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すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

キヨちゃん退院。

2015-08-05 21:14:11 | うちのキヨちゃん
 今日、キヨちゃんは無事に退院した。
 朝、5時過ぎに目が覚めたので、これは頑張れってことか?と、庭の草取りをした。それから朝食を食べて、キヨちゃんの頼まれごとを済ませてから病院へ向かった。
 昨日くりりんがあらかたの荷物は運んでくれていたので、今日はほとんど荷物は無かった。書類などの手続きをして、キヨちゃんはお世話になったお友達を訪ねたいと言うので、一緒にお礼に訪問した。その方は骨折なのだろうと思うわれる。もうしばらくかかるそうだ。
 何でも、その方のお母様にキヨちゃんが似ているらしい。ご主人まで、
 「お前の母さんにそっくり。」
と言ったと言うから、他人の空似とはいえよほど似ているのだろう。そんな事情もあって、本当に良くしてくれたのだそうだ。
 その後は、病棟の看護師さんやPTさんにお礼を言って病院を出たが、抱きついてくれる看護師さんもいて、キヨちゃんも涙涙のお別れだった。
 「キヨさん、またね!・・・って、またね、はダメよね。受診に来たらまた顔見せてください。」
看護師さんはそう言って笑った。ま、確かに「またね」はダメだろうが、気持ちは有難かった。
 それからキヨちゃんの独演会を聞きながら家路についたが、途中病院から電話。
 「すいません。病室を掃除していたらベッドの下にスリッパが。」
あらら、よく見たつもりでも忘れ物はあるものだ。
 「すいません!」
 「次回受診の時までお預かりしますね。」
 「お手間かけます。」
 そんなやり取りをしていたら、キヨちゃんが、
 「ああ、あのスリッパは捨ててもええ。ボロになっとるし。」
などと言う。そこで久しぶりのバトルとなった。
 「あのなあ!あれは、介護用で私がわざわざ母さんに買うたもんじゃないか!ろくに履いてもないけん、痛んでもなかったよ!」
 お揃いをプレゼントしたヨリちゃん母さんは、
 「勿体ない」
と病院では使わなかったというのに、実の母はこれである。
 「もう絶対プレゼントなんか買ってやらない!」
 その後、買い物をして家に戻った。家に戻ると暑さに3人とも参ってしまい、エアコンをつけてしばらく三人して昼寝した。それからキヨちゃんはぼちぼちと自分の荷物を片づけた。
 夕飯は私が通夜に行く都合で慌ただしく、それでも退院のお祝いなので焼き肉にした。ゆっくりお祝いには出来なかったが、通夜から戻ると久しぶりの我が家でお風呂に入っていた。
 くろべえとリュウはまだ少し戸惑いがあるようで、少しずつ距離を詰めて行く感じだ。
 そして、夜部屋でリハビリをするというキヨちゃんだが、くりりんが観に行くと間違えて暖房を入れていたらしい。やれやれである。すぐ冷房に変えてタイマーも掛けた。
 明日は私もくりりんも仕事である。さて、いつまで大人しくしてくれるかな??

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コメント (2)
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