豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

学識者の研究発表とは…函館市~北斗市

2017-08-31 18:06:55 | ファース本部

今日は生まれてはじめですが学術研究の発表会に参加してきました。
研究成果を公表するには研究会、雑誌や新聞投稿での公表や所有権主張のための特許出願などがあるようです。
私はもっぱら特許出願を行い、そのロイヤリティが弊社の収入源となっています。

今回の学術発表は、弊社が開発した「雪の積もらない屋根」に関する内容です。
雪の積もらない屋根は、雪の降る前に屋根面をプラス温にしておく必要があり、降雪予測センサーの開発は必須でした。

そこでIT情報を得意とする「はこだて未来大学」と共同研究を行う事になりましたが、未来大学の大場みち子教授とは、院生指導やテーマ別研究などでお付き合いがありました。
今回は、センサー作動研究を得意とする長崎 健教授(写真)が指導して、学生達と行った降雪予測センサーの研究内容発表でした。

気象庁のアメダスを活用し、雨雲が近づいて来て、上空気温が氷点下で、降雪になる事を予知し、「雪の積もらない屋根」の電源をオンにします。
北斗市本社の「雪の積もらない屋根」で実験しましたが、降雪予報が出ていないのに、その夜は雪が降り、長崎先生の予知センサーは、しっかりとオンになっておりました。

今日は、函館アリーナで開催した、電気学会 産業応用部門大会の会場に弊社の研究開発室長の村上と一緒に参加して長崎先生の発表を聴くことが出来ました。
さて、明日は広島に移動して日本建築学会の広島大会に参加します。
広島での建築学会では、弊社と法政大学が共同研究した温熱関連の発表があります。

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好奇心と目的をもった勉強を…北斗市

2017-08-30 17:32:06 | ファース本部

一昨年まで毎年の夏休みには、東京に住む孫息子が1年生から4年生まで、この北海道北斗市で過ごしていました。昨年からは、弟の方が来るようになりました。
彼は、中学受験で来れず、中学に入ったら夏休みはもっぱら北海道で過ごすのだそうです。

小学1年生になって、弟と妹がいる東京の家族から夏休みくらいは離れて暮らす事も良い経験になるだろうと思い、私が東京出張の際に連れてきておりました。
一緒に北斗市本社に出社し、会社の朝礼にもスタッフと一緒に参加した後は、私の執務室で一心に勉強しておりました。(写真は彼が1年生の時です)

彼に勉強をしなさいなどと云う事はありませんが、宿題などは直ぐに終わるため、自分が相手になると大変なので、書店からテキストなどのドリルを何冊も購入して与えていたのです。
彼は書店で買った草花図鑑を持ち、周辺に生えている草花を図鑑から探し当て、その由来や特性などを熱心に書き留めるようになりました。

彼は、教科資料に書かれている事に好奇心が湧いて勉強するようです。
2年生の夏休みになると3年生の教材でも直ぐに終わるため、相手をする自分が大変となります。
3年生の夏休みに「何のために勉強するのか?」と聴いたら「何となく」と云います。

私が彼に「何か目的を」と云うと「目的って?」と聞き返され、例えばパイロットとか弁護士とかになるための勉強だと云っても「ふ~ん」とした感じです。
しかし、お医者さんは、との問いには即座に「僕、お医者さんになる」の反応があり、それからが大変です。

医学部のある公立大学は、相当な偏差値が必要であり、そのための中高一貫校を目指しております。
娘夫婦には、自分の一言でえらい重荷を負わせたようで恐縮しているしだいです。
その彼も来年のこの時期は中学生になって、この北斗市で夏休みを過ごしていることでしょう。

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いの1番…北斗市

2017-08-29 18:10:43 | ファース本部

以前に建築された木造在来軸組み構造の小屋裏を覗くと木材に、「いろはに」と「1234」の組み合わせ記号が記入してあります。
昨今は、プレカットなのローマ字のスペルが並ぶようになり、少し味気ない気がします。
「いの一番」の「い」は、いろはの「い」で平仮名の最初の文字です。

「いの1番」とは、とにかく最初に行なう行動の事である事は確かです。
この「い」の「1番」記号は、我々の家づくりに大きな関わりがありました。
大工さんが切り込みを行う際には、刻んだ木材にパズル番号のような記号を付けます。
「いろはにほへと」の平仮名と「123456」の数字の組み合わせです。

