豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

ベトナム民族の強かさ高き可能性…ビンズン省~ホーチミン市内

2014-06-29 23:33:22 | ファース本部
ベトナムは、アメリカ軍を相手にしてその戦争に勝った民族である。
昨今は、中国がベトナム領の岩礁に基地をつくり、日本の尖閣列島問題以上の緊張案を作り出しているようです。ベトナム人民を本気で怒らすと、とんでもないことになるかも。

日本の交通ルールには、「手を挙げて 横断歩道を渡ろうよ」の標語があります。
ホーチミン市内の幹線道を横断するため、相当の距離を歩いて横断歩道を見つけ、手を挙げて渡ろうとしたら、激しい怒涛のようなクラクションに脅かされました。
ガイドさん曰く、車の中に突き進んで行かなければいつまでも渡れないのだと言います。

工事現場では、ヘルメットどころか裸のままで作業をしていました。
何故かと尋ねたら、単に暑くてシャツなどを着ていたらカラダにまつわり付くそうです。
ベトナム人の誰もが日本人の自分を何処に行っても丁寧にもてなしてくれました。

ベトナム人の多くが日本文化に憧れを感じていて、日本を目標にしているとも言います。
湿度90%、気温35℃の日々が続く地域です。滞在しているホテルは冷房されていますが、やはりドラフト現象(冷風が肌を撫ぜる)でとても不快です。

アテンドの旅行会社ガイドさんに調湿機能の輻射冷房機能がある、ファースの家の話をしたら、まさにベトナム中流家庭の家づくりに是非ともと…
ファースの家のベトナム進出が目的の視察ではありませんが、ベトナム人民の民族として深い可能性を感じています。
写真は、アテンドの日本語ガイドさんのご自宅です。一般的な中流階級の家庭だそうです。

さて、今日は2時間かけてビンズン省の新興住宅団地まで足を伸ばしました。
明日はホーチミン市内の観光地もまわってみたいと思います。

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居住空間の空気クオリティーが健康バロメーター…東京都内~成田国際空港~ホーチミン

2014-06-28 16:15:45 | ファース本部
梅雨のない北海道から東京に来ると、気温はそんなに変わらなくともムスッとした粘っこく纏わりつく空気に不快感を覚えます。
私達が生涯で最も多く口から摂取するモノは何かと考えてみました。
口から体内に入れるモノとして、食べ物があり、飲み物があり、そして空気があります。
公的な健康科学資料によると、口から入れる物質の80%は空気なのです。

この吸う空気は、会社、デパート、乗り物、山や海などの自然などの自宅以外で吸う空気量は全体の25%だそうです。つまりは、人が生涯で摂取75%もの空気が家の中で吸っていると云う事になります。

私達が開発したファースの家は、「空気サラサラ」「健康深呼吸」「美人住宅」「美人ハウス」などのコピーを商標登録して家屋内の空気の質の違いを強調して参りました。
当初は空気の質を向上させようとの次元ではなく、湿気対策が目的でした。

壁体内の内部結露による断熱低下、構造体の腐れ防止などの目的で「調湿性能」を開発しようとチャレンジしてきました。辿り着いたのがシリカゲルと云う素材を活用した調湿機能でした。乾燥剤とは、湿気を吸着保有する素材です。

乾燥剤は湿気を溜めますが、家屋内が乾燥した時、その湿気を放散するように処方する事で調湿機能を発揮します。炭や活性炭、ゼオライトなども調湿機能がありますが、シリカゲルは、想定した環境時に吸う、吐いて放散させるよう処方が出来ます。

例えば40坪のファースの家の場合は、約200リッターもの水を床下に保有します。
このシリカゲルの表面は、「水酸基」と云う原子単位のトゲトゲが無数に突き出ており、このトゲが酸素や質素より粒子の大きな空気汚染物質を吸着して、森林の中にいるような空気環境となります。一生涯で最も多く摂取する空気は、常に無農薬食材と同じ、栄養素いっぱいの空気を吸って戴きたいのです。

さて、今日の関東地域は時々強い雨に見舞われ湿度も80%前後でした。ところがこれから向かうベトナム・ホーチミン市の湿度は95%だそうです。このブログは成田空港のビジネスラウンジで書いていますが、外の光景も湿度が高そうです。
またベトナム滞在中は、全日程が雨天の予報です。
当方は晴れ男の異名がありますが、亜熱帯地域の雨季に通じそうもありませんが…

