キヨちゃんと読書

　うちのくりりんは読書家である。暇があれば図書館で読書を満喫する。私も嫌いではないが、あまり本を読んで来なかったので、時々作家の名前や作品を言われると、会話に困る事がある。
　うちのキヨちゃんは新聞を読む。それは結構しっかり読むのだ。勿論、株式なんて必要ないところは別として、社会面から読者の蘭までそれは丁寧に読み進める。私と言えば、ザ～っとニュースを読んで、慶弔蘭を観て、四コマ漫画観て、テレビ蘭・・・程度である。
　そう言えば市報なんかもきっちり呼んでいる。もしかしたら、くりりんの次に読書家なのはキヨちゃんかもしれないと思うのだが、これが何故か「本」には興味が無い。
　いや、興味が無いだけならまだしも、邪魔に思うのか邪見にする。くりりんはもっぱら図書館利用派だが、私は購入派である。期限を切られるのが苦手なのだ。
　なので、本棚にも結構本がある。勿論、断舎利して古本屋に出したり、友達の子供にあげたりもあったが、良い本は教科書でも残してある。
　さて、読書家のくせに本に興味のないキヨちゃん。今でこそしなくなったが、昔は私の教科書が無いと思って探したら、物の高さ調整の下敷きにされていたりしたものだ。
　新聞や冊子は良いのに本はダメ・・・？いまだに分からないキヨちゃんの真理である。

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母の日②

　今日は全国的に雨だったらしい。
　くりりんは夕方に500人の団体客があるとかで、おそらくメチャ忙しいはずなので、お弁当を食べる暇も無いかと、サンドイッチにした。なのだが・・・、結局大降りして夕方団体客はいるのに、増水して舟が出せず、くりりんは早めに帰ってくる事に。これ、お商売としては結構・・・かなり痛いはず。
　私はと言えば、雨のお陰で骨休め出来た。買い物は昨日出ているし、伸びすぎたタケノコを切ってやろうと思っていたのだが、流石に雨では無理で、雨で流れ着いた枯葉や枝、土砂などを合間にちょっと片づけたので、次の降りで溢れる事態だけは避けられた。
　一通り掃除をした後は、キヨちゃんも今日は何も出来ないので、二人してテレビを観たりまったりしていた。私は午前中に出汁だけ取っておいて、読書を。これも時間と余裕が無いと無理な話。
　実は休みでも、心にかかる仕事上の心配事はつきないので、時折脳裏をかすめては重い気分になった。仕事の量もさることながら、心の負担の方が今私にとっては問題で、どこまで自分が持つか心配している。
　とは言え、考えても仕方ないと思い直しては、なるべく心も体も休める事にした。
　仕事としては痛かっただろうが、雨のお陰でくりりんは早めに戻ってきた。なので、キヨちゃんの母の日のお祝いは、あまり遅くない時間にしてあげられた。
　「母ちゃんは肉は食べない。」
を自慢げに話すキヨちゃんだが、「良い肉」は別である（笑）。
　今回決して高い肉ではないが、柔らかいロースにしたら白米とステーキ、茶碗蒸しをぺろりと平らげた。良きかな良きかな。

　　　　　

　「お母さんいつもありがとう。これからもよろしくね（二人）。」
　「こっちこそありがとう。めんどい母ちゃんじゃけど、頼むな。（キヨちゃん）」

　これからも元気で無理せずいてね。

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母の日①

　先日、ヨリちゃん母さんにスニーカーを贈ったのだが、翌朝には着いていて、最近の郵便の速さにびっくり。お母さんも気に入ってくれたみたいで良かった。
　今日はキヨちゃんにプレゼントを渡した。
　本当は今夜ご馳走にしようと、夜から出汁をとって準備しようと張り切っていたのだが、くりりんが、
　「明日の夜は飲みに行くから迎えお願いね。」
ときた。なので、今夜のお食事は明日に・・・。
　朝、キヨちゃんと出来上がった新茶を受け取りに行き、休憩してからお出掛け。近所のおばさんが入院したと聞いたので、まずはお見舞いに。絶食だったのだが、今日からお食事が出ていると聞いて一安心。
　それから買い物に。プレゼントは内緒で車に乗せ、花だけは、
　「明日は母の日だからご馳走するね。花はバラが良い？カーネーションが良い？」
と聞くと、
　「やっぱりカーネーションが良い。」
と言うので、鉢植えにした。

