずいぶん小さくなりました。
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オール電化住宅へのバッシングが…北斗市

2011-03-24 18:13:30 | ファース本部
#震災情報  1000年に1回程度の大災害を想定出来なかった事に誰がどのような責任があるのでしょうか。
今の我日本は、戦後最大の国難に晒されているようです。
大切な家族や家、財産の全てを大津波に呑まれ挙句の果てには、原発災害で退避、避難が続く人がいます。

このストレスの捌け口を見つけ出したい心情は理解できます。
今現在、企業として最大のバッシングを受けているのは東京電力なのでしょう。
東電の方々の不眠不休は、福島原発終息作業だけではなく迷惑をかけた一般住民や企業への謝罪業務にも奔走しています。

ネットニュースに東京電力は、「オール電化普及推進事業が裏目」と言う記事があります。
東京電力に限らず北海道電力から沖縄電力まで全国10社の電力会社は、オール電化推進事業を行ってきました。
電力会社は、昼間や夕方の一時期に集中する需要に供給量を満たすための発電設備を整えております。
つまり、一時期以外は膨大な設備が余剰するのです。

電力会社も民間企業であり、様々な社有資源を活用して経営を行います。
余剰している発電設備の有効活用は、極めて当然な処置なのです。
電力会社のオール電化推進事業は、電化機器メーカーとも協力し合いながら、電力需要の平準化を行うための機器開発もおこない、様々な実績を上げてきました。省エネ給湯機「エコキュート」などはその典型です。

また私達とは、電気需要の平準化性能を持った家づくりの発掘事業も行って参りました。
数年前から「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」いわゆる「オール電化住宅賞」なる表彰制度も開設されております。

単に電気製品でまとめた家ではなく、省エネ・エコ性能を競う家づくりが表彰されます。
写真は昨年度に3年連続受賞した「ファースの家」のぼり旗です。
しかし今回の原発災害では、その全てが白紙になりそうな気配を感じます。

被災者支援のためにも、被災しなかった人々の生活活動は、更に活性化しなければなりません。
誰かに責任を押し付けるのではなく、自分達が出来得る事を誰もが目敏く訴求する事が賢明のようです。
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「さくらちゃん」が幸福に育つ家を…七飯町~北斗市

2011-03-23 18:04:46 | ファース本部
#震災情報
日本人の誰もが注目している福島第一原子力発電所に今日は3号機と4号機に外部電源が引かれて中央制御室まで通じ、この電源の引き込みで原子炉や使用済み核燃料一時貯蔵プールに真水を送り込む水系ポンプのする事で事態は収拾が図れそうです。

福島原発近郊の農作物や魚介類の一部が用心のために出荷制限処置を取られました。
この原発が収束する事で深刻な状況が打開されそうな気も致します。
この震災で受けた土地、建物、物のダメージと被災者の心理的なダメージは甚大です。
しかし、大切な人を失って涙する人はいても、将来を絶望して泣く人は少ないのです。

被災地でも復興への一歩を乗り出しました。
仮設住宅、仮設店舗、インフラ整備など様々な活動はスタートし始めています。
私達は時間を巻き戻す事など出来ません。
出来る事から一歩一歩と前進して行く事になります。

今日は空っ風と時々横殴りの雪が吹き付ける底冷えする一日でした。
この寒さの中でファースの家新築工事の地鎮祭を行いました。
建主さんは、将来を担う若いご夫婦で、誕生間もない愛娘「さくらちゃん」が健やかに育つ家を着工しました。
(写真は建主さんご一家とママに抱かれたさくらちゃんです)

震災の影響で、建築物資の現場搬入がことごとく遅延しております。
しかし、気持ちが沈んでばかりでは、経済活動も沈んでしまいます。
農家は農産物を、漁業や海産物を、二次産業、三次産業も平定状態を保持して行く必要があります。