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工務店経営のレシピは工務店経営者から聴く…東京都内

2014-06-27 22:25:49 | ファース本部
小保方晴子さんの記者会見で語られた細胞再現の独特なレシピやコツとは、携わっている人だけが感じる、現場感触とも言える技術のようです。
現場を知っている、手触り感を知っているか否かは、成就させるための重要な要素です。

今日は、有楽町の国際フォーラムで日本住宅新聞社が主催した紙面座談会がありました。
住宅業界も新時代へと変わり行く大きな潮流の渦の中にいるようです。
このような業界環境の中で生き残る工務店経営のレシピやコツは、理論より現場にこそ、在りそうです。実際に工務店経営を行っている経営者から失敗例や成功例を聞いて参考に。

「独特なレシピやコツ」は、特許出願にも表現できないような微妙な手触り感なのかも。
地域工務店経営の手法は、その工務店が存在している地域状況、家庭環境、工務店経営経緯などで大きくその手法が異なってきます。マニュアル本に書かれた事例、成功例、偉い先生が書いた経営理論などは、地域の零細工務店の経営にはなんの役にも立ちません。

色々な工務店の生き様を勉強することが賢明のようです。
特に成功例より失敗例は、現在、健在に経営している工務店経営者の多くが、手痛い失敗経験を持っています。成功例には、環境や気運、その人のスキルなどが影響しますが、失敗例を聞けば、自分はそうならないとの自信のようなものも湧いてきます。

今日の座談会は、「2020年対応のための工務店・大工のとるべき手法」と題した内容でした。
写真は、当方の右がCADメーカー、安心計画社長の小山田隆弘さん、後列右から久留米市で地域集中型ビルダー、ホームラボ社長の徳富総一郎さん、そしてFPコーポレーション社長の光村惠範さんです。其々が体験した異業種間の失敗事例でレシピの感覚が解ります。

とても面白い対談が出来たようなに思います。地域工務店経営には独特なレシピやコツが存在し、その手法は肌で感じることが必要なのでしょう。
さて、午後から大雨に見舞われた東京都心でしたが、明日は成田空港から南方へ…

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ビルダー経営の四大原則とは…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2014-06-26 20:12:32 | ファース本部
私達、家づくりを生業する建設会社は、量産住宅会社や地域のスーパービルダー、そして私達の仲間のような地域密着の小規模工務店などと形態がとても多いのです。
私は投資会社の社長からビルダー経営四大原則なるものを、聞いたことがあります。

家づくりを生業にするには、1に受注が出来ること(受注が出来ない事には何も始まりません)。
2に施工が出来ること(施工を終えなければお金を貰えません)。
3に資金回収が出来ること(お金を貰えなければ経営が成立しません)。
そして4に……

この四大原則のうちの四つ目がキーワードとなります。
家を建主さんに引き渡した翌日、掛かってくる電話の多くがクレーム事象の報告です。
せっかく上げた利益は、クレーム対応するごとに少なくなって行くのです。
経営四大原則の四つ目は、お金を戴いた建主と上手に疎遠になるのが前提だと言います。

地域密着の工務店とは、その地域に育てられ、その地域に骨を埋める覚悟で家づくりを行なっております。それには、作り上げる家の性能が確たるものであり、更には上手も下手も関係なく、建主さんとは写真のような笑顔の絆を結び、疎遠にはなれないのです。

私達ファースグループは、家が建って建主さんに住んで戴き、その建主さんが施工した工務店の営業マンになるような人間関係の構築の出来る仕組み作りも行っております。
それには住んでストレスにならないような確たる家の性能が担保されなければなりません。

家が建って累積数が多くなるほど工務店の営業マンが多くなるような仕組みづくりです。
今日は、東京新橋でFAS販売代理店総会を開催しましたが、上記の内容を講話しました。
さて、明日は東京事務所と有楽町での会合に出席します。

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何かを成せば何かが影響を受ける…北斗市

2014-06-25 18:04:31 | ファース本部
私達が昭和60年に住宅内の温度と湿度を一定化させる調湿機能を保持するため、オール電化住宅専用工法のファースの家を創り上げました。
この時は、誰かに何かを言われたことなどありませんでした。存在感が無かったからです。しかし電力会社は、深夜帯に余剰する発電設備の稼働率を上げると発電効率も上がることから、電力会社との連携が出来るようになりました。

