豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

真実は現場にある…北斗市

2019-02-28 17:53:02 | ファース本部

窓ガラスの機能ガラスは計算式でUA値を計算します。
また断熱材は、JAS規格で公認された熱伝導率が告示されて販売されています。
その規格表で計算して住宅のQ値・熱損失係数を計算しています。

ところが計算値どおりに断熱性能があるかどうかは、家に住んでこそ確認できます。
多くが計算より低い結果になっております。
例えば床面積33坪(100㎡)でも断熱層の内側の気積は天井高さなどで大きく異なります。

気積÷2.6がおよその温熱計算上の床面積となります。
本来は断熱層の内側を丁寧に計算して気積を出しますが、大まかには10坪100㎡と云われますので33坪だと計算してもおよそ330㎥くらいとなります。

私達は、家づくりの工事現場に行くと、それこそ多くの学びを得る事が出来ます。
現場で働く職人達に施工指示する現場管理者では、一方的で命令調に指示する管理者と、丁寧に話を聴いて的を射た現場指示では作業効率が大きく異なって参ります。

建築現場では、実際に工事を行う作業員が持つ情報がとても重要です。
ホワイトカラーのエンジニアは、現場で実現出来ない理屈を並べる事が多く在ります。
現場の職人に尊敬される学者やエンジニアの方は、現場の方々の立場に寄り添っています。

日本の建築基準法は、現場の知らない学識者によって構築されているようにも思えます。
真実は、デスク上のなく、営業現場、工事現場(写真)、生活現場にあります。

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人格者は無限の無形資産…北斗市

2019-02-27 17:44:50 | ファース本部

私は工務店経営者そのものが経営資源であると云い続けています。
人柄(パーソナリティ・人格)がなければ良いスタッフも寄ってきません。
特に工務店経営者は、数十社もの協力業者さんを指揮しています。
協力業者さまの協力なくしては家づくりを成し遂げることなど出来ません。

協力業者さんを下請け扱いにしている工務店経営者には、将来展望が拓けません。
家づくりは、お施主さまが住んでからも様々な事象対応が必要になります。
工務店経営者は専門技術者でないため、即座に対応して頂くための協力業者さんとの信頼関係を構築しておく必要があります。

社員の顔ぶれが頻繁に入れ替わる工務店経営者は、パーソナリティに課題を持っている場合が多いようです。
ハウスメーカーと異なり私達は逃げも隠れも出来ない状況の中で工務店経営を行っており、お施主さまもそのような状況を見ている事でしょう。

工務店経営者のパーソナリティとは、お施主さまへの気遣い、協力業者さんへの気配りが行き届く事により、誰もが笑顔で家づくりに関わることは出来るのでしょう。
自己中の工務店経営者は、短期間のうちに経営が行き詰まります。

当方は、30年間に多くの工務店経営者をみてきました。
パーソナリティは特許権と同じような無限の価値のある無形資産であるとも云えそうです。
写真は本州南端のFAS加盟工務店経営者で右から清水社長、大塚社長、岩切社長、新城副社長とともに人格者の方々です。

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辛い事は人生のスパイスに…北斗市

2019-02-26 17:27:06 | ファース本部

誰もが目標を持ち、仕事も余暇も真剣、本気で人生を送っている人は、皆が輝いて見えます。
真剣に懸命に輝いている人は、老いている暇などありません。
人はたった一度の人生なのですから皆が輝き、光を放す人生を送りたいものです。

何のため、誰のために仕事しているかとの素朴な問いに対しフランス人は「余暇を愉しむため」と言う答えが多いそうです。
ニュージーランド等の南太平洋の人々は「愛する人にプレゼントを買うため」にと、何とも粋な答えが。

ちなみに日本人は、圧倒的に「食うため、生活のため」との答えが多いとのこと。
日本人の勤勉さ、律儀さを感じますが、情緒性がまったく欠如しているように思います。
仕事は生活手段で家族を養うためでもありますが、余暇を楽しむプレゼントを買う等の余裕を持つことは、生き方に潤いと豊かさを付与してくれそうです。

諸外国の識者が日本人を「エコノミックアニマル」(経済動物)と評した事がありました。
財務の豊かさをつくるために懸命に働く日本人を揶揄したように感じます。
他人に負担を掛けまいとする心意気は、誰からも否定されるものではありません。

