豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

空気サラサラ・ファースの家…北斗市

2017-05-31 18:27:02 | ファース本部

ファースの家の床下には、大量のシリカゲル(ファース専用処方のファースシリカ・写真)を敷き込んでおります。
このファースシリカは家の中で発生した水分(約200リッター)を吸着して抱え込めるキャパシティーを持たせています。

このファースシリカが吸い込む水蒸気は、酸素などと同等大の気体になっています。
酸素、窒素など以外の汚染物質は酸素より少し粒子が大きく、シリカゲルの水酸基と云われるトゲトゲに化学吸着し、空気を洗浄させる効果もあります。

水は固体ですが水蒸気は気体です。
水蒸気の大きさは酸素や炭素を同じ程度だと言われています。
通気層に用いる透湿シートは、個体の雨水を通さず、気体となった水蒸気を通します。
この理屈に合った構成で透湿シートが作られています。

ファースシリカで空気を調湿、洗浄する事で空気がサラサラ状態となります。
血液サラサラは健康人体の象徴ですが、ジメジメする家の中の空気もサラサラに致します。
ちなみにこの「空気サラサラ」と言うキャッチコピーは、ファースの家に住んでいるお施主さんが実感として言われた言葉を商標登録に致しました。
このファースシリカも、特許庁への商標登録をしております。

今日は5月31日、明日から6月まさに梅雨時期から湿気の多い夏場に入ります。
ファースシリカで調湿したファースの家は、玄関を入った瞬間にその違いを体感できます。
機械的な調湿ではなく、シリカゲルは自然素材なのです。

お近くのFAS加盟工務店で建築したファースの家でご体感ください。
お肌がスベスベで快適。それで省エネなので奥様の笑顔が輝きます。

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ブログと本を書くことの違い…函館市~北斗市

2017-05-30 17:43:13 | ファース本部

このブログは日記のような感じで毎日書き続けています。
毎朝スマホを用いての150文字携帯ブログは、書き始めて10年半になります。
この朝ブログは所要時間6分、この社長コラムは800文字で所要時間18分です。

誰かに見て貰うことを目的に書いている訳ではありません。
私の日課になっており、ルーティーンの一環で遣らなければ次に進まない気がするのです。
このブログは、メールで送りつける訳でもなく、見たくなければスルーするだけの事。
内容の薄いメールマガジンは、配信者に送信禁止を伝えるのも気が引けるものです。

私は、過去に主婦の友社と日本工業出版社から2冊を出版、全国の書店で販売されました。
最近は、研究開発の過程で多くのバージョンアップがなされ、新しい時代に向けた著書を求める声があり、三冊目の本を書く機運となっています。

自分はこのブログの他に質問回答、相談対応など毎日2000文字以上の文章を書いています。
これを10年間400字詰め原稿用紙で18,000ページ、本にすると150冊にもなります。
ところがブログと異なり著書の場合は、ブログ延長で書いても訴求力にはなりません。

読者が感銘、共感し、何らかの情報を与えなければ著書として成立しないのです。
本屋さんに行くと住宅関連の著書が多く出版されており私は、その様々な本を読みます。
また小説も大好きで一回の出張で文庫本を確実に一冊は読破します。
自分には、既に書き下ろしの原稿もあるのですが、自分自身でダメ出しをしています。

住宅のハード研究は、毎日の時間が無機質に過ぎ去って行くものです。
そこに人がどのように関わり、読む人の人生に何らかの彩りを与える本を書きたいのです。
写真は自分の著書と連載コラムの図書です。
良い本は、書き出しの動機づけが必要のようであるような気もいたします。

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パッシブハウスとアクティブハウス…函館市~北斗市

2017-05-29 17:49:15 | ファース本部

パッシブとは「受動的・消極的」を意味し、こちらから働きかけない様を云うようです。
パッシブの反対がアクティブとなり、積極的に働きかける様となります。
昨今はパッシブデザインハウスとの表現を用いる家づくりも提案されています。

