豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

学力・学歴と人生満足度…北斗市

2015-01-31 14:57:51 | ファース本部
当方は、家庭裁判所の家事調停委員を拝命したから20年近くになる。
調停員は、最高裁判所から任命されるため、ある程度の権威ある特別国家公務員です。
調停委員の先生達は、弁護士と校長先生をリタイヤした人が半数以上を占めています。
そうそうたる学識者が多い訳ですが、当方のような中卒者の調停委員はいないようです。

立場上で時々、裁判官の方々とは、意見交換する機会があります。
難関の司法試験を突破して法曹界の一員になるのですが、弁護士、検察官、裁判官とそれぞれ志を抱いて選択するようです。法曹界では裁判官になるのが更に難関だそうです。

その現職裁判官には、司法試験を同時期に合格した同期生がいます。
いずれも優秀な方々ばかりなのでしょうが、優秀な人だけが必ずしも幸せになっているとも限らないとようです。子供の頃から天童と言われ、地域でトップクラスの進学校に入学し、大学の法学部を卒業し、更に司法試験に合格する…

このような学力に秀でた方々の人生は、一旦レールに乗ると安定した人生航路を経過し、穏やかな人生を過ごす確率が高くなるようです。裁判官を退職する年代になってから、過去を振り返り、「幸せだったですか」と問われれば、もっと別な人生もあったかな…と。

ところが当方のような学歴のない人間は、カラダで仕事を覚え、自分の知恵だけで人生のレールを敷いて人生航路を創って行きます。とても不安定な生き方なのでしょう。
ところは当方の中卒でトビ職仲間の晩年は、けっこう幸せそうな老後を過ごしています。
自由奔放に生きて、敷いたレールではなかった道を揺ら揺らと進行しても人生をエンジョイしている人も多いのです。

ところが、学力に秀でた人には、歩まなければならない道が限られるようです。
地域でトップクラスの学力なのだから、この高校、この大学、この企業と言うような。
当方のような中卒者は、「もっと別な人生もあったかな」と言える選択肢がなかったのが現実なのですが。

さて、1月も今日で終わりです。写真は同級生が経営するガソリンスタンドで給油してきました。明日2月1日は日曜日、充分に休養をとり、2月2日からの東京、兵庫、高知、香川と全国大会を前にしての体調管理に努めます。

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人生ラクあれば苦もあり…北斗市

2015-01-30 17:05:37 | ファース本部
私達の機運も、落ち込んだあとには上昇に転じるものです。
週末に暴落した株価も、連休明けには高騰することもあります。
つまり市況も、私達人生にも、大きな浮き沈みはつきものなのでしょう。

しかしながら我国、政府の財政赤字は、行きつくところまで来ているように思われます。
以前は、北海道沖縄開発庁と言う役所まで設け、最北北海道とアメリカから返還された最南沖縄県の経済は、かなりの部分を公共事業で支えられてきました。

このような公共投資で育んだ地域や産業は、足腰が脆弱になった様子が見受けられます。
財源不足で公共事業は削減される方向に向かうことが必然です。
この公共事業に頼っていた地域経済は、同じ国の施策で保護されてきた農業、漁業などの一次産業と同様に瀕死の状態にあるようです。

全国各地の山間僻地などは、何処も同じような状況にあります。
先般は、静岡、愛知、長野と回ってきましたが、山間僻地にも人々の営みがあります。
逼迫した状態に追い込まれた時こそ、人々は知恵と工夫が湧き出てくるのでしょう。
精神的な落ち込みこそが最も憂慮されるべき事です。

住宅業界は、全体的な着工数そこ減っておりますが、人の住む地域には必ず住まいが在り、数十年前に建築した住宅の立替需要も確実に存在します。エネルギー事情も困窮を極めており、ファースの家のような超省エネ住宅が注目される時代となりました。
私達は、いまこそ時代の波に翻弄される事のない気概こそが肝心だと思われます。