関わる人々を守り抜きながらも、自分の好きな事に時間を割く事も必要です。
余暇を愉しむため、好きな人にプレゼントするため、だからこそ辛い仕事も、嫌な会合も…
日々の出来事で辛い事は、人生のスパイスのようなものと思う事にしています。

今日は、執務室で懸命に次世代住宅に必要な開口部の実験結果の分析と多くの問い合わせ解答などを行っておりました。(写真)

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リフォームは床下確認から先に…北斗市

2019-02-25 18:15:24 | ファース本部

リフォームを専門に行う業者が多く存在し、その会社では営業マンが受注します。
リフォームの必要な家は、外から見てもすぐに分かります。
工務店経営者の我家はあまりにも古いのでリフォーム営業マンが時々やってきます。
「私は工務店経営者ですよ」とやんわり云ってお引き取りして頂く事がありました。

リフォーム会社の多くは、営業マンを配置して契約締結後に下請け業者に施工を任せます。
リフォーム内容の多くは、外観、内観など見た目の改善や設備機器の取り替えなどでしょう。
しかしこのリフォームを行う前に先ずは、床下の乾燥度合いのチェックが不可欠です。

床下が湿気で土台の木材含水量が増加している場合、先ずはその改善から行うべきです。
特に土台の含水量が30%を超えている場合、他の工事は完全に後回しとなります。
床下の湿気停滞を放置したままにしておきますと、家が腐り始める場合があります。
見た目を綺麗にしても不健康で痛々しい感じさえします。

床下の湿気は家を腐らす前にカビの胞子が家屋内を浮遊して住む人に健康被害を与えます。
床下を常に乾燥状態で維持する事が家の健康、住むヒトの健康に必須なのです。
床下を乾燥状態に保持するため、床下面を外部地盤より確実に高くする必要があります。

床下が外部地盤面より低い場合は、乾燥した砂を敷くのが最適で、この砂の上にポリフィルムを、重幅を大きくしながら敷き込みます。
この作業をしっかり出来れば、床下換気扇や炭なども必要としなくなる場合が多いのです。

一般ユーザーさまがリフォーム業者や新築を委ねる施工業者の選定には、このあたりの技術的スキルを持っている施工業者どうかが大きな目安になるのでしょう。
写真はファースの家の床下ですが、潜熱蓄熱材、空気洗浄調湿材ファースシリカなどが敷設され、床下がもっとも綺麗な空気のもとになっています。

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開口部とガラスの機能とは…北斗市

2019-02-24 14:44:46 | ファース本部

家づくりの中でのサッシは、もっとも機能が求められそうです。
窓はまず景観がそのままに見える事が大切だと思います。
サングラスのように外景に色がつくと住むヒトの感覚に大きな影響を与えるとの意見も。

窓ガラスは、景観の良さと日射熱の透過度も必要です。
一般的にはフロートガラスと云われる普通の透明ガラスが高い透過度となります。
フロートガラスは、熱の取得量も多いのですが、逃がすもの多くなります。

取り入れた日射熱を放出させないように開発したのが複層ガラスです。
この複層ガラスの内側に金属粒子をコーティングさせたのがLow-Eと云われるガラスです。
金属粒子をLow-Eなどと云いますが、Low-Eの他にも様々な金属粒子で多機能化させることも出来ます。

写真は、私達ファース工法専用に開発したトリプルガラスを装着した樹脂サッシですが、まだまだ伸広の大きな部位でもあります。
トリプルガラスともなれば冒頭に記述した景観を保持させることに課題が生じます。

また三枚ガラスにLow-Eなどの金属粒子のコーティングで断熱、遮熱、集熱などの機能を持たすことが出来ますが、行き着くところは景観保持なのです。
サッシはガラスも含めての機能を表記し、それが問われますが大半を占めているのがガラス部分なのです。
ガラスの機能があってこそサッシの価値が高まります。

今日の北斗市は、日中で気温3℃、カンカン照りの日射熱が差し込む中で、多層断熱試験ハウスで実験を行っていました。
世界で初めての断熱ガラスを構築できそうです。

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耐震・吸震・断熱・気密のために行うこと…北斗市

2019-02-23 13:15:18 | ファース本部

建築基準法の施行令 第42条には、土台と基礎は緊密に連結する事と明記してあります。
ところが私達のファースの家は、あえて土台と基礎に30㎜間隔のスチレンで、強度の弱い「コープレート」(写真)なるモノで隙間を空けています。