いわゆる自然志向で自然通気や太陽熱、日射熱を用いた家づくりの事をいいます。
がんじがらめの高気密・高断熱のアクティブよりは、自然と共生を謳いこんだパッシブデザインハウスの方がはるかに説得力はあります。
家づくりでは、この自然のエネルギー活用の志向を志す気概こそ必要なことなのでしょう。

しかし我日本列島は、自然環境だけで四季を快適に暮らせる地域だけではありません。
自然通気で快適に過ごすには、北側に木立の繁った裏庭があり、南側に照り返す防止の芝生などを敷き詰められていることが必要です。それも僅かな期間だけです。

万人がどのような立地条件の中でも四季を通じて快適で健康に、しかも安価な光熱費で暮らせる家づくりには、相応の温熱性能を確保する必要があります。
自然志向に拘り、ノンエアコンを貫いて熱中症の重症になった人も少なくありません。
また寒さを我慢し、脳疾患で寝たきり状態になる人の確率も高くなります。

私達のファースの家は、茅葺屋根の思想が根源となっております。
私達のファースの家は、パッシブハウスの志向を尊重しつつ、どのような地域やライフスタイルを問わず、調湿や輻射冷暖房などを出来るように研究開発を行っています。

茅葺屋根は、梅雨時などの大量の雨水を屋根に蓄え、暑くなると蒸発させ、蒸発気化熱で家屋内の熱気を放散させて涼しくします。まさに自然志向そのものなのです。
ファースの家は、現在日本列島の各地で建築されています。

今日は、開発元の弊社ファース本部のハウジング事業部(フクチホーム)施工、2棟のファースの家お引き渡し式(お施主様への贈呈花束)を行って参りました。

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誰にもスランプがある…十勝川温泉~帯広市~新千歳空港~函館空港~北斗市

2017-05-27 17:20:36 | ファース本部

私達、地域工務店の経営は、順調な時ばかりではありません。
時代背景が私達の工務店経営には大きく立ちはだかる時があります。
工務店経営者は、その時代環境に沿う形で具現化しなければならないのでしょう。

とはいっても私達は、自分の仕事や体調が思うようにならない時は誰にもあります。
バイオリズムでスランプは、誰もが必ず遭遇するものなのです。
一流のスポーツ選手も体調やメンタル面などの作用でスランプに怠る場合も。

私達のような地域工務店の経営は、その経営者のパーソナリティーが最大の経営資源です。
人間的な不信感などは、技術不足の情報より、圧倒的に速いスピードで伝播するものです。
工務店経営のスランプは、人間不信を要因とする場合が多いとも云われます。

スランプを克服するには、良好な人間関係を積極的に再構築する事が良薬となりそうです。
現在存在する工務店は、過去に様々な困難、苦難、そして喜びや悲哀も経験しました。
そのような多くの葛藤を乗り越えてきたからこそ今があるのでしょう。

今工務店がここに存在するのは、もちろん自らの努力の基盤があり、その基盤は実に多くの人々によって支えられてきたことも認識しなければなりません。
家族やスタッフ、協力業者などの人間関係を盤石にしておくと事で、誰にでもやって来るスランプは早く脱出できるようです。

さて、一昨日に帯広入りし、幕別のホコダテホームの新型モデルハウスを見学しました。
タカプランナーズさんの企画ですが、北海技建工業の鉾館社長のユーザー様の幸せを一途に思う願いが込められていました。
昨日は十勝川温泉ホテル(写真)で60名参加のFAS検査員更新講習を行いました。
見て知って、遣ってみて、人に称賛されるとスランプは回避できるかも知れません。

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学びと勉強の違いとは…帯広市~幕別町~十勝川温泉

2017-05-26 17:54:25 | ファース本部

学びとは、自分を知り尽くす事だと私は思っています。
学んで知る事で、自分の見えなかったものが見えてきます。
学んで知る事で、自分に情報の裏側を透かし見る眼力が出てきます。
学んで知る事で、自分から人様に情報を与える事ができます。
学んで知る事で、自分のパーソナリティーを拡充できます。
学んで知る事で、自分で多くの利益を上げる事ができます。