私達は、住む人のために良い家づくりを行って社会貢献するのが使命です。
給湯や冷房、暖房に使用するエネルギーを極端に削減できる超省エネのファースの家を!
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粛々と順番を待てる日本人…北斗市

2011-03-22 18:12:01 | ファース本部
#震災情報 福島原発の鎮静化に携わる東電社員と協力業者、自衛隊と消防隊、警察関係などの人々は、不眠不休で命懸けの作業を継続しています。
また被災者避難所では、食糧や衣類の配給を待つ人々が整然と並んで順番を待っています。

ガソリンスタンドに4時間待って20リッター。それでも粛々と順番を待てるのが日本人。
この我日本人の行動姿勢は、世界各国で高い評価を受けております。
先の大戦では、広島、長崎の殆どが廃墟と化しました。田植え中に戦闘機の爆撃を受けたくらいで、大都市はまさに焼け野原となり、国土の90%が焦土と化しました。

日本が奇跡の復興を遂げたと言われるのは、復興を為す資源が焦土となっても日本人の向上心が途切れる事が無かったからでしょう。
今回の史上最悪の被災ではありましたが国土の95%は無傷なのです。
被災者の粛々と順番を待てる道徳心、それを誇りに感じる同胞が存在します。

被災を受けなかった人々は、あまり卑屈になる事もありません。電気を大量に使用するイベントの自粛は当然ですが、出来るだけ普段の生活スタイルは変更すべきでありません。
生活環境が委縮すると産業構造そのものが萎えってしまいます。

節電を徹底しながらも普段の生活を粛々と行うべきでしょう。それが間接的ですが被災者への支援にも繋がるように思われます。
私達の住宅業界は、衣食住の一環を担っています。被災地に関係のない施工現場には資材搬入の遅延する影響が生じています。
しかし建主さんは、この事態を理解し、僅かの待機を許してくれることでしょう。

この国難を皆が分かち合う事で必ず光明が見えて来そうです。
写真は先週、四国からの空路で撮った富士山ですが、日本人の奮闘を見守っているように感じます。
今日はファース関係者の安否確認に徹しました。
また多くの賛同者によって災害支援金が贈られており、下記のオフィシャルサイトで名簿公開しました。
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家族の愛が絆となって…北斗市

2011-03-21 18:33:41 | ファース本部
#震災情報
子供の手と引いて津波の中を懸命に逃げ一瞬、手を離したすきに子供だけが波に飲まれた被災者の家族がいます。
職場から帰宅したら家と一緒に家族もろとも消え去ってしまった家族がいます。
一方、10日間も80歳のお婆ちゃんを助けたいと死力を尽くしていた少年が祖母と一緒に救出されました。

家を失い、家族を失い、自分だけが生き残った事を悔む遺族の心中は、私達のように直接被害を受けなかったモノの想像の域をはるか超えそうです。
生きる力、頑張れる力を得るために家族の存在は何よりも大きいのでしょう。

今日の午後4時頃、福島原発3号機でまた水蒸気が立ち上っている事が報告され、膠着状態が続いています。
しかし原発全体的では収拾状態に近づきつつあると云う事です。
一日も早く原発問題が解決し、避難先から家族と一緒に帰宅出来る事を念じたいものです。

家族って有り難い…
先日、お邪魔した倉敷市のファース工務店、林建設の社長がしみじみと話しておりました。
写真は林建設、社長の林 正志さんと孫の林 南実(みなみ)ちゃん、真ん中が同じく孫の林けいいち君です。
正志さんは強面に見えますが輝く瞳に誰よりも優しさが宿っているのがとてもよく判ります。

孫や家族だけでなく、建主さん、協力業者さんにも常に優しい気配りが出来る人なのです。
先日の訪問でも被災者で家族を失った方々へ自分達は何が出来るのかを懸命に模索していました。
林さんご家族だけでなく被災しなかった私達は、こうして家族と無事でいる事に感謝し、被災者へのお役立ちを一緒に考えて行きましょう。

