豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家づくり・住んでいる人の話を聞こう…北斗市

2010-10-30 17:27:30 | ファース本部
家を販売する会社の営業マンは、優れたプレゼン能力を持っています。
家の売り方は、私達、地域工務店が足元にも及ばない優れた手法を用いているようです。
顧客がひとつ云えば、顧客思考を瞬時に忖度して10に余る提案をしてきます。
痒いところに手の届く提案力、敏速さは、地域工務店が全く立ち行かないところです。

地域の工務店の多くは、経営者が建主さんの話を聞いて何回もプランを書き、ある程度のところで積算作業に入ります。提案の時点では、自らが行うであろう現場管理者としての、工程や細かい納まり、仕上がり具合を想定しながら行います。必然的に営業だけを仕事にした人とは、提案時点ですでに敏速さや歯切れ具合の良し悪しを見られる事でしょう。
しかし、腕利きの営業マンでも自分が現場に立って施工を行う訳ではありません。

工務店は、それでも何とか信頼を得て受注までこぎつけたとします。
施工に入れば工務店の独壇場となる事でしょう。
現場施工では、自分が建主さんとの打ち合わせを行ったのですから、まさに痒いところに手の届く仕事が出来るはずです。

家づくりとは、プランニングの時点から、家が出来上がり、建主さんが住んでから、更に建主さんとの連携プレーが伴います。
今日はファース・ユーザーさんによる住まい方の情報交換を行う勉強会を行いました。

住宅システムの研究開発は、住み手側の都合を熟知していなければなりません。
この一問一答を、これから家づくりの計画をしている方が見聞きしていたらとても納得がゆく事でしょう。
私達は、建主さんから直接的に戴ける様々な情報が生きた教本となるのです。

写真は、勉強会の後に行った交流会の様子です。
木工細工場に炭火をおこし、焼き肉をつまみながら秋の一時を過ごしました。
愉しみながら皆で前向きな勉強が出来たユーザーイベントでした。
暖かだった北斗市ですが、夕方になったら特に冷え込んで参りました。
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スピーチであがらない怖さ…函館~北斗市

2010-10-29 18:07:31 | ファース本部
あらためて人前でスピーチをして欲しいと要請され、何の抵抗もなく話が出来る人は本当に少ないと思われます。先般、長男の結婚をお祝いする小宴が開かれて、身内だけなので自前で行おうと、次男(弊社専務)が司会進行を行いました。

彼も普段は大勢の人前で話をする事に慣れています。しかし、兄の祝賀の宴などの司会などは、全く初めての経験で、筈レツがもつれて往生したと嘆いておりました。
他人が喋っているのを見ると、実に堂々としているように感じるものです。

自分だけは何故こんなにあがってしまうのだろうと、思いがちになるものでしょう。
全くあがらずに人前で話が出来て、しかもその話に中身が内包されており、話し方にも抑揚があり、人を感動、感銘させられる人は、まさに天才的なスピーカーなのでしょうか。

とても堂々とした若い人のスピーチを聴いて、後で本人から感想を聴いたら「あがって何を喋ったかも覚えていません」と云う事です。弊社の朝礼で行う3分間スピーチも、緊張感を持って人前に立った人の方が、聴いていて伝わるモノが多いように思います。

私自身も講演する機会が多いのですが、聴衆ひとりひとりの目を見ながら話すと緊張感を持続できるものです。講演は3分間ごとに節目を付ける、いわゆる3分間スピーチのリピートと云う事になりますが、これは云うほど簡単な事ではありません。

人前でのスピーチは、あがった人の方が結果として聴く人の胸の中に入り込むようです。
以前、ある業界研修会の講演では聴衆の半数もの人が居眠りをしており、にも関わらず講師は、全く同じトーンで淡々と語り続けていました。貴重な時間を割いて参加し、居眠りをした受講者に問題があるのか、居眠りをさせる講師に問題があるのか…

今日は、発明協会主催の発明表彰式でファース工法のネット下地特許が「発明奨励賞」を受賞(写真)しました。
どんなイベントでもスピーチはつきものです。今日は上手なスピーチをたっぷりと聴いてきました。
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ペットも、人も、亡くなった後の残像が…北斗市

2010-10-28 18:08:01 | ファース本部
愛犬タローが亡くなって既に4年以上の歳月が流れました。
いまだに「タロー」と呼べば近づいて来るように思います。タローは100mの距離にある自宅と会社を、高さ6mの上に張ったワイヤーロープで自由に行き来をしていました。

