私達の住宅業界は、地球温暖化防止や省エネのため、家の断熱性能を高くすることに潮流が変わり始めています。省エネ基準は、住宅ローン金利緩和優遇などの特典で、普及を促してきました。
2020年からは、次世代省エネ基準の断熱性能が強制的な義務化となります。
つまり次世代省エネ基準を満たさなければ、建築確認申請で建築許可は交付されません。
断熱材を厚くし、高断熱サッシの採用などと断熱仕様書で建築確認申請はクリアします。
しかし、住宅量産会社が頑なに嫌がっていた高気密、高断熱なる住宅は、単に建築コストが高くなるだけでありません。引き渡し後のユーザークレームの多発を危惧しています。
私は、30年前に誰もしなかった樹脂スプレー発泡断熱に踏み切った理由がそこにあります。
公的な断熱施工基準では、高温多湿の日本列島に家づくりを行うことで断熱材に様々な事象が発生するからです。お施主様と向き合う現場最前線にいる地域工務店経営者であれば、誰もが実感したことでしょう。
断熱材の性能が経年劣化して行くことです。
私達、家づくりを生業にするものは、省エネ基準を満たすことが目的でなく、お施主様を幸せにすることです。特に地域密着の工務店経営者は逃げも隠れも出来ない宿命にあります。
研究機関のデータで役所の示した断熱基準では、お施主様を必ず幸せに出来るとは断言など出来ません。
私達は、お施主様を幸せに出来る確たる自信と責任を背負っております。
フォルクスワーゲンの不正は、企業収益と拡大志向で失った信頼は果てしなく莫大です。
住宅会社も地域工務店も経営が伴いますが、不正経営した時点で抹殺されるでしょう。
信頼の家づくりは、エンドユーザーと協力業者とのコラボレーションが必須となります。
今日は函館市内に建築中のファースの家を視察してきました。
たまたま近くに住むお主様の下里瑛司様(写真)のご一家が来場されておりました。
下里様は、既に何年も前からファースの家をウォッチされて熟知し、一緒に考え、一緒に施工し、そして出来上がってからも一緒に家を育てて参ります。
下里様ご家族とのコラボレーションは一生涯続くのです。なんかワクワク感が致します。
私達は30年前から2020年仕様のスペックで家を造り続けてきましたが、そこには省エネ基準の有無などに左右されることなどありませんでした。これからも、いつまでも……
さて、9月最終日は、最高の天候に恵まれました、明日はこの時間、札幌市内います。
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