今日は業務提携を行っているサッシメーカーの役員さんがご来社されました。
私の左隣が三協立山株式会社 事業役員事業部長の大橋秀世さん、右が北海道支店長の野島成晃さん、左端が北海道支店 課長の加地慶信さんです。
住宅業界は、消費税増税の前と後での煽りが大きく、様々な舵取りが必要です。
三協立山さんとは私達ファース本部との連携を堅持し、厳しい時代を乗り切るつもりです。

人生ラクあれば苦もあります。苦労の向こうの喜びを一緒に堪能するためにも協力し合わなければなりません。1月実働日最後の30日も夕暮れが近くなりました。
今日もこれから懇親会に参加してきます。

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モノの裏側にいる人が好きでなければ…セントレア国際空港~函館空港~北斗市

2015-01-29 16:55:07 | ファース本部
人が作ったモノは、しだいに劣化して行くのは必然なのでしょう。
人とモノは、いわば裏表の存在と思っています。
人の作ったモノ、すなわちモノは人なのでしょう。

モノの価値は、人や社会に対する貢献度なのでしょう。
その貢献度は、その裏側にいる人に直接反映される事は少ないようです。
モノを作った人、そのモノをメンテナンスする人…
その人を大切にすることでモノの価値が高くなって行くのでしょう。

今日は懐かしい人が訪ねてくれました。
一頃はモノを通じての付き合いでしたが、そのモノが時代の流れで他に変わっても人の付き合いが続いています。
その人の付き合いが、新たなビジネスへの機会になりそうです。

今日は、名古屋から戻り、本社で今後の協力関係の意見交換を行った後に、大沼公園に案内致しました。いつも凛とした佇まいの駒ヶ岳は、今日も変わらぬ姿で迎えてくれました。
先日見た富士山も、今日の駒ヶ岳などの大自然は、見るモノの気持ちが変わらない限り、いつも和やかにそして優しく見つめてくれるようです。

モノを愛することは、人や自然を愛することと同意語に思えます。
さて、今日は快晴の中部空港から雪の函館空港(写真)戻り、これから東京からのお客さんと一緒に懇親会に出掛けます。

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事を起こせば失敗はつきもの…下伊那郡松川町~飯田市~名古屋市~名古屋中部空港

2015-01-28 19:45:34 | ファース本部
かなり以前にこのコラムで「勝ち続ける人は深みのある仕事をしていない人」と言うタイトルで書いたことがありました。あるボクシング選手の言葉です。
連戦連勝の時は自信過剰に陥っており、自分の最大ウィークポイントを見出せなかったと。
新人王決定戦で連打を浴びてKOされ、担架搬送されると言う無様な試合を経験します。

彼はその後、世界チャンピオンになるのですが、無残な負け試合を経験しなければチャンピオンなどには絶対になれなかったと言い切っておりました。
「負けた事がないと言う人は実は何もやっていない人」だと彼の言葉がとても印象的です。

負けて学ぶ事は、勝って学ぶ事より、より深く、多くの学びがあるものです。
それは私自身の経験からも言えます。
行動しなければ何も生まれませんが、行動すると失敗の確率の方がはるかに多いのです。

成功者の話を聞けば嫌と言うほどの多くの失敗を経験しており、仕事で勝ち続ける人は、真に深みのある仕事をしていないと言う事なのでしょう。私達、家づくりに携わるものは、失敗から得た知恵を現場力として発揮できると成果になります。

本当に役に立つのは、成功体験ではなく、失敗を克服した経験こそが成果に繋がる生きた勉強となるのでしょう。この厳しい時代を勝ち抜くには、目標を定めたら失敗しても、負けても、挫けない強かな信念が必要なのでしょう。

今日は、長野県飯田市のFAS加盟工務店の株式会社U建築様を訪問致しました。
写真は、社長応接室で社長の三村勇二さんと撮りました。
三村社長も当方と同年代に奥様など2・3人の仲間で創業し、現在は社員数30名の飯田市を代表する地域企業へと育て上げました。
三村社長も、決して一朝一夕ではなく、多くの辛苦を糧にして現在に至ったと言います。

三村社長は、若年層のユーザーさまにもファースの家を供給したいとの願望を持ち、北海道などで成功しているFAS加盟工務店さんとの交流を重視しておりました。
2月13日の全国大会in札幌では、仲間達と意見交換を行いたいと熱く語っていました。
さて、明日はセントレア空港から函館空港に飛んで午後から「雪の積もらない屋根」の打ち合わせに入ります。

