すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ブラボー、キヨちゃん。

2023-01-07 14:35:06 | うちのキヨちゃん
 丸一日置いて、リュウは一昨日の夜にちょっと硬いウンチ君が出た。さらに昨日の朝もクンクン鳴くので庭に行くと、普通のウンチ君とちょぴり柔らかいウンチ君が出た。
 ウンチ君が出てリュウも楽になったのか、それからはよく寝ていた。私としても仕事に行く前に出ておいてくれたら、安心して出かけられる。
 最近のリュウは、余程長い時間でない限り、おしっこもおむつに出さず待っている。なので、昼休憩や仕事から戻ると、まずリュウの排泄介助をして、それからキヨちゃんのご飯に取り掛かるのだ。
 さて、昨日昼休憩に戻るとキヨちゃんから報告。
 「大変だった。リュウ、下痢して、どこからどうしたらええか。母ちゃん、自分が歩くのも精一杯じゃし。」
と言う。何と、朝出ていたのに、流石に下痢なら我慢できなかったのだろう。
 急いで見に行くと、敷き詰めたペットシーツの上でウンチ君をしようとはしてくれたらしい。もちろん、おむつをしているので、おむつ内にして、そこから漏れ出した・・・ということだ。
 慣れない作業なのに、キヨちゃんは汚れたシーツは処分しておむつも替えてくれていた。ただ、おむつはどうやってしていいのか分からなかったようで、ガムテープでダイレクトに体に貼り付けていた(笑)。毛を引っ張らないようにそっと外してみたが、お尻もお尻の周辺の毛も綺麗に拭いてくれていた。
 よほど緩かったのか、シーツから漏れたらしい汚れが床にあったので、そこは漂泊剤で消毒。さらに、外に出してリュウの汚れた足とクッションカバーは洗った。
 しかし、キヨちゃん大活躍である。とても大変だったろうと思う。私がしても大変な作業だ。多分リュウも、
 「婆ちゃんに言っても無理だもん。」
と鳴きもせず、静かにシーツに排便しようとしていただろう。見つけたキヨちゃんの途方に暮れる顔が浮かぶ。
 何にしても大変ありがたいキヨちゃんの行動だった。


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コメント (3)
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