今日はタローが使用していたロープ用の滑車を汎用するために整理をしながら、今更ながらタローの存在の大きさに想いを寄せていました。それは私だけでなく、会社のスタッフや協力業者さんにもタローの話題が出てきます。

一緒に暮らした8年の間、タローを知っている人々の殆どから愛され、慕われた、幸せな犬だったようです。先程、本社の隣に在ったJAのガソリンスタンド店員だった人と合う機会がありました。彼も、時間の合間にタローと触れ合うのが楽しみだったと云います。

タローが何故、こんなにも人々から慕われたかと云うと、人を慕ったからに他なりません。
タローは、人々の全てが自分の味方であり、善人ばかりだと思い込んでいたようです。
人も人を慕い、愛した分、愛され、慕われると云います。

タローはまさに、同種の犬より人を慕い、人に慕われた犬でした。
タローが亡くなった時、多くの方々から弔辞を戴きました。その言葉を東京に住む長男がホームページにまとめて公開しましたが、いまだに訪問者がおります。
今日は、久々に再度公開します。4年半前のブログ「鮮やかなタローの一生」 写真はタローサイトのトップ画面です。

果たして私達人間は、タローように人々の心の中にどれほど長く残像できるのでしょうか。
4年半前のブログ「鮮やかなタローの一生」を今一度、読み返していました。
今日も気温2℃、最高気温が10℃で肌寒い一日の北斗市です。
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安藤忠雄さんの建築はアートなのか…北斗市

2010-10-27 17:13:15 | ファース本部
建築家、安藤忠雄さんの文化勲章受賞が決まりました。
安藤さんの受賞は、彼の作品の芸術的な評価が高いのだとする論評が多くあります。
安藤さんは、日本の美意識と、それを表現する技が息づいていると云う事です。

評価コメントには、コンクリートの素朴な素材で、簡潔な空間を作り、飾り気のない、研ぎ澄まされた美を宿しており、世界一と言われる日本の施工技術を造形にしたものである。
洗練されたその作品に海外の目は、「日本の伝統」を見たようである。

安藤さん作品の評価コメントは、賛美の言葉を並べた立てた文章こそ、文化勲章の受章をでも意識して書たように思えてなりません。安藤さんに限らず一流の建築家は、決して芸術を意識して作品づくりはしないものです。

安藤さんは、無学歴で多様な職歴を持ちながら、小さな酒場を設計する事が建築家としてデビューする動機だったと云います。建築とは、その場所にフィットし、使用する人の利便性、機能や動線などを加味しながら設計します。その結果が形となります。

最初からアートを意識して創られた建築は、単なるモニュメントだと云えそうです。
ある市立体育館の外観は、アートを意識し過ぎ、様々な造形で飾られて外部を囲っています。
外部曲線の部分が多く、雨漏りや汚れが目立ち、メンテナンスに相当の費用が掛かっています。

安藤さんの作品は、常に機能美に溢れているように思います。
それは、その建築物利用者、施主の立場、建築地域住民に配慮をした時、必然的に描かれた造形なのでしょう。
結果、アートとして評価されるのは構いませんが安藤さんの心中は複雑だと思われます。

私達の家づくりは、住む建主さんの幸せを意識しながら、エコや耐久性を求めつつ居住空間を創造します。
結果、その家が芸術的な評価を得るのは副賞のようなものなのです。

さて、今日の北海道は、吹雪に見舞われている地域が多くありました。
写真は本社から1km先の函館湾対岸から冬特有の配色背景の中に佇む函館山を撮りました。寒い!!!blogram投票ボタン
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三木露風の赤トンボ…北斗市

2010-10-26 17:20:24 | ファース本部
夕焼け、小焼の、赤とんぼ、負われて見たのは、いつの日か。
山の畑の、桑の實を、小籠に摘んだは、まぼろしか。
十五で姐やは、嫁に行き、お里のたよりも、絶えはてた。
夕焼け、小焼の、赤とんぼ、とまっているよ、竿の先。(作詞 三木露風)