一見すると施行令 第42条に沿わない施工法ですが、様々なエビデンスを提示して30年前から公的に認められるようになっています。
このコープレート強度は一個3.15tで仮に40坪(132㎡)の家では120個を置きます。
120個×3.15t=378tと基準を十分にクリアーしています。

更にこの基礎と土台の30㎜の隙間には、樹脂スプレー断熱材のエアクララが注入されます。
エアクララの圧縮強度は1.5㎏ですが、面する長さが60mとなり計90tとなります。
378t+90tで基準的な重量強度の10倍に相当する圧縮強度を保っています。

このように先ずは、建築基準法をしっかりと順守していることを前提に、この30㎜の樹脂の意義が重要です。
基礎と土台との隙間を樹脂スプレー断熱材で完全に埋め込み、この30㎜樹脂が地震震動を吸震する役目を担っています。

ファースの家は、構築されてから31年を超え、その間に阪神大震災、中越沖地震、奥尻沖地震、東日本大震災などに見舞われ、その殆どにファースの家が建っておりました。
特に中越沖地震の際は、震度7の地域に16棟もファースの家が建っていました。
周辺は無残な状態になっているにも関わらず、せいぜいクロスが歪む程度で済みました。

ファースの家は、単に断熱、気密、調質、蓄熱などの温熱と空気環境を保っているだけでなく、極めて安心できる耐震、制震、吸震機能を持たせ、十分に機能化されています。
尚、価格を抑えるため樹脂断熱エアクララだけを使用した仕様もありますが、「ファースの家」と銘打った仕様のみに、この仕様が組み込まれています。

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綺麗な空気を一杯に…前橋市~東京都内

2019-02-22 20:32:10 | ファース本部
家の中で生活しますと人体や内装部材、家具、生活資材などから家屋内の空気を汚す物質が発散しています。
この汚れた空気を換気で奇麗にすると言うのが従来の基本的な手法となっております。
必ず換気させる換気法と言われる法律も在ります。

今日は前橋工科大学の三田村准教授に空気の環境研究の成果を教わってきました。
真冬の空気は、空気が冷たいだければなく極端に乾燥しています。
北海道の真冬は毎日、湿度が80%を超えているのですが、絶対湿度(空気中に含まれる水分量)が1.5gとなっており、東京や大阪など殆ど変わりません。日本列島の真冬は何処もカラカラ乾燥です。

気温の低い乾燥した空気を家の中に入れますと、住まいしている人の身体から水蒸気を蒸発させて体温を奪います。
生活で発生させた水蒸気を出来るだけ家屋内に保湿すると、人体から体温を奪い難い状態になります。
真夏はその逆を行えば冷房省エネとなります。

家全体で調湿が出来ればそれ自体が省エネになるのです。
ファースの家で調湿する際に使用するシリカゲルは、空気を洗浄するのです。
シリカゲルの水酸基に空気中のホルムアルデヒドなどの汚染物質(VOC)を吸着させて、奇麗にしてから家中に循環させています。

写真はファースの家で実験中のものですが天井裏から送風されて来た循環空気を、洗浄と調湿を行っております。
左が触媒付、右が触媒無しですが、LDE照明を当てているだけで半永久的に洗浄し続ける事が解りました。
今後は、この装置で換気量を極端に減らす認定申請の作業に入ります。


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地域密着の公立大学・前橋工科大学…前橋市~高崎市~東京都内

2019-02-21 20:06:20 | ファース本部

今日は、はじめて前橋工科大学を訪問してきました。
前橋工科大学のファースの家の省エネ環境を調査研究して頂いている、工学部建築学科の三田村輝章(てるあき)准教授をFAS加盟工務店、山崎建設さまの大村圭さんに案内され、意見交換を行ってきました。
(写真は三田村教室で撮りました)

前橋工科大学は、前橋市に根付いた公立大学で、全国的にも珍しい体系の大学校だそうです。
快適な街づくりのための研究をテーマにし、前橋商工会議所とも連携強化を図っています。
それは医療、環境、健康、福祉などで相互協力や交流を行っているようです。