　　　　　

　そして家についてからプレゼントを渡した。まさか花以外にもあると思わなかったのか、
　「お前ら大丈夫なのか？こんなにお金使って。」
と心配していたが、さっそくお試し。いつも足が痛いと言っていたのでフットマッサージを。

　　　　　

　「気持ちええぞ～。」
と言いつつ、暫くするとウトウトしていた。良かったかな？
　「お前もしてみい。」
と起きてから勧められたので私もお試し。これ、結構気持ち良かった。
　今夜はキヨちゃんと二人の食事だ。ご馳走は明日だな。

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キヨちゃんトラップ

　今夜も帰りが遅かった私。
　家に着くとくりりんから、ヨリちゃん母さんに無事プレゼントが届いたと言うお知らせ。昨日昼休みに郵便局に行ったので、朝着いたと聞いて早いなあ～とびっくり。
　遅くなって電話をかけるタイミングを逃していたら、お母さん側から電話。サイズもちょうど良かったと喜んでもらえた。ヨリちゃん母さんには黒のスニーカーを贈っていた。私はちょっと黒だけでは寂しいので、おしゃれスニーカーをあげたかったのだが、手入れしやすさ、機能性でくりりんと相談してシンプルな物に変えた。
　「かっこいい。」
と言ってくれたので結果オーライかな？
　さて、うちのキヨちゃんには違う物を頼んでいるのだが、それも届いたと店から電話。土曜には買いに行ける。そのキヨちゃんであるが、今夜はオムレツを作ってくれていた。卵好きなくりりんにもピッタリで、野菜をとるのにもバッチリだ。
　美味しくいただいて、皿洗いして、冷蔵庫にケチャップなどを片づけていて気が付いた。
　我が家の冷蔵庫に限らず、冷蔵庫には卵ストックのケースがある。うちの場合、小さいケース２段の上の段が卵ケースになっているのだが、卵のストックが多いので、下のフリースペースには厚紙で出来た卵ケースを細工して、上下２段で３０個くらい卵が入るようにしている。
　その卵ケースに入らない卵は、そのままケースごと高い位置に（つまりすぐ使わないから）入れているのだが、その一番新しい卵が数個無くなって言うではないか。
　内のキヨちゃんの場合、絶対的に赤玉の卵が好きだ。だから白い卵があっても赤玉を使う。なので、殆ど私も赤玉を買う。つまり今は赤玉しか入っていない、にもかかわらず、目の前の卵ケースではなく、わざわざキヨちゃんでは届かないはずの、高い位置から卵を取ったのだ？？？
　キヨちゃんトラップに、実は意味が無いのかもしれない。

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うたた寝、うたた寝。

　ＧＷくりりんは忙しいので、夜はお疲れ気味だった。
　私は私で、月末月初だったのでそれなりにお疲れモード。なので、ついついふたりしてうたた寝する事が多い。そんなわけで、ブログも更新できないまま寝てしまっていた。
　昨日は親戚の法事だった。一周忌である。1年はは本当に早い。昨年はスイカのおばちゃんから立て続けに訃報が続いて、キヨちゃんも泣いたりバタバタして悲しんだりしたが、それなりに時間は癒してくれる。勿論、家族はそうも言ってられないのだろうけど。
　近くで暮らしていた訳でもなく、正直分かっていてもまだ実感が無い。もし、普通に我が家に、
　「こんにちは、元気にしよるか？」
と訪ねてきたら、一瞬普通に接してしまいそうな気さえする。
　自分も歳をとっていくわけだが、分かれて行くのは寂しいなとしみじみ思う。