次は三木露風の随筆(一部略)です。


これは、私の小さい時のおもいでである。「赤とんぼ」を、作ったのは大正十年で、處は、北海道函館附近のトラピスト修道院に於いてであった。
或日午後四時頃に、窓の外を見て、ふと眼についたのは、赤とんぼであった。
静かな空気と光の中に、竿の先に、じっととまっているのであった。
それが、かなり長い間、飛び去ろうとしない。
私は、それを見ていた。後に、「赤とんぼ」を作ったのである。
家で頼んだ子守娘がいた。その娘が、私を負うていた。西の山の上に、夕焼していた。
草の廣場に、赤とんぼが飛んでいた。それを負われてゐる私は見た。
そのことをおぼえている。北海道で、赤とんぼを見て、思いだしたことである。
子守娘は、里へ歸った。ちらと聞いたのは、嫁に行ったということである。


三木露風が幼い頃に、お手伝いさんの背中におんぶされ、その背中から見た夕焼けの空に舞う赤トンボの姿だったのでしょう。
そして背負ってくれたお姉ちゃんを慕っている想いが込められているようです。
三木露風はこの随筆から、かなりのお金持ちの息子でありながら、決して幸福感に浸ってはいない悲哀を謳ったように思います。

この想い出を創ったのがファース本部の在る北斗市、西端に位置するトラピスト修道院です。
写真は、孫の穣太郎ですが三木露風の「赤トンボ」作詞記念碑の前で撮りました。
幼年期のふとした想い出が歴史に残る童謡となるのですね。

三木露風は赤トンボとの一期一会を詩にしました。
今日は何組かの方々の来訪がありました。
人との出会いはものまた大きな可能性に繋げる機会なのでしょう。
今日は初雪が降った北斗市でした。
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人材と科学技術の育成を…北斗市

2010-10-25 17:07:08 | ファース本部
読売新聞の社説に、日本が厳しい国際競争を生き抜くには「科学技術立国」を目指す以外に道はない、と云い切っておりました。
そして幅広い基礎研究を支える科学研究の費用には国家が補助金などの科学関連予算が必要であると書いています。来年度の予算編成では各省庁の要望を公開審査などでふるいにかけます。

研究や人材育成の担い手である国立大も、この対象に含まれているそうです。
2004年の法人化後、国立大の交付金は毎年約1%ずつ減らされているようです。
科学研究と人材教育の水準を維持する事もままならない状況になりつつあります。

来年度は科学技術振興費も概算要求額の約15%、2100億円分が削減対象になりそうだと云います。
話題になった小惑星探査「はやぶさ」の後継機も削減対象に含まれるそうです。
国家形成で大切なのは、科学技術、自然科学、医療科学などの研究開発を基軸に、人材を育成してゆく政策が必須と思われます。
読売新聞の社説でも政府の投資は総合的な戦略的観点から決定されるべきだろうと結んでいます。

財源問題が大きなハードルとなっているようですが、高校一律無償化、子供手当てなどは、本当に必要な人に向けて支給すべきであり、その方法をもっと吟味すべきと思われます。
無策支給のしわ寄せで未来への投資に影響を及ばないようにしなければなりません。

北海道5区の補欠選挙で自民党の町村さんが返り咲きました。
決して旧態依然の自民党に期待したと云うより、展望の見えない現政権への苛立ちが出た結果のように思われます。今日は地元の工業技術センターのエンジニアの方々が来社され、意見交換を行いました。

公的研究機関も研究開発の財源確保に苦労をしているようです。
写真は今日も懸命に研究開発室でデータ分析する弊社スタッフの面々です。外は寒い!!blogram投票ボタン
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奇人変人、類は類を呼ぶ…函館~北斗市

2010-10-23 16:10:01 | ファース本部
私が昭和60年頃、電気以外のエネルギーを一切使用しない、全電化住宅を提案した時は、誰もが呆れて奇人変人の扱いを受けたものです。平成元年にオール電化専用住宅システムの「ファースの家」が構築できたのですが、受け入れる建主さんも工務店も奇人扱いです。

今でこそオール電化住宅は、一般的になりました。しかし当初は、評価どころか創り上げた当方はもとより、賛同する方々まで色眼鏡で見られる対象にされました。
奇人変人には、やはり同類があつまるのだと揶揄されたものです。

住む人は誰よりも良い家に住みたい、施工者は他よりも良い家を供給したいと思います。
当初の電化住宅も私達関係者は、その一心で新しい技術を果敢に取り込んできました。
素晴らしい人のまわりには素晴らしい人間が集まり、魅力的な企業には 魅力的な顧客や協力業者が集まるようになる、と云うのもまた同じ格言なのでしょう。

