すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

そっち?

2022-08-11 19:57:02 | うちのキヨちゃん
 鹿児島の親戚から焼酎が送られてきた。勿論キヨちゃんにである。
 大変ありがたい事なのたが、キヨちゃんはお酒でエライことになった経緯があり、今は晩酌は完全に管理している。
 今後の事もあるので、お礼を伝えたあと事情も伝えた。

「すいません。実は母は以前4日で一升飲んで肝臓に来ましたので、お酒は管理してます。隠して少しずつ出しますね。」

 会社に着いてからだったので、ラインにしたのだが、親戚からすぐラインが返ってきた。

「大変!すぐ無くなっちゃう。」

・・・・。そっち?
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ああ、勘違い?

2022-08-09 21:11:40 | うちのキヨちゃん
 今夜のおかずはチンジャオロースだった。お野菜も取れるし、キヨちゃんもくりりんも大好きな牛肉で、ご飯の進む味付け。
 案の定、今日はキヨちゃんも、
 「美味しい、美味しい。」
と言いながら、白米も進んでいた。
 そしてあらかた食べ終えた後、キヨちゃんがつぶやいた。
 「ほんまにこれ美味しいわ。母ちゃん、切り干し大根大好きじゃ。」
・・・・・・・。
 あの、玉ねぎです、それ。


     

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キヨちゃんのパン教室、第3回目。

2022-08-08 20:31:43 | うちのキヨちゃん
 今日はキヨちゃんと親戚のおばちゃんのパン教室の日だった。本当は土日がいいのだが、人気の教室ですぐ埋まってしまう。もう平日しか無かったので、とりあえず予約しておいたのだ。何はともあれ、月に1回はキヨちゃんもおばちゃんも連れて行きたい。
 平日だったので、おばちゃんの娘さんは参加できず、今日は助っ人に私の姉を誘った。気心知れたメンバーなので、今日も和気藹々と作業できた。
 今日のパンはハムチーズロール。ハムを乗せて巻きずしの要領でクルクル巻いたものを半分に折り、それをカットして開き、そこにチーズとマヨネーズをトッピングして焼くのだ。最後にパセリを飾る。
 やはり最初の計量と、粉と水が馴染むまでへらで混ぜる工程は、手伝わないとキヨちゃんも疲れてしまうが、台に出してこねたり丸めたりは、流石に手際がいい。
 ただ、キヨちゃんも「今何をしている」かがなかなか理解できないので、一次発酵が始まったところで、すでに片づけをしようとする。
 「母ちゃん、まだじゃ。今から発酵して、まだ丸めたりハム入れたり色々ある。」
 前回は発酵の待ち時間にコーヒーブレイクがあったのだが、またまたコロナが流行ってきたので、今回は水分は各自用意することになった。
 今回もなるべく工程が難しくない物をお願いしたが、とてもいい出来だった。

     

     

 家に帰りついてから、いつも何かしら手作りの物をくださるご近所さんに、
 「母ちゃんが手作りしたって言うてあげて。」
とキヨちゃんが言うので、さっそく少しだけだがおすそ分けしてきた。
 お昼に食べてみたがいい味だったので、これなら差し上げても恥ずかしくないレベルだった(素人が作ったとしては・・・ね。)
 第4回目はシナモンロールの予定だ。