このように目立って来た時点から、幾多のバッシングが始まります。
深夜帯に供給する電力は、使用しなければ捨てられる状態となるため、安価な電力でも採算が取れます。その後、電力会社は時間帯別料金制度をつくってオール電化住宅普及キャンペーンをあちこちで行うようになりました。

私達は、その矢面に立つことになるのですが電気で暖房や給湯、厨房を賄うことになると、その他の燃料供給者や燃焼機器メーカーなどがまともに影響を受けることになります。
そもそも実績のない状況ではじめていることであり攻撃材料は、豊富にあるのです。
電気は発電時に大量の燃料を使用しており、とても贅沢なエネルギーであると。
またIHクッキングヒーターが発売された時は電磁波障害を越え高に叫ばれたものです。

電気は貴重なエネルギーです。しかしこの電気は、ヒートポンプなどのように、上手に使用するとガスや石油の何倍も省エネ活用が可能です。
樹脂スプレー断熱材を開発した時は、既存断熱材のグラスウール関連の方々が口汚い誹謗中傷を受けたこともあります。

家づくりにおける温熱性能に関しては、様々な技術開発を行ってきました。
この新しい技術で影響を受けるのは、関連企業だけでなく、既存方法を理論付けて指導してきた学術者の方々の自尊心をも傷つけることになります。
しかしながら、平成元年から始めて26年、何千棟ものファースの家が全国に建築されています。私達は、建築して戴いた建主さんの満足感に満ちた笑顔だけが支えとなっています。

今日も関東エリアは大荒れだったようですが、道南はご覧のような晴天で気温20℃、湿度50%と極めて爽快な時間が流れています。
さて、明日から2日間、東京事務所を中心に仕事を週末は東南アジアに視察出張です。

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成功者が行っていること…北斗市

2014-06-24 18:08:13 | ファース本部
事業を成し遂げる。多くの人々に夢と希望を与える。
私達の社会に大きく貢献する。
このように歴史に名を残す偉人達の行動には、いくつかの共通性が伴っていそうです。

とにかく探求心が旺盛である。
自分のことは二の次で大きな目標を描いて邁進している。
失敗しても躓いても、強かで諦めようとしない。
好奇心が強く、勉強熱心である。
そして他人を大切に出来る人格を備えている。

成功するために目標を持つ、好奇心と探求心が旺盛、諦めない、勉強熱心、このような精神論は、学校で先生に何度も教わった覚えがあります。
これに現実的なモノ、自然、現象、人との葛藤などが重なると…

精神論は確立するのですが、それを現実的に落とし込むことこそ正念場なのでしょう。
本当の成功者は、大きな構想を持ちながら既に実践し始めており、仕事が早いのです。
手をこまねいている人は成功者になれません。
失敗を恐れて踏み出せなければ何も生まれないのです。

今日は、中小企業支援機構の方々が訪れて北海道型の製品開発の提案がありました。
課題山積ですが、一歩踏み出すことを提案致しました。
さて今日も写真のように素晴らしい北海道の夏空が広がった一日でした。

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自社で作成する概念動画…函館市~北斗市

2014-06-23 18:47:26 | ファース本部
毎年恒例の全国大会の来年開催地は札幌市内のホテルで行うことが決まっています。
毎年、様々な工夫を凝らしオープニングビジュアルなど放映していますが、その企画構成、更には制作そのものも自社で行っております。
アウトソーシングするのは、BGMとナレーションくらいです。

専門職に外注をしようと見積もりをして戴いたら100万円以上も掛かると言われました。
取材し映像を撮り、コンセプトに合わせ作成するとなると100万くらいは掛かるそうです。
それでも、人任せとなると私達が思うような内容になるかどうかは微妙です。
弊社スタッフが作るのであれば、徹底的に作り直しをすることが可能となります。

写真は、現在制作しているファースの家概念動画を構成作業中の久保田君です。
彼は研究開発室に所属しておりましたが、現在ハウジング事業部の器材メンテナンス担当を行ないながら、特許図面や動画作成などの作業も行っています。

写真は、ファースの家の空調システムがバージョンアップされますが、その概要を動画で表現しようとしています。
天井裏エアコンで暖められた暖気、冷やされた冷気が、どのように空気が流れ、家全体に行き渡り、それが輻射冷暖房する様子を動画で示します。