事業仕分けで「何故一番なのか」「二番では何故いけないのか」との論争がありました。
モノによっては一番で在る必要などないモノあるのでしょう。しかし、私達が目指すのは、技術レベルも顧客対応もまっしぐらに一番であり、二番を目指す事などありません。

技術とソフトでは常に一番を目標にしなければ永続的な進展は出来ません。
それは華やかなスポットライトを浴びるためではなく、直向に自分の出来る事に精進し、最善で最高の努力をし、その結果、奇人変人と評されるのは、いささかも厭わないのです。

今日は、新バージョンのファースの家を視察してきました。
新バージョンの家とは、高機能エアコン1台で50坪の家全部を暖める暖房方法を実践しています。
また奇人変人だと云われそう…

今日は朝から良い天気の道南ですが、奄美など大雨の地域の方々には申し訳ない気持ちです。
写真は、先ほど自分のデスクに戻って撮った奇人変人(そう見えますかね)の自分ですが…
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技術は未来を見据えての構築を…北斗市

2010-10-22 17:05:42 | ファース本部
JR東海の「リニア中央新幹線」のルートが内定して計画が本格的に動き出すそうです。
リニア新幹線は、東京―大阪間の約440kmを67分で結べると云います。これは整備新幹線のような公共事業ではなく、8兆円を超える建設費をJR東海が自前で捻出する前代未聞の巨大民間の事業になるそうです。

磁石の反発力で軌道より10cm浮いた状態で最高時速500km超の世界最新鋭のリニアは、「地表を滑る航空機」のようなものでしょうか。
東京と名古屋間だけでも投資規模は5兆円を上回るそうです。
JR東海は、国鉄民営化後、東海道新幹線を国から約5兆円余で買い取り、その借入額を約2兆円減らしてきた実績があり、その経験は自信になっているようです。

しかしながらJR東海は、景気悪化で東海道新幹線の利用客が減って収益が悪化したため、東名間のリニア新幹線の開業目標を当初の2025年から27年に延ばし、大阪までの開業は45年となるのだそうです。
私達の時代から次世代へと継承される事業なのでしょう。

私達の家づくりも、出来上がった家を30年前後で粗大ゴミしてきた時代から100年、200年と手を入れながら家そのものを継承して行く時代に入りました。
当然ながらダイナミックな技術的な進化も遂げなければなりません。

今日は、北海道電力の関連会社、ほくでんサービス株式会社、函館支店から販売課の坂本直毅さん(写真の向かって右)と出村泰弘さん(左)が来社されました。
現在、ほくでんサービスさんとには、高機能エアコン暖房での立証実験を手伝って戴いています。

ファースの家では、高性能エアコンの取り付け位置や方法で、定格数kw容量のエアコン1台でほぼ全館を冷暖房出来る事を実証してきました。
今年から北海道電力さんとも実験に加わって戴き、従来の電気使用量の3分の1程度で快適な暖房空間を実証して戴きます。

リニアも高性能エアコンも、創造する時代から実証する時代へと移行し、次世代に引き継ぐ技術構築が必須のようです。
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意欲とヤル気と肩の力が…北斗市

2010-10-21 16:29:01 | ファース本部
レンズで太陽熱を集めると発火させるだけの威力になります。
満遍に降り注ぐ太陽熱を一ヶ所に集中させたからでしょう。
1人の力ではどうにもならない事でもチームワークが成立すると何倍もの力を発揮します。

梃子でも動かい岩が転がり出すと、もう止まりません。
自動車や列車を止めるには、相当の制動力が必要ですが動く力の凄さなのでしょう。
集中して動くと猛烈な力量になります。
この集中と動きこそが人のヤル気と意欲が初期動機となるようです。

多くのビジネス読本に記載される格言で、「ヤル気のある社員と無気力の社員とでは、1年2年で差が出始めて10年経つと誰の目から見ても歴然たる差がつき、そのヤル気とは他人が与えてくれるものでなく、自らが挑戦するという意欲が在るか否かだ」とあります。

過ぎ去る時間をポジティブに過ごすには、まず自分の人生ビジョンをしっかりと描き、具体的な行動の目標を立てる事が必須のように思われます。
だからと云ってヤル気だ、意欲だ、目標だ、と意識をし過ぎると肩に力が入り過ぎて硬直状態になる場合もあります。