家の土台の上に最初に建て上げる柱の番号が「い1」と言う事になります。
家の中心を支える大黒柱の多くは、この「い1」と言う事になるのが通常です。
この「いの1番」の柱に大梁が掛かり、小梁、ネタ受けとなり、家の骨組みが出来ます。

五重塔は、真ん中に建つ1本の大柱に、四方の登り隅梁がかかり、4本の隅柱でこの隅登り梁を受けます。
この上に四隅の隅柱の内側に二重目の隅柱が建って、五段重となり五重の塔となります。
真ん中の大柱(写真のような)が「いの1番」と言う事になるのでしょう。

我々の先人達がつくった神業的な技能、技術は、神秘的な感じさえ覚えます。
弊社の大工も墨壺を持って手刻みを行うため、「いの1番」の記号の意味を知っています。
さて、今朝の「いの1番」は、ミサイル発射のJアラームで起こされ、日本中が不安に晒されましたが、いの1番に打撃を受けるのが、あの国の指導者なのでしょう。

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住み良い家づくりを追求すると…北斗市

2017-08-28 18:23:16 | ファース本部

新しい試みの多くは、失敗が憑き物です。
新しい試みから得られる事も極めて少ないモノです。
実は、実験の失敗で得られる情報の方がはるかに大きいのです。

強かな試みを無くして新しい技術を具現化する事などは出来ません。
しかし大学や総合研究所、大手メーカーさんとの共同研究で、失敗ばかりを繰り返すと確実に信頼を失います。
大まかな目途が立つまでは社内実験を繰り替えすのです。

ファースの家は、より施主が住み良くするために行った試みの延長線上に出来上がった住宅システムです。
一生一代の家づくりを行なう建主さんに失敗させないためには、我々開発者が先んじて、何度も失敗を繰り返す事が必要なのでしょう。

色々な素材を組み合わせると、本来の素材よりはるかに効果をもたらす事があります。
現在は、熱の伝え易いガラスを使用して断熱ガラス壁の研究開発を行っています。
ところが想定した性能をはるかに下回る結果に終わる事も多くありました。

ガラス素材は元々熱を放出し易い特性があります。
その特性の裏側にある要点を引き出すと面白い結果を得られそうです。
新しい試みには、常にダイナミックな結果が伴います。

写真は熱貫流率U値がグラスウール200㎜相当の断熱効果のあるガラス壁の実験です。
現在は、このままでは現場施工が出来ないため、施工可能な形態研究を進めています。
これは、お施主様がより住み良い家づくりを実践するための試みなのです。

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視点を変えると発明が…富山市内~富山空港~羽田空港~函館空港~北斗市

2017-08-26 16:08:42 | ファース本部

発明とは、今、不便を感じている事を何とかしとうすことが動機となります。
多くの方々は、不便さを何とかしようとせずに遣り過ごしているようです。
どの不便さを解決する方法を思考することが発明の一歩とも云えるかも知れません。

その不便さを解決するための道具があれば入手することで解決できます。
その道具が無ければつくる事が発明品になります。
その道具が既に他の人が起案して世間に公表している場合は特許になりません。

私達は年間にかなりの特許出願を特許庁に提出していますが、発明したモノと同等のモノや参考文献などを徹底して調査することが大切な仕事です。
調査して見つかれば、それを上手に使用する事で困った事も、不便な事も解決できるのです。

既存の道具が高価で、使い勝手が悪い場合、それを解決する手法も特許となる事もあります。一般の方は、多くが特許事務所に依頼して弁理士さんに書いて戴きます。
特許出願方式は、頻繁に改正され、素人ではかなり難しいと思います。

私達も最初は出願に試行錯誤を繰り返したものです。
私達ファース本部は、特許権利がビジネスの根源になっており、やはり特定の弁理士さんの助言を頂く事も多くあります。特許出願書や商標登録は全て社内で行、案件によってはお世話になっている弁理士さんにお願いをする方法をとっています。

昨日訪問した光岡自動車オーナー創業者の会長、光岡 進さんも優れたクリエーターです。
「好奇心や遊び心」が無ければ想像力を具現化できないものです。
一方で奇人変人と関わる人からは必ずしも好意的に受け入れて貰えないものです。

さて、写真は今日撮った飛行機の真後ろですが、この中に200人以上もの人が乗っていると思考すると様々な世界を創造出来るモノです。これはワクワク感が相乗してとても愉しいのです。