学ぼうとしない人は、自分だけの観念を持ってしまいます。
学ぼうとしない人は、自分から得る利益を最初から放棄しています。
学ぼうとしない人は、自分から生きた情報を得るチャンスを放棄しています。
学ぼうとしない人は、自分の包容力や寛容性が希薄になってします。
学ぼうとしない人は、自分が人格者と言われる確率が低くなります。

賢い人は、過ぎ行く時間を有効に活用しています。
賢い人は、生きた時間の使い方を致します。
賢い人は、学ぶ姿勢が素晴らしいのです。

今日は、FAS検査員の更新講習を行い、50名の方々に勉強し、学んで頂きました。
勉強とは知識を得る事ですが、学びとはその事で自分を知り、研鑽する事なのでしょう。
今日は、北海道内各地から多くの仲間達が参集しての講習会(写真)を終えました。

このように真剣に勉強して学ぶ姿は、とても美しく見えるのです。
これから仲間達との懇親会に参加します。

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内断熱、外断熱とは・・・北斗市~函館空港~新千歳空港~帯広市

2017-05-25 19:31:15 | ファース本部

木造住宅において断熱材を構造部材の取り付け位置を内側(柱間)にするのを内断熱(内張り断熱)、外側に取り付けることを外断熱(外張り断熱)と云います。
住宅業界では、どちらが良いかを問う論争になる場合があります。

従来のグラスウール断熱など繊維系の断熱材は「内断熱」の典型と言えるでしょう。
柱、間柱の外側に樹脂などの硬い断熱材を施した断熱法が「外断熱」です。
それぞれが長所、短所があり、断熱材の種類や家の使用法で異なってまいります。

内断熱は、熱容量(蓄熱量)が少なく構造体に熱を溜め難いので、冷房や暖房の電源を頻繁に入り切りするような家に向いており、言わば一般的な住宅の断熱法です。
外断熱は、断熱材の内側に位置する構造体が大量の冷気や暖気の熱を溜め込むため、冷暖房熱、構造体に吸収されるため、電源入り切りをしないような使用法に向いています。

この外断熱は、断点がなく、優れた施工精度とそれに見合った使用方法を行えば、かなりの省エネとクオリティーの高い冷暖房の居住空間をつくる事が出来ます。
そのためには夏場の日射熱遮蔽や冬場の日射熱活用などの技法を備える必要があります。家族が少なく出入りの多いライフスタイルでの家は内断熱方法が向いていると言えます。

その良し悪しだけを単純に比較論争すると水掛け論となります。
ファースの家は、半内、半外断熱でインナー通気層に家全体の空気を循環させ、クオリティーの高い輻射冷暖房を行っています。写真は外張りを終えたファースの家ですが、この内側から硬質の樹脂断熱材を薄吹きしながら何枚も重ねて断熱気密層を構築します。

いずれにしても出来た家は、快適で省エネに使用するための「住まい方」を適格にお施主様に知らせておく事が必要です。ファースの家は「住まい方マニュアル」をお渡ししています。
さて、明日は幕別町でファース最新モデルハウスを視察し、午後から3年ごとに行う事になっているFAS検査員資格の更新講習会を開催します。

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北海道の家と本州の家…函館市~北斗市

2017-05-24 16:18:47 | ファース本部

日本の断熱仕様は、南下するほど断熱材の厚さを薄くするようになっています。
真冬に氷点下の続く北海道と同じでは、過剰スペックになるとの配慮なのでしょう。
真冬の本州の外気温は、氷点下にならずとも一桁台で推移してとても寒いのが実情です。

本州の夏場は、南下するほど太陽高度が高くなり、屋根を真上に近いところから熱します。
屋根材は90℃、小屋裏の気温は70℃を近くまで上昇します。
その膨大な熱量は、基準で薄い断熱材を通し、輻射熱となって室内を熱し、冷房エアコンのエネルギー消費効率の悪い状況で稼動させるため、エネルギー消費を倍増するのです。