私達は、首都大学東京名誉教授の星旦二先生(医学博士)、法政大学の川久保俊准教授(工学博士)と、全国各地にある「ファースの家」の各部屋の温度、湿度と全館冷暖房しているエアコンの消費電力をWi-Fi活用でリアルタイムに収集しています。
その集約と調査研究を三田村先生(工学博士)が行っております。

一昨年から昨年にかけて全国1200棟のファースの家ユーザーさまには、快適性や住み心地に関するアンケート調査を行いました。
その結果787通の回答がありました。
そのうちの95%のユーザーさまが、満足しているとの回答です。

アンケートは、あくまでもお施主さまの主観的要素であり、客観的データ収集のためにファースの家の居間、寝室、廊下、トイレの温湿度とエアコンの消費電力を計測しています。
総ての各調査と分析が終了し、論文発表の後には三田村先生からの論文を公開します。
今日は、三田村先生が独自に行っている温熱環境試験の様子を伺い、今後の協同研究の仕方など多岐にわたり意見交換が出来ました。


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家づくりとSDGs…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2019-02-20 20:22:04 | ファース本部

2030年までに持続可能な開発目標17項目をSDGsで示しています。
SDGsは、社会的責任を果たすことを求めていますが、飢餓、貧困対策など国連サミット全会一致(国連加盟国すべての賛成)で採択されたものです。

日本は総理大臣がSDGs推進本部長となり、様々な活動を行っております。
今日は日本建築学会会館で「グリーン建築推進フォーラム」が開催され、参加してきました。
特に私達のような家づくりを行うものにとってはSDGs理念が大きく関わってきそうです。

「誰ひとり取り残さない社会環境の構築」と、CSR(社会的責任)をテーマにしており、私達は、「豊かな街づくり」の項目に大きく関わっています。
このSDGsには、クリーンエネルギーの開発や豊かな山林、河川や海なども含み、生活環境をどのように良好な状態で保持するかを問うています。

省エネで地球温暖化を防止するための技術的な研究開発は、まさにSDGsの理念にフィットしそうだと思われます。
またSDGsには単にCSRだけでなく、ビジネス要素も多く潜在しており、それを引き出すも機会でもあります。

今日は日本全国から住宅建築関係者の方々が参集して熱心に勉強しておられました。
私達ファース本部は、一昨年からSDGsの具現化に努めております。
ファース本部の在る北海道北斗市の市長、池田達雄さんはSDGsを市政運営の柱に沿えることを公約にして当選しました。

自治体の北斗市とのパートナーシップで住宅システムの研究開発事業を推進して参ります。
また全国のファースグループ190社のFAS加盟工務店にもSDGs意義を伝達しています。
写真は今日の「グリーン建築推進フォーラム」のパネルディスカッションの様子です。

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スプレー100発泡とスキン層発泡断熱材…北斗市

2019-02-19 17:32:23 | ファース本部

私がウレタン・スプレー発泡断熱工法を見出したのは平成元年のことでした。
最初に目にする人は異様な光景に驚くヒトも少なくありませんでした。
可燃性樹脂をスプレー発泡断熱などは、危険極まりないと大バッシングを受けたものです。

樹脂スプレー発泡断熱工法は、可燃や発泡ガス対応に幾重もの対策を講じたものです。
また、可燃性断熱材の通気層に火炎が入った場合に備えて特許ファイヤーストッパーを構築。
この樹脂スプレー発泡を行うと表面にスキン層と云われる硬い膜が出来ます。

樹脂スプレー発泡断熱材は、独立気泡率と云う泡粒の数の割合を示す数値があります。
「スポンジ」もウレタンですが、気泡が貫通して独立気泡率0%とも云えそうです。
密着強度を高めて構造体を強くするには独立気泡率95%まで上げる必要があります。

スプレー断熱材には硬質系、軟質系などと色々な種類がありますが、価格に影響を与えます。
私は建物剛体や湿気まで遮るため硬質ウレタンで独立気泡率95%しか使用しません。
この95%の残りの5%が木材を呼吸させる事が目的です。

スプレー発泡で20㎜くらいのスキン層を何枚も重ねることで強度を保っています。
価格を抑えるには、脹らし剤を添加して100倍発泡にすると価格調整は幾らでも可能です。
しかし、独立気泡率が極端に低くなり、当然ながら強度も断熱性能も悪くなります。