「肩の力を抜く」…これは、とても大切な要素なのでしょう。
ちょっと早起きして日の出の太陽に身を浴びせてみては。
限りなく続く大海原に視線をたくす。紅葉の森林に身を委ねる。
夕焼け空の真っ赤さに染まってみる。肩の力が抜けますよ…

何事にも、引く事、押す事、弛ませる事などが必要なのでしょう。
ゆったりと晩秋を愉しむような時間をつくる事も良いと思います。
写真は、ススキの穂が揺れる晩秋の空を背景に佇む大沼の駒ケ岳を本社裏側から撮りました。
今日の北斗市は気温12℃、天気晴朗なり…
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善し悪しの基準はいかに…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2010-10-20 18:26:17 | ファース本部
私達が造っている家の性能には、様々な基準が設けられています。
耐震基準は、数百年に1度程度の大震度で人的被害を及ぼさない強度の耐震性能を、耐震等級1と定めています。この1等級が基準に、25%アップを2等級、50%アップを3等級となります。しかし、アップ率は単に耐力壁の数量だけを多くするだけなのです。

耐力壁を多くし耐震等級をアップすると地盤が大きく揺れる敷地では有効ですが、岩盤のような頑丈な敷地にはむしろ悪影響となる場合もあります。この耐力壁での耐震等級には、私も含め、構造学の学者さんも疑問を持つ人が多くいます。

断熱材も断熱材の熱伝導率と厚さで計算するK値が基準になりますがその熱伝導率は、グラスウールの場合、壁の中で乾燥した空気が静止している厚さが対象です。
湿った空気は断熱効果が悪く、グラスウールが薄くなって空気対流する事もあります。

私達が用いているウレタン断熱材も、現場発泡の施工直後の断熱性能と1週間後、1年後では、明らかに性能が悪くなります。断熱材メーカーは、初期値のチャンピオンデータだけが独り歩きする事も在りそうです。
勿論、JIS規格に則った性能であっても、そのJIS規格の基準の採り方も曖昧な点が少なくありません。

私達は、メーカーが数値で表して来たJIS基準性能を徹底的に、熱負荷試験で検証します。
耐震や断熱性能は、建主さんが住んだ後から一生涯にわたり付き纏う事になります。
私達のファースの家は、温熱環境性能に特化した性能に拘っています。
しかしその全てが建主さんが快適性を満喫し、尚且つ暖房費、冷房費を安価に抑える工夫をしています。

少なくとも家づくりにおける基準とは、住む人と自然環境に、50年、100年の長いスパンで負担を掛けない事にすべきでしょう。
今日は断熱材やガラスメーカーの方々と基準などの情報交換を行いました。
国際基準で新しくしたと云う羽田空港(写真)から帰社しました。
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エリート社員の真実…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2010-10-19 20:42:06 | ファース本部
学業が優秀で一流校を首席で出て様々な資格をとり、何処からどのように見ても羨ましい限りの条件が揃った人もいるものです。ところがその人が一流企業に就職したものの、いつまで経っても実績を上げられない社員もいます。

有望だとされて入社し、大切なエリート社員としての扱いを受けながら、さっぱり能力を発揮できない社員…
どこの企業にもこのような社員は少なくありません。
このような社員で共通している事は、過剰なエリート意識が思考停止させているようです。

二番を知らない自分はエリートなのだ…上司を上から目線で指導は聞くポーズだけ。
知らない事を聴こうともせず、失敗しても自分のせいではないと思考し、だから素直に謝る事もありません。
人の信頼を失い、情報が入らず、孤立して行く事になりそうです。

弊社ファース本部社員はその多くが、勢いだけで入社した社員です。
過去にちやほやされた経験などは殆ど無く、人の何倍もの勉強しなければ、付いて行けないと云う危機感を持っています。このハングリー精神こそが成長の原動力となのでしょう。

直向に努力しているうちに上手くいかない理由は、自分のせいだと思えるようになります。
このような環境で経緯すると実績が差となって表れて来るものです。
出来る社員を採用するには、学歴や資格でなく、ハングリー精神なのでしょうか。

