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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

久しぶりにお昼寝しちゃった

2015-10-12 22:48:56 | ひとりごと
 福祉祭りの翌日から連休だった。とは言え、昨日は7時半からお宮の掃除だったので、くりりんのお弁当もさぼって、バタバタと出掛けた。キヨちゃんは、私が掃除している間に山の方の畑に行って草取りしたり、私と合流して木を切ったりしたかったようだが、時間も読めないし、早朝から何が出るか分からない山に入る事は許可しなかった。
 掃除は9時頃には終わったのだが、親戚回りのお婆ちゃんがけがをして入院したと言う話を聞いたので、昼から姉ちゃんと二人でお見舞いに行った。
 出鼻をくじかれたからなのか、すっかり忘れたのか、キヨちゃんは山に行く話をしなかったので、そのままスルーした。出来ればちょっと休みたかったのだ。
 今日は午前中にくりりんを送り出してからリュウの散歩に出た。途中なんだか変なキノコに遭遇。結構でっかいが、何だろう?

      

 そう言えば昨日は柿をくわえた猿に遭遇したので、リュウが落ち着かないといるのじゃないかと心配になった。幸い遭遇はせず。
 戻ってからちょっとだけ買い出しに。戻ってから簡単にお昼を済ませて、キヨちゃんとお墓参りに行った。15日は父の命日だが仕事だし、今日お菓子やコーヒーなんかも持って行った。
 「カラスが観よらんか?」
と二人で周囲を見回したが、どこにもいない。どうせ、盗られてしまうものだが、ちょっとくらいはお供えしたい。
 「父ちゃん、じいやんとばあやんと食べてな。」
 そう言いながら、お供えをして、墓から離れたが、わずか1分ほどでどこらかともなく2羽のカラスが飛んできた。
 「こりゃ!せめてもうちょっと待たんか!」
キヨちゃんの制止も聞かず、綺麗にお菓子は運ばれていった。カラスとは賢い生き物である。
 戻ってから、ちょっとここ最近の疲れが出て、2時間近くうたた寝をしてしまった。昼寝はいいが、寝過ぎると身体が重い。
 ようやく起き出して、のそのそと夕飯にとりかかった。今日は里芋があるので、豚汁にしようとキヨちゃんは決めていた。だから、下準備は私がして、豚汁を味付けしたのはキヨちゃんだ。私は胸肉の買い置きがあったので使う事にしたが、モモと違って硬いので南蛮風にした。ついでにはんぺんもチーズを挟んで。

      

 また、明日から仕事だ。サザエさん症候群じゃないが、最近は休み終わりにはピリピリと額が痛む。行けば何とかなるのだが、なかなかモチベーションが上がらない。
 うん、頑張るっきゃないか・・・。

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遅まきの敬老会と福祉祭りと

2015-10-10 21:34:35 | ひとりごと
 今日は会社の敬老会と福祉祭りだった。たださえ人手が無い時に、職員は通常の仕事の合間に出し物の稽古もしていたのだ。私などは、当日ちょっと手伝っただけでも結構疲れたのに、お年寄りの介護、行事への誘導、バザーの準備から販売、余興・・・と、本当に忙しい思いをしたと思う。
 それでも、こういう「お年寄りのため」の忙しさは、みんな結構すがすがしい顔で仕事している。みんな何だかんだこの仕事が好きなのだし、本当に頑張っているのだから、何とか皆が辞めなくていいように、気持ちにゆとりが持てるように、考えてもらいたい。
 多分それは、うちの会社だけで解決できる事ではないから、祝電をくださる政治家の皆様にも、何か手立てを考えて欲しい。





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悪意の無い方が、悪年よせてるよりもきつい・・・

2015-10-08 21:58:23 | うちのキヨちゃん
 昨日、くりりんとお休みが一緒だったので、朝からキヨちゃんのお手伝いをした。私はご近所に相談をされている事があったので、途中抜けたりもした。くりりんは、崩れかけた場所の補強をするために、杭を打って、この前私が運んできた木をはめこむ作業をしたのだが、そこに使う杭は昔使っていた手すりを利用。そのために鉄の棒は、機械でくりりんが切断した。

     