夏場の冷房負荷を考慮しますと天井裏の断熱材は、むしろ北海道並みに厚くすべきです。
国の基準は目安を示しておりますが、断熱材を厚くして不都合な事など全くありません。
北海道並みの断熱仕様でZEHを考えると温暖地の方が圧倒的に有利となります。

天井面積は壁面積よりはるかに小さく、断熱材を厚くする費用は大きな負担になりません。
温暖地の7ヶ月に及ぶ冷房期間は、大幅な冷房省エネでCO2削減にも寄与いたします。
更には、クオリティーの高い冷房空間をつくる事が出来るのです。

高気密・高断熱住宅の先進地域と北海道の家づくり技術は、そのままで高温多湿の温暖地に建築することで様々な事象に遭遇します。
北海道は高温多湿になることはありませんが、温暖地に高気密・高断熱住宅を建てるには、湿度管理の技術を加える事が重要です。

私達のファースの家は、高温多湿、低温乾燥の双方の地域にフィットする調湿機能を持たすために様々な工夫を凝らしております。
写真は、真冬に連日氷点下20℃を下回る北海道湧別町のFAS加盟工務店、柴田建設工業さまの作品です。
「空気サラサラ」で各地区のファースの家を検索して研究してみてください。

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ファースの家オフシャルサイトとポータルサイト…北斗市

2017-05-23 17:53:59 | ファース本部

「スマートフォンを扱いながらの徒歩は危険なのでお止め下さい」
昔はこのようなアナウンスなどありませんでした。
昨日は東京におりましたが、電車やモノレールに乗ると半数以上の乗客がスマートフォンを扱っていました。自分もそのうちの一人なのですが…

今や情報の多くは、スマートフォンやパソコンなどからとれるようになりました。
私達の家づくり情報もネット検索されております。
「ホームページを開設していない工務店には家づくりを発注するな」との警鐘もあります。
情報を発信するだけの技術も能力もない工務店は信頼に値しないとの理由です。

ファースの家は宣伝量が少ないので着工数が伸びないのとの指摘が多くあります。
ホームページと宣伝力がお施主様の幸せづくりにそのまま貢献できるとも思いません。
しかし情報を発信しない事には、お施主様が知らないままで不健康な家づくりを行う事も。

私達ファース本部は、大工さんでIT情報に疎いFAS加盟工務店のためにファースの家ポータルサイトを開設しております。
ホームページを持っていないFAS加盟工務店でもお施主様を幸せに出来る技術は、私達ファース本部のバックアップで確実に担保されております。

ファース本部のオフシャルサイトは「空気サラサラ」で検索すると写真の表紙がでてきます。
このファース本部オフシャルサイト表紙の右上にブルーの枠のポータルサイトがあります。
ポータルサイトとは、港 (port) から派生した言葉で「門や入口」の意味だそうです。

このポータルサイトでは、この「サイトの入り口」から全国各地のFAS加盟工務店の取り組み状況やユーザー様の様子や、ファースの家応援隊の声を聴くことも出来るユーザー様の参加方式のサイトにしております。
是非、ご覧になってください。

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結局はお施主様の幸福度が…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2017-05-22 17:46:34 | ファース本部

昨年から今年にかけてファース本部は、東京首都大学名誉教授の星旦二先生や法政大学の川久保俊先生との協働研究で、ファースの家のお施主様健康調査を行いました。
1200棟ファースの家ユーザー様に健康調査票をお送り、800通に近いご返答を戴きました。

そのうちの727通分の分析調査を学者の先生方に行って頂きました。
その結果、ファースの家に住んで満足している満足度、幸福だと思う幸福度は、100点満点で80点以上を付けた人の割合が80%を超えました。

ファースの家に住むお施主様の幸福度アンケート調査では、自身の幸福度を、100点満点で評価し、最も幸せな状態を100点、最も不幸せな状態を0点とする方法で評点します。
その結果0点から19点までが0.1%、20点から39点までが0.4%、40点から59点までが2.9%、60点から79点までが14.6%、80点から100点までが83%でした。