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FAS販売代理店の役割とは…東京都内~静岡草薙~三河安城~長野県飯田市

2015-01-27 20:25:38 | ファース本部
ファース・グループには、現在約50社の販売代理店が全国に存在致します。
私達のFAS販売代理店は、単にメーカー製品の販売を代理で行うだけではありません。
FAS加盟工務店の地域活動とファース本部の変りも努め、工務店支援を行います。

FAS販売代理店は、新規のFAS加盟する工務店様を発掘する役割と、会員工務店様にファース部材をお届けする役目を果たしています。
ファース本部と販売代理店は、常に情報交換を行ないながら、一体になって行う仕事となっていますが、実際にFAS販売代理店なくして為し得なかった工務店様とのコラボレーションが幾つも誕生しております。

全国には、2020年省エネ法義務化に対し、どうして良いかも解らず、右往左往している地域工務店も少なくありません。
私達ファース本部は、27年前の平成元年から2020年仕様よりもっと高いスペックのファースの家を供給して来ました。

販売代理店は、このような工務店に情報を手向け、地域貢献することも重要な仕事なのでしょう。私達のライバルは、決して地域密着型の小規模工務店ではありません。
地域工務店が、スクラムを組んで立ち向かう相手は、大量の家売りを行うハウスメーカーやスーパービルダーなのです。

現在、当方と弊社推進担当の常務、扇が全国の販売代理店様を訪問して意見交換を行なっております。
今日は、静岡県静岡市のFAS販売代理店、株式会社マキタ様を訪問しました。
写真、左から弊社常務の扇寿志、㈱マキタ社長の渡辺秀昭さん、私の隣が会長の牧田昭男さん、右が営業部課長の山本弘記さんです。

お伺いした時の静岡は陽射しが暖かでした。しかし社長の話では、夜になれば寒さが沁みるのだと話しておりました。渡辺社長も牧田会長も事実ファースの家にお住いです。
㈱マキタさんは、FAS販売代理店としての役割をしっかりと果たし、地域工務店と幸せづくりの家づくりを行うと宣言して戴きました。

静岡県静岡市、愛知県西尾市の販売代理店を訪問後、車で長野県飯田市に入りました。
明日は、飯田市の販売代理店と工務店に訪問致します。

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都会の中の雑踏でも…北斗市~函館市~函館空港~羽田空港~東京都内

2015-01-26 20:18:33 | ファース本部
猛吹雪で陸の孤島となり、車で30分などと言う田舎にでも人の暮らしが存在します。
そこに住む人々の暮らしの中に知恵と工夫があるようです。
先般、インドを訪問した際は、まさに田畑の真ん中で暮らす集落もありました。
何処にいても生きるためには相応の知恵が回るようです。

昨日は北海道の札幌におりましたが、道路の一車線分が雪のために塞がっています。
札幌からの帰りはJR移動なので車窓から、過ぎ去る風景を眺めてきました。
雪に埋まれた街、雪の全くない集落、それぞれの土地に見合った暮らしが在るのでしょう。

今日は大都会の東京に移動して来ました。
写真は宿泊ホテルの近くで、まさに都会の雑踏、人々が重なりあって暮らしています。
函館市内なら、3日で潰れるだろう思われる不味い飲食店も一見客だけで経営を。

ただ生きるだけなら、何をしても生きられる大都会です。
しかし、その人の暮らしの裏側では、壮絶な人々の葛藤があります。
「東京砂漠」と言う歌謡曲があります。
「煤け汚れた川には、人の黒い流れがある」と言うような歌詞だったような…

今日の午前は、家庭裁判所の調停業務で当事者の葛藤を垣間見ることに。
それでも私達は前を向いて生きて行かなければ。
この世に生を受けた使命なのですから。
どうせ生きるならば、明日に夢を描き、その夢を形にしようともがいてみれば…
いつかは、潮目が必ず変わるものです。