 昼からは、二人で新居浜まで出掛けた。と言うのも、キヨちゃんが台所のシステムキッチンを新調したいと言い出したからだ。元々シンクは私が学生の頃台所リフォームで入れたので、30年選手である。その間、一度はコンロは入れ替えているが、それでも今のコンロがぼろぼろで、上のつり戸棚は別としても、シンクとコンロと換気扇は換えたいな…という事になったのだ。
 そこで、いつもお願いしている大工さんにパンフレットを貰ったのだが、こういうものは実際に観た方がいいと言う従兄の意見もあって、ショールームを訪ねたのだ。
 実際行ってみると、パンフレットでは分からない事が沢山あり、丁寧な説明やシュミレーション、見積もりまで出してもらえた。何より、色々考える事が楽しくてウキウキした。
 そして、写真も撮ったりして、キヨちゃんにきちんと説明できるように段取りして戻った。夕飯は何か買って帰るから、18時頃には戻るからと伝えていたのに、戻ってみると空腹だったらしいキヨちゃんは、待てずに先に食べ始めていた。
 いつも待たずに食べろと言っても、残業する私を持つのでしんどいのに、こんな時まだ早い時間なのに、待って欲しい時は待たないのだから、勝手である。とりあえず、急いで刺身などを並べて一緒に食事にした。
 食事中、観てきたショールームの話をして、見積もりを伝える。そして、いずれは私が使うのだし、私たちも半額出すと言う話で互いに納得していた。
 その辺りまでは、新しいリフォームの事で二人ともウキウキ気分だったはずだ。ところが、キヨちゃんの不用意な一言で場の空気は悪くなった。
 今までも、家のリフォームなどの時は、従兄に相談していた。と言うのは、従兄は一級建築士で知識もあり、当時は父を亡くした後で、キヨちゃんとしても身内に相談できる人がいなかったのだ。勿論、父側の親戚にも建築に携わっている人はいて、何度もお世話になっているが、キヨちゃんは自分の甥の方が話しやすかったこともあるだろう。
 その従兄に、今回も色々相談していたのだが、突然キヨちゃんはその従兄に幾ばくかのお金を残したいと言い出したのだ。
 いや、実は以前から世話になった従兄に、少しお金を残したいと言う話はキヨちゃんはしていて、私も了解済みだ。勿論キヨちゃんのお金なのだし、従兄が迷惑でなければ、それはそれでいいと思っている。ただ、今回はお金の事ではなく、
 「母ちゃんが死んだ後も、家の事は○○(従兄)に任せたい。」
というような趣旨の事を言いだしたのだ。
 おそらく始まりは、キヨちゃんも私が一人の時から先々を心配して、自分が死んだ後も相談できる人を置いてやりたいと思っての事だったと思う。しかし、今は私もくりりんがおり、相談相手ならまだしも、任せるのは従兄ではなく私やくりりんでなくてはならないと思う。しかも、
 「お前らがちゃらんぽらんにお金を使ってしまったら困るから」
とは酷い言葉ではないか。
 勿論私たちがキヨちゃんの財産をいい加減に使い果たすという意味までは無いだろうが、家の事や墓の事など、当然していくべき事に十分気が回せないで下手なやりくりをするという意味はあるのだ。何とも信用が無い。
 そして、
 「母ちゃんの一番信用している甥に任せたい」
 「すずかくりちゃんが死んだ後の事も心配」
などの言葉が、喧嘩して吐いた暴言ではなく、悪気なく「良かれ」と思って言っている事に、心底傷ついた。流石のくりりんも、
 「それはあまりにすずが可哀想です。」
と珍しく反論した。
 大体、自分の死んだ後の事までならまだしも、私たちの死んだ後の事まで何の心配か。私たちは私たちの将来すら自分で心配出来ないのか。
 「だったら、家だけで無くて母ちゃんの老後も頼めばええわ。」
私も悲しくなってそう言った。
 家屋敷が欲しくて、わずかばかりのキヨちゃんの貯蓄欲しさにここにいるのではない。今までキヨちゃんの老後を見るのも、義務でも義理張りでもなく、私がしたいからすると決めていた。そして、キヨちゃんが命がけで、時に重荷になるほどに母として愛してくれていた事も知っている。だからこそ、養女という事実に気付きもしなかったのだ。
 だから、それだからこそ、余計に今度の事は悲しかった。ショックは思ったほどなく、喧嘩したが、いつもよりは苛立ちもなかった。ただ、その悲しみはちょっとずつちょっとずつ忍び寄ってきて、仕舞にはずしりと胸に堪えた。
 いつだってキヨちゃんの事を最優先にしてきたつもりなのに・・・つらい。

