すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

闘いは続く・・・。

2024-07-31 21:41:18 | うちのキヨちゃん
 うちのキヨちゃんは私が子供の頃はタライと洗濯板で洗濯していた。いや、洗濯機が無いわけではなかったのだが、電気代やら、洗濯機ですすぐのが勿体ないと考えていたのだろう。ただ、水だけは山水が豊富にあり、当時は飲み水も煮沸しなくて飲めていた。
 そんなキヨちゃんを見ながら、つくづく娘で良かったなあと思ったものだ。いや、自慢と言う話ではなく、これが長男で嫁を貰う立場だった李、仮に私が嫁だったらと考えたらそれは勘弁して欲しいなあと思っていたのだ。
 さて、ここ最近夜寝苦しいのもあるが夜明けも早いので私も割と早くに目が覚める。そのままあちこちの戸を開けて換気したら、朝一番のいい風が入ってきて気持ちよく二度寝できる。
 朝早く起きて気持ち良く朝の空気を吸うのはキヨちゃんも同じで、二日に一回はニアミスする。
 「おはよう、早いね。」
 「おはよう、朝は気持ちええなあ。」
そんな会話の後、そのまま起きる気配だったので清拭用のタオルを渡して、様子を見に行くと長袖シャツを着ている。
 「寒い?」
気になって聞くと、
 「いや、草取りでもしようかなと。長袖でないとあかんやろ。」
と言うではないか。
 「やめて!今は涼しいけどすぐに暑うなるけん。」
 こういうところもだ。草も何も気になって仕方がないキヨちゃんである。
 「暑いんじゃけん、外に出るなよ。」
と労ってはくれるが、自分で行くそぶりを見せる。これ、嫁だったら一種の強迫である。
 という事で、今朝も脅迫を受けた娘は草取りを頑張ったのである。

     

*おやつは揚げパン(きな粉)。ちょっとパン生地が硬かったかな。

     


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コメント (2)
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