　今日はキヨちゃんはデイサービス。ＧＷ忙しかったくりりんは久しぶりにお休み。雨も結構降ったので、もしかしたら仕事に出ていても早く終わったかもしれないが、次はしばらく休みが無いようなので、キヨちゃんに気を使わなくていいお休みで良かった。
　さて、キヨちゃんをデイバスに送った後、私は少しだけ仕事に出た。どうしてもＧＷで連絡出来なかった所への連絡だけに出たのだが、何だかんだ30分位はかかった。
　それから戻ってくりりんと大急ぎでお出掛け。これは来週の母の日のプレゼント（二人のお母さんの）を探しに行くためだ。ある程度リサーチはしていたので、ピンポイントで店に立ち寄る。
　ヨリちゃん母さんのは、何とか決まったので購入して戻る。後はお手紙を付けて送るだけ。キヨちゃんのは注文をしてあるが、まだ届いていない。ギリギリ土曜には間に合うらしい。
　それから、私たちの部屋にある保冷庫が、冷えなくなって久しい。冬はなんとかだましだまし使っていたが、流石に電気も無駄だし夏は無理そうなので、小さい冷蔵庫に買い換えた。
　キヨちゃんのお迎えまでに大急ぎで戻って、車でキヨちゃんを待っている間も、私はうたた寝していた。どんだけ眠いんだか・・・。
　さてと、夕飯は何にしようかな？

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中休み

　休みの数は、くりりんよりよっぽどあるのだが、結局残業するものだから、いつも忙しい感じになる。
　私だけが忙しいわけではないのだが、だからと言ってそれが正常な訳ではないと思うわけで。とか何とか言いつつ、何とか月末も乗り切った。もっとも、デスクワークは持ち越しだ。
　連休中、くりりんは勿論忙しい。私は交代で勤務。で、月末月初と残業したので、昨日は早めに帰った。決して仕事が片づいたわけではないし、やることは沢山あるのだが、とりあえず持ち越して、たまには早く帰ってキヨちゃんを喜ばせたかった。
　案の定、
　「早かったな～。」
と嬉しそうだった。3人一緒の食事は休み以外では久しぶりだ。
　そして今日は私も休みだった。キヨちゃんが髪を染めたいと言うのでお出掛けしたが、ＧＷまっただ中、混んでいたらどうしようと思ったのだが、観光地と逆方向だったので、案外道も混んでおらず店も空いていて助かった。
　お休みだったから、夕飯は天ぷらでもしようかと（今のコンロは温度設定するタイプで、揚げ物はガスの温度管理がキヨちゃんには出来ないのだ）思っていたら、
　「もうおかず買うたけん、作らんでええ。」
とキヨちゃん。自分がする訳でもないのだが、出掛けた後の調理はしんどいだろうと思ってくれたらしい。見ると、それこそ揚げものが２種類・・・。
　家に帰って洗濯物を片づけたら急激に睡魔に襲われた。疲れが急に出てしまい、２時間くらい寝てしまった。
　ご飯は炊いたものがあったし、レタスはあったのでおかずはそれで良し。とは言え、どうしても何か作りたかった私は、結局３食丼を作った。あ、おかず要らん奴やん！

　　　　　

　まあ、くりりんは仕事で疲れているし、ビールでがっつり食べてもらいたかった。またキヨちゃんも沢山は食べられないが丼物は好きだ。キヨちゃんは半分くらいにしたのだが、好きなおかずでお腹いっぱいだったみたいで、
　「残りは明日食べる。」
と残していた。
　かく言う私はちょっと食べすぎだ。あらら・・・。

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何をどうしてあげたらいいのだろう

　ただ　傾聴するだけでも
　きっと　心を軽くしてあげられることもあるけど
　それはただ　手をこまねいているだけで
　何の解決にもならない事もある

　どうしたいいの　助けて欲しい
　家族のそんな訴えに
　私の出来る事は　たかが知れていて
　自分の出来る事を　私なりに頑張るけれど
　自分の力の無さに
　落胆する事の方が多い

　そもそも
　私は何でこの仕事をしているのだろう
　大きな志があって　この仕事を選んだわけではない
　偶然出会った仕事だけれど
　この手を必要とする　その人の笑顔に支えられて
　今まで走ってきただけで

　振り返ったら　力になれた事より
　失敗した事や　力になれなかった事の方が多くて
　嬉しかった事より　辛かった事の方が多くて
　ただ
　その嬉しかった事が
　辛かった事の何倍も力をくれたから
　だから　今でも立っているのだけれど

　どうしてあげたらいいんだろう
　どうしてあげるべきなんだろう
　私は
　どうしたらいいんだろう


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