今日は、東京事務所で「賢者.TV」の制作会社、株式会社enjin メディア企画本部チーフの丸山 唯さん(写真)とPR番組作成についての打ち合わせをさせて戴きました。
賢者.TVは「覚悟の瞬間」の副題で日本の名だたる経営者が出演している企業PR番組です。

丸山さんのプロフィルには、座右の銘が「一期一会」だと記載されていました。
人との一瞬の出会いを自分の人生の糧にする事なのでしょう。
丸山さんは、真のエリート人生を歩んでいるように思いました。

今朝の函館の気温は2℃、東京が18℃と温度差が16℃…明日はまたその北海道へ…
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人から生きる事の尊さを学ぶ…七飯~函館~北斗市

2010-10-18 18:05:25 | ファース本部
会社の上司とは、全てが優れているから上司になれた訳ではありません。
会社の最高責任者の社長は、その地位に見合う能力や実力が必ず担保されている訳でもないようです。どんなにダメ人間でも二代目後継者で社長職に就いている人もいそうです。

真のダメ経営者やダメ上司は、必然的に関係者からしだいに力を削がれ、地位を失って行く事でしょう。ダメはダメなりにその地位に就いているのは、それなりの理由があります。
洞察力、直観力、先見性などに秀でた人は、表面上ダメ人間に見える場合があります。

私は、人前で話をする機会が多いのですが上手なスピーチの出来る人を多くしっています。また何回聴いても下手なスピーチしか出来ない人も多くいます。しかし、スピーチの上手、下手は、その人の優劣に全く関係しないと云う現実もあります。

喋りの下手な人に詐欺師はいません。優秀な技能者は総じて喋りが下手のようです。
私達、家づくりの業界でも、腕のたつ大工職人で饒舌で語りの上手い人は皆無です。
一方、プレゼン能力がなければ、優れた技能や技術を普及推進させる事も出来ません。

企業を構成する社員、教育を司る教員、組織を運営する職員…
私達の社会を構成する人々は、実に様々な能力や才能を持ち合わせているようです。
全く何も出来ない人、何の取柄の無いと人などは存在しないのでしょう。
本当に優秀な人は、常に他人から学ぼうとの姿勢が在るようです。

土曜日は、私達の長男の結婚で、嫁さんのご家族を紹介する集いを行いました。
博士や大臣の親戚、政治家や一流企業経営者、一般社員、トビ職、大工職人など、実に多様な人々が一同に介する機会がありました。人から学べる事の尊さを感じた日々です。

写真は昨日、お嫁さんのご家族を案内した五稜郭タワーから撮ったものです。
新しく親戚になったお嫁さんご家族からも、親戚だからこそ聴ける話を聴けました。
その全てが財産になりそう事ばかりです。今日も天気に恵まれた道南でしたが明日は東京出張です。
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若者のさり気ない気配りが気品に…函館~北斗市

2010-10-16 15:10:22 | ファース本部
昨日の札幌から千歳空港行き快速ライナーはかなり混みあっていました。
(写真は函館空港に向かう飛行機で羊蹄山の傍を通過したネット画像)
札幌始発なので札幌駅から乗り込む人々は、並べば殆どが座席に座る事ができます。
私は読書が習慣となっているため300円加算で指定席をとるようにしています。

昨日も一般車両の前に並んでいると座れなくなる事があるため、指定席車両から乗り込んで、自由席車両に移り乗る人が何人かおりました。大声で話す言葉が中国語です。
日本人も以前はこのような人もいましたが、今は粛々と列に並んで待つようになりました。

指定席の取れなかった知り合いの人が並んで自由席に座っており、その隣の席が空いていたため私は自分の指定券を入口通路で立っていた年配者に差し上げました。
とても感謝され私は気分良く、自由席の車両で知り合いの隣席に座る事が出来ました。

ところが自由席車両では、とても感動的な光景を見にする事になります。
次の駅で乗り込んで来た乗客は、70歳をゆうに超えていると思われる老夫婦です。ところが、札幌駅で見た、長い行列に並び順番を持っていた茶髪の若いカップルが前の席に座っていました。老夫婦を見て2人揃ってさっと席を立ち、老夫婦に「どうぞお座り下さい」と、ニッコリと笑顔を…

驚いたような顔を見せ、恐縮している夫婦の荷物を2人の若人は、速やかに荷棚に上げてやり、2人を席に付かせてから、入口通路に移動して行きました。
それから35分間、カップルは、立ちっ放しで終着駅の新千歳空港駅へ…