ファースの家は、平均的な住宅では北海道も含め、天井裏エアコンと居間設置エアコンのほぼ2台のエアコンで全館冷暖房が輻射熱で実践できています。
この様子を動画とテロップとナレーションで表現します。
外注して製作者に概要説明を行う作業量で大まかなビジュアルは出来てしまいそうです。

出来上がったファース本部・オフシャルサイトで公開する予定です。
この新型AIキットは7月中旬以降になるため、ビジュアル公開はそのあとになりそうです。

今日は家庭裁判所で調停業務を行なってきました。調停成立はしたものの、当事者の心境を加味すると、いつもそれで善かったかどうかを自問自答することとばかりです。
さて、夏至を過ぎて日長になりました。この時間でも執務室から見える函館山は夕陽を反射して輝いています。明日は、公的機関の方々が来社されます。

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ブログの利点と書く理由…北斗市

2014-06-21 16:38:23 | ファース本部
ブログを毎日更新するようになってから丸8年を過ぎ去ろうとしています。
ブログ更新を強制された義務感だけでは、中身が希薄になりそうですが、ネット上には実に多くのブログが配信されています。
ブログの利点はその中から必要な情報をチョイスできることなのでしょう。

メールマガジンでの配信は、送信先のメールアドレスの吟味が必要で、そのメールBoxに侵入して行くことから、興味のない情報を邪魔にされる場合があります。
中にはメール添付にウィルスが紛れ込む場合も心配されるかでしょう。

ブログの中には、他人の書いたブログ内容を批判する内容のモノもあります。
ブログなどのネット情報は、他人の名誉を傷つけることのない配慮が必須なのでしょう。
有名人スキャンダルを報じた週刊誌が売れるのは、他人の不幸を見てニンマリする心情が潜在するからだと言われます。人には嫉妬心などがあるからでしょうか。

私がブログを続ける理由は、日常を描写することで自分に幾多の気付きがあるからです。
人を思い描き、自然を描き、動物や生物を描写することで自分の立ち位置が解ることも。
ブログなどは、誰のために書くのではなく、まさに自分のためだけに書いています。
写真は、私達のオフシャルサイトがご覧のように社長ブログがあることを前提に構成されていますが、義務感を覚えたこともありません。


他人のブログで気になるようで嫌なブログなら、単に見なければ良いだけのことです。
メルマガと異なり、他人に対する誹謗中傷さえしなければ、誰の邪魔にもならないのがブログの利点かも知れません。しかしながら、匿名による投稿サイトでの人格否定を伴うようなネット上の書き込みには、いささか辟易してしまいます。

「人の口に戸は立てられぬ」と言いますが、人の悪口を書き、喋って幸せになった人は一人も存在しないと現実もあります。
ブログネタは、目の前にあるモノ、感じたコト、気付いたコトを…特に深読みをせずに。
さて、今日も深読みのしないブログを書いてしまいました。


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大工さんの拘りと頑固さが貴重に…函館市~北斗市

2014-06-20 16:49:09 | ファース本部
腕の良い大工さんほど自分の仕事に誇りを持っています。
日本の家づくりは、まさに大工さんの歴史であったとも言えそうです。
大工職人の頑なな意地や拘りが知恵や工夫を生み出し、高い技能を育んで参りました。

昨今は、プレカットと言う木材をコンピューターで自動的に切り込みを行うシステムが一般的となりました。精度が高く、信頼のできる正確さで構造木材を加工できる技術です。
加工時間と組立施工が早く、工程管理がし易く、無駄を省き、竣工後のクレームも少なくなります。現在は、国内の木造住宅は85%がプレカットで行われていると言います。

それでも家づくりの全てをコンピューターだけで完成するわけではなく、細かい仕上げ部分家づくりはどうしても丁寧な大工さんの手間が必要となります。
それでも頑なに自分の家づくり手法を変えようとしない工務店経営者も居ます。

時代が変わり時代に見合った手法があると、時代遅れになる事を危惧して進言したところで、絶対に動じない工務店経営者を私は大好きです。
意地を張るだけの無意味な頑固さもありますが、強かな頑固さには、作り手の願いや技能を継承する意味もあります。家づくりにおける頑固さは貴重な経営資源となるのです。

無垢の木材を手刻みで作った家は、出来上がりに、ほのぼのとした温かさを感じます。
大工さんの手の温もりを感じ取る事が出来るのです。手刻みは自由自在に建主さんの想いを構造体に活かす事が出来ます。だから頑固者の経営者は拘るのです。