さて、今日は明日午前の予定をこなすために前泊で東京に入りました。
明日は早朝移動となります。早めに仕事を終えて読書でも…

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建主さまの夢を形にする家づくり…北斗市~函館市~札幌市内

2015-01-24 20:37:08 | ファース本部
「夢を形に・夢ある暮らしを創ります」
これは今日、招かれた北海道FAS会会長、桧山建設綜業さまの経営理念の一言です。
建主さんが家を持とうとした動機は何であったのでしょうか。
借家に家賃を支払っているよりも、ローンを払い終わり、自分の資産にするための家づくりを行う建主様も多いのでしょう。

マンションなどは、仕切り一枚の界壁の向こうに他人の世界がある事に抵抗を感じたため。
小さくとも自分の手で庭の手入れの出来る家に住みたかったため。
キッチンや吹き抜けがあり、外壁にカルチャーストーンを使った家に住むのが夢だった。
このように家づくりを行う動機は百人百様です。

誰もが多額なお金を投入し、夢を叶え、幸せになりたいと思っているはずです。
動機や理由は、建主さんが、家を建築するまでの過程に興味があるように思われ、その家に住み、本当に幸せになれるかどうかを真剣に思慮できる人がとても少ないのです。

家は、住んでから冬暖かい、夏涼しい、暖房費用が格安、冷房費も安い、廊下やトイレなど何処へ行っても温度差がない、カビやハウスダストが出ない、家が腐らないなどの性能がしっかりと完備されているのでしょうか。
更に、出来上がった家を造った工務店は、生涯にわたり、面倒をみてくれるのでしょうか。

家づくりは、たとえ同じ間取りであっても、建築する地域、敷地、方向、そして住む家族数やライフスタイルなどによって、微妙にアンジュレーションが異なります。
この全てに多くの人々が関わっています。多くの方々の関わりで家が出来上がり、その支え合いによって出来た家が育って行くでしょう。まさに家づくりは人づくりなのです。

「建主さまの夢を形にする家づくり」桧山建設綜業様の理念に秘められた行動力を見た思いです。写真は新年会余興で盛り上がる一面のスナップです。
北海道FAS会の会長である桧山さんを中心に、今年も関わる人々の幸せづくりに専念して行くのでしょう。皆さんのご奮闘を祈念します。

さて、大通公園の会場から宿泊ホテルまでは1.2キロ程度なのですが、雪で狭まり、凸凹で滑り、おまけに細雪が降りだし、タクシーで移動してきました。
明日は朝のJRで函館に戻ります。

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激動の毎日だから面白い…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2015-01-23 16:18:17 | ファース本部
写真は今日午前の弊社東京事務所前です。
その大都会東京から小雪がちらつく北海道の本社に戻って来ました。
東京で暮らす人々の歩く速さは、北海道の人のそれより足早に感じます。
生存競争の激しい都会で生き抜くためなのでしょう。
私も創業は東京でした。東京での10年間は、いつも間に足早にしてしまったようです。

激動の日々を過ごしているのは、誰もが一緒なのでしょう。
自分の思っているように世の中が進むとするなら、それは決して幸せと言えないようです。
私達経営者は、部下に指示した内容が異なる解釈され、別な行動で結果としてその方が良い状態をもたらす事も無いとは言えません。
つまり、上司は、部下から教わる事も少なくありません。

家づくりは、建主さんの目指す居住空間の構想と設計段階での刷り合わせが必要です。
建主さんの構想と、施工業者が住む人のために最善だとする方法は、必ずしも建主さまと意見が噛合わない事など日常茶飯事なのです。
素人建主さんとの安易な妥協は悔いを残す場合がありますが、その素人目線から教わることも多いのです。

素人の建主さんと、プロの建築家が、構想時点でその思惑違いが見つかった場合は、その問題を解決するために、ひとつひとつ意見を出し合い、丁寧にクリアーすると、互いの知恵が湧いてくるものです。
プロは、建主さんの住んだ後の状況を加味した提案でなければなりません。
その上で知恵を出し合えれば必ず解決策が見えて来るものです。