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光岡自動車の創業者どうしが通じる信念とは…富山市内

2017-08-25 20:20:14 | ファース本部

「自由な発想と遊び心で車づくりを生業にした」
今日は、トヨタや日産などの大手自動車会社と一線を画す手づくり自動車メーカーの株式会社 光岡自動車さまを訪問しました。
ユーザーと夢や希望、そして喜びを共有したい事が光岡自動車設立の動機だといいます。

光岡自動車さんは10番目の国産自動車メーカーですが「優雅」(ユーガ)「凌駕」(リョーガ)「我流」(ガリュー)等と独特のスタイリングの車を次々に出しています。
中でも東京モーターショーでは、写真の大蛇(オロチ)が大注目を集めました。

今日は、北海道企業が参集して取り組んでいるEV自動車のヒントを頂く事が目的でした。
写真は創業者で取締役会長の光岡 進さんと撮りました。
光岡会長の創業時は、富山市内の馬小屋を借りて板金塗装や整備工場を行ったそうです。

そのうちに中古車販売を行うようになり、外国車も販売する事からアメリカ視察の際に見たレプリカに魅かれ、フォルクスワーゲン・タイプをベースにした車を購入し、日本の認可を取得して、公道で走らせるための開発を行ったのが最初だそうです。

自動車生産は、国土交通省や経済産業省、環境省、道交法などの様々な規制があります。
公道で自動車を走らす事は、筆舌で語れない難儀なことです。
私がグラスウール断熱材から樹脂発泡断熱材に帰る時も様々なハードルがありました。

既得権や既成概念との闘いは、既得権者である抵抗勢力との闘いでもあります。
しかしユーザー夢を叶える事は、自分の夢を叶える事にもつながります。
絶対に諦めないスピリッツが創業者の共通した信念だと思われます。

参加した北海道EV自動車開発プロジェクトチームの方々も、光岡進会長の話に惹かれ、多くのヒントを頂く事が出来たようです。

スーパーカーの大蛇(オロチ)が話題となっております。
フェイスブックの方は私達の写真部分をクリックしてgooブログで見てください。

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家の寿命と床下環境…北斗市~函館空港~東京都内~羽田空港~富山空港~富山市

2017-08-24 20:58:34 | ファース本部

ネット活用の無料相談を行っていますが、床下環境に関する質問が増えています。
床下がカビ臭い、腐っているなどの質問です。
この真夏でも床下は低温となっており、外気湿度が高いため床下換気口から入った湿気が低温部分に凝縮(結露状態)する作用が起きます。

専門家の方の解説文には、床下換気が床下結露を助長しているとの説明を多く目にします。
確かに湿度80%の外気では僅か数度の低温部分が露点温度となります。
床下の地盤面は、露点温度に以下になってしまうからです。

この解説は理屈に合っているようにも思いますが、必ずしも現状に則しておりません。
床下換気口をしなくても外部湿気は隙間を通じて床下の低温部分に吸い込まれます。
現況の工法では、湿気の入らないような床下空間を構築する事がとても困難なのです。

この専門家の解説を真に受け、床下換気口を塞いだところ、一気に土台が腐ったと言う事例も報告されています。これは当然の成り行きなのです。
建築基準法は、総て現場状況に則したものでもありませんが、床下換気口を5メートル以内に300平方センチメートル以上のものを取り付ける規定(特例を除く)があります。
(特例とは然るべき処置を行った家・ファースの家は床下換気口なし)

様々な事象を検証した結果、床下空気を停滞させる事の方が劣悪な状態となります。
床下地盤の湿気が増えても、床下の空気を動かせて停滞させない事が肝心です。
然るにファースの家は、床下を低温にしない構造で、空気を常に動かしております。(写真)

さて今日は涼しく雨模様の北斗市から気温35℃の東京都内で用務をこなし、気温30℃、湿度80%の北陸富山市に遣ってきました。
何も対策のない家の床下が腐り易い、蒸し暑さの極みとも云えそうです。

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ガラスでつくる断熱壁…北斗市

2017-08-23 17:45:47 | ファース本部

断熱効果の高い家づくりを行うには、窓面積をかなり意識することになります。
窓ガラスは日射熱を取り込みますが、逃がす熱も多いのです。
一般の北海道の高気密・高断熱住宅は、壁の熱貫流率が0.3程度ですが、ペアーガラスの窓でからはその6倍もの熱を逃がします。

ファース本部は、窓でなくガラスを多層にすることで日射熱を取り込んでも、その熱を逃がさないガラス壁の研究開発を行っています。
平成12年に特許を提出しましたが、審査請求をするほどの技術と思っていませんでした。