今日は、家庭裁判所の調査業務後に、七飯町に施工中のファースの家現場を訪問しました。
写真の左は棟梁の山田君、助っ人大工の松岡さん、社員大工の末松君です。
3人とも、とにかく木材に触っていることの大好き大工さんです。
構造部分はプレカットですが細かいところに彼らの手の温もりを感じられます。

さて、今日は来社された資材メーカーさんとの打ち合わせ、家庭裁判所登庁、現場視察、そしてこれからお客様の弔問に出掛けます。

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赤ちゃんを守る空間…北斗市

2014-06-19 18:09:03 | ファース本部
もち肌のような赤ちゃんの肌を守るには。
色々な病原体に対する免疫性の低い赤ちゃんです。
とてもデリケートな赤ちゃんのカラダが。

私達大人には、この純真無垢な赤ちゃんを健康に成長させるための社会的使命があります。
もっとも長時間身を委ねることになる家の空間のクオリティーが問われます。
赤ちゃんを健やかに育てるために吸わせる居住空間の空気環境とは…

気温が高すぎてはならない。湿度が高すぎてはならない。
気温が低すぎてもならない。湿度が低すぎてもならない。
特に赤ちゃんの居住空間は、適度な気温と湿度をキープできる温湿度環境を整える必要があります。カビの胞子でハウスダストが発生しない空間でなければ…

この赤ちゃんの顔を見ていると、健康空間の在り方、真実をトコトン追求したくなります。
ファース本部は、今日も多湿の梅雨時期と夏に、換気によって外気から入ってくる湿気をエレメントでリターンさせる水分量の研究などを行なっていました。
家屋内の湿気一定化と輻射熱冷暖房空間を保持するための研究を根気よく行っています。

さて、今日は午前中を休養や散髪などの時間にあて、午後から出社してデータ分析や執筆などを行なっていましたが、先ほど特許庁から「健康寿命をのばす家」の商標登録の交付書が送られてきました。家の健康は、住む人の健康、赤ちゃんの健康に直結します。

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住む人の幸せづくりは自分の幸せづくり…函館市~北斗市

2014-06-18 18:02:49 | ファース本部
家の中に、今日のように80%を超えるような湿度を家の中に入れないような機能を装備するには、シームレス状な気密層を形成しなければ無理なことなのでしょう。
ポリフィルム1枚で外気湿度を遮断し、内部発生水蒸気を逃がさないようには無理です。

昭和年代の終わりころからファース本部では、家屋内の湿度を一定化するための気密層を形成するための研究を行ってきました。行き着く先が樹脂スプレー発泡断熱材でした。
ポリフィルムによる既存工法を侮辱する工法だと散々なバッシングを受けたものです。

家を樹脂ですっぽりと包むと室内空気が汚れます。したがって空気清浄が必須となります。
そのため、燃焼ガスを発生させない電化住宅を採用したのが昭和60年でした。これもまた、既得権益を壊される人々からは、人格否定されるような非難を浴びたこともあります。

住む人が健康的に暮らせ、省エネで光熱費が安価であり、更には家自体の100年寿命を目指した研究でした。それには、家に確たる機能、性能を保持する研究が不可欠でした。
従前にないものを世に出すと、今までの方法で行っていた既得権者の生活を脅かします。
そのバッシングを気にしていたら、技術などの発展などは在り得ません。

乾燥する真冬を暖かく過ごすには単に気温キープだけではなく、家屋内に潤いを残すことも必要です。
真夏の多湿時期には、外部の湿気を入れないように……
単に気密層の形成だけではなく、入ろうとする湿気を追い出す装置、入った湿気を処理する仕組みなどが必要です。乾燥する真冬はその反対の効能を持たせます。

30年前に出来た住宅システムでしたが、様々な過程を経て年々進化を遂げてきました。
今日は、エアコン銅管腐食を防ぐ装置の供給方法を模索しておりました。
40坪の家を全館冷暖房し、真夏の一番暑いひと月、真冬の一番寒いひと月で、約8,000円程度の電気代で賄うような住宅性能を確立しました。

写真は実験に使用する器材ですが、なかなか思惑通りに行かないものです。
しかしながら、失敗を糧にして根気よく続けることで必ず光明が見えてくるものです。
住む人の幸せづくりは、自分の幸せづくりとイコールなのですから…

