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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

退職

2023-01-14 11:04:40 | ひとりごと
 昨日、26年勤めた会社を退職した。
 実はもう半年以上前から相談していて、12月の請求が終わるまで・・・と決めていたのだ。
 以前8年勤めた会社を退職して田舎に戻る時は、父の介護をそろそろ・・・と言うタイミングだった。そして今度はキヨちゃんの為に時間を作ろうと決めていた。
 とは言え、キヨちゃんはまだ父のように介護が必要というほどではないが、不自由なコロナ禍、何とかキヨちゃんの進行性の病気が進む前に、連れていきたい場所がいくつもあるのだ。そして、出来なくなっている事のフォローも徐々に必要になっている。
 人手のないこの職場で、定年でもないのに辞めてしまうのは、勿体ないとも言われ、また辞める側としても申し訳ない気持ちがあったが、そんな私にもお疲れさまと沢山の労いの言葉をいただいた。

     

     

     

     

     

 そして、これはくりりんから。

     

 有難い話だが、時間を手に入れた今、リュウがいないことは本当に悲しい。今日から毎日そばにいてやれるはずだった。
 一時期奇跡的に体調が良くなった時、キヨちゃんを連れていく予定の法事が、8月から4月に前倒しにするかもしれないとの連絡があった。正直悩んだ。状態から、リュウが春まで生きられるかは微妙だったが、小康状態なら前のように親戚に頼んだが、おむつをして介護している状態では、入院させるしかない。
 けれど、それを犬には理解できない。何故、こんなにそばにいて欲しいのに、どこに行ったの?と思うに違いない。そんな風に家族で悩んで相談していた。
 そんな気持ちを知ってか知らずか、リュウは春どころか私の退職も待てなかった。ただ、ちゃんと家族で見送れる日に旅立ち、一人でおむつを替えたこともないくりりんも留守中介護し、キヨちゃんも付ききりでいてくれた。そういう意味では、ギリギリまで頑張ってくれたのだとは思う。
 キヨちゃんが寂しがるので、その日のうちに目につくところからリュウの物は片づけた。回復の兆しが見えて、買いだめしたエサやおやつは親戚などに貰ってもらった。そして、おむつは動物病院へ持っていくつもりだ。
 晴れ晴れと、自分自身にも「ご苦労様でした」と言ってやりたいが、今はまだリュウの事でいっぱいだ。


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コメント (4)
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