この度はその特許出願した技術を発展進化させ、開口部ではなく断熱ガラス壁として製品化を目論んでおります。
ペアーガラスは、二枚のガラスの合間に乾燥空気を閉じ込め、その空気が断熱します。
昨今はトリプルガラスにLow-E機能を持たせ、逃げる熱を減らす窓が市販されています。

ガラスの間隔を広くすると閉じ込めた空気(クリプトンガスやアルゴンガスもある)が、対流を起こして断熱効果が悪くなり、その間隔が極めて重要になります。
その適切な間隔を確保したガラスを多層にする事で断熱ガラス壁を構築する事ができます。

平成12年の特許と異なるところは、その多層ガラスの収納方法にあります。
どんな素材でも多層にすると断熱効果が発揮できるため、軸組みのなかに嵌め込む技術の特許でしたが、多層ガラスとなると施工方法と地震などの揺れ吸収の仕組みが必須です。

北斗市本社の多層ガラス実験ハウスで、今日の室温が45℃(写真)にまで上昇しています。
今年の真冬は、氷点下10℃の時も+25℃まで上昇しました。
ゼロエネハウスに最適な部材が出来そうです。


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「施主の施主による施主のための家づくり」…北斗市

2017-08-22 17:33:26 | ファース本部

アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーン(写真)の有名な格言で「出来ると決断しなさい、方法は後から見つけるといいのだ」というのがあり、私も感銘する格言です。
リンカーンの「国民の国民による国民のための政治を地上から絶やない」と宣言した演説は、後の政治家たちの多くが、この格言を引用するようになっています。

アメリカ合衆国南部の奴隷解放、南北戦争での国家分裂危機を乗り越えた偉業が称えられ、150年を経た現在でも「偉大な解放者」、「奴隷解放の父」とも呼ばれている。
当時のアメリカはアフリカから奴隷として連れてきた人々で建国したとも云えそうです。
その奴隷を支配する白人達は、奴隷解放に激しく抵抗し、南北戦争に陥ったとされます。

肌の色の違いで人権を踏みにじる行為を止めない限り、アメリカには真の国家像ではないと確信して「奴隷解放」の英断にふみ切ったのです。
リンカーンの奴隷解放がなければアメリカは、現在の大国になる事も無かったと云えます。
「国民の国民による国民のための政治」素晴らしい格言です。

私達家づくりを生業にするものは、「施主の施主による施主のための家づくり」に通じます。
政治家が政治屋たる稼業になったと揶揄する声も少なくありません。
中身の伴わない理屈だけで施主をその気にさせ、悔いを残させる家づくりを行う業者もいます。

私達は「国民の国民による国民のための政治」を行う政治家を選挙で選ぶ事が出来ます。
工務店は、「施主の施主による施主のための家づくり」に徹する事を、この格言から再認識すべきでしょう。
地域工務店経営者は、そのような家づくりを行うのだと「先ずは決断すべき」なのです。

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モノとヒトの違い…函館市~北斗市

2017-08-21 18:02:37 | ファース本部

先週末、日本の宇宙ロケットH2A35型で打ち上げ日本版GPS「みちびき3号機」は、私達の頭上の宇宙空間を舞っています。
秋には「みちびき4号」を打ち上げ、従前GPSの10m範囲の精度が6㎝になり、細かい作業を宇宙空間からコントロールすることが出来るようになると云う事です。

タクシーもバスなども、ドライバーがいらなくなり、自動運転の時代になると云う事です。
時代が変われば今まで必要だったモノも要らなくなってしまう場合も。
住宅部材は、アルミサッシの無かった時代は総てが木製建具か鉄製窓枠でした。
トビ職時代にはビルに鉄製の窓枠を取り付け、ガラスをパテ止めした経験があります。

稲藁(いなわら)を用いた畳床は、今や殆どがスチレンフォームになりました。
高級畳の踏み心地を稲藁で行うと、とても重くて高額になりますが、スチレンフォームでは、軽くてもその使い心地をつくる事が出来ます。

今日は、木製建具店で函館市内の(有)阪井建具製作所さんを訪問し、社長の阪井 肇さん(写真)と、多層断熱ガラス壁のフレーム作製の打ち合わせを行いました。
無いモノを創り出す動機付けは、まさに人の知恵と工夫がなければ出来ません。

スチレンフォームの畳もGPSコントロールの自動車も人が遣る事をなぞっているだけです。
そのなぞり方が人間より精密で正確なのですが、それも人と対比してのことです。
何事も先ずは、人が介在し、血の通ったモノづくりが行われることから始まるのです。
この多層断熱ガラス壁フレームは、阪井さんに恒常的な作製を要請する事になりそうです。