私達のファースの家は、断熱材の価格が高くなりますが家全体のうちの断熱材の占める割合は少なく、転がしても壊れない強度と断熱強化を保持させることを優先しています。
施主ファーストの理念で、ファース創設時から断熱材仕様はまったく変えておりません。

ファース本部の確たる信念を樹脂原液メーカーのクラボウさん、そして責任施工を担当するクラボウ関西化成さんも、しっかりと理解して施工を行っています。(写真はファース工法専用部材のエアクララ施工)

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家づくりと湿度管理の難しさ…北斗市

2019-02-18 17:44:58 | ファース本部

日本列島の本州の冬は、例外なくどの地域もカラカラの乾燥状態になっています。
乾燥した空気は、呼吸で侵入すると悪玉菌が極めて繁殖し易い環境になるのだそうです。
風邪の菌やウィルス菌が活性化して、ヒトのカラダを傷めることになります。

外気湿度は、気温がマイナスになると見掛け上は高くなります。
-10℃、湿度80%で絶対湿度(実際の水分量)は1.4gです。
ちなみに理想的な気温+20℃、湿度50%の室内の絶対湿度は7.3gとなります。
本州でありがちな+3℃、湿度50%の絶対湿度は2.3gしかありません。

加湿器を稼働させ、生活発生水を出しても隙間から外部に放散してしまうのが実状です。
またポリフィルムで気密層を構築した程度では、外部の乾燥空気や内部の生活発生水を保持したままにしておくことはとても困難なのです。

また湿度も潜熱と云う熱なのですが、+3℃、湿度50%で約5℃、+20℃、湿度50%で18.5℃の温度に相当します。湿気を逃がさないことは、熱を逃がさないことと同じ事です。
私は30年以上も前に断熱とは温度と湿度を管理する事に気付き燃焼ガスを出さないオール電化住宅システムを構築したのが昭和60年でした。

その当時から乾燥剤シリカゲルに注目し、湿気を抱える事は抱えた水分を乾燥した際に放出させるようにシリカゲルの処方を行いました。
ファース工法は床下に200リッターもの水を溜め込むキャパシティのシリカゲル(ファースシリカ・写真)を敷いております。
それで乾燥と多湿を緩和させています。

これを効果的に機能させるには、家を樹脂でシームレス状に包み込む必要があり、繊維系断熱材や100倍発泡のように湿気を通す断熱材で意味をなしません。
湿度管理は断熱手法や換気方法も含め、高度な技術が必要となります。

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韓国の青年たち…函館市~北斗市

2019-02-17 14:53:24 | ファース本部

今日は函館市内でファースの家構造見学会を開催させて頂きました。
お施主様の深いご理解とご厚情そして「信頼関係」があるからこそ実現できます。
私達は、快適な住環境の研究開発を行い、住宅システムを全国のFAS加盟工務店さまの施工でお施主様の幸せづくりを応援しています。

中には、お施主さまの「ファース工法」に信頼を寄せているにも関わらず、施工工務店に強い不信感を抱いている方も存在します。
私達ファース本部のFAS加盟工務店への指導不足も要因であり、対策を講じています。

私は一昨日までカンボジアとベトナムを訪問してきましたが、両国とも日本への信頼関係は盤石です。
1940年代の日本軍侵攻で大打撃をうけた東南アジア諸国は、戦後に日本からのODA(政府開発援助)やインフラ支援事業を受け、とても日本に感謝していました。

ところが隣国の韓国と日本とは様々な出来事があり、信頼関係が完全に崩壊しています。
1965年に日本は韓国に3,000億円以上もの戦後賠償金を支払い、戦後処理問題の総てを盛り込んだ「日韓平和条約」(대한민국과 일본국 간의 기본 관계에 관한 조약)で解決しています。
ところが韓国政府は、韓国国民に告知しないため一般民衆は抗日教育を受けたままになっています。

多くの韓国民の反日感情は根深いのですが、その真実を知って日本を信頼している若者も多く存在します。
今日はその韓国ソウルから6名の青年がご来社され、私の執務室で来社記念写真を撮りました。
私が頸椎治療を受けている韓国ソウルの自生漢方病院の方々です。