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人がいない、資源が無い、需要があってもサービスが組めない

2015-10-06 20:59:13 | ひとりごと
 介護現場はいつでも人不足と、今までも何度も嘆いてきたが、今は本当に末期的な様相である。
 それは、うちの会社に限った事ではないようで、ケアマネが集まって話をすれば、どこも似たり寄ったりだと分かる。
 募集をかけても人が来ない。条件のいい所や少し便利な街中でもそうなのだから、うちのような山間部は来なくて当然かもしれない。
 人がいないので、利用したい人がいても受け入れ出来ない。人がいないので、シフトが組めない。それでも、困っている人を見過ごしに出来ないで無理もする。余裕が無いから、職員間の空気が悪い。
 リハビリ目的なのに、週1回しか受け入れが出来ないデイがある。施設なのに、お風呂を中止にせざるを得ない時がある。部屋があっても、受け入れたら職員がパンクする。
 どんなサービスを受けたいですか?どこのデイを使いたいですか?どこの施設に入りたいですか?ヘルパーさんは週に何回来て欲しいですか?
 そんな当り前の選択肢を持てない。モニタリングの時に、安易に希望を聞けないのだ。
 「今までヘルパーさん週1回でしたが、十分ですか?」
 「いや、掃除が十分一人で出来ないので後1回来て欲しい。」
そんな会話が成り立たない。希望があったら、そこからまず、どこからねん出するか相談しなくてはならない。
 困った時にサービスが使えない。そう厳しいクレームを頂いた事があるが、本当にそうなのだ。ギリギリのところで踏ん張っている職員たちも、事故が起きたら元も子もないので、出来れば無理はしたくない。それでも、無理しないと倒れる家族もいて、場合によっては無理もする。そして、また人が辞める・・・。
 どんなにきつくても、昔は笑っていられた。きついよ~、しんどいよ~と言いつつも、心には余裕があった。
 なんで・・・こうなっちゃったのかなあ・・・。

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盲導犬と共に旅だった山橋さんへ

2015-10-04 20:05:10 | ひとりごと
 昨日、思いがけない訃報をニュースで知る。徳島でマッサージ師をされていた全盲の方が、盲導犬と共に交通事故で亡くなったというニュースだった。
 私は友人の影響もあって、「徳島盲導犬を育てる会」の賛助会員である。わずかばかりの会費だが、盲導犬を育てるために参加している。
 私は会費を入れるだけだが、他にパピーウオーカーや、引退した盲導犬を引き取るボランティアや、グッズを作るボランティアなど様々な会員さんがいるらしい。
 山橋さんは、盲導犬について知ってもらうために、色々活動をされていたらしい。そんな山橋さんを、この会で知っていたわけではない。実はまだ20代の頃に仕事を通じて知り合っていたのだ。
 とは言え、個人的な付き合いがあった訳ではない。仕事でお邪魔した事がある程度だが、徳島市内にいた頃、街中でお見かけした時に声をかけると、
 「あ、○○さん。」
と声を覚えてくださっていて、会社名で呼んでくださった。
 だから、彼がどういう経緯で全盲になったかも知らなかったので、今度のニュースで19歳の時に事故で失明したと知り、じゃあ、出会った頃はまだ最初の盲導犬の頃だったのだと知った。
 山橋さんは、本当に明るくてユーモアのある方だった。道で出会って立ち話をしていると、大音量でカーステレオをかけながら走る車が横を通り過ぎた。思わず眉をひそめる私の前で、山橋さんは相棒を撫でながら、
 「俺も(記憶が定かでないので僕と言ったか俺と言ったか分かりません)こいつに、カーステレオつけようかな?」
と笑った。そのユーモアがとても印象に残っている。
 全盲となって30年、盲導犬は3代目。どちらも大ベテランである。彼はまだ50歳で、相棒はその日誕生日で、今月11日が引退の日だったと言う。
 あまりにも悲しい。あまりにも残念だ。二度とこんな事故が起きない事を願いたい。そして、山橋さんのような視覚障害者や盲導犬が、安全に暮らせるような、気軽にどこでも行けるような徳島になればいいな。


 ご冥福をお祈りします。

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くろべえの悪さ

2015-10-02 21:44:01 | ひとりごと
 先日の記事でくろべえが鍋からイリコを強奪した話を紹介した。キヨちゃんは普段はくろべえに「甘甘」なのだが、悪さをすると毅然として怒る。
 また、いつもは抱いて寝ていても、抜け毛が酷かったり悪さが過ぎたり、布団の上で吐いたりするとしばらく寝室は出入り禁止となる。
 とは言え、戸をしめ切っていてもくろべえは前足で器用に戸を開けるので意味が無い。だから最近キヨちゃんは、障子につっかえ棒をして寝ている。
 「ほんなんしよったらな、いざ言う時に私らも入れんので。」
とは言ったものの、まあタンス側を開けて棒を外せばいいだけの話である。
 さて、今日くりりんはお休みだったので、キヨちゃんの薬を取りに行っていた。他の薬は当然通院時に処方されるのだが、安定剤は28日以上出せないなどの決まりがあり、それだけ途中で貰いに行く必要があるのだ。
 ところが、せっかくの休みなので、病院のついでにゆっくり自分の用事をしていたくりりんは、すっかり帰りが遅くなってしまった。別に夜になった訳ではないが、キヨちゃんにしてみたら朝から出てるのに連絡もなく、事故でもしてるんじゃないかとドキドキしたらしい。
 悪い事に私の携帯に、
 「心配じゃ。」
とメッセージを入れていたが、私も仕事中で電話できず、またくりりんの所在が分からないうちは返答のしようもなかったので、私は私でくりりんの携帯を鳴らしていた。
 結局、連絡がつくのは家についてからだったが、今回はくりりんが悪いので、くりりんからも心配させた事を謝った。
 さて、話はくろべえに戻そう。
 ゆうべもつっかえ棒をして寝たキヨちゃん。今までは入れないので離れの私たちの部屋に来たり、今で一人で寝ていた。ところが、いつ学習したのか昨夜は反対側の障子を開けて侵入し、枕もとの色々な物を全部落としていたらしい。
 そして、今日は先日の私の失敗を参考に、キヨちゃんは出汁を取った鍋には蓋をしておいたようだ。ところが、今日は鍋のふたを開けて、手を突っ込んでイリコを強奪。こっぴどくキヨちゃんに叱られたくろべえだった。
 それでも、
 「賢いよな~。」
と三人ともが感心しきりで親ばか全開。
 当のくろべえは自分の話が出ると、
 「やばい」
とばかりに表へ出て行った。
     


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悪天候のお陰で?やっぱり松潤は無敵?

2015-10-01 21:11:01 | うちのキヨちゃん
 昨日頭痛で風呂にも入れなかったキヨちゃんだが、朝は幾分おさまっていた。夜は時々チカチカとする痛みがあったようだ。
 「ほんでな、母ちゃん眠れんけん、血圧計の説明書読みょったら、母ちゃん計り方が悪い。姿勢もちゃんとして、血圧計も心臓の高さにせないかん。」
と自慢げに話してきた。
 当然そんなことは購入時に説明しているし、私たちも伝えてはいるが、一人で計る時はどんどんいい加減になっていたようだ。だから、私が水銀計で計った時は正常だったのだ。勿論、血圧が幾分高かったのは本当だろうし、頭痛も本当だから油断は出来ない。
 さて、今日は私たちは仕事だったが、帰ってみるとお風呂も済ませて、うどんと焼き魚を作って待っていた。先に帰ったくりりんによると、今日はお天気も悪いので何もせずに安静にしていたらしく、そのお陰もあってか体調も戻っていた。
 そして当然、VS嵐の日なのだからかぶりつきのキヨちゃん。大声で囃したり笑ったりである。どうやら安静も効いたが、松潤も効いたようだ。
 そうそう、キヨちゃんは専門家の意見しか聞かないが、もうひとつ、自分の信用する物しか信じない。だから、人から聞いて納得いかなくても、こうやって自分で調べて分かった事は納得するのだな。
 と言うか・・・。信用ない・・・私たちである(笑)。

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