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起業してから今年で50年に…北斗市

2017-08-19 16:52:04 | ファース本部

私自身が起業してから今年4月で50年になります。
21歳の時に北海道から東京に出て、仲間5人の今の建築業の前身である鉄骨組み立て業を始めました。
写真は創業時の昭和42年に撮影したモノです。

大都会東京を駆け回り、仕事を漁り、その仕事をこなし、請負代金を貰って、その中から仲間に給与を支払います。
アパートや宿舎、工場家賃やリース代金を支払って残った金額が自分の報酬となります。

この昭和42年に北海道から東京に出た時、若干21歳の私に鉄骨工事を請け負わせてくれた元請会社は、出来高払い(仕事が終わった時点で請求書を受け付ける)でした。
当然の成り行きなのでしょう。

それでも元請会社の経営者の寛容さ、仲間達の頑張りで仕事は順調に受注できました。
10年間の東京での下請け仕事から、何とか元請けで自分のセンスで仕事をしたいと、昭和53年に東京から郷土の北海道に拠点を戻しました。

地元の大工さんが建てる家と較べると、都会センスを取り入れた家の斬新さがヒットし、受注が次々と舞い込み、短期間で地域の中では、その存在が目立つビルダーになりました。
しかしつくった家は寒い、暑い、結露などの事象があり、あらゆる研修や勉強をしました。

しかし公的な施工マニュアルで施主を幸せに出来る家づくりに限界がある事に気付きます。
そこから始まった工務店経営を行いながらの温熱環境の研究開発です。

地下足袋姿のトビ職が、研究者になるとは自分自身も思いもよりませんでした。
住宅システムの研究開発は、どうやら自分の生涯 続くかもしれません。

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住宅フランチャイズとは…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2017-08-18 17:32:30 | ファース本部

ある住宅フランチャイズ本部の代表は、私達ファース・グループのような家の性能ハードでは直ぐに真似をされるので、真似されないソフトで勝負するのだと信念を述べていました。
住宅フランチャイズをビジネスとするならそれも一案なのでしょう。

そもそも私は、住宅フランチャイズをビジネスモデルとして思考した事はありません。
「住む人を幸せにすること」で施工した工務店経営者やスタッフも幸せになれます。
住む人を幸せにするには、家に性能つまりハードがなければならないのです。

夏涼しい、冬暖かい、光熱費が安価、カビや腐朽菌がでない、高耐久で台風や地震に強いなど、これは総てハード性能で成り立っています。
人がいるから家が必要で、その家に住む人を幸せにする必然性があります。

その人さまの幸せは、総てが自分自身の幸せづくりに直結しているのでしょう。
確かにハードは真似されます。
何シーズンも試行錯誤の研究や実験を繰り返して構築した住宅システムです。

要所の特許出願をしているものの、公開して間もなく特許細部を巧みに交わした類似品が次々と販売されます。
このようにハードは直ぐに真似をされるものなのです。
私達の住宅システムを真似した家でも、お施主様が幸せになれるなら、それもまた善です。

しかし現実には、紛い物の家づくりで、施主の幸せづくりを叶う例は少ないのです。
それは、家は出来た時点から真の家づくりの始まりであり、私達開発者と施工工務店が常に一体となってお施主さまの幸せづくりをサポートする事が必須だからなのです。

住宅システムのフランチャイズ本部は、加盟工務店と施主とを常に信頼で結ぶ責務を負います。
東京と群馬からの出張から戻り、早速実験ブースで温度分布の確認を行いました。(写真)

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床面・壁面・天井面と室温が同温に…前橋市~東京都内

2017-08-17 19:45:55 | ファース本部

床面と壁面、そして天井面と室温の総てが25℃に保たれ、更に湿度が50%台を常にキープ。
今年の夏はいつもより過ごし易いのですが、夏場の本州は高温多湿となります。
今日は群馬県前橋市のFAS加盟工務店の山崎建設さまを訪問してきました。

山崎建設さまの社長、山崎弘一さんは、16年前にFAS加盟工務店へと参加する以前から、家づくりにおける温熱環境へのこだわりを持ち続けておりました。
私が最初に前橋市にお邪魔して際は、ファース本部としても学ぶ事が多く、加盟金を支払ってまで、ファース・グループに加盟する必要などなかったと思うくらいでした。