家づくりは、このような小さな課題をクリアーながら大きな問題を解決して、竣工します。
このような試練や経験が家づくりを行う工務店の大きな財産になるのでしょう。
思案をする事もなく、すんなりと竣工は、得るもの少ないと言えるかも知れません。

今日は東京事務所で新規加盟される販売代理店さんの社長と意見交換を行ないました。
クリアーすることが山積ですが、その向こうに人様を幸せする光明が見えます。
さて、今夜はこれから函館市内のホテルで開催の調停協会懇談会に参加してきます。

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人の営みから見える温熱環境…新潟市~柏崎市~長岡市~東京都内

2015-01-22 21:02:06 | ファース本部
新幹線(写真)のコンコースには、コートの襟を立て、フカフカのマフラーを首に巻き付け、完全に冬まかないの人々が、電車の到着を待っています。
駅近くの沿道では、樹木の枯れ葉を蹴飛ばすようにして人々が通り過ぎて行きます。
その新幹線で新潟から東京に入りました。
地方にも都会にも、人の流れがあり、それぞれの人の営みがあります。

社会全体が今は、大改革の波にもまれて危機感が蔓延していればこそ、ビジネスチャンスも見出せる時期でもありそうです。社会状況が混迷し誰もが右往左往している時こそ、時勢を見極め、遣るべき事を見定める機会なのでしょう。

2020年から家づくりにおいては、高気密高断熱の温熱性能が義務化されます。
あまりにも供給側の数が多すぎて、受注競争が熾烈の極みに達し、低下価格での住宅乱売、安価さゆえの粗製乱造を防ぐためと自然環境やエネルギー事情を考慮すると必須です。

温かい家をつくれる技術、情報の無い工務店は、市場から退場しなさいと言う事です。
だからこそ、地域でコツコツと真面目に家づくりを行って来た中小零細の工務店こそが、大きなチャンスでもあると言えそうです。
私達ファース本部が地域工務店と一緒に行って来た活動が国の標準となるのです。

時代の潮流、時勢を見極めると、次世代の家づくりの在り方が見えてきます。
然るにそれに伴う工務店経営は、打つべき手段を講じなければなりません。
温かく過ごすことで身体にストレス軽減するため、健康寿命も長くなります。
北海道の厳寒地より、本州の人々の服装が重装備なのは、行く先々が寒いからです。

北海道の建造物は、断熱性能が高いため、何処へ行っても暖かいのです。
オフィス、ターミナル、乗り物、ホテル、住む家も常に23℃くらいで保持されています。
氷点下が続く地域でも疾患率が低く、道行く人の服装も本州ほど重装備ではありません。
カラダを芯から温める機会が全くない本州との違いなのでしょう。
私達には、この服装から見えるビジネスモードが見えるような気が致します。

さて、今日は新潟県から東京に入りましたが、とても寒く感じました。
身体が温まるいとまがなかったからでしょう。
明日、東京事務所でご来客対応、午後には函館に戻り、調停協会新年交礼会に参加します。

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掌の上で踊る工務店社長…宇都宮~那須塩原~大宮~新潟

2015-01-21 19:55:50 | ファース本部
地域密着型の工務店経営者は、地域の方々に慕われ、信頼されていることが必須です。
経営者のパーソナリティーそのものが、大きな経営資源になっているのでしょう。
そもそも人格者は、不具合を多く発生させる家づくりなどは行わないものです。
そのためには先ず、作り込む家の温熱性能や構造的な技術を習得しなければなりません。

その上でユーザーさまにそのハードをアピールする様々なアクションが必要です。
FAS加盟工務店の多くは、その地域に見合った活動を行い、その情報を工務店通信などの図書やブログなどのインターネットなど用いて発信しています。

今日は宇都宮市内のファース工務店、オースタムさんを訪問しました。
写真は、社長の鈴木松男さんを中心に建主様への感謝を表する会を行っている場面です。
その会を企画する専務で奥様の鈴木敏江さんとのコンビネーションは、実に見事です。

「カカア天下に勝るもの無し」とも言い、奥様の方向性は総じて的を射ているものです。
工務店社長は、奥様の尻に敷かれたポーズもまた必要なのかも知れません。
オースタムさんは本来、ワンマン経営的な要素を潜在しているのですが、敏江専務の作ったステージで舞うことの意義を鈴木松男社長は充分に心得ているようです。

