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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

五十路になった大根

2015-08-13 23:12:54 | ひとりごと
 とうとう五十路になってしまった。
 先日キヨちゃんに誕生日を忘れられていたが、今朝食卓で何も言わないので一応聞いてみた。
 「今日13日じゃよ。」
 「ほうじゃ、13日じゃ。」
 「何か忘れてない?」
 「盆じゃ。」
 「いや、盆じゃなしに、今日は何の日?」
 「・・・・・?あ!すずの誕生日じゃ、おめでとう。」
・・・。ある意味期待通りだ。一人娘の誕生日、週に2回も間違うか?
 「お祝いあげるけん、服でも買いな。」
 「この前貰うたでえ。」
・・・・。しまった。ここは気付かないふりすれば良かったか(笑)。
 そんなやり取りの後、ひとまず仕事へ。くりりんは忙しいので休みなしにずっと早い時間から出ている。今日は私の誕生日だが、ちょうどお盆休みで同級生が戻っていると言うので、親友ナースが段取りして飲み会をセッティングしていた。
 私は自分の誕生日で、お盆でもあるので、とりあえずキヨちゃんやくりりんとの食事をしたかったし、保留にしていた。くりりんは、
 「お誕生日は前倒しでも、遅れ馳せでも出来るけど、友達はこう言う時しか会えないんだから、行ってくれば。」
と言ってくれていた。ギリギリまで悩んだが、結局途中からでも行く事にした。
 途中キヨちゃんから電話。
 「明日15時からみんなで墓参りに行くって連絡あった。どっちか休めんのか。」
うちの親戚は盆や彼岸は一緒に墓参りをしながら、それぞれの家を訪問する習わしだが、車もちの私たちがいないと、キヨちゃんは歩くわけにもいかず参加出来ない。だから私たちが行くべきなのだが、そこは仕事である。
 「くりりんは客商売だから無理やわ。私も明日は無理。交替おらんし。明後日別でお墓参りするわ。」
 そう言うと、キヨちゃんは機嫌が悪くなる。
 「ほんまに!盆じゃというのに仕事仕事ってどうなんとんぞ!」
・・・って、仕事やから。それに、墓参りしないとは言って無いし。一緒に行くのは無理なだけ。
 仕事を定時で終えて、帰るとキヨちゃんが食事の下ごしらえをしてくれていた。大急ぎでオムレツを作り、くりりんを待った。3人揃ってお念仏をあげてから食事にして、大急ぎで支度して私は出掛けた。
 「せっかくだからゆっくりしてきていいよ。」
とくりりんは言った。そうは言っても本当は1時間くらいで戻るつもりだったが、行ってみると思いのほか懐かしい面々が揃っていた。本当に親友ナースのネットワークは凄い。
 だから言葉に甘えて、遅くまで同窓会を楽しませてもらった。
 帰ってお風呂に入って、明日も二人とも朝早くから仕事だが、ちょっとだけ、今から二人で誕生祝いだ。

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コメント (4)
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