それでもきっちりと加盟金を納めFAS加盟工務店になりました。
それからも自分なりに手を変え、品を変え、いっそうの性能アップに努めました。
しかし、結局はファース本部の施工マニュアルが基本である事を認識したそうです。

今日は、前橋市の山崎建設様のお近くにある、写真のファースの家を訪問しました。
お伺いした際の前橋市の気温29℃、湿度95%でしたが、ファースの家の室温25℃、床面25℃、壁面25℃、天井面25℃、これは一階と二階の総ての温度でプラスマイナス0.5℃未満でした。
更には湿度が50%~60%未満に保たれておりました。

その時の家全体(約140㎡)の全電力消費量が800wでした。
ちなみにこの家のUA値は0.29でQ値1.15に相当します。
前橋市は近くの熊谷市と同じく、40℃近い日本最高気温をマークする事もあります。

36℃を超える場合も温湿度に変わりはなく、電力消費量が増えるだけなのだそうです。
前橋市の山崎建設様には、体感用モデルハウスもありますので是非とも足を運んでみてください。
このような住宅を日本の総ての方に実践してあげたいものです。

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ファース工法開発動機は茅葺の家…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2017-08-16 19:36:03 | ファース本部

地球温暖化が進むと云いつつも夏らしくない涼しい日々が続いています。
北海道で7月と8月に暖房を行った事は初めての経験です。
今日は東京に移動してきましたが、東京もいつもよりはるかに涼しい夏のようです。

人は誰もが家の中で冬暖かく、夏涼しく過ごしたいと思う事でしょう。
そのために隙間のない高気密、断熱材を厚くした高断熱性能の住宅が普及しました。
その高気密、高断熱の性能と比例するように家の寿命が短くなったのも事実です。

私は昔の家屋で人々がどのように暮らしたかを調べた結果、茅葺屋根に行き着きました。
茅葺屋根は大量の雨水を抱え、夏の暑い時この水分を蒸発させ家の中を涼しくし、真冬はこの水分で乾燥を防ぎ、人の身体から体温を奪うのを防ぐことで温かさを保ちました。

家屋の中央の囲炉裏で、天井から吊った棒の先に鍋を下げてお湯を沸かし炊事をします。
子供達は囲炉裏端に卓袱台を持ち込み、薪が燃える赤い炎で顔を赤く染めながら飯を食い、勉強をし、親からは「薪を運んで」の声に「はい!」と応えなければ強く叱られます。

この囲炉裏端で、喧嘩しては仲直りの仕方を覚え、爺さん婆さんの昔話を聞き、父や母から自然に躾けされ、家族が一緒になって喜びや悲しみを分かち合ったもの。
この日本の伝統文化は、時代の渦に消えさせてはいけません。

私達のファースの家は、先人達が培った茅葺(写真)の思想にいつまでも拘って行きます。
さて、今日はその理念を形にするための、部材製造工場で工場長と意見交換をしてきました。

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施主を感動させる家づくり…函館市~北斗市

2017-08-15 16:27:53 | ファース本部

30年前は金融機関も含め、誰もが相手にしてくれなかった弊社福地建装です。
昭和60年にオール電化住宅が市場を占めることを予測した人は私も含め皆無でした。
ましてグラスウールに変わる断熱材として、可燃性の高い樹脂スプレー発泡材を家に使うなどは狂人だとまで罵られた時代がありました。

どれもこれも既得権者やグラスウール断熱が前提での生業の人たちの論理です。
日本初の断熱方法は、そもそも実績がなく、危険極まりないのが現実でした。
実験ハウスをつくり、何度も試験を繰り返し、火炎防止対策を施して創り上げたのが昭和60年代後半、そしてファース工法が構築出来ました。

断熱と気密性能が想像を絶するほどに高くなり、換気扇を回してもガスが燃えません。
空気が入らず換気扇が機能せず、酸欠となるため窓を開けてガスを燃やす始末です。
やむなく行ったのが家屋内の熱源の総てを電気で行う「オール電化」となります。
しかしこのオール電化ファース工法の家に住んだお施主様の感動、感激に歓喜したのです。

「誰のための家づくりか」
それは既得権者のためでもなく、断熱技法を構築してきた学識者のためでもありません。
多額のお金を支払って家族の幸せを包む、お施主様のために家づくりを行います。
今は、全国各地にファースの家が建ち、大手企業から業務提携の誘いも多くあります。

しかし私は、「住む人と 幸せを分かち合う 家づくり」の理念を変えるつもりはありません。
ファースの家の住み、感動するお施主様の家族をこれからも見続けて行きたいからです。

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