オースタムさんは、鈴木社長のご子息ご夫妻と一緒に工務店経営を実践しているのですが、社長の持ち味をしっかりと伝授する手法を実践しておりました。
毎月一回発行の工務店通信「まつぼっくす」と言うオースタムさん発行の新聞は、実に微笑ましい「松男コラム」が大人気となっております。
ともあれ、工務店経営者は、スタッフの設えたステージで舞うことも必要なのでしょう。

今日は2社の販売代理店さんと、2社のFAS加盟工務店さんと意見交換が出来ました。
動きの激しい一日でした。さて、久々に訪れた新潟市は、気温+4℃もあるのですが、何故か寒さを厳しく感じます。明日は新潟市内の仲間を訪問致します。

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初心を振り返る時がくる…北斗市~函館空港~羽田空港~東京~長野~上田~宇都宮

2015-01-20 22:43:28 | ファース本部
20年前は、ファース工法のフランチャイズ展開し始めた時期でした。
北海道上磯町(現北斗市)で生まれた住宅工法を、いかにして他の工務店さんに採用して貰えるか、とにかく全国各地を奔走した時期でもあります。
現在は、北海道から九州まで200社のFAS加盟工務店で展開しております。

しかしこの数年は、新規加盟工務店の積極的な推進活動を怠っていたように思われます。
20年前は、我国で初の樹脂スプレー断熱材の工法が、「日本住宅新聞」の記事になったことがあり、その記事を見て問い合わせがあった工務店さんを訪問したものです。
今年は、再び初心に返り、新バージョンとなったファースの家を勧める活動に入ります。

今日は、推進事業部を統括する常務の扇寿志と一緒に長野県を訪問しました。
扇と一緒に推進活動を行うのは、まさに20年ぶりなのかも知れません。
写真は、長野から宇都宮に移動する際、上田駅の新幹線コンコースで扇常務と撮りました。

ファースの家は、この20年間で同類、類似の住宅工法が後追い参入してきております。
27年前にファースの家が誕生して、22年前からのフランチャイズ展開開始です。
類似工法が次々と参入してもファースの家は、常にトップランナーである宿命が。

断熱材だけ家は出来ません。高性能サッシだけで家は出来ません。
更に換気システムだけで家が出来ている訳ではありません。
断熱、気密、遮熱、日射取得、蓄熱、調湿などの合わせ技で家の仕組みが為されています。単体部材だけが強調されがちですが、ファースの家は総合的なバランスを保っております。

弊社の推進事業担当の扇は、常に人が住んでから評価を得る総合性能を論じています。
20年前にファースの家を熱く語った扇の姿は、今も変わっておりませんでした。
地域工務店は、建主様と地域住民に慕われ愛されてこそ地域工務店なのだと……

門前の小僧だった扇は、その思いが、今や開発者の自分を超えているかも知れません。
今日は、猛吹雪の北斗市を発って東京、長野、上田、大宮、そして宇都宮では仲間達と楽しい懇談の時間を過ごしてきました。
さて、刻みの一日でしたが明日も同じような日程が組まれているようです。

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見栄や体裁と地力とは…北斗市

2015-01-19 15:53:02 | ファース本部
肩書が地力を付けて行くものだとも言います。
当方も独立したのが21歳のときでしたから当初は、財務経理はもとより、経営そのものも解っておりませんでしたが、経営者になると必要だから覚えるのでしょう。
私のような技能を持った人間は、勢いだけで創業は出来るモノです。
創業者は経営に野心をもって挑むのですが、その企業の継続には大きな勉強が伴います。

テレビのCMを頻繁に行っている会社が立派で信頼できる企業だと思う人がいます。
立派な社屋ビルを持っている会社が優秀だと思っている人もいるのでしょう。
ところが昔から、本社ビルを建築した会社は経営が傾くとも言われたものです。

確かに立派な自社ビルで体裁を整えても、そのビルが金をどれだけ稼いでくれるでしょう。
自社ビルを建てる理由は、その土地が立地に恵まれ、テナント収入が見込めるとか、資産としての内部留保を不動産で所有する場合に限るようです。