今日は春分の日の祭日ですが、被災地への支援活動で過ごされた方々が多いようです。
日本人ってとても素晴らしい、世界に誇れる民族なのですね…
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皆が必死の救済活動を行っている…松山空港~羽田空港~函館空港~北斗市

2011-03-19 16:51:53 | ファース本部
#震災情報3・11大震災でかろうじて外に逃れたところに、大津波襲来の避難命令で高台に避難。
その後、間髪を入れずの大津波は、見ている前で家も家財も想い出も全てが流されて行く。
行政が手配してくれた学校の体育館で何とか一晩を過ごす。

その後、小さな公民館に避難場所が移される。そして3日目、今度は原発避難命令が発令。
行政の手配したバスで県外の避難所に移る事になる。そして3日間、帰る家も無く、帰る職場も流されて、当然、地元に帰る目途も立っていません。このように避難した当事者がいます。避難所を設定した行政の方々がいます。
避難する人々を受け入れる自治体の存在があります。誰も必死に活動を行っています。

一方、最大の関心事である福島第一原発の今日は、電源復旧作業が進められ、今日中にも一部の原発に冷却装置稼働の電源が送電できる見通しとなったようです。
冷却水を供給するポンプが動くと現在の危機的な状況から回避されそうな気配です。
この作業は東電や消防、自衛隊、警視庁などの方々が不眠不休、夜通しで続けられました。
40年前の原発建設時の送電線で仮設ケーブルを引き込み、まさに命懸けです。

作業員は、被曝を避けるため500mのケーブル3つ、計1.5km分を、山の裾を迂回して構内の道路沿いに引き込んだそうです。これとは別に東京電力の自前の送電線から仮設ケーブルを引き込んで明日までに、全ての原発に送電作業が終了させる見通しだと言います。先程午後4時半過ぎの官房長官記者会見でも収拾の方向性を示唆しています。

一方、被災地と程遠い地域では、物資が供給されないため、私達の工務店経営が苦境にあえいでいます。
資材が入らないため家が出来上がりません。建主さんは新居に移れず、工務店はお金が貰えず、資金繰りに行き詰まります。一体だれが責任をとるのか…

東電の安全対策が悪い、政治行政が後手、後手だ…などと誰かに責任を押し付けたいのが心情なのでしょうか。
官房長官や東電幹部の会見では、誰の責任かを問うマスコミの体質にこそ責任があるとも思われます。
牛乳やホウレンソウの放射能汚染が一部で基準超えの報道ですが、原発が収まる事が先決です。
今こそ国民が冷静になって平定を確保する時でしょう。


今日は羽田空港(写真は節電中のロビー)でブログ更新の原稿を書きました。
先ほ北斗市の本社に帰社しました。田んぼの雪が溶けて1黒土部分が多くなりました。
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停電に対する備え…宇和島市~松山市

2011-03-18 19:08:41 | ファース本部
#震災関連
今回の震災と津波で電力施設が壊滅的な被害を被っております。予期せぬ停電は、乗り物や施設に居る人命に関わる災害に繋がるため東京電力は「計画停電」を実施しております。計画停電は実施しないに越した事はありません。

停電に備えて次に色々な事項を記載しました。
マンションなど揚水ポンプで屋上タンクに貯水するタイプは、計画的に水を使用する。
電化製品のコンセントを抜いておく。パソコンのデータはバックアップしておく。

電気温水器は、水圧でお湯が出ますが、深夜電力が停電すると温水量が少なくなります。
蓄熱暖房機は、深夜電力で熱を貯めていますが、深夜停電で熱不足になる場合があります。
エアコン暖房は、停電で暖房も停止します。ファースの家は、これらの事象が発生しても、家全体の蓄熱量(熱容量)が大きいため、寒いなどの苦情に至っておりません。