断熱材、ガラスやサッシの性能、蓄熱や遮熱、省エネ仕様など、私達住宅を供給する側は、様々な工夫を凝らし、「家は性能」などと、U値、AU値、Q値などを主張しています。
私達も負けずにそのような研究開発を行ってきましたが、結局はお施主様が住んで本当に幸せになったかどうかを問うべきなのでしょう。
ユーザー様の幸福度をあげるため、高気密・高断熱などは、手段にしか過ぎません。

昨日は長野県飯田市のU建築さまのイベントで「幸せづくりの家づくり」の講話をさせて頂き、先ほど東京から北斗市本社に帰社しました。
写真は、昨年加盟された日本列島最南端の鹿児島県大隅半島の株式会社有馬工務店様が、はじめてのファースの家を建築します。写真はその起工式の様子です。

これで北海道北端から鹿児島南端にまで、幸せづくりのファースの家が建築される事になります。
私達のファースの仲間達は、全国で奮闘しております。

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賢い人の家づくり…飯田市~東京都内

2017-05-21 19:22:02 | ファース本部

住まいの中で何気に吸っている空気は、大人一日24時間でドラム缶50本にもなります。
意識せず吸っている空気ですが、その空気のクオリティーを思考しなければなりません。
温かさ、涼しさ、蒸し暑さもその総ては、空気クオリティーが根源となっています。

家の空気クオリティーを向上させるには相応のイニシャルコストが掛かります。
家づくりの施工業者は、眼に見えない空気にお金を投資されるより「快適そうに観える家」を売る事で競争してきました。単なる高気密・高断熱では室内空気が汚染されます。

空気のクオリティーとは、気温、湿度、輻射熱、空気の動き方などが大きく関わります。
外気を多く取り込むと気温、湿気、乾燥、花粉、埃、煤煙、PM2.5の影響があります。
私達は、最小限換気量で、家屋内を森林並みの空気クオリティーにする研究が必須でした。

賢い人は、外観、内観より先に先ずは空気のクオリティーを重視します。
大きな要素は「調湿」つまり湿度を一定化させる家の機能を備える事です。
湿度コントロールが出来るようになると、必然的に家の寿命も長くなります。

ファースの家は、普通の家より、空気クオリティーを向上させるため10%ほどのイニシャルコストが掛かります。それでも金銭的には省エネ分で完全に元が取れるのです。
更に快適で、病院に通う確率が低くなり、医療費削減も含めると大きなメリットがあります。

今日は信州飯田市のFAS加盟工務店、株式会社U建築様(三村勇二社長)が主催された住宅フェアで、「賢い人の家づくりは空気の質に投資する」のテーマで講話させて頂きました。
「住んで後悔しない家づくり」は、空気のクオリティーに拘ることなのでしょう。

写真は、人口約10万人、南洲地域の盆地に位置する飯田市の画像です。
さて今日は日本各地で30℃を超えた真夏日となりました。
明日は東京事務所で仕事をしてから涼しい北海道北斗市本社に帰社します。

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気温が上れば湿度は下がる…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内~諏訪市

2017-05-20 19:44:33 | ファース本部

北海道には本州並みの夏はありません。
旭川など内陸で時々気温が30℃を超える事がありますが、湿度は50%以上になりません。
湿度とは、その気温に含まれている湿気の割合を云います。
つまり気温は湿気の器だと云う事になります。

今日は函館空港から東京都内の新宿で特急あずさ号に乗り換えて信州諏訪市にきました。
写真は新宿駅構内ですが、外は気温30℃、湿度60%となっており、構内の蒸し暑さも真夏並みになっておりました。

気温30℃、湿度60%の時、絶対湿度の割合でなく実際水分量は1㎡の空気に約16gです。
また湿気の持つ熱量を潜熱と云いますが、気温換算で40℃にもなります。
北海道では在り得ないような温湿度となっているのです。