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奉仕活動

2022-08-07 22:09:56 | うちのキヨちゃん
 今日は会社の奉仕活動だった。毎年、会社から数人、職場のある地域の奉仕活動に参加するのだ。
 いつも思うのだが、この地域は確かにうちの地域と同じで高齢者も多いが、案外若者(の範疇)が多い。そして人数もいる。家の辺りは家も空き家が多くなり、人数も少ないので羨ましい。なので、うちの辺りの草刈りなど、休憩も入れるが7時半から始めて十分半日かかる。けれど、この地域は10時には終了できた。
 家に帰ってシャワーを浴びて、キヨちゃんとお昼ご飯を食べたら、少し寝てから買い物と墓掃除に行った。本当はキヨちゃんも行くはずだったが、炎天下連れ出すのも「しんどい」みたいだし、一人で行動することにした。
 うちの墓は寺の一角にあるのだが、いつもは有難いことにすぐそばに山の水が出る水道があり、そこからホースを引いて掃除をさせてもらっている。
 けれど、暑い日が続き水が干上がったようで、全く水が出ず。また手水舎に来ている水もわずかで苔むしている。
 幸いペットボトル1本は家から水を持ってきていたので、お供えすることは出来たが、後はこの手水舎からいただいて、ハナシバの水などを替えた。
 ところが、掃除し終わらないうちに急な雷雨。「ぴんころ地蔵」様の屋根の下に避難させていただいたが、隙間からシャワーのように落ちてくる雨で、結局ずぶぬれになった。なので、線香などはあげられず・・・。
 ずぶ濡れのまま買い物に行ったが、何とか店に着くまでにエアコンで服は体裁が整う程度には乾いた。
 キヨちゃんが毎年、鹿児島の親戚にお盆の花を贈るので、代わりに花屋さんに頼み、買い物をして家に帰った。
 最近食の細いキヨちゃんだが、テレビを見ては、
 「美味しそうな肉・・・。」
と言うので、少しだけカルビを買って帰った。そして好物のイカの塩辛も買った。
 夕飯はカルビの焼肉をしっかり食べ、イカの塩辛で最近あまり食べないご飯も茶わん4分の1くらいは食べた。酒飲みのありがちな「米の汁(酒)」だけ摂るキヨちゃん。出来れば主食は食べて欲しい。
 さて、明日は平日だがお休みを貰っている。キヨちゃんのパン教室だ。

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作話なのか、嘘なのか、辻褄合わせなのか、いずれにしても心配。

2022-08-05 21:15:33 | うちのキヨちゃん
 今日もお昼に帰った。エアコンは無事ついていたが、今日はそこら中開け放し。残念。
 いつもは残業しないようにしているが、今日はどうしても勤務時間外にお約束があり、お昼にキヨちゃんに説明していた。
 「そうか、忙しいのお。気を付けえよ。母ちゃんの事は心配いらん。」
なんて、いじらしいことを言っていた。
 夕飯はくりりんにレンチンできるものを頼んでいたが、虫抑えに菓子パンをいくつか買ってテーブルに置いておいた。
 さて、仕事は思ったよりも時間がかかり、結局家に着いたのは19時を過ぎていた。帰ると居間はテレビだけがついていて、キヨちゃんは「どくれて」真っ暗なベッドでふて寝していた。
 「ご飯できたら呼ぶけん。」
 「当たり前じゃ!7時回うとる!」
・・・・。いじらしい言葉はどこへ行った??
 と、台所を見るとお昼食べきれなかった残りのチャーハンが片付いていた。一緒に朝作っておいたエビチャーハンを食べたのだが、お腹いっぱいだからと二口ほど残していたのだ。それと、菓子パンが一つ無くなっていた。それだけ虫抑えしたのなら大丈夫だな・・・と、夕飯の準備をした(ま、レンチンだけど)。
 さて、食時の途中、
 「母ちゃん、パン美味しかった?」
と聞くときょとんとする。
 「朝ごはんの?」
というので、
 「ちゃうちゃう、これこれ。」
と残りのパンを見せた。
 すると、初めは、
 「食べたんだろうなあ・・・。覚えてない。」
と言い始め、記憶をたどりながら、
 「ほうじゃほうじゃ。リュウに半分やった。母ちゃんと食べた。」
という。
 「だから、リュウにはやったらいかんでえ。」
と言ったものの、リュウは菓子パンは食べない。大体キヨちゃんがあげた時は、小屋などに放置されている。しかし、その痕跡が無い。
 すると今度は、
 「いや、リュウにはやってないわ。看護師さんに持たせた(1本全部)。」
と言う。多分、看護師さんは貰わないだろうと思っていたが、
 「今日はな、〇〇さんすごくいい人で話も面白くて、キャーキャー笑うた。楽しかった。」
と言い、
 「ほんで、パンあげるって言うたら、『全部は多いわ』って言うけん、縁側に座って二人で半分こした。」
と言う。
 これ、事実であっても嘘であっても心配な話・・・。
 で、看護ステーションの管理者に確認をお願いした。
 「これはクレームではないんです。母が嘘を言ってるのか、作話をしてるのか、辻褄合わせなのか、本当なのか知りたいだけです。」
結果は、勿論楽しい時間を過ごしたまでが事実で、パンは貰っていない・・・。
 あんまり楽しかったから、看護師さんと一緒に食べたかったのかもしれない。
 お昼ご飯でなければ、別にあげてもいいのだ。リュウにやるのは困るけど、キヨちゃんが完食するのは全然オッケーなのだ。嘘をつく必要もない。だとしたら、やはり記憶があいまいで辻褄を合わせている・・・のだろう。
 心配の種は尽きない。