日本のGNPは中国に抜かれて世界3位になったと云われます。しかし今の日本は、道徳心、品性、文化度が世界の何処の国より優れており、とても誇りに思えます。
今日は、東京に住む長男が素晴らしい伴侶に恵まれ、函館で親戚縁者に紹介する小宴を開きます。人や自然を尊ぶ、さり気ない気品ある家庭を築いてもらいたいものです。

今日は東京から来函された方々を歓迎するような快晴に恵まれた道南です。
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武器開発と文明進化…札幌~千歳空港~函館~北斗市

2010-10-15 18:06:50 | ファース本部
チリでの鉱山事故の救出劇で全員が無事に救出された事に誰もが安堵しています。
地下700mに生存者が確認され、救出準備に入った時は、全員救出が年末、クリスマスの頃になるだろうと云われておりました。

今回は、海底に取り残された戦艦内部や、トンネル崩落で地中に孤立した兵員を救出するために訓練された軍隊のレスキュー隊員がその任務を遂行したと云います。今回の救出が年末までズレたら、幾人かの犠牲者は避けられなかったと云う識者の意見もあります。

軍事訓練…攻撃武器の全てを完全処分するのが理想です。しかし世の中には、必ず変な思想や変な信念を持った国家が現れるものです。
止むを得ず武器を持つ…いささか哀しい現実ですが、現状なのでしょう。

この軍事産業から得た電子技術、化学技術、機械技術などは、宇宙科学などの文明進化にも役立っている現実があります。今回のチリ落盤救出もその一つなのでしょう。
このような高度な技術は、是非、世界平和のためだけに生かして戴きたいものです。

今日は函館発明協会の主催で北斗市内から全国展開を行う、3社の企業訪問を行いました。
函館名物、いかそうめんの水産加工企業、段ボール容器成型の企業、吊り具の「錘(おもり)」のメーカーです。写真は錘メーカー、㈱フジワラの社長、藤原鉄弥さんです。

藤原社長の会社は、色とりどりに着色し、様々な形状の錘を製造販売しており、国内だけでなく世界各国に販売しているそうです。業務用や遊魚用など、おもりの色、形状で魚のいるポイントへ真っ先に届き、魚が興味を示す工夫が為されています。

このような技術は、汎用によって軍用技術にも活用出来ます。しかし藤原社長のモノづくりは、社会をポジティブに志向する理念を感じました。
午前の千歳空港は土砂降りの雨。午後の函館、北斗市は晴れ、その一日も暮れて行きます。
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1級建築施工管理技術師の更新講習から得たモノ…札幌市内

2010-10-14 21:17:53 | ファース本部
大気を汚染させている要因は、建設業17%、製造業17%、商工業11%、そして個人生活が46%と断トツのトップとなっています。これは、公的機関が行っている「平成20年度公害苦情報告書」に記載してあります。

人の暮らしが、大量の大気汚染物質を放出させていると云う事なのでしょう。
また同じ報告書に騒音件数も載っており、商工業29%、建設業27%、製造業15%、そして個人12%と、一般生活においても相当の騒音を出していると云う事なのでしょう。

今日は、札幌で朝から夜まで、終日にわたり缶詰状態で研修を受講しました。
これは1級建築施工管理士の更新研修です。このような研修会は、型どおりで紋切り調の説明かと思っていたら、受講しなければ時代遅れになりそうな最新情報ばかりでした。

上記のようなまさかと思うような受講内容に組み込まれております。
また暴力団が工事現場などに介入してくるような時、施工者は、断固として拒否し、速やかに警察に通報する事が義務化されたそうです。知らなかった人が多いと思います。

普段は、演壇から講師の立場になるのが殆どなのですが、受講者の立場になればその加減が見えてきます。受講者が居眠りをしたくなる状況も見えてきました。
先生と云われる講師は、聴衆側に居て聴く機会が少ない気が致します。

受講者にとっては、貴重な時間と受講料を支払って研修に参加しているのですが、講義が一本調子の単調になってしまうと、ついウトウトし出します。講師は、揚々、沈黙、また感情を押し出し、表情を引くなどの強弱なども研究しなければなりません。

多くの事を学んだ講習研修でした。肌寒さを感じる札幌ですが明日は函館に戻り、発明協会主催の企業訪問を行った後に北斗市本社に帰社します。
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