冷蔵庫は数時間程度しか保冷効果が持続しません。停電する場合は冷凍庫で保冷材や水を袋で凍らせて冷蔵庫に移動します。つまり冷凍庫と冷蔵庫を使い分ける事も必要です。
携帯電話などは十分に充電し、ラジオなど電池で稼働する情報端末を用意しましょう。  電池の品切れ状態が続いており懐中電灯は、最も重要な場面だけで使用します。

また多くの電化機器は、停電から通電された時に再設定をする必要があります。
取扱説明書を読んで正しい使用法を行ってください。尚、ファースの家関連の機器における停電後の通電時の注意事項は、明日、土曜日配信のファース・ニュースに載っています。

写真は数年ぶりに訪れた宇和島市の浜口工務店さんで社長の浜口 宏さんと撮りました。
浜口さんは、3年前、奥さまの心臓手術の際、脳血管を破損させ、その後の意識が回復しないまま現在に至っています。
工務店経営に奔走しつつ夜には奥さまのマッサージ介護がライフスタイルになっています。

浜口さんは今回の大津波にさらわれた人よりましだと、気丈に語ってくれました。
今日の瀬戸内は、東北地域の喧騒と異なり、穏やかな一日でした。blogram投票ボタン
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原子力発電と国民生活…岡山~倉敷~新居浜~松山

2011-03-17 20:22:30 | ファース本部
#震災関連
福島原発事故は、国内だけでなく全世界に大きな衝撃を与えています。
外国人の一部は、東北や東京付近にいると放射能で汚染されるとして帰国する人がいます。日本列島全体が放射能で汚染されているような印象を与えているようです。

ともかく今回の原子力発電所は、40年前の設計で30年前に出来上がった施設です。
それが想像を絶する大津波に遭遇し、この事態に発生しました。一番に気掛かりなのは、この事故で国民の原発アレルギーが強くなり、原発全面否定の世論になる事です。

リスクの伴わない発電設備などは存在致しません。水力は自然を破壊し、火力は地球を壊し、太陽光や風力も造る過程と廃棄する過程で自然を壊します。
とりわけ原子力は今回のような事故を起こす潜在的な危険をはらんでいるのです。

全ての発電設備にリスクが伴う事を前提に電力供給のバランスを考慮する事が必要です。
「原発は最も危険」との前提からいっそうの安全確立の対策を講ずるべきで、危険だからこそ周辺住民へは万全の対策を担保しておく必要があります。

ともあれ、今や原発が使えないと日本経済がマヒ状態になる事が顕在化したのです。
そしてまた原発以外の発電設備も多大なリスクを抱えているのです。今回の原発事故から学んだ事は絶対に今後に生かされる事でしょう。最新の安全技術がしっかりしていれば、原発こそ合理的な発電法と評価されるよう、全ての原発総点検を行うべきでしょう。

その上で失った原発の信頼性を回復するしかありません。
私達は感情的にならず原子力発電の在り方を冷静に検証すべきであり、この事故から得た教訓は、安心安全を唱えられる原子力発電の一里塚ともなりそうです。

今日は被災地域の方々に何とも過酷な寒波でした。写真は倉敷から新居浜へ行く瀬戸内海ですが、これを撮った後に激しい雪に見舞われました。しかし、訪問した倉敷の林建設さんも、三条市の石川工務店さんも、被災者の分も頑張ると言い切っておりました。
「天よ、被災者に温かさを!」と願うばかり…明日は宇和島まで足をのばします。【ファース・グループ被災者支援募金にご協力ください。


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投機マネーは大罪に値する…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内~岡山空港~岡山市

2011-03-16 20:44:55 | ファース本部
#震災関連
震災で道路や鉄道が寸断され輸送手段に不具合が生じました。事実、一部のガソリンスタンドに石油が供給できず品切れ状態となりました。
ところが、この情報がマスコミで報道されるとガソリンが無くなるとの不安がよぎり一斉にタンクを持って買い回ります。