今日は明日、飯田市で開催の住宅フェアのイベントで講演するため上諏訪に前日です。
諏訪市は標高が高いため、北海道と同じような温湿度になる事が多いようです。
しかし現在の諏訪市の気温24℃、ちなみに北斗市は16℃ですから本州特有の内陸気候です。

明日は飯田市のFAS加盟工務店、株式会社U建築さまの招きで住宅フェアのセミナーにおいて「住んで後悔しない家づくり」のタイトルで講演を。
この「気温が上れば湿度は下がる」メカニズムなどを話すつもりです。

さて明日は終了後に東京に戻るため、今日は諏訪温泉にでも浸ってみる事にいたします。

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幸せになるための家づくりを…函館市~北斗市

2017-05-19 17:00:35 | ファース本部

30年前のバブル経済早期に大手ハウスメーカーの役員は、「家の寿命は10年で建て替える事が良い」と発言した雑誌記事を読んだ事がありました。
家を10年毎に建て替える事でヒト、モノ、カネが循環し、住宅の大量生産、大量消費は、経済成長の原動力で、国策であったとも言えます。

これはハウスメーカー独自の経済的視点でしか見ておらず、施主や自然環境を無視した観念です。
売らんがための家づくりは、勝者の存在しない価格競争を生み出しました。
住宅価格はいかようにも調整出来て表面から見える部分はほんの一部でしかありません。

間違った断熱、気密の性能は、住む人のストレスや健康問題を増大させ、住宅の寿命をさらに短くしてしまう場合があります。
私自身も工務店経営者として欠陥住宅を多く施工してきた自戒をこめて、新時代の住宅システムの研究開発を行っています。

今日は東京首都大学名誉教授、医学博士の星旦二先生にご来社して頂きました。
星先生の研究では医者のいない田舎ほど健康で長生きしている研究データもあります。
よく笑い、よく出かけ、よく食べていれば病気になる確率は極めて低いと云います。

星先生や法政大学の川久保先生との協働研究で、ファースの家健康調査を行い、快適性を100万点にした場合、80点以上の点数をつけたユーザー様は、80%以上もおりました。
今日は、星先生とそのファースの家ユーザー様の居間、寝室、浴室やエアコン消費量をデータ測定するための事業内容を打ち合わせ致しました。

写真はご来社記念で弊社研究開発室メンバーと一緒に撮りました。私の隣が星先生です。
真に健康で笑顔で暮らせる家づくりのデータ収集は、住宅量産で得る事が困難です。
健康を保持できる家づくりは、医療費削減となって経済貢献できますので、ファースの家ユーザー様にご協力を戴きながら、データ収集事業をスタートさせます。

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家づくり契約するまでの営業費…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2017-05-18 18:03:18 | ファース本部

工務店やハウスメーカーの営業費用とは、受注契約するまでにかかる費用の事です。
この営業段階での経費は、建築する家に反映はありません。
ユーザーによっての営業費は、限りなくゼロに近い方が良いわけです。

しかし実際には誰が営業活動しなければ家づくりに達する事もありません。
そのためには膨大な費用が掛かります。
大量に家を売ると、住んでいる施主からその快適性を評価され、新しい施主を紹介される事は極めて難しいのです。

言葉では幾らでも云えるのですが、「快適性」とは住んでからでなければ分かりません。
外観が美しく快適そうに観える家でも、断熱性能等がなければ、お施主からの口コミ紹介は難しく、キャッチコピーの限りを尽くし、次の受注営業に邁進しなければなりません。

私達地域工務店でも契約金額の平均5%近くの営業費がかかっています。
地域工務店でも2,000万円の契約を行なうまでに100万円もの費用が掛かっています。
見学会のチラシや打ち合わせに通う交通費、人件費がその営業費となります。

ハウスメーカーの住宅営業では、住宅展示場、テレビCM、新聞広告、チラシなど、いずれを取っても高額で、契約金額の30%以上にも及ぶのです。
公表される住宅会社の商圏で建てられる家の数と、広告宣伝の手法、住宅展示場、営業マンの人数などで試算しますと、その営業費がおよそ計算できます。

2,000万円の契約では、その時点で既に600万円ものお金を費やしている事になります。
家を建てると施主様が工務店の営業マンになってくれるような工務店経営を行うべきです。
良い家づくりとは、快適性能が担保され、メンテナンスフォローで成立します。

さて、私は晴れ男、今朝は快晴の東京でした。
私が東京を後にした午後には雨となったようで、写真は北斗市本社屋で快晴です。

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ファース・メーカー協力会(FMA)総会…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2017-05-17 21:05:09 | ファース本部

どんな高断熱性能の住宅でも基礎コンクリートがなければ家は建っていません。
丈夫なコンクリート基礎で頑丈な躯体で家を作っても壁や屋根がなければなりません。
構造部材が優れていても、電気がなければ、給水給湯がなければ……
家づくりは実に多くの部材で成り立っており、その部材をつくるメーカーがあります。

今日は東京都江東区の清澄庭園の中にある大正記念館でファース・メーカー協力会(FMA)の総会があり参加してきました。(写真)
FMAはファース工法の専用部材供給メーカー等を正会員、推奨部材供給メーカーを準会員等で構成する組織です。現在はエアクララ供給メーカーの倉敷紡績株式会社様が会長です。

今年度のFMAは、ファース本部が行うアンケート方式、健康調査票の好結果の解析内容に基づき、出来るだけ多くのファースの家に温湿度を設置して、シーズンにおけるデータ測定を行うための事業に資金面で支援する事を決議いて頂きました。
更に、FMAが主体となり、ファースの家紹介制度の具体的な実践法も決議されました。
FMAは、専用部材や推奨部材の供給を行う業務の他に、ファースの家の普及推進事業を様々な業態で支援して頂いております。

総会の行われた清澄庭園の入口の真向かい(徒歩10秒)に従兄妹が住んでおり、叔父、叔母の仏前にお参りする事もできました。
この清澄庭園の付近は、私の父の福地家のルーツでもあります。
公私ともに中身の伴ったFMA総会でした。

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厳しさの中にしか優しさはない…北斗市

2017-05-16 18:03:09 | ファース本部

私が中学校を卒業した15歳の時、生活のため選択した道は、最も日当の高いトビ職でした。
鉄骨トビ職の昔は、任侠の世界とも密接な関係があった職種と云われておりました。
当時、一緒に働く8人の仲間のうち4人はその世界に半分は身を浸けている人達です。

気の荒い連中ばかりで、些細な事で大喧嘩となる何とも凄まじい世界です。(写真は昔の工事現場)
普通の人には荒廃した職種のように見えると思いますが、そこにはホワイトカラーの世界にない朴訥な人の優しさや、厳しさもバランスよく交互された人間社会でもあります。
いつの間にかその世界の中に慣れ親しんで行く自分がありました。

工事が終わるまで住む宿舎を三食付きの「飯場・はんば」と云いました。
私は、この飯場で暮らしたトビ職時代に、無いものを生み出す創造力や、人との関わり方などが自然に身についたものと思っております。

当時15歳、身体は見劣りするわけでないのですが、社会経験が浅いため、先輩の行動の良し悪しを判断出来ない稚拙さが目立っていました。
飯場の中で一番の若いので先輩や親方からは一日中、怒鳴られ、使い走りの日常です。

その親方は、身体中に昇り竜、下り竜の見事な刺青が彫ってあり、まさに任侠人。
鉄骨トビ職としては、万人が認める一流の仕事師で、私自身の最も尊敬できる師匠です。
2年目の春に3トンもの橋梁を組み込んだ後、その親方がとても優しく褒めてくれました。
私が思考した四重方式の吊り下げ手法を称賛してくれたのですが16歳の時でした。

日常の厳しい仕事場に居るからこそ、本当の優しさとは何なのかを知ったのだと思います。
厳しくて辛い事の向こう側にこそ、優しさや真の幸せがあるように思われます。
さて、今日は無機質で優しくないエアコン稼働メカニズムのコラムを執筆しておりました。
明日は午後移動で東京都内でファース・メーカー協力会の総会に参加します。

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