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日本人の美徳とは…函館市~北斗市

2014-06-17 18:01:41 | ファース本部
ブラジルで開催されているサッカー・ワールドカップで日本チームは、多くの期待を集めながら惜しくも初戦を落としてしまいました。1点先行の展開だけに悔しく思います。
日本から地球の裏側まで出掛けたサポーターの方々は、尚更に悔しかったことでしょう。
そのサポーターの方々の試合後の行いが賞賛を浴びています。

日本チームが負けて、肩を落として引き上げるが普通なのでしょうが、日本チームのサポーターは、スタンドに落ちているゴミ集めを粛々と行なっていました。
その姿が世界中に配信され、美談として話題になっております。

日本人の全てがそのような行いをする訳ではありません。
ブラジルまで出掛けて行ったサポーターの皆さんは、勝っても負けてもスタンドの掃除をしようと用意していたようです。そのような行動を抵抗なく出来るのも日本人だから。
善行は、1人が行えば連鎖行動に展開するのも日本人の誇るべき特徴と云えます。

写真は、新型飛行機787の内装の一部ですが、衝立の笠木の継ぎ足し部分の隙間が大きく空いています。日本人は、このような細かい部分を気にするのも特性かも知れません。
アメリカ国内のオープンハウスを見学したことがありますが、タイル目地の不揃いなのは当たり前です。構造体や全体的な美観が保たれていれば細かい部分はOKなのです。

日本人は、神経質なA型気性だからこそ、負けた試合の後でもスタンド掃除が出来るのかもね。
するとサポーターのゴミ掃除を賞賛する人々は、大雑把なO型気性なのかも。
日本人の人に優しい気配りや道路にゴミを捨てない几帳面さは、外国人から評価されます。
一方で、どうでも良いような細かいところに神経を回す難しさも日本人なのでしょう。

さて、今日は研究開発室や病院、役所訪問などと動きの激しい一日でした。
来週は長期出張前の予定が詰まっているため、今週は執筆や研究を行ないます。

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優良企業の進化を語るとき…北斗市

2014-06-16 18:07:46 | ファース本部
経営の神様と言われたパナソニック創業者の松下幸之助翁、トヨタグループの豊田佐吉氏世界のホンダを創った本田宗一郎氏も、計算づくの企業経営を行なった訳ではないのです。
誰にも負けない努力と研究は勿論、潮流、時勢と言う波に乗れた事も成功の要因でしょう。

彼らから、その哲学や手法を学び、同じ事を我々が真似しても成功などあり得ません。
能力の違いはもとより、時代背景、社会環境、それに時勢と潮流が異なるなかで企業経営を成功させたとすると、それこそ超人的な神業を持った経営者と言えます。
上記の三人の経営者はいずれも汗まみれになっての物づくりの現場から企業を興しました。

全国に200万社も存在すると言われる企業の殆どが我々のような零細企業です。
株式市場に上場して資金調達を行う企業はこのうちの数パーセントにしか及びません。
この僅かな上場企業に、下請け、孫請けなどを行って大半の零細企業が成立しています。つまり労働者の大半は、この零細企業に属しており、日本の経済が成立しています。

トヨタ自動車の年間1兆円もの純益は、下請け、孫請け業者達の汗の結晶だと言われます。
写真はトヨタの代表する車種であるクラウンタクシーですが大半のシャアを占めています。
大企業にスポットは当たり、それを支える零細企業が注目を浴びることなどはありません。
天下のトヨタも、現場で汗を流す人の存在を忘れた時は、その屋台骨が瓦解するでしょう。

モノづくり現場とは、エンドユーザー、社員、資材納入業者、下請けなどに属する人々の状況や環境などの事であり、彼らと一緒になって苦労や幸せを分かち合える経営者こそ、一流経営者と言えそうです。とこかく規模や利潤率だけが優良企業と評価されがちです。特に地域工務店は、小規模でも地域住民に慕われ信頼されている事が優良工務店の証しであると思われます。

さて、今日は週明けの1日でしたが、研究開発室や数組の来客対応などで充実した時間を過ごさせて戴きました。午前中は晴れ上がっていた道南ですが、午後になってかなり強い雨が降り出しました。今日は函館に多くの修学旅行生徒が入っていますが、雨の函館もまた情緒があります。色々な時間を楽しんで戴きたいものです。