石油は普段と全く変わらない量が備蓄されております。
一部の品切れがノー天気なマスコミ報道で全く関係のない地域の住民もパニック状態にさせました。震災で傷んだ道路は、しだいに復旧します。しかし、豊富に備蓄されていた石油の供給不足が続いています。

このような時に、石油を大量に買い占める輩も出る始末です。法律に則っていれば何をしても良いと言う資本主義の悪しき状況は、大罪に匹敵すると思えます。
先物市場や投機マネーなども、いたずらに一般住民の生活を混乱させる場合があります。

一部の金儲け主義「金の我利我利亡者」で大災害を受けた被災地の人々は、いま食べる食べ物にもない状況にあります。投機マネーは犯罪と等しい行為だと断ずるべきでしょう。

今日は東京都内で仕事をしてきましたが浜松町の食料品売り場のパン棚が空っぽです。
数人の人が棚に乗ったパンの全てを買い占めて大きな袋に詰め込んでおりました。
店の人に聞いたら被災地へ持ち込むのではなく関西方面の飛行機に乗る人だそうです。

大阪の一部の地域では、パンが売れ切れていて東京から戻る人に買い出し要請があったようです。
搬送が遅れて一部の店が品切れになり、その情報が全国に波及する事になるのでしょう。
とにかく着の身着のままでいる被災地の方々へ支援の気持ちがあるとするならば、被災地でない人々の無用な買い集めは、ことごとく慎むべき事だと痛感いたしました。

今日は北斗市で車に燃料を補給しましたが通常と全く同じです。
夜に到着した岡山市のコンビニには商品が溢れています。写真は羽田空港の様子ですが、極めて淡々としています。
福島原発が最大の関心事ですが専門技術者が懸命に対応しています。
彼らの無事を祈りながらも心の中で応援を致しましょう。【ファース・グループ被災者支援募金にご協力ください。

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人の営みは続くのです…北斗市 #震災関連

2011-03-15 18:02:09 | ファース本部
#震災関連
福島原子力発電所は、想定をはるかに超える大津波の被害を受け、電力関連の人々が懸命にその非常事態から退避するための事故対応作業に取り組んでいます。
政府や東京電力からは、大停電を起こさないための対策で「計画停電」を行っています。

私達の住んでいる北海道電力も東電への支援電力を供給しております。
東京電力と同じ50ヘルツの電気は東北電力と北海道電力だけです。
他の電力会社は60ヘルツなので周波数変換が必要となり、その際のコストや変換ロスが生じます。
ともかく私達が出来る事は、徹底的に節電を促して協力する事が必要なのです。

時間を経ると同時に被災者の惨状が明らかになって行きました。
多くの被災者にお見舞いを申し上げるとともに、亡くなった方々に謹んで哀悼の意を表します。
この震災の被災者は数百万人に及ぶと云われます。
しかし、日本の人口1億2000万人、被災しなかった人々は、被災者を気遣いながらも平素の生活を保持しなければなりません。

今日は上磯中学校の卒業式(写真)がありました。
卒業生も教師も来賓も被災した人々の事を案じながらも、社会に巣立って行く生徒達を見送っておりました。
私はこの上磯中学校のPTA会長を2年間務め、その時の校長であった田中則夫先生は、その後、教育長を歴任してから3年前に娘さんが住む岩手県陸前高田市に移り住みました。

報道写真では、田中先生の住まいが跡片も無く消え去り、安否が心配されておりました。
今日の午後になってようやく携帯電話で連絡が付きました。
田中則夫さん、田中恵美子さんご夫妻は、大津波襲来の2分前に脱出に成功しておりました。
着の身着のままですが現在は、花巻市の知り合い宅に身を寄せており電話で元気な声を聴く事が出来ました。
近くにお住まいの娘さんご家族も無事だったと云う事で安堵しています。

被災して難儀をしている人がいます。亡くなった人、そしてその家族がいます。
しかし私達は、被災者のためにも平素の生活を取り戻す必要があります。

人の営みは続きます。【ファース・グループ被災者支援募金にご協力ください。
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