すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

田舎は通院するのも大変

2015-10-13 22:09:23 | ひとりごと
 前から、田舎は通院するのも本当に大変な場合があると書いてきた。何しろ、庭まで車が入らない所が多い。と言うより、車椅子ですら入れない場合もある。
 だから救急車で運ばれても、帰りはどうして家まで運んだらいいのか分からない時があった。ある時はタクシーの運転手さんの好意で、そして訪問看護の看護師さんのボランティアで、4人がかりで車椅子を担いで石段を登った。
 ある時は、退院したいのに目が回るような急な勾配の道で、人一人が通れるのがやっとの道しかなく、担架でもないと運べない場所だったので諦めた事例もある。
 今日も担当様の事で色々と相談した。
 担当様は要介護5。普段はかかりつけ医が往診してくれている。救急の事態なら救急車を呼べばいいが、そうではなく専門医に診せたい場合、通院するしかないが、まず庭まで車が入らない。庭から車道までは坂道だ。そして旧日本家屋は上がり框が70センチもの段差があって、土間の先は敷居も高い。
 普通ベッドの生活と思われるだろうが、その方は布団での生活だ。介護者の身体を考えてもベッドがいいと思うのだが、介護者は布団の方が得手がいいらしい。
 以前は県外に暮らす子供さんが戻った時に、おんぶして運んで自分の車に乗せて通院していたが、今はそれも難しい。
 寝台タクシーなど使ったら、距離から考えても片道1万円近くかかるのではないかと思われるから、厳しい。
 介護タクシー数社に相談をしているが、車椅子で通院する事などは問題ないとして、畳から車いすへ乗せるとか、段差の上がり框を移乗するとか、坂道の移動とか、スタッフ2名で対応するとなると、どこも初めての事で検討が必要だ。検討するまでもなく困難と言う回答もある。
 まだ回答は出ていないが、何とかいい方法が見つかると良いのだが・・・。

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コメント (2)
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