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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

くろべえの悪さ

2015-10-02 21:44:01 | ひとりごと
 先日の記事でくろべえが鍋からイリコを強奪した話を紹介した。キヨちゃんは普段はくろべえに「甘甘」なのだが、悪さをすると毅然として怒る。
 また、いつもは抱いて寝ていても、抜け毛が酷かったり悪さが過ぎたり、布団の上で吐いたりするとしばらく寝室は出入り禁止となる。
 とは言え、戸をしめ切っていてもくろべえは前足で器用に戸を開けるので意味が無い。だから最近キヨちゃんは、障子につっかえ棒をして寝ている。
 「ほんなんしよったらな、いざ言う時に私らも入れんので。」
とは言ったものの、まあタンス側を開けて棒を外せばいいだけの話である。
 さて、今日くりりんはお休みだったので、キヨちゃんの薬を取りに行っていた。他の薬は当然通院時に処方されるのだが、安定剤は28日以上出せないなどの決まりがあり、それだけ途中で貰いに行く必要があるのだ。
 ところが、せっかくの休みなので、病院のついでにゆっくり自分の用事をしていたくりりんは、すっかり帰りが遅くなってしまった。別に夜になった訳ではないが、キヨちゃんにしてみたら朝から出てるのに連絡もなく、事故でもしてるんじゃないかとドキドキしたらしい。
 悪い事に私の携帯に、
 「心配じゃ。」
とメッセージを入れていたが、私も仕事中で電話できず、またくりりんの所在が分からないうちは返答のしようもなかったので、私は私でくりりんの携帯を鳴らしていた。
 結局、連絡がつくのは家についてからだったが、今回はくりりんが悪いので、くりりんからも心配させた事を謝った。
 さて、話はくろべえに戻そう。
 ゆうべもつっかえ棒をして寝たキヨちゃん。今までは入れないので離れの私たちの部屋に来たり、今で一人で寝ていた。ところが、いつ学習したのか昨夜は反対側の障子を開けて侵入し、枕もとの色々な物を全部落としていたらしい。
 そして、今日は先日の私の失敗を参考に、キヨちゃんは出汁を取った鍋には蓋をしておいたようだ。ところが、今日は鍋のふたを開けて、手を突っ込んでイリコを強奪。こっぴどくキヨちゃんに叱られたくろべえだった。
 それでも、
 「賢いよな~。」
と三人ともが感心しきりで親ばか全開。
 当のくろべえは自分の話が出ると、
 「やばい」
とばかりに表へ出て行った。
     


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コメント (2)
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