私は日本国内であらゆる頸椎治療を試みましたが効能がなく、行き着いたのが韓国ソウルの自生漢方病院でした。
とても信頼して定期的に治療を受けに訪韓しています。
個人対個人に何の悪い感情などなどなく、深い友情と信頼関係は構築され続けています。

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ベトナム独特の間口の細い建造物…羽田空港~函館空港~北斗市

2019-02-16 16:55:02 | ファース本部

カンボジアのアンコール・ワットは、石像と巨大樹木とのコラボレーションがとても見応えがありました。
先人たちが何十年もかけて造った石仏像に成長の極めて速い樹木が覆い被さり、その光景は南国独特なのでしょう。

カンボジアはクメール王国と云われます。
カンボジア人は国名を「カンボジア」より「クメール」と呼んで欲しいそうです。
アンコール・ワットのあるシェムリアップ空港から1時間45分北上すると、ベトナムのハノイ・ノイバイ空港があり、ベトナムのガイドさんが待っていてくれました。

ベトナムは10年ほど前に南部の都市ホーチミン市を訪れたことがありました。
昔、南ベトナムの首都だったサイゴンの現在は、革命を成し遂げたホーチミンさんの名前が都市名になっております。

南部のホーチミン市から北部の都市ハノイまでは、飛行機で1時間以上もかかります。
昔のハノイは、北ベトナムの首都でしたが、社会主義国家で貧富の差が少ない分だけ、都市インフラも資本主義国家より貧弱さが目立ちます。
それでも市民の方々の笑顔は、ホーチミン市よりハノイ市の方が多いような気がします。

写真は間口の狭い建造物ですがメインストリートには、このような間口2間(3.5m)の建物が殆どです。
ハノイは、フランス領時代に道路面の間口幅が税金対象となり、そのためウナギの寝床と云われるような建造物が増えたそうです。

アンコール・ワットもハノイの建造物も地震が来たら一溜りもなく倒壊することでしょう。
しかし地震も台風もない国独特の風情は、地震、台風、豪雪に脅かされる我日本とまったくことなる文化を見聞きしてきました。

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巨木と石のアート・アンコール・ワット…カンボジア・チェムリアップ

2019-02-12 15:33:16 | ファース本部

12世紀にクメール王朝のスーリヤバアルマン2世により30年間の歳月をかけて建立された世界遺産のアンコール・ワットを見てきました。
台風などの大嵐も来なく地震もないそうです。

石像を幾重にも積み重ねた石の寺院といえそうです。
台風がないのと南国温暖なので樹木の生長が極めて速いため、石像群を数多の樹木が包むこむように被さって成長し、その様は巨木と石のアートとも云えそうです。

石材の重ね具合は、木造の継ぎ手にも参考になります。
日本の法隆寺、東大寺などと同じく、当時の権力者が確たる権力を見せ締める象徴的な建造物でもあったのでしょう。

石仏像群とその隙間から40mも天高く聳え立つ南国樹木とのコラボレーション・アートとでも云えそうです。
歴史の裏側に権力者の欲望が見え隠れし、そこには多くの大衆が犠牲になったのでしょう。

仏像群のなかに60個もの小さな仏石像が並んでおりました。
その一個一個の顔が異なります。
仏石像を彫った石工達の喜怒哀楽を見せてくれているようです。

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夏も冬と北国と南国への移動時服装…北斗市~函館空港~羽田空港

2019-02-10 17:40:10 | ファース本部

先日は+10℃の東京から-10℃の北海道北斗市へと気温差20℃を移動しました。
私は夏も冬も半袖シャツとトランクスだけで、異なるのはコートの有無だけです。
それでも風邪を患ったことは殆どありません。

むしろ正月休暇の時などは体調を崩すことがありました。
それは服装が大きく影響しているようです。
今日は-8℃の函館空港から+8℃の羽田空港に移動してきました。
いずれも寒いことに変わりはありません。

ヒトは顔を表面に出して生活しています。
顔面は暑さにも寒さにも耐えられるようになっているのでしょう。
ヒトのカラダは様々な環境に馴染むようになっているようです。

今日は羽田空港直結のホテルに宿泊して明日の早朝便で海外出張して参ります。
この出張から戻るころは寒波も過ぎ去ってくれると思います。
いずれにしても服装は夏も冬も、北国へ行くにも南国に行くにも普段(写真)と同じです。

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