優秀な人材が欲しい、そして取引先を信用させたい、そのために体裁を整えるという事も自社ビル建築の動機としては成り立ちます。弊社のような、粗末な社屋でも、遣りようによっては社員が育って行くものです。私は、粗末なプレハブ建築のような社屋でも、優秀な業績をあげている企業も多く目にしてきました。

虚栄心などで体裁を整えるよりは、バランスシートを整える方が優先されるべきです。
利便性を有するための体裁なら必要ですが、その器に入れる中身が肝心なのでは。
企業にお金を生ませる資産とは、人財、つまり優秀な社員と、優れた商品なのでしょう。

器が先か中身が先かと聞かれたら先ずは、優れた売り物を持つ事と、それを儲けに変え得る社員がいる事です。その中身があって相応の器を持つ資格だと言えるのでしょう。
中身の無いのに体裁だけを優先する企業は、いつか必ず厳しい試練に遭遇します。
成功した経営者の多くは、「体裁は経営の敵」だと言い切っています。

このように言えば、貧相な社屋(写真)を改築も出来ない弊社の言い訳のようも聞こえるのですが。
さて、明日から東京、長野方面に移動してファース・グループを訪問します。これから準備に入ります。

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我国の将来は日本の農業にある…北斗市

2015-01-18 16:12:30 | ファース本部
今日は日曜日、ゆっくりとテレビを観る時間がありました。
「我国の未来を展望するには」との内容の番組がありました。
教育や優れた技術を進展させるなどは、誰にも想定されることです。
その中で「日本の農業は世界トップ」だとする意見にとても納得致しました。

写真は福岡産イチゴですが、先日、函館のデパートで仲良しの友達への土産で買った、一パック1100円のイチゴです。価格はイチゴ一個100円くらいに相当します。
並んで最後の二パックをやっとの思いで購入できました。
早速、友達の奥様が一緒に賞味しましょうと出してくれました。う~ん!絶品美味!!

先般は、山形県天童市の工務店経営者さんから戴いたリンゴも堪らない美味しさです。
当方は諸外国へ行く機会が多いのですが、日本の果物の美味しさは群を抜いています。
外国の方々は、日本の農家が作った高品質のリンゴ、ミカン、イチゴなどを食べたことがないのでしょう。この写真のイチゴを食べたらイチゴの味の概念が変わるかと思います。

我国の誇るべき先進技術は勿論ですが農業振興は、田舎で死んでいる農地が活かされます。
田舎に雇用が生まれて、田舎に人が集まると、田舎で安心して子育てが出来ます。
若い人がイチゴなどの農産品を耕作し、産業化することに専念すると高齢者は、子育て支援と言う仕事が出来ます。少子高齢化を防ぐには農業活性化に未来展望が拓けそうです。

現実に私達ファースグループの工務店には、地方で農業を営む建主様が多くおります。
相応の高収入を得ており、ともにそれぞれが特化した農産品を耕作しています。
国家的な体制で農業振興を展開することで少子化を防ぎ、未来を展望出来そうです。
このイチゴの絶賛美味に明るさを感じたしだいです。

さて、今日は七飯町でファースの家構造見学会を開催しておりますが、気温マイナス4℃、快晴でした。
雪の積もらない屋根の本格試験は降雪予報の明日になりそうです。

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無いものを創りだす動機と実行…函館市~北斗市

2015-01-17 12:30:23 | ファース本部
過去に誰も行ったことのない仕組みづくりは、動機付けと実践行動が問われます。
小保方晴子さんと言う科学者は、万能細胞と言われるSTAP細胞の有無について世間を賑わしました。
再生医療に有効と言う万能細胞は、誰もが在って欲しいと願ったものです。
難病に苦しむ患者さんを助けたとの信念が研究動機だったのでしょう。

課題は実践行動にあったようです。世界的な大技術だとするとその実践行動は、然るべき手順を踏み、然るべき人々と一緒に立証、証明、公表すべきだったと思われます。
彼女の場合は、ドクター論文の段階で課題があったようですが、諦めた時点でお終いなのですから、当初に抱いた信念でSTAP細胞に「証し」をつけるべきなのでしょう。