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にゃんこ四字熟語

2022-08-03 20:59:33 | うちのキヨちゃん
 今日も暑い一日だった。昨日、暑い中草取りをしていたキヨちゃんは、流石に堪えて今日は何もしないと言っていたが、やはり心配だった。
 お昼に帰ると珍しくちゃんと冷房を入れることが出来ていた。もしかしたら、訪問看護の日だったので、理学療法士さんが入れてくれたのかもしれない。
 その理学療法士さんに初めての赤ちゃんが生まれたらしく、
 「おばちゃんに真っ先に見せようと思って。」
と写真を見せてくれたらしい。真っ先のはずはないが、有難い話である。
 さて、帰り着いたころ、ちょうど注文していた本が届いていた。新聞広告で観て気になって注文したのだ。


 *にゃんこ四字熟語

     

 これがとても可愛いのだ。キヨちゃんにあげたのだが、途端に夢中になった。

     

     

 四字熟語に合う写真と、意味も丁寧に書いてくれていて、
 「は~!ほ~!」
と感心しながら見ていた。
 しばらくは「守り」が出来た。


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御猫様、思い出は記憶をどんどん美化する

2022-08-01 23:24:51 | うちのキヨちゃん
 亡くなった人の事を思い出す時、美しい思い出だけを思い出したり、どんどん美化されるのはよくあることで、父についてもキヨちゃんはよく記憶を美化している。

 さて、今日はくろべえの思い出話である。

 「くろべえはな、ほんまに賢い猫で、襖や障子を破った事なんか無かった。」
・・・嘘である。襖、障子、カーテン、壁紙、網戸。そりゃあ何度も破られたし、ガードもしたし、破れない障子紙も使った。ただ、ほぼ老衰で逝くほどの高齢猫になってからは、そんな元気が無かっただけだ。

 「くろべえはな、テーブルの上に上がってご飯を盗むようなあさましい事はせなんだ。」
確かにそれはしなかった。ただ、神棚に上がって神棚の水を飲んでいたことはあった。父が信心深いと「絶賛」していた珍事である。

 「くろべえがおった頃は、ネズミやモグラに悩むことなんか無かった。いつもくろべえが捕ってくれとった。」
それはそうだ。よその畑からもモグラを捕ってくることがあったので、出来ればうちの畑を中心にして欲しいなあとは思っていたが、抑止力にはなっていた。
 「ほんで、外にずら~っと捕ってきたモグラやネズミを並べとった。」
・・・・嘘である。一回につき1匹だし、咥えて戻って得意げにすることはあったが・・・。

 「母ちゃん、動物の中で猫が一番好き!」
・・・半分本当。くろべえが来てから、キヨちゃんは猫派になった。しかし、それまでは猫は泥足で上がるし、障子を破るしとどちらかと言えば嫌いな方だった。だから、我が家にはずっと犬しかいなかったのだ。

 うん、でも思い出は美しいに越したことは無い。

*昨日は生のバジルを売っていたので、貰ったトマトと一緒に鶏肉を煮込んでみた。

     

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