すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

どっと疲れた午前中・・・。

2024-07-27 12:07:00 | うちのキヨちゃん
 「暑いけん、外に出たりするなよ!」
とキヨちゃんは毎日言ってくれるが、それでも草や汚れが気になるはずなので、生返事をしておいていつも少しだけ作業する。
 今朝は下の畑の草取り。猫の額ほどの畑だし、そこの草を取ってその後大きな草を刈るところまで想定して準備したが、結局1時間半かかっても畑全部が出来ず、暑いので諦めた。
 シャワーを浴びて、母屋にエアコンを入れて、キヨちゃんとフリーにしたたまちゃんとまったりしていたが、私が台所に立ってすぐ位に、
 「すず!母ちゃん補聴器飛ばした!」
とキヨちゃんが言った。
 飛ばしたとは?と思ったのだが、暑いのでTシャツを脱ごうとしたら、引っかかってどこかに飛んで行った・・・というのだ。
 それは一大事。たまちゃんは直前にケージに入っていたが、仮にたまちゃんが出ている間の出来事なら、たまちゃんが転がした可能性もあるし、まさかあんなサイズの物を飲み込みはしないだろうが、噛む可能性はあり、たまちゃんにとっても危険だ。
 とにかくキヨちゃんの座っている周辺を二人で探したが見つからない。カーペットまでひっくり返したが見えず、まさか・・・と思いつつ、ケージの中やごみ箱も探した。となりの部屋までたまちゃんが転がした可能性も考えて、台所も床に這いつくばって探したが無い。
 ふと、もしかしたら端から耳に入っていたのではなく、ケースのままじゃないのか?と思った。と言うのも、二つあるはずの替えのケースが見当たらないからだ。
 そこで、そこからはケースに入っている可能性も含めて置いているんじゃないかという場所も探した。ベッドまわり、カバンの中、引き出し・・・・。でも、無い。いや、途中でケースは見つかったのだが、何故か補聴器入れに指輪が入っている不思議。
 「もしかしたら、ゴミに出したかも。」
など恐ろしいことを言うもので、念のためにゴミも全部漁ったが無かった。
 そして1時間以上も捜索していた時、動き回るキヨちゃんからピーピーと言う音がすることに気づく。
 「母ちゃん、全部脱いで。」
 「え?何で?」
 「ええから脱いで。」
と追いはぎよろしくキヨちゃんを裸にすると、キヨちゃんのおっぱいと肌シャツの間にちょこんと張り付いていた。
 無事見つかって良かったんだけど・・・、疲れた。空を見上げる。

     


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コメント (2)
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