大きな企業では、研究開発のため基礎研究、立証研究、実用研究などと人財も予算も割けるのでしょう。しかしながら研究のための研究で終わってしまう確率が高いそうです。
私のような零細企業経営で、特に当方のような学識経験を持たないモノは、構想、企画、仮実験、立証実験まで自前で行わなければ、世間は相手にしてくれません。

然るべき手順とは、然るべき企業、然るべき学術者、然るべき賛同者に理解、納得するまでの物象を示すことが必須と言うことです。
写真は今日から実験に入った「雪の積もらない屋根」です。

弊社が全国展開するファースの家は、北海道の寒冷地も高機能エアコンを1・2台で全館輻射熱暖房を実践しています。1kwの電力から5倍くらいのエネルギーを取り出す方法です。
つまり、超省エネ暖房となります。そこまで来るのに試行錯誤を繰り返してきました。

落雪事故などが社会問題となっており、省エネ技術で屋根に降った雪が瞬時に溶ける方法を実験しています。昨年は、3畳の小さな試験屋根を作って立証しております。
今回は、断熱材メーカーや商社さんの賛同を得て6畳の大きさにしました。
この実験屋根で商業ベースに持ち込むための試験を行います。
ここからは、学識者や企業人も参入して来ます。このような手順が必須なのでしょう。

さて今日は、これから福地建装ユーザー会の新年イベントがあり、過去に弊社建築したユーザーさんと協力業者さん、そして社員が一同に介した新年会となります。
その間も「雪の積もらない屋根」は自動稼働してデータの蓄積を…

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常に改革者は悪役にされます…北斗市

2015-01-16 18:16:19 | ファース本部
どのような企業や組織でも時代ごとに潮流の変貌があり、付いて行けなければ組織が瓦解するのは、いわば必然なのでしょう。組織リノベーションは、大きな痛みを伴うものです。
その痛みを避けるためには、常に改革をし続け行かなければなりません。

日頃の改革行動を怠った組織ほど、組織内部は陳腐化しているようです。
佐賀県知事選挙では改革派の候補が敗れ、農協改革に反対だとする候補が当選しています。
安倍政権は、岩盤のように硬いと言われる農業改革、医療構造改革、エネルギー構造改革を推進することを強調しております。

「報道」によりますと佐賀県知事選挙の敗北は、農業改革に反対する農協組織が挙って農家に改革を唱える候補を落選させるような働き掛けを行ったとか…真相は分かりませんが。
ともあれ変えられれば、自分達の身分が危ぶむのですからその対象者は、命懸けで反対勢力となるのも、また必然なのでしょう。

何でも変えれば良いとは言えず、変えずに守る文化や伝統、仕組みや組織も存在します。
しかし大きな組織ほど常に社会背景を読み解きながら日々の改革が必要なのでしょう。
私が、25年前に高性能の断熱材を使用して住宅の温熱システムを構築し、公的な認定交付を受けようとした時は、嵐のようなバッシングに見舞われたものです。

公的仕様を満たし、市場をつくってきた断熱材メーカーは、既得権を冒されます。
またそれをサポートしてきた学術者の先生達は、学識研究の実績に上書きされることを、最も嫌います。
まさに岩盤規制を崩すには半端でないパワーが必要となります。
当方も住宅システムの断熱手法の抜本改革では、まさに業界の悪役的存在でした。

写真は、先般の誕生日に三人の子供達から贈られた記念絵画ですが、トビ職出身の自分が、スーツ姿で高いところに登ったり、床下に潜ったり、人の行わないことばかりをし続けて来ましたが、年齢を考えて慎みなさいと言う子供達の意思が込められていそうです。
いつまでも悪役的ばかりをしないようにとの子供達からの忠告なのかも…

この技術改革の精神は、子供達に心配を掛けないまでも生涯続くと思います。
さて、今日も「雪の積もらない屋根」の実験装置を設えておりました。
今夜半から降雪がありそうですが早速、雪の積もらない屋根を稼働させます。

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