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文科科学大臣の下村博文氏…函館市~北斗市

2014-06-14 18:45:13 | ファース本部
過去にも様々な文科大臣が登場してきましたが、教育行政を抜本的に改革した大臣は、記憶にありません。
今日は地元選出の衆議院議員、前田一男先生の政経セミナーに出席しました。
その講師が現職の文科大臣、下村博文(写真)さんです。

下村先生とは、大臣に就任するかなり以前からFacebook仲間でしたので、日々の政治活動をつぶさに垣間見てきました。国づくりの根源は、人づくりであり、教育改革こそ早急に実現すべしとしています。
下村大臣は、今日の講演で自民党政権時の反省も踏まえ、過去と現況を客観的に分析し、今実践できること、準備してから行うべきことなどを順序だてて方針を打ち立てています。

下村大臣は、「自分は文科大臣になるために政治家になった」と胸を張っておりました。
色々なエビデンスを用い、与党だ、野党だ、と討論しているうちに、教育レベルが低下してグローバル社会に追随できなくなっている現況は、とても深刻だと主張しています。
そのために直ぐでも実践できる教育方法もたくさん存在しており、それに行政支援する方針も打ち出しています。

今日は、自民党議員の政経セミナーですから、どうしても政治色の濃い顔ぶれが参集しておりました。
与野党に関係なく、大学や高校など教育関係者には特に聞いて戴きたい内容でした。教育改革には、時間と資金が伴います。
現状では、それを言い訳する暇などなく、経済の活性化を促しながら財源確保し、教育改革の実践方針に説得力がありました。

また下村大臣の話し方は、滑らかで時々にアドリブが混ざって飽きの来ない講演でした。
さて、今日も色々な出来ごとがあり、大勢の方々とも意見交換が出来ました。

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家の蓄熱量(熱容量)とは…名古屋市~セントレア国際空港~函館空港~北斗市

2014-06-13 18:16:25 | ファース本部
住宅は、家屋内の蓄熱量を増やす構造にすると、昼間の日射熱を溜め込みますとしだいに放熱しながら家屋内の温度を安定化させる効果があります。
冷房も同じように常に構造部材や特別に設置した蓄熱部材に冷熱を溜めて温度分布を一定化します。

ファースの家は以前、蓄熱量の大きい砕石を床下に敷設しておりました。
しかし、砕石は30℃以上の高温も、氷点下の低温も限りなく蓄熱、蓄冷してしまいます。
また、砕石の泥を洗い落とし、運搬搬入する手間と、床下メンテナンスの時の難儀を解決するため、専用潜熱蓄熱材(写真は床下のタイトプレート)を開発して使用しています。

タイトプレートは、25℃の熱を中心に水の約20倍以上もの蓄冷、蓄熱をする能力を持っております。
また20℃以下の低温と30℃以上の高温は極端にその蓄熱量が少なくなります。
そのメカニズムは、1kg(1リッター)の水を凍らすには、水から80kcalの熱を奪わなければなりません。また、その氷を水に戻すには同じ80kcalの熱を与えなければなりません。

水の比熱が1.0ですからその80倍もの比熱に相当します。
タイトプレートはこの作用を利用し凝固熱と言って容器の中に閉じ込めた特殊なジェル状液体が、温度の変化で固体から液体、液体から固体に状態変更する際に、熱を溜めたり放出したりする特性を活用しております。

ファースの家の冬の蓄熱作用は、窓から取り入れた太陽熱を空気循環で床下のタイトプレートや構造体などに蓄熱して暖房貢献します。
これからの夏は、専用エアコンで構造部材とタイトプレートを25℃前後にキープしたまで保持します。
特にタイトプレート25℃を中心とした温度に蓄冷作用をするように処方しています。

真夏の本州は完全に夏場対策を施した家づくりが求められます。また、北海道は太陽高度が低くなるため、日射熱を部屋の奥まで取り込むため、暑いと言う苦情も多くあります。
したがって寒冷地にも温暖地にもこの潜熱蓄熱材は効力を発揮いたします。
家には断熱性能、遮熱性能、そして蓄熱性能も必要と言うことです。

さて、今日は梅雨真最中の名古屋から北斗市本社に帰社しましたが、名古屋が気温26℃晴天、道南が気温13℃雨天でした。ファース仕様でない執